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5章 異世界奴隷食堂
2話 鯛の茶漬け。
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「皆さん驚かれるんですよー。もう一人の給仕も奴隷なんです」
男は黒猫の少女を思い出した。そういえば赤い首輪を付けていた気がする。
「だから奴隷食堂なのか……」
「そうなんですっ。ちなみにお給料もちゃんといただいているんですよ?」
「へぇ!」
思わず驚きの声を上げた。
奴隷を給仕とすればあらゆる面でメリットがある。たとえば奴隷なのだから休日が必要なく、スタッフのシフトを組むという悩みから解放される。通常であれば永続的に発生する人件費が初期投資だけで済む……などなど。
もちろん食費などは発生するだろうが、普通に人を雇うよりかは安くすむ。
そんなメリットの一つを潰してまでこの店は少女たちに給料を払っているらしい。男にとってそれは不思議な行いだったが、この魅力的な少女たちを見るにおかしいとは思わなかった。
「ハルちゃーん! こっちにお冷やお願い!」
「あ、すぐ参りまーす! ……お茶漬け、もう少しだと思いますので少々お待ち下さいねっ」
少女ーーハルというらしいーーは常連らしき連中に呼ばれ、そちらへと向かう。
その常連たちは見るからに男よりもランクの高そうな冒険者だった。男は比較的珍しく奴隷をあからさまに下に見たりはしないが、普通冒険者とは奴隷を人間とは思っていない。それは学がなく苦しい生活を送っているが、奴隷よりマシという考えから生まれるものなのだが、どうやらこの店にいる人間は全員ハルを一人の人間として扱っているようだ。
(あ、正確には獣人か)
そんな事はどうでもいい。
それよりも男には、ハルが受け入れられるこの優しい世界が好ましく思えた。もちろんそれはこの店の中だけの事なのかも知れないが、店から一歩出ればハルのような少女が物のように扱われている……そう考えると、奴隷制度というものを疑問に思わずにはいられない。
「……お待たせ致しました。日替わり定食です」
物思いに耽っていると、黒猫の少女が料理を持って来た。その瞳はお盆の上のものに釘付けで、男はつい笑ってしまう。
「これは、この熱々の出汁をお好みでかけて食べる料理です。でも出汁よりもお茶の方が私は好きです。オススメです。常連さんのみの裏メニューなのです」
注文の時に「出汁の代わりにお茶で」と言えば出てくるらしい。少女曰くお茶とは緑茶の事を差すらしいが、緑茶はこの街では主流でないため、一度目は出汁が出てくるようだ。
「それではごゆっくりどうぞ」
少女は尻尾を左右に振りながら厨房の奥へ消えて行く。男はつい最後までその姿を追ってしまったが、自分の胃に催促され目の前の料理に意識を向けた。
「……え!?」
漬物とお吸い物。そしてメインであるお茶漬け。
お茶漬けは白い米の上に魚が一枚一枚丁寧に敷かれているのだが……それは全て『生』だった。
今まで魚を生で食べた人間はいるが、殆どは酷い嘔吐・下痢に悩まされ食した事を後悔していた。無論その美味さを指摘して二度三度と魚を生で食べる人間もいるが、その人間が迎える結果を見るに続こうとする人間は少数だろう。
(これは、食えるのか?)
