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第10話 さらに不自然
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さらに不自然な事は続く。給食の時間が終わり、いよいよ昼休みがやってくる。今日の昼休みは、冬葉にとって特別であった。なぜなら、飼育委員としてうさぎ小屋のうさぎ達に餌をあげなければならないからだ。
基本的に、委員会のメンバーは各クラス2名。冬葉のクラスの飼育委員はもちろん冬葉と有であった。
委員会決めの時、有に無理矢理、動物がめちゃくちゃ好きです。と言わせ、冬葉はさらに有を超える動物好きであるとクラスにアピール。満場一致で冬葉と有に決まった飼育委員である。
そんな飼育委員は、このうさぎへの餌やりという名目で昼休みに合法的に2人っきりになる事ができる。
いつもなら、冬葉はまず有を先にうさぎ小屋の中にぶち込む。そしてドアをロック。中からは開けられないようにする。
「開けてよ!冬葉ちゃん!」
そんな風に中から助けを求める有をニヤニヤしながら見つめる冬葉。ここで、冬葉はうさぎにあげるための野菜クズを取り出す。
「有。開けてあげてもいいけど、助かりたいなら対価が必要よね?」
金網を掴み必死にこちらを見つめる有に、冬葉はニコニコしながら問いかける。有は、対価?と呟き、不安そうに冬葉を見る。そして、冬葉は野菜クズをうさぎ小屋の中の有に差し出す。
「食べなさい。」
冬葉の言葉に有は青ざめるが、これを食べないと冬葉はいつまでもうさぎ小屋から出してはくれないだろう。仕方なく有は冬葉に差し出された野菜クズを齧る。
「飲み込んじゃダメだからね。」
冬葉の言葉を聞きながら、まずそうに野菜クズを咀嚼する有。そんな有を見て、征服欲を満たした冬葉は有をうさぎ小屋から出してあげる。まずそうな顔をしながら出てくる有に冬葉は、ぺってしなさい。ぺって。と言い、有は野菜クズを吐き出す。
これで口をゆすぎなさい。と冬葉は有に水筒を渡す。冬葉の水筒で有が口をゆすいでいる間に、冬葉はじっと有が吐き出した野菜クズを見つめる。
うさぎ小屋のうさぎ達に有が吐き出した野菜クズを食べられないよう靴の裏で丁寧に地面に擦り付けると、冬葉は、いつかあの野菜クズをバクバク食べてやるんだから。と1人固く決意をする。
これが、いつもの飼育委員会だったはずだ。それが、今日はどうだろう。有を先に入れて閉じ込めるところまではいつも通りだった。しかし、閉じ込めた後も有は平然とうさぎに餌をあげ続けている。
そして、有が餌をあげ終わると、なぜかうさぎ小屋が宙に浮いたのだ。そのまま、満足そうな顔でうさぎ小屋から出てくる有。驚きのあまり唖然とした表情で有を見つめる冬葉。有は、ニコニコしながら、また首を横に揺らしている。
「その首を横に揺らすやつやめなさい!」
冬葉は悔し紛れに有に注意をするが、有はまたしても不思議そうな顔で、首を横に揺らしながら冬葉を見つめるのであった。
冬葉は、ざっと今日起こった不自然な出来事について考えてみたが、全く成果を得ることができなかった。
まぁ、こんなに悩んでも分からないんだったらしょうがないわよね。と下校しようとする冬葉。すると下駄箱までの道すがら、冬葉は夕を発見する。とっさに、物陰に身を隠す冬葉。
有は、どうやら図書室に入っていくようだった。有が図書室に通い詰めている事は冬葉もよく知っていた。
「もしかして、図書室に何かあるのかしら...?」
そう考えた冬葉は、有が図書室から出ていくのを見計らい、図書室へと入っていく。
基本的に、委員会のメンバーは各クラス2名。冬葉のクラスの飼育委員はもちろん冬葉と有であった。
委員会決めの時、有に無理矢理、動物がめちゃくちゃ好きです。と言わせ、冬葉はさらに有を超える動物好きであるとクラスにアピール。満場一致で冬葉と有に決まった飼育委員である。
そんな飼育委員は、このうさぎへの餌やりという名目で昼休みに合法的に2人っきりになる事ができる。
いつもなら、冬葉はまず有を先にうさぎ小屋の中にぶち込む。そしてドアをロック。中からは開けられないようにする。
「開けてよ!冬葉ちゃん!」
そんな風に中から助けを求める有をニヤニヤしながら見つめる冬葉。ここで、冬葉はうさぎにあげるための野菜クズを取り出す。
「有。開けてあげてもいいけど、助かりたいなら対価が必要よね?」
金網を掴み必死にこちらを見つめる有に、冬葉はニコニコしながら問いかける。有は、対価?と呟き、不安そうに冬葉を見る。そして、冬葉は野菜クズをうさぎ小屋の中の有に差し出す。
「食べなさい。」
冬葉の言葉に有は青ざめるが、これを食べないと冬葉はいつまでもうさぎ小屋から出してはくれないだろう。仕方なく有は冬葉に差し出された野菜クズを齧る。
「飲み込んじゃダメだからね。」
冬葉の言葉を聞きながら、まずそうに野菜クズを咀嚼する有。そんな有を見て、征服欲を満たした冬葉は有をうさぎ小屋から出してあげる。まずそうな顔をしながら出てくる有に冬葉は、ぺってしなさい。ぺって。と言い、有は野菜クズを吐き出す。
これで口をゆすぎなさい。と冬葉は有に水筒を渡す。冬葉の水筒で有が口をゆすいでいる間に、冬葉はじっと有が吐き出した野菜クズを見つめる。
うさぎ小屋のうさぎ達に有が吐き出した野菜クズを食べられないよう靴の裏で丁寧に地面に擦り付けると、冬葉は、いつかあの野菜クズをバクバク食べてやるんだから。と1人固く決意をする。
これが、いつもの飼育委員会だったはずだ。それが、今日はどうだろう。有を先に入れて閉じ込めるところまではいつも通りだった。しかし、閉じ込めた後も有は平然とうさぎに餌をあげ続けている。
そして、有が餌をあげ終わると、なぜかうさぎ小屋が宙に浮いたのだ。そのまま、満足そうな顔でうさぎ小屋から出てくる有。驚きのあまり唖然とした表情で有を見つめる冬葉。有は、ニコニコしながら、また首を横に揺らしている。
「その首を横に揺らすやつやめなさい!」
冬葉は悔し紛れに有に注意をするが、有はまたしても不思議そうな顔で、首を横に揺らしながら冬葉を見つめるのであった。
冬葉は、ざっと今日起こった不自然な出来事について考えてみたが、全く成果を得ることができなかった。
まぁ、こんなに悩んでも分からないんだったらしょうがないわよね。と下校しようとする冬葉。すると下駄箱までの道すがら、冬葉は夕を発見する。とっさに、物陰に身を隠す冬葉。
有は、どうやら図書室に入っていくようだった。有が図書室に通い詰めている事は冬葉もよく知っていた。
「もしかして、図書室に何かあるのかしら...?」
そう考えた冬葉は、有が図書室から出ていくのを見計らい、図書室へと入っていく。
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