7 / 23
1章
6話 ステータス
しおりを挟む
奈々、マリ、リーシャの3人を連れて俺たちは、転移ルームへと向かう。転移魔方陣を設置していた部屋で、リーシャは転移ルームと呼んでいた。なので、俺もそう呼ぶ事にした。
「リーシャ、ここに来たけど何をするんだ?」
「何って、転移魔方陣を設置してもらうのよ」
俺に指を差す。
「確かに、マスターだから設置は出来ると思うけど」
「なら、早くしなさいよ」
急かされるが、出来ない理由がある。DPショップを開くと、購入制限と言う項目がある。ダンジョンメニューのレベルを上げないと、購入リストに追加されない。
追加しても、10万DPもないしな。
1つ、設置するのに10万DPも消費する。
「設置は、ダンジョンメニューのレベルが低くて制限されて買えない。それに、手持ちのDPが足らない」
そう話すと、リーシャが大きく溜息を吐いた。
「はぁ~しょうがないわね」
呆れられた表情でマリを見つめる。
「マリ、ダンジョンの崩壊を考えて、宝物庫を切り離したけど、残ってるわね?」
「はい、リーシャ様」
「なら、空間魔法で飛ぶわ。協力してもらうわよ」
「畏まりました」
話が見えない俺は不思議そうに2人の話を聞く。
「何? 呆けてるのよ。新米マスターの為に準備をしてるのよ。感謝しなさいよ」
「お、おう…ありがとう」
「……御礼はいいわ」
何故か赤くなり視線を逸らす。
ツンデレというやつか?
と思いながら、隣を見ると奈々がニヤニヤしていた。
「もう、リーちゃん、恥ずかしがり屋だね」
「べ、別に恥ずかしくなんかしてないわよ。世話を焼いてるだけよ!」
否定するがその顔はますます赤くなっていた。
「リーシャ様、行かないのですか?」
「そうね。飛べるわね? 待ってなさい、皆の装備を探して持ってくるから」
そう言いながら、リーシャはマリの手を握ると目の前から消えた。空間魔法による転移だ。残された俺は、奈々と立ち尽くす。
「どうしようか?」
「ん~テラスに行く? 日向ぼっこする?」
「…干からびたりしないか?」
地球の真夏の日差しより、太陽の照り方は弱い。それでも、長時間、浴び続けると、奈々が蒸発しそうに思う。
「大丈夫、魔素があるから、体の修復も出来るよ。だから、行こう」
奈々に連れられテラスへと向かう。テーブルが並べられており、俺たちは向かい合うように座る。
「待っている間に、この世界の事を聞いていいか?」
「うん? 別にいいけど何を知りたいの?」
聞きたい事は、疑問に思う事は多いので、1つずつ尋ねる事にした。
「まずは、ステータスについてだな。ラノベ、漫画、ゲームだとHP、MPや攻撃力、防御力の様な表示があるけど、この世界ではないのか?」
「この世界、アーメルでは、HPとMPの概念がないの。首を切られたら死ぬ。知性ある遺体は、灰になり消滅する。もし、剣で刺された場合、死ぬ兆候は、傷口からの灰化で状況が分かるね」
「確かに、普通は首を切られたら即死だな。で、MPは?」
「MPは魔法を使うと体がだるくなる。眩暈が起きて気絶したら、魔力切れの兆候だね。完全に魔力が無くなると、生物は死ぬ。リーちゃんは、魔方陣の発動に、魔力を消費したけど、足らずを生命力を使ったみたいだね…」
死ぬと灰になるらしいが、リーシャは、灰になる前に、遺体を収納されたらしい。蘇生が出来た。
「攻撃力、防御力という表示は、全くないよ。アーメルはレベル世界だから、レベルが高い方が優位なの」
「極端な話、レベル1とレベル2の人が素手で殴り合えば、レベル2の人が勝つ? みたいな感じか?」
「そうだね。レベルは経験値を得て上げるか、装備で上げるかの2つの方法があるの。レベル1の人でも、レベル10の装備を身に付けば、レベル11になるの」
例外もあるらしい。装備でレベルを上げている人が、その装備を破壊され、レベルが下がる。レベルの低い相手より下がり、負ける。自身のレベルを上げる事が大切だと奈々に言われる。
奈々のレベルが高いのは、彼女は装備を身に着けない。生身で戦う。装備の補正がない分、彼女は装備を身に着ける相手より強い。溶解は、相手の装備を溶かして破壊する。装備に頼りレベルを上げている冒険者を、奈々は何人も、吸収し倒していた。
「私は、冒険者の間では赤い悪魔って言われてたね~」
奈々のスキルを見る限り、あらゆる攻撃が無効だ。そんな、彼女に狙われたら、どんな相手でも勝てない。