男がもう少し気が強ければ、この店は生の魚を食わせるのか! と厨房に怒鳴り込んでいたかも知れない。だがそんな事が出来るわけもなく、また少女たちを責めるような真似をしたくなかった。
それにこれが食べられないものであれば、男以外の誰かが確実に暴れているだろう。それがないという事はつまり、これが生で食べても問題ないという事の証明であるはずだ。
「……いただきます」
男は急須を傾けて、薄茶色の出汁を米の上に注いだ。熱々な出汁が米と鯛に降り掛かり、もうもうと発生した水蒸気が男の視界を遮った。
魚の下には何か特別な調味料でもかけていたのか、どこか甘く香ばしい香りが立ち上る。
「これは……」
ぐぅ、と腹の音が鳴る。分泌された唾液を嚥下するため、男の喉がごくりと動いた。
木製の匙を手に取り、そっと丼に差し込む。出汁に浸ったと米、そこに鯛の切り身を乗せ、匙という丼で小さなお茶漬けを作り……それを口に運んだ。
「あふっ! あふっ!」
舌に突き刺さり痛みに悶えながら、先ほど注がれたお冷やで流し込む。
「……ん?」
咄嗟に流し込んだため、男は茶漬けを満足に味わう事が出来なかった。
今度はその反省を踏まえ軽く風を送って冷ますと、再び口内へとそれを運ぶ。
「んん!?」
そんな馬鹿な、と男は再度茶漬けを口に入れた。
「…………おお」
感嘆の吐息が漏れる。焼いてぱさついた魚とは違ってそれはぷりぷりとした弾力があり、噛めば噛むほど口の中で甘さが広がって行く。
濃い調味料が出汁で薄められ、しかししっかりとした味に支えられ味蕾を蹂躙し、同時に鼻腔をガツンと刺激する。
出汁を加えてやる事によって味が調整出来るようだが、疲れた身体には濃い味付けがあう。男はやや少ない出汁と一緒に米と鯛を搔き込んで行く。気が付けば丼は空っぽになっていた。
「……え?」
思わず首を傾げた。先ほどまで食べていた茶漬けはどこに行ったのか。まさか黒猫の少女がーーーーなんて事は有り得ない。冷静に考えれば茶漬けの全ては、自分の胃に米一粒残さず収まっている。
ただあまりの美味さに満足に味わう暇もなく、誰かに取られまいと懸命に掻き込んだのだ。
(おかずを取り合う子供じゃないんだから……)
気恥ずかしくなって回りを見るが、カウンター席だという事もあって誰もこちらを注視していなかった。
普通の店にとってテーブルもカウンターも等しく席だ。客を埋めるためのスペースでしかない。だがこの店は何というか、客を大切にしている気がした。カウンターがきちんと一人用の席として成り立っているのだ。独り身の男にとってそれは非常にありがたかった。
(……また来よう)
早速この店の虜となった男はそう決意すると、勘定のために給仕を呼んだ。
「お呼びでしょうか?」
「あ、お勘定を……」
そこまで言って男は固まってしまった。日替わり定食は確か500sと書いてあった。今手持ちは660sあり、十分足りる。
だがそれは本当に500sの場合の話で、男はサービスといい味といい、この日替わり定食が500sとは思えなかったのだ。もしかしたら別途給仕の少女たちにお金を払うのだろうか? と男を考えた。そうすれば店も余計な出費を抑えられる。
しかしそんな男の考えとは裏腹に、ハルは笑顔で料金を告げた。
「日替わり定食、500sですねっ」
「え!? あ、いや、はい」
良い意味で予想裏切る結果に男は混乱しながらもハルに500sを支払う。
「丁度ですね。どうもありがとうございました! またお越し下さいっ」
少女に見送られ、店をあとにする。扉が閉まる際、扉にかけられた『open』と書かれた板がぶつかりカランコロンと軽快な音を立てた。
