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1章
3話 案内 前半
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首をキョロキョロと動かし、当たりを見渡す少女に、俺は見惚れていた。奈々も可愛いと思ったが、目の前の少女も同じぐらい可愛かった。
細長く綺麗な指は、ピアノを弾いていてもおかしくない程、美しい。肌も白く、指先の爪は赤いマニキュアをしているかのように綺麗だ。
瞳も赤く、白い髪の毛と相性が良く、凄く目立つ。目立つと言えば胸元だ。コアの名残なのか、中心に丸い痣がある。胸の膨らみで、少し円形が歪んでいる。
「マリなのか?」
「はい、マスター。どうやら、名前を付けて貰った事で、自立したコアになりました」
頭を下げる。俺は、視線を逸らすと、奈々からジト目を向けられる。
「大和君、顔がにやけてる」
「し、仕方がないだろ」
「もう、しょうがないね」
奈々は空間に手を入れると、Tシャツを取り出した。俺が初めて奈々に着せた奴だ。それをマリに手渡す。マリは受け取ると身に着けたが、奈々より身長が低いので、サイズが大きい。
「奈々、他に服はないのか?」
「私、普段は裸だから服なんてないよ」
「そうか…」
恥ずかしがる様子も無く佇むマリに、俺は話しかける。
「マリは、ダンジョンコアの擬人化でいいのか?」
「擬人化と言うより、分体の方が正しいと思いますマスター」
振り返り見上げるので、俺も釣られて壁面を見る。ダンジョンコアが淡く光っていた。
「本体は、あそこで、私は分体。マスターの傍にいられるように、コアから切り離された存在です」
「凄い…コアの分体なんて、初めて見た」
驚いている奈々に俺は尋ねる。
「珍しいのか?」
「珍しくないよ。こんなの初めてだよ。凄いね大和君」
俺は困惑しながら、メニュー画面を表示させた。ダンジョンのメニュー画面に俺はある項目に気が付く。
「配下登録?」
この項目には、名付けた配下がリストに記される。その中に、奈々の名前があり、マリの名前もあった。
いやいや、ダンジョンコアを配下にするか…。
困惑していると、その謎を奈々が教えてくれた。
「流石、大和君だね。グランドダンジョンマスターってすごいね」
「……ダンジョンマスターじゃないのか?」
「え? そうだよ。鑑定で見る限り、大和君は凄いスキルのオンパレードだよ」
思わず自分の両手を見つめる。生憎鑑定のスキルは持ち合わせていない。でも、ステータスと念じれば見る事が出来ると予想する。実際に念じれば、見る事が出来た。
【氏名】早乙女大和(さおとめ・やまと)
【種族】グランドダンジョンマスター
異世界に召喚され、前マスターの後を引き継いだことにより、グランドダンジョンマスターとなった存在。前マスターのユニークスキルを引き継ぎ、常識外の魔力を保有する事となる。異世界人として、イレギュラーの存在になり、この世界の理の枠を超えてしまった。
【レベル】1
【ユニークスキル】
ダンジョンクリエイト レベル1
自分を起点とした半径10メートルの範囲内にダンジョンを設置できる。設置するダンジョンの数と規模はレベルに依存する。設置したダンジョン間での移動が自在にできる。ダンジョンの構造物を任意で作成が出来る。作成したダンジョンは、コアを持たないサブダンジョンとなる。作成時は魔力を消費する。
ダンジョンメニュー レベル1 (無料回数1)
メインダンジョンで行えるサービス。転移魔方陣、DPショップ、DPガチャ配下管理等、様々な事が行える。レベルが上がると、ショップの品が増え、ガチャもレアな景品が増える。レベルが上がると1回だけ無料でガチャが引ける。ダンジョンの収納庫が使用できる。念じれば出し入れが可能。無限に収納可能で、収納中は時間が停止する。生きた生物は入れられない。
DP回収 レベル1
倒した対象のレベルをDPに変換する。相手のレベル×10の割合で増える。レベルが上昇すると割合が増える。配下が倒した場合もDPを取得する。
命名登録 レベル1
グランドダンジョンマスターとして、新たに取得したユニークスキル。命名する事で、配下としてダンジョンに登録される。どんな存在でも、配下にする事が可能だが、相手に好意を抱かれないと不発になる。配下とは念話が可能。配下にもユニークスキルが付かされる。
【スキル】
言語理解 体術
【称号】
異世界人 イレギュラー グランドダンジョンマスター マリの主人 奈々の主人
