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第5話 3人の魔法少女
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窓の外に眩い光が見える。
その光は、ボス達のいる部屋に一直線に飛び込んできた。
砕け散る窓ガラス。
モクモクと立ち込める煙の中、そいつらは姿を表した。
「貴方たちの悪事もそこまでよ!」
ここで軽快なBGMが流れる。
「悪を撃ち抜く魔法少女!マジカル・エイム!」
赤い魔法少女が、高らかに宣言する。
「ちらりと見えるは正義の弾丸!マジカル・ピーク!」
緑の魔法少女も、高らかに宣言する。
「正義を覗く時、悪もまた正義に覗かれている!マジカル・サイト!」
青の魔法少女も、もちろん高らかに宣言した。
なんとボスの部屋に飛び込んできたのは3人の魔法少女であった。
近年現れ出した魔法少女。
その実態は謎に包まれている。
どんな警察にも、どんな技術にも尻尾をつかませなかったボスも魔法には敵わなかった。
彼女達はボスの悪事をどこからともなく嗅ぎつけ、こうしてやってくるのだ。
この状況になると、ボスは窮地に立たされてしまう。
ボスはこう考える。
悪の組織のトップがドMである事が敵にバレてしまって良い訳がない、と。
ボスはすっと立ち上がり、付けていた首輪を外して地面に叩きつけた。
部下の目から感情が消えた。
「あれぇ?ボス?これはどう言う事ですか?」
こうなってしまったら、ボスは絶対に部下の方を振り返る事ができない。
背中が灼けるように熱い。それほどまでに、部下の視線はボスに向いていた。
このままでは、カオスの中で全員死んでしまう。
そんな状況下でも、ボスは知略を巡らせていた。
そして、ボスはこの場を乗り越える方法を既に思いついていた。
「さぁ!そこの貴様!いっつもいっつも悪事ばかり働いて!今日こそ成敗してやるんだから!」
赤の魔法少女がボスに吠える。
ボスは大声で、こう返した。
「あぁー、今日も可愛いな!マジカル・エイム!お前とは最近何度も対面してきたけど、本当に魅力的だとずっと思っていたよ!一度しか言わないからよく聞けよ!俺は、お前の事が」
「好きだ!」
えっ...///と赤の魔法少女が持っていた魔法の銃を落とす。
他の2人も驚いた顔で口元を押さえている。
魔法少女といえども、年端のいかぬ少女達だ。
突然の告白に皆驚いている。
しかし、驚く時間など彼女達には与えられていなかった。
黒い閃光が赤の魔法少女を襲う。
気付けば赤の魔法少女は床に伏していた。
彼女は驚いた。自身の口の中に、拳銃が突っ込まれている。
どうしてお前が...。という声が聞こえる。
目の前には、黒い獣がいた。
赤い魔法少女は泣きながら気絶してしまった。
青と緑の魔法少女は、自身の武器で部下に必死で攻撃する。
それらを全て完璧に捌き、ギョロリと目を攻撃してきた者達へ向ける。
全員、殺してやる...。部下はそういうと少しだけ笑い、猛スピードで青と緑の魔法少女に突っ込んでいった。
戦闘が始まった。
戦闘が行われている隙に、ボスは人質の少女に声をかけた。
「今のうちに逃がすよ。」
人質の少女はナンバープレートを解き終え、満足そうであった。
「住所教えてよ。私も年賀状とか送るから。」
最終的に少女が笑顔になってくれてよかった。あとは部下へのリカバリーもしないとな。とボスは思った。
住所を教え、部屋から外に連なる隠し通路の入り口を開けた。
「さぁ、ここから出て外にたどり着いたら、この紙を開いてくれ。中に必要な情報が全て書かれている。もう2度とこんな所に来るんじゃ無いぞ。」
ボスはお別れの挨拶をした。
少女も笑顔で頷く。
「ボスも元気で頑張ってね。」
少女はそう言うと、闇に消えていった。
人質との別れはいつも少しだけ寂しい。