「…私でも勇者には勝てなかったね」
「勇者、生きてるのか?」
「うん、リーちゃんの父親を倒した時、大けがを負ったけど…。生きてるって話だよ」
イライラした様子で話す。死んでいればいいのにと愚痴をこぼす。
「一般的にはダンジョンマスターは悪。勇者はダンジョンマスターを倒す存在。だから、いろんなダンジョンを攻略してると聞くよ」
「……サブダンジョンもか?」
「寧ろ、サブダンジョンを潰す事が目的みたいだね」
奈々の話だと、サブダンジョンは、メインダンジョンへのDPを供給する拠点。潰さなければ、メインダンジョンが強化される。なら、メインダンジョンを潰せばいいといい話だが、攻略が難しい。
なら、何で、リーシャの父親は倒されたのか? 攻略が難しい筈の、メインダンジョン、しかも、ダンジョンコアのある管理区画まで、勇者が乗り込んでくるのは、おかしな話だ。
「リーシャの父親が倒された時の状況が思い浮かばないが、メインダンジョンって、攻略が難しいのでは?」
その質問に、奈々は気まずそうに話す。
「ダンジョンマスターの世代交代が始まると、ダンジョンは弱体化するの。トラップの発動も出来なくなり、ダンジョン内のモンスターも弱くなる。リーちゃんの父親は、彼女へマスター権限を移す準備をしている時に、勇者の襲撃を受けたの」
ダンジョンマスターの世代交代は外へは厳密に秘密にされている。それが何故バレたのか? 配下のモンスターにスパイがいたからだ。モンスターは全て、ダンジョンで生まれるとは限らない。
他の場所で生まれたモンスターを配下にしていた。その裏切りの配下のモンスターが、他のダンジョンの手先で、リーシャの父親は命を奪われた。当時、ダンジョンは3つの勢力に分けられていた。
その中で、リーシャの父親のダンジョンが一番、勢力が大きく、サブダンジョンの数も多かった。サブダンジョンの数が多いと、メインダンジョンへのDPの収入が増える。
その事が気に食わないのか、他勢力の1つがスパイを送り込んだ。そのスパイが、リーシャの父親が世代交代する事を知ると、勇者に知らせた。結果メインダンジョンが勇者に襲われた。
弱体化したとはいえ、最下層のモンスターは強い。多くの兵士や冒険者を犠牲にして、勇者1人が、管理区画にたどり着いた。リーシャの父親と、勇者の戦いは、勇者に勝機があり、勝敗は勇者に軍配が上がった。
この時、リーシャの父親は、リーシャにマスターの権限を全て移した。ダンジョンの崩壊は起きず、新たなマスターにより、弱体化したダンジョンと、モンスターが活性化した。
満身創痍の勇者は、死に物狂いで逃げて生き延びたらしい。当時、奈々はいなかったが、マリからその話を聞いた。俺も、世代交代が起きるのか? そう思っていたが、
「大和君は、世界に1人だけの、グランドダンジョンマスターだから、世代交代はないと思うよ」
もし、世代交代をするのなら、異世界から俺の様に召喚して、交代するしか方法がないらしい。今のところ、交代する気は全くない。
召喚魔方陣が発動しないしな。
魔力を流し込めば発動する。しかし、魔力不足の為、全く起動しない。呼ぶ必要は今のところないので、放置だ。
「リーシャ、ここに来たけど何をするんだ?」
「何って、転移魔方陣を設置してもらうのよ」
俺に指を差す。
「確かに、マスターだから設置は出来ると思うけど」
「なら、早くしなさいよ」
急かされるが、出来ない理由がある。DPショップを開くと、購入制限と言う項目がある。ダンジョンメニューのレベルを上げないと、購入リストに追加されない。
追加しても、10万DPもないしな。
1つ、設置するのに10万DPも消費する。
「設置は、ダンジョンメニューのレベルが低くて制限されて買えない。それに、手持ちのDPが足らない」
そう話すと、リーシャが大きく溜息を吐いた。
「はぁ~しょうがないわね」
呆れられた表情でマリを見つめる。
「マリ、ダンジョンの崩壊を考えて、宝物庫を切り離したけど、残ってるわね?」
「はい、リーシャ様」
「なら、空間魔法で飛ぶわ。協力してもらうわよ」
「畏まりました」
話が見えない俺は不思議そうに2人の話を聞く。
「何? 呆けてるのよ。新米マスターの為に準備をしてるのよ。感謝しなさいよ」
「お、おう…ありがとう」
「……御礼はいいわ」
何故か赤くなり視線を逸らす。
ツンデレというやつか?