言語理解は、よくある、異世界の言葉や文字を理解するスキルだ。体術は身に覚えがあまりないが、学生時代、格闘術のまねごとをしていた。道場に通うようなことはせず、自己流で適当に体を動かしていた事が、スキルとして登録されていた。
「凄いステータスだな」
「そうだね。前のマスターより凄いよ」
「はい、マスターのステータスは、以前のマスターを凌駕する程、強いです」
2人の尊敬の眼差しを受けながら、俺はダンジョンメニューを開き、DPショップにアクセスする。様々な項目がある中で、マリ用の衣装を選ぶ。白い肌のマリには、同色の半袖ワンピースと、下着を選び購入する。
幸い、手持ちのDPは1000程ある。衣服と下着、後、靴を購入すると残りは700DPになる。目の前に、箱が出てくると、それをマリに差し出す。
「サイズも自動調整するらしいから、着てほしい」
「わかりました。ありがとうございます」
お礼を言うと、目の前でTシャツを脱ぐ。俺は慌てて背を向くと、隣にニヤニヤ顔の奈々が並ぶ。
「大和君のエッチ」
「エッチで悪いか?」
開き直る様に話すと、
「ふふふふ…全然、私たち、コアとモンスターだから、羞恥心は感じないの」
気にしなくていいと話すが、俺が気にする。
「着替えました」
振り返ると、白い半袖のワンピースを着たマリが佇む。凄く綺麗で、白一色に輝いていて見とれてしまうと、奈々に突かれる。
「もう、マリちゃんばかりずるい」
「ごめん、奈々も可愛いよ」
「そう? なら腕を組んで」
「では、私も」
左右に奈々とマリが並び、俺の腕を掴む。
「マスター、この管理区画を案内します。いいですか?」
「ああ、頼む」
腕を組まれ歩きにくいが、俺は奈々とマリを連れて管理区画の中を歩いていく。
玉座から向かって正面に大きな扉がある。その扉はマリ曰く、ダンジョンが繋がった時の侵入口になる。今は、管理区画は別の空間にある為、扉は閉まっている。
この扉を開くには、ダンジョンを作らなくてはいけないが、別にダンジョンを作らなくてもいいらしい。グランドダンジョンマスターとなったけど、必ずダンジョンを作り、運営しなくてはいけないとは限らない。
どちらかと言うと、攻略をしたいからな。
自分でダンジョンを作るより、攻略がしたいのが本音だ。しかし、それは難しいとマリに言われた。
「世界のダンジョンの半分が私のサブダンジョンでした。前マスターの死により、ダンジョンは解体され、名の知れたダンジョンは殆どありません」
少し残念な気もするが、全てのダンジョンがなくなったわけではないので、いずれ、攻略を目指したい。
「あれ、ダンジョンマスターって、外に出られたか?」
ラノベでは、ダンジョンマスターはダンジョンから出られないという設定だ。
「マスターは異世界からの召喚されたダンジョンマスターです。イレギュラーな存在の為、この世界の理の枠を超えています。ですので、ダンジョンから出る事が可能です」
それを聞き安心する。俺は、案内されるまま、左右の部屋へと入る。左右に3つずつ向かい合うように並んでいる部屋は、生活スペースと備え付けの設備らしい。
向かって右側、大きな扉に近い部屋から覗くと、中央に巨大なベッドが置かれていた。更にその部屋には2つの扉があり、トイレと、脱衣場だった。脱衣場の隣は浴室で、3人が入れる程の大きさの浴槽があった。
寝室の隣は、洗濯場で、洗濯機や乾燥機が並び、何と、日差しが照りつくテラスになっていた。庭が広がり洗濯を干す竿が並んでいた。
「あの太陽は本物じゃないよな?」
「はい、ダンジョンの生み出した人工太陽です。ここのテラスで、お茶など、良く前マスターが飲んでいました」
マリの言葉を聞き、奈々の顔が悲しくなる。
『マリ、前マスターの遺体はどうした?』
念話でダンジョンに吸収されたのかと聞くと、
『マスターの指示を受けようと思い保管しています』
保管していると答えた。ダンジョンメニューを開き所有物の項目を見ると、
「あった」
前マスターのご遺体と言う項目があった。この中に入れていると、腐敗は無いらしい。生き返らせる事も出来ると思い、俺はそのまま置いておくことにした。奈々には内緒だ。
テラスへの扉の隣は、無限に広がる草原だった。何の為にと思っていると、
「ここは、練習の場所です。魔法や模擬戦を行う場として、用意しました」
「懐かしいな~よくここで、管理下のモンスターと稽古をしたよ」
奈々はダンジョン内に住むモンスターを管理する役職に就いており、特訓や稽古の相手をしていたと話す。そんな奈々の事が気になりステータスを訪ねた。