しかし、悠長にそんな事を言ってはいられない。まずは目の前の部下と魔法少女を止めなくては。
彼のボスとしてのキャリアはまだまだ続いていく。
その光は、ボス達のいる部屋に一直線に飛び込んできた。
砕け散る窓ガラス。
モクモクと立ち込める煙の中、そいつらは姿を表した。
「貴方たちの悪事もそこまでよ!」
ここで軽快なBGMが流れる。
「悪を撃ち抜く魔法少女!マジカル・エイム!」
赤い魔法少女が、高らかに宣言する。
「ちらりと見えるは正義の弾丸!マジカル・ピーク!」
緑の魔法少女も、高らかに宣言する。
「正義を覗く時、悪もまた正義に覗かれている!マジカル・サイト!」
青の魔法少女も、もちろん高らかに宣言した。
なんとボスの部屋に飛び込んできたのは3人の魔法少女であった。
近年現れ出した魔法少女。
その実態は謎に包まれている。
どんな警察にも、どんな技術にも尻尾をつかませなかったボスも魔法には敵わなかった。
彼女達はボスの悪事をどこからともなく嗅ぎつけ、こうしてやってくるのだ。
この状況になると、ボスは窮地に立たされてしまう。
ボスはこう考える。
悪の組織のトップがドMである事が敵にバレてしまって良い訳がない、と。
ボスはすっと立ち上がり、付けていた首輪を外して地面に叩きつけた。
部下の目から感情が消えた。
「あれぇ?ボス?これはどう言う事ですか?」
こうなってしまったら、ボスは絶対に部下の方を振り返る事ができない。
背中が灼けるように熱い。それほどまでに、部下の視線はボスに向いていた。
このままでは、カオスの中で全員死んでしまう。
そんな状況下でも、ボスは知略を巡らせていた。
そして、ボスはこの場を乗り越える方法を既に思いついていた。
「さぁ!そこの貴様!いっつもいっつも悪事ばかり働いて!今日こそ成敗してやるんだから!」
赤の魔法少女がボスに吠える。
ボスは大声で、こう返した。
「あぁー、今日も可愛いな!マジカル・エイム!お前とは最近何度も対面してきたけど、本当に魅力的だとずっと思っていたよ!一度しか言わないからよく聞けよ!俺は、お前の事が」
「好きだ!」
えっ...///と赤の魔法少女が持っていた魔法の銃を落とす。
他の2人も驚いた顔で口元を押さえている。
魔法少女といえども、年端のいかぬ少女達だ。
突然の告白に皆驚いている。
しかし、驚く時間など彼女達には与えられていなかった。
黒い閃光が赤の魔法少女を襲う。
気付けば赤の魔法少女は床に伏していた。
彼女は驚いた。自身の口の中に、拳銃が突っ込まれている。
どうしてお前が...。という声が聞こえる。
目の前には、黒い獣がいた。
赤い魔法少女は泣きながら気絶してしまった。
青と緑の魔法少女は、自身の武器で部下に必死で攻撃する。
それらを全て完璧に捌き、ギョロリと目を攻撃してきた者達へ向ける。
全員、殺してやる...。部下はそういうと少しだけ笑い、猛スピードで青と緑の魔法少女に突っ込んでいった。
戦闘が始まった。
戦闘が行われている隙に、ボスは人質の少女に声をかけた。
「今のうちに逃がすよ。」
人質の少女はナンバープレートを解き終え、満足そうであった。
「住所教えてよ。私も年賀状とか送るから。」
最終的に少女が笑顔になってくれてよかった。あとは部下へのリカバリーもしないとな。とボスは思った。
住所を教え、部屋から外に連なる隠し通路の入り口を開けた。
「さぁ、ここから出て外にたどり着いたら、この紙を開いてくれ。中に必要な情報が全て書かれている。もう2度とこんな所に来るんじゃ無いぞ。」
ボスはお別れの挨拶をした。
少女も笑顔で頷く。
「ボスも元気で頑張ってね。」
少女はそう言うと、闇に消えていった。
人質との別れはいつも少しだけ寂しい。
しかし、悠長にそんな事を言ってはいられない。まずは目の前の部下と魔法少女を止めなくては。
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