がやがやとした喧噪が扉越しに聞こえ、真っ暗な外と中ではまるで別の世界のようだった。それに生魚の茶漬けなんて初めて口にする料理で、本当に異なる世界に迷い込んだ自分がそこで食事をした……そんな体験だった。
異世界奴隷食堂。
確かにそこは、男が住んでいる世界とは別の世界であった。
「……また来よう」
具体的には明日。
男はまるで旅立つ若者のように、明日が楽しみで仕方がなかった。こんな気分になるのはいつ以来だろうか。冒険者として初めてダンジョンに行った時だろうか。家族で初めて外食をした時だろうか。
もう忘れてしまったが、一つ言える事がある。それは生きる希望が湧いたという事だ。
(明日の定食は何だろうか……いや、オススメされた緑茶の茶漬けを頼んでみるのもいいな)
男はスキップするような軽い足取りで、自宅へと向かった。
男は黒猫の少女を思い出した。そういえば赤い首輪を付けていた気がする。
「だから奴隷食堂なのか……」
「そうなんですっ。ちなみにお給料もちゃんといただいているんですよ?」
「へぇ!」
思わず驚きの声を上げた。
奴隷を給仕とすればあらゆる面でメリットがある。たとえば奴隷なのだから休日が必要なく、スタッフのシフトを組むという悩みから解放される。通常であれば永続的に発生する人件費が初期投資だけで済む……などなど。
もちろん食費などは発生するだろうが、普通に人を雇うよりかは安くすむ。
そんなメリットの一つを潰してまでこの店は少女たちに給料を払っているらしい。男にとってそれは不思議な行いだったが、この魅力的な少女たちを見るにおかしいとは思わなかった。
「ハルちゃーん! こっちにお冷やお願い!」
「あ、すぐ参りまーす! ……お茶漬け、もう少しだと思いますので少々お待ち下さいねっ」
少女ーーハルというらしいーーは常連らしき連中に呼ばれ、そちらへと向かう。
その常連たちは見るからに男よりもランクの高そうな冒険者だった。男は比較的珍しく奴隷をあからさまに下に見たりはしないが、普通冒険者とは奴隷を人間とは思っていない。それは学がなく苦しい生活を送っているが、奴隷よりマシという考えから生まれるものなのだが、どうやらこの店にいる人間は全員ハルを一人の人間として扱っているようだ。
(あ、正確には獣人か)
そんな事はどうでもいい。
それよりも男には、ハルが受け入れられるこの優しい世界が好ましく思えた。もちろんそれはこの店の中だけの事なのかも知れないが、店から一歩出ればハルのような少女が物のように扱われている……そう考えると、奴隷制度というものを疑問に思わずにはいられない。
「……お待たせ致しました。日替わり定食です」
物思いに耽っていると、黒猫の少女が料理を持って来た。その瞳はお盆の上のものに釘付けで、男はつい笑ってしまう。
「これは、この熱々の出汁をお好みでかけて食べる料理です。でも出汁よりもお茶の方が私は好きです。オススメです。常連さんのみの裏メニューなのです」
注文の時に「出汁の代わりにお茶で」と言えば出てくるらしい。少女曰くお茶とは緑茶の事を差すらしいが、緑茶はこの街では主流でないため、一度目は出汁が出てくるようだ。
「それではごゆっくりどうぞ」
少女は尻尾を左右に振りながら厨房の奥へ消えて行く。男はつい最後までその姿を追ってしまったが、自分の胃に催促され目の前の料理に意識を向けた。
「……え!?」
漬物とお吸い物。そしてメインであるお茶漬け。
お茶漬けは白い米の上に魚が一枚一枚丁寧に敷かれているのだが……それは全て『生』だった。
今まで魚を生で食べた人間はいるが、殆どは酷い嘔吐・下痢に悩まされ食した事を後悔していた。無論その美味さを指摘して二度三度と魚を生で食べる人間もいるが、その人間が迎える結果を見るに続こうとする人間は少数だろう。
(これは、食えるのか?)