「奈々のステータスは見せて貰えるか?」
「うん? 配下なら、リストから確認できるよ」
言われて初めて、奈々のステータスを確認する。その強さに、俺は言葉を失うほど驚いてしまった。
細長く綺麗な指は、ピアノを弾いていてもおかしくない程、美しい。肌も白く、指先の爪は赤いマニキュアをしているかのように綺麗だ。
瞳も赤く、白い髪の毛と相性が良く、凄く目立つ。目立つと言えば胸元だ。コアの名残なのか、中心に丸い痣がある。胸の膨らみで、少し円形が歪んでいる。
「マリなのか?」
「はい、マスター。どうやら、名前を付けて貰った事で、自立したコアになりました」
頭を下げる。俺は、視線を逸らすと、奈々からジト目を向けられる。
「大和君、顔がにやけてる」
「し、仕方がないだろ」
「もう、しょうがないね」
奈々は空間に手を入れると、Tシャツを取り出した。俺が初めて奈々に着せた奴だ。それをマリに手渡す。マリは受け取ると身に着けたが、奈々より身長が低いので、サイズが大きい。
「奈々、他に服はないのか?」
「私、普段は裸だから服なんてないよ」
「そうか…」
恥ずかしがる様子も無く佇むマリに、俺は話しかける。
「マリは、ダンジョンコアの擬人化でいいのか?」
「擬人化と言うより、分体の方が正しいと思いますマスター」
振り返り見上げるので、俺も釣られて壁面を見る。ダンジョンコアが淡く光っていた。
「本体は、あそこで、私は分体。マスターの傍にいられるように、コアから切り離された存在です」
「凄い…コアの分体なんて、初めて見た」
驚いている奈々に俺は尋ねる。
「珍しいのか?」
「珍しくないよ。こんなの初めてだよ。凄いね大和君」
俺は困惑しながら、メニュー画面を表示させた。ダンジョンのメニュー画面に俺はある項目に気が付く。
「配下登録?」
この項目には、名付けた配下がリストに記される。その中に、奈々の名前があり、マリの名前もあった。
いやいや、ダンジョンコアを配下にするか…。
困惑していると、その謎を奈々が教えてくれた。
「流石、大和君だね。グランドダンジョンマスターってすごいね」
「……ダンジョンマスターじゃないのか?」
「え? そうだよ。鑑定で見る限り、大和君は凄いスキルのオンパレードだよ」
思わず自分の両手を見つめる。生憎鑑定のスキルは持ち合わせていない。でも、ステータスと念じれば見る事が出来ると予想する。実際に念じれば、見る事が出来た。
【氏名】早乙女大和(さおとめ・やまと)
【種族】グランドダンジョンマスター
異世界に召喚され、前マスターの後を引き継いだことにより、グランドダンジョンマスターとなった存在。前マスターのユニークスキルを引き継ぎ、常識外の魔力を保有する事となる。異世界人として、イレギュラーの存在になり、この世界の理の枠を超えてしまった。
【レベル】1
【ユニークスキル】
ダンジョンクリエイト レベル1
自分を起点とした半径10メートルの範囲内にダンジョンを設置できる。設置するダンジョンの数と規模はレベルに依存する。設置したダンジョン間での移動が自在にできる。ダンジョンの構造物を任意で作成が出来る。作成したダンジョンは、コアを持たないサブダンジョンとなる。作成時は魔力を消費する。
ダンジョンメニュー レベル1 (無料回数1)
メインダンジョンで行えるサービス。転移魔方陣、DPショップ、DPガチャ配下管理等、様々な事が行える。レベルが上がると、ショップの品が増え、ガチャもレアな景品が増える。レベルが上がると1回だけ無料でガチャが引ける。ダンジョンの収納庫が使用できる。念じれば出し入れが可能。無限に収納可能で、収納中は時間が停止する。生きた生物は入れられない。
DP回収 レベル1
倒した対象のレベルをDPに変換する。相手のレベル×10の割合で増える。レベルが上昇すると割合が増える。配下が倒した場合もDPを取得する。
命名登録 レベル1
グランドダンジョンマスターとして、新たに取得したユニークスキル。命名する事で、配下としてダンジョンに登録される。どんな存在でも、配下にする事が可能だが、相手に好意を抱かれないと不発になる。配下とは念話が可能。配下にもユニークスキルが付かされる。
【スキル】
言語理解 体術
【称号】
異世界人 イレギュラー グランドダンジョンマスター マリの主人 奈々の主人
言語理解は、よくある、異世界の言葉や文字を理解するスキルだ。体術は身に覚えがあまりないが、学生時代、格闘術のまねごとをしていた。道場に通うようなことはせず、自己流で適当に体を動かしていた事が、スキルとして登録されていた。