と思いながら、隣を見ると奈々がニヤニヤしていた。
「もう、リーちゃん、恥ずかしがり屋だね」
「べ、別に恥ずかしくなんかしてないわよ。世話を焼いてるだけよ!」
否定するがその顔はますます赤くなっていた。
「リーシャ様、行かないのですか?」
「そうね。飛べるわね? 待ってなさい、皆の装備を探して持ってくるから」
そう言いながら、リーシャはマリの手を握ると目の前から消えた。空間魔法による転移だ。残された俺は、奈々と立ち尽くす。
「どうしようか?」
「ん~テラスに行く? 日向ぼっこする?」
「…干からびたりしないか?」
地球の真夏の日差しより、太陽の照り方は弱い。それでも、長時間、浴び続けると、奈々が蒸発しそうに思う。
「大丈夫、魔素があるから、体の修復も出来るよ。だから、行こう」
奈々に連れられテラスへと向かう。テーブルが並べられており、俺たちは向かい合うように座る。
「待っている間に、この世界の事を聞いていいか?」
「うん? 別にいいけど何を知りたいの?」
聞きたい事は、疑問に思う事は多いので、1つずつ尋ねる事にした。
「まずは、ステータスについてだな。ラノベ、漫画、ゲームだとHP、MPや攻撃力、防御力の様な表示があるけど、この世界ではないのか?」
「この世界、アーメルでは、HPとMPの概念がないの。首を切られたら死ぬ。知性ある遺体は、灰になり消滅する。もし、剣で刺された場合、死ぬ兆候は、傷口からの灰化で状況が分かるね」
「確かに、普通は首を切られたら即死だな。で、MPは?」
「MPは魔法を使うと体がだるくなる。眩暈が起きて気絶したら、魔力切れの兆候だね。完全に魔力が無くなると、生物は死ぬ。リーちゃんは、魔方陣の発動に、魔力を消費したけど、足らずを生命力を使ったみたいだね…」
死ぬと灰になるらしいが、リーシャは、灰になる前に、遺体を収納されたらしい。蘇生が出来た。
「攻撃力、防御力という表示は、全くないよ。アーメルはレベル世界だから、レベルが高い方が優位なの」
「極端な話、レベル1とレベル2の人が素手で殴り合えば、レベル2の人が勝つ? みたいな感じか?」
「そうだね。レベルは経験値を得て上げるか、装備で上げるかの2つの方法があるの。レベル1の人でも、レベル10の装備を身に付けば、レベル11になるの」
例外もあるらしい。装備でレベルを上げている人が、その装備を破壊され、レベルが下がる。レベルの低い相手より下がり、負ける。自身のレベルを上げる事が大切だと奈々に言われる。
奈々のレベルが高いのは、彼女は装備を身に着けない。生身で戦う。装備の補正がない分、彼女は装備を身に着ける相手より強い。溶解は、相手の装備を溶かして破壊する。装備に頼りレベルを上げている冒険者を、奈々は何人も、吸収し倒していた。
「私は、冒険者の間では赤い悪魔って言われてたね~」
奈々のスキルを見る限り、あらゆる攻撃が無効だ。そんな、彼女に狙われたら、どんな相手でも勝てない。
「…私でも勇者には勝てなかったね」
「勇者、生きてるのか?」
「うん、リーちゃんの父親を倒した時、大けがを負ったけど…。生きてるって話だよ」
イライラした様子で話す。死んでいればいいのにと愚痴をこぼす。
「一般的にはダンジョンマスターは悪。勇者はダンジョンマスターを倒す存在。だから、いろんなダンジョンを攻略してると聞くよ」
「……サブダンジョンもか?」
「寧ろ、サブダンジョンを潰す事が目的みたいだね」