男がもう少し気が強ければ、この店は生の魚を食わせるのか! と厨房に怒鳴り込んでいたかも知れない。だがそんな事が出来るわけもなく、また少女たちを責めるような真似をしたくなかった。
それにこれが食べられないものであれば、男以外の誰かが確実に暴れているだろう。それがないという事はつまり、これが生で食べても問題ないという事の証明であるはずだ。
「……いただきます」
男は急須を傾けて、薄茶色の出汁を米の上に注いだ。熱々な出汁が米と鯛に降り掛かり、もうもうと発生した水蒸気が男の視界を遮った。
魚の下には何か特別な調味料でもかけていたのか、どこか甘く香ばしい香りが立ち上る。
「これは……」
ぐぅ、と腹の音が鳴る。分泌された唾液を嚥下するため、男の喉がごくりと動いた。
木製の匙を手に取り、そっと丼に差し込む。出汁に浸ったと米、そこに鯛の切り身を乗せ、匙という丼で小さなお茶漬けを作り……それを口に運んだ。
「あふっ! あふっ!」
舌に突き刺さり痛みに悶えながら、先ほど注がれたお冷やで流し込む。
「……ん?」
咄嗟に流し込んだため、男は茶漬けを満足に味わう事が出来なかった。
今度はその反省を踏まえ軽く風を送って冷ますと、再び口内へとそれを運ぶ。
「んん!?」
そんな馬鹿な、と男は再度茶漬けを口に入れた。
「…………おお」
感嘆の吐息が漏れる。焼いてぱさついた魚とは違ってそれはぷりぷりとした弾力があり、噛めば噛むほど口の中で甘さが広がって行く。
濃い調味料が出汁で薄められ、しかししっかりとした味に支えられ味蕾を蹂躙し、同時に鼻腔をガツンと刺激する。
出汁を加えてやる事によって味が調整出来るようだが、疲れた身体には濃い味付けがあう。男はやや少ない出汁と一緒に米と鯛を搔き込んで行く。気が付けば丼は空っぽになっていた。
「……え?」
思わず首を傾げた。先ほどまで食べていた茶漬けはどこに行ったのか。まさか黒猫の少女がーーーーなんて事は有り得ない。冷静に考えれば茶漬けの全ては、自分の胃に米一粒残さず収まっている。
ただあまりの美味さに満足に味わう暇もなく、誰かに取られまいと懸命に掻き込んだのだ。
(おかずを取り合う子供じゃないんだから……)
気恥ずかしくなって回りを見るが、カウンター席だという事もあって誰もこちらを注視していなかった。
普通の店にとってテーブルもカウンターも等しく席だ。客を埋めるためのスペースでしかない。だがこの店は何というか、客を大切にしている気がした。カウンターがきちんと一人用の席として成り立っているのだ。独り身の男にとってそれは非常にありがたかった。
(……また来よう)
早速この店の虜となった男はそう決意すると、勘定のために給仕を呼んだ。
「お呼びでしょうか?」
「あ、お勘定を……」
そこまで言って男は固まってしまった。日替わり定食は確か500sと書いてあった。今手持ちは660sあり、十分足りる。
だがそれは本当に500sの場合の話で、男はサービスといい味といい、この日替わり定食が500sとは思えなかったのだ。もしかしたら別途給仕の少女たちにお金を払うのだろうか? と男を考えた。そうすれば店も余計な出費を抑えられる。
しかしそんな男の考えとは裏腹に、ハルは笑顔で料金を告げた。
「日替わり定食、500sですねっ」
「え!? あ、いや、はい」
良い意味で予想裏切る結果に男は混乱しながらもハルに500sを支払う。
「丁度ですね。どうもありがとうございました! またお越し下さいっ」
少女に見送られ、店をあとにする。扉が閉まる際、扉にかけられた『open』と書かれた板がぶつかりカランコロンと軽快な音を立てた。
がやがやとした喧噪が扉越しに聞こえ、真っ暗な外と中ではまるで別の世界のようだった。それに生魚の茶漬けなんて初めて口にする料理で、本当に異なる世界に迷い込んだ自分がそこで食事をした……そんな体験だった。
異世界奴隷食堂。
確かにそこは、男が住んでいる世界とは別の世界であった。
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具体的には明日。
男はまるで旅立つ若者のように、明日が楽しみで仕方がなかった。こんな気分になるのはいつ以来だろうか。冒険者として初めてダンジョンに行った時だろうか。家族で初めて外食をした時だろうか。
もう忘れてしまったが、一つ言える事がある。それは生きる希望が湧いたという事だ。
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