「凄いステータスだな」
「そうだね。前のマスターより凄いよ」
「はい、マスターのステータスは、以前のマスターを凌駕する程、強いです」
2人の尊敬の眼差しを受けながら、俺はダンジョンメニューを開き、DPショップにアクセスする。様々な項目がある中で、マリ用の衣装を選ぶ。白い肌のマリには、同色の半袖ワンピースと、下着を選び購入する。
幸い、手持ちのDPは1000程ある。衣服と下着、後、靴を購入すると残りは700DPになる。目の前に、箱が出てくると、それをマリに差し出す。
「サイズも自動調整するらしいから、着てほしい」
「わかりました。ありがとうございます」
お礼を言うと、目の前でTシャツを脱ぐ。俺は慌てて背を向くと、隣にニヤニヤ顔の奈々が並ぶ。
「大和君のエッチ」
「エッチで悪いか?」
開き直る様に話すと、
「ふふふふ…全然、私たち、コアとモンスターだから、羞恥心は感じないの」
気にしなくていいと話すが、俺が気にする。
「着替えました」
振り返ると、白い半袖のワンピースを着たマリが佇む。凄く綺麗で、白一色に輝いていて見とれてしまうと、奈々に突かれる。
「もう、マリちゃんばかりずるい」
「ごめん、奈々も可愛いよ」
「そう? なら腕を組んで」
「では、私も」
左右に奈々とマリが並び、俺の腕を掴む。
「マスター、この管理区画を案内します。いいですか?」
「ああ、頼む」
腕を組まれ歩きにくいが、俺は奈々とマリを連れて管理区画の中を歩いていく。
玉座から向かって正面に大きな扉がある。その扉はマリ曰く、ダンジョンが繋がった時の侵入口になる。今は、管理区画は別の空間にある為、扉は閉まっている。
この扉を開くには、ダンジョンを作らなくてはいけないが、別にダンジョンを作らなくてもいいらしい。グランドダンジョンマスターとなったけど、必ずダンジョンを作り、運営しなくてはいけないとは限らない。
どちらかと言うと、攻略をしたいからな。
自分でダンジョンを作るより、攻略がしたいのが本音だ。しかし、それは難しいとマリに言われた。
「世界のダンジョンの半分が私のサブダンジョンでした。前マスターの死により、ダンジョンは解体され、名の知れたダンジョンは殆どありません」
少し残念な気もするが、全てのダンジョンがなくなったわけではないので、いずれ、攻略を目指したい。
「あれ、ダンジョンマスターって、外に出られたか?」
ラノベでは、ダンジョンマスターはダンジョンから出られないという設定だ。
「マスターは異世界からの召喚されたダンジョンマスターです。イレギュラーな存在の為、この世界の理の枠を超えています。ですので、ダンジョンから出る事が可能です」
それを聞き安心する。俺は、案内されるまま、左右の部屋へと入る。左右に3つずつ向かい合うように並んでいる部屋は、生活スペースと備え付けの設備らしい。
向かって右側、大きな扉に近い部屋から覗くと、中央に巨大なベッドが置かれていた。更にその部屋には2つの扉があり、トイレと、脱衣場だった。脱衣場の隣は浴室で、3人が入れる程の大きさの浴槽があった。
寝室の隣は、洗濯場で、洗濯機や乾燥機が並び、何と、日差しが照りつくテラスになっていた。庭が広がり洗濯を干す竿が並んでいた。
「あの太陽は本物じゃないよな?」
「はい、ダンジョンの生み出した人工太陽です。ここのテラスで、お茶など、良く前マスターが飲んでいました」
マリの言葉を聞き、奈々の顔が悲しくなる。
『マリ、前マスターの遺体はどうした?』
念話でダンジョンに吸収されたのかと聞くと、
『マスターの指示を受けようと思い保管しています』
保管していると答えた。ダンジョンメニューを開き所有物の項目を見ると、
「あった」
前マスターのご遺体と言う項目があった。この中に入れていると、腐敗は無いらしい。生き返らせる事も出来ると思い、俺はそのまま置いておくことにした。奈々には内緒だ。
テラスへの扉の隣は、無限に広がる草原だった。何の為にと思っていると、
「ここは、練習の場所です。魔法や模擬戦を行う場として、用意しました」
「懐かしいな~よくここで、管理下のモンスターと稽古をしたよ」
奈々はダンジョン内に住むモンスターを管理する役職に就いており、特訓や稽古の相手をしていたと話す。そんな奈々の事が気になりステータスを訪ねた。
「奈々のステータスは見せて貰えるか?」
「うん? 配下なら、リストから確認できるよ」
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