奈々の話だと、サブダンジョンは、メインダンジョンへのDPを供給する拠点。潰さなければ、メインダンジョンが強化される。なら、メインダンジョンを潰せばいいといい話だが、攻略が難しい。
なら、何で、リーシャの父親は倒されたのか? 攻略が難しい筈の、メインダンジョン、しかも、ダンジョンコアのある管理区画まで、勇者が乗り込んでくるのは、おかしな話だ。
「リーシャの父親が倒された時の状況が思い浮かばないが、メインダンジョンって、攻略が難しいのでは?」
その質問に、奈々は気まずそうに話す。
「ダンジョンマスターの世代交代が始まると、ダンジョンは弱体化するの。トラップの発動も出来なくなり、ダンジョン内のモンスターも弱くなる。リーちゃんの父親は、彼女へマスター権限を移す準備をしている時に、勇者の襲撃を受けたの」
ダンジョンマスターの世代交代は外へは厳密に秘密にされている。それが何故バレたのか? 配下のモンスターにスパイがいたからだ。モンスターは全て、ダンジョンで生まれるとは限らない。
他の場所で生まれたモンスターを配下にしていた。その裏切りの配下のモンスターが、他のダンジョンの手先で、リーシャの父親は命を奪われた。当時、ダンジョンは3つの勢力に分けられていた。
その中で、リーシャの父親のダンジョンが一番、勢力が大きく、サブダンジョンの数も多かった。サブダンジョンの数が多いと、メインダンジョンへのDPの収入が増える。
その事が気に食わないのか、他勢力の1つがスパイを送り込んだ。そのスパイが、リーシャの父親が世代交代する事を知ると、勇者に知らせた。結果メインダンジョンが勇者に襲われた。
弱体化したとはいえ、最下層のモンスターは強い。多くの兵士や冒険者を犠牲にして、勇者1人が、管理区画にたどり着いた。リーシャの父親と、勇者の戦いは、勇者に勝機があり、勝敗は勇者に軍配が上がった。
この時、リーシャの父親は、リーシャにマスターの権限を全て移した。ダンジョンの崩壊は起きず、新たなマスターにより、弱体化したダンジョンと、モンスターが活性化した。
満身創痍の勇者は、死に物狂いで逃げて生き延びたらしい。当時、奈々はいなかったが、マリからその話を聞いた。俺も、世代交代が起きるのか? そう思っていたが、
「大和君は、世界に1人だけの、グランドダンジョンマスターだから、世代交代はないと思うよ」
もし、世代交代をするのなら、異世界から俺の様に召喚して、交代するしか方法がないらしい。今のところ、交代する気は全くない。
召喚魔方陣が発動しないしな。
魔力を流し込めば発動する。しかし、魔力不足の為、全く起動しない。呼ぶ必要は今のところないので、放置だ。
0
あなたにおすすめの小説
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
あなたの冒険者資格は失効しました〜最強パーティが最下級から成り上がるお話
此寺 美津己
ファンタジー
祖国が田舎だってわかってた。
電車もねえ、駅もねえ、騎士さま馬でぐーるぐる。
信号ねえ、あるわけねえ、おらの国には電気がねえ。
そうだ。西へ行こう。
西域の大国、別名冒険者の国ランゴバルドへ、ぼくらはやってきた。迷宮内で知り合った仲間は強者ぞろい。
ここで、ぼくらは名をあげる!
ランゴバルドを皮切りに世界中を冒険してまわるんだ。
と、思ってた時期がぼくにもありました…
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる