63 / 160
第一章『黄金の果実編』
063 コレクター、修行する
しおりを挟む
カリウスと合流した俺は、そのまま馬車でトワ村に帰ることにした。
今までどこか焦りがあったためか、村が近づいてきて安心する。
帰ってきたんだな。ここで自分が強くなれたと確信できれば、自信を取り戻すことができるかもしれない。
「領主様、シャムロットの外交、大丈夫だったっぺか?」
「割と何とかなったよ」
「流石領主様だべ!」
あったけぇ……
村人たちが出迎えてくれるのでにこやかに対応した。
挨拶を済ませた村人たちは農作業に戻り、再び村の日常が動き始める。
ほんの少しだけシャムロットに行っていただけなのに、なんだか久しぶりな感じだ。
今日はもう休んで、明日から頑張ろうかな……
「レクトおおおおおおおおおお!!」
「おうわっ!?」
なんて思っていたら、ドレイクが全速力で突進してきた。
これは休めそうにない。
「寂しかったのじゃぞ! すんごい暇じゃった!」
「そんなこと言われてもなぁ」
「じゃから遊べ!」
「……!」
遊ぶ、か。
ドレイクの基準の遊ぶはシャレにならないが、丁度いい。
一刻も早く自信を取り戻さなければならないのだ、今日から修行を初めてもいいだろう。
「よし、なら相手してくれる?」
「相手じゃと?」
「うん。剣の腕を鍛えたくてさ。戦ってよ」
武器を取り出し、ドレイクに真剣な眼差しを向ける。
「おいレクト、大丈夫なのかよそれ」
「考えてみてよ。あの炎竜ドレイクの相手をするんだ、格段に強くなれる気がしない?」
「それは……そうだな」
『トワイライト』とは違って、この世界ではレベルの概念がない。だが、それに似たものは存在している。
鍛えれば筋肉はつくし、戦闘訓練をすれば強くなれる。つまり、戦って相手を倒さなくても経験値は手に入るのだ。
相手が炎竜ドレイクならば成長速度も上がるだろう。質のいいポーションを作ればより経験値が入るように、質のいい戦闘をすればより経験値が手に入るのだ。
俺にそれが適用されるのかは疑問だが、少なくとも人型人外での最上級の戦闘訓練にはなるだろう。
「いいじゃろう。思えば剣を扱うお主の相手は初めてじゃな」
「カリウスも、よろしく頼む」
「任せろ。無理はするなよ」
「なるべく頑張るよ」
広場では目立つ。戦闘を行うなら、裏の森だろう。
俺、カリウス、ドレイクの三人で裏の森に移動し、木が少なく開けた場所で戦闘を行うことにした。
「まずは、どうする?」
「レクトからじゃ!」
「よしきた。じゃあやろう」
初戦はカリウスが見学だ。
「待て待て。本気の殺し合いもいいが、ルールを決めた方がいい。最初に強力な一撃を加えた方が勝ち、これでどうだ?」
「つまりどういうことじゃ?」
『トワイライト』で言う初撃決着モード、ってやつか。
PVPの時によく使われるシステムで、ギルド内でもよくやっていた。
タンク職とか魔法使いが不利だからレアアイテム分配の時にはやらなかったけどね。
「最初の一撃で終わる殺し合いかな?」
「そんな感じだな。殺し合いだと思ってくれて構わないが、勢い余って本当に殺しちまったら元も子もない」
「なるほど、完全に理解したのじゃ」
殺す気で行っていいけどあくまで最初の一撃で終わることは忘れるなってことだね。
まあ、その最初の一撃が致命傷になれば死ぬのだ。そんな一撃を入れられた時点で実力不足なので、もしそうなったら受け入れよう。
むしろ、こっちから攻めるくらいの気持ちで行かねば。
「道具の使用は?」
「構わない。むしろ使ってくれ、それがお前の強さでもあるんだろ」
「……だね」
道具、アイテムの使用許可が出た。
確かに、俺は他の人と違って装備も道具も最強の物が揃っている。
それを使いこなせるか、それが今後の課題でもあるだろう。
「用意……」
ドレイクが拳を握りしめ、俺はストレージから取り出した剣……いや、刀を構える。
ジャスター戦で使用した『ツムカリ』である。今までの二刀流での乱暴な戦いはやめだ。今回からは技術を要する軽さ、扱いやすさを優先した武器を選んだ。
ちなみに、『竜殺剣グラム』も使おうと思えば使えるが、本気で殺すための戦闘ではないのでドレイク相手には流石に使えない。
さあ戦闘が始まる。いざ尋常に……
「始め!」
勝負!
「はああああああ!!!」
叫びながら、刃先をドレイクに向け突撃する。
大きな動きはせずに刀を見たまま避けたドレイクは、しゃがみ込んで俺の身体の内側に潜り込んでくる。
「甘い、のじゃ!」
「ぐっ……!」
流石は伝説のドラゴン、凄まじいパワーだ。
しかし一撃は受けていない、ドレイクの拳が俺の腹に触れる直前に後ろに飛んだのだ。
『トワイライト』でよく使われていた相手をひるませる、怖がらせるための作戦だったが、ドレイクには通用しなかった。
戦闘中に、そんなことで恐怖しないのだ。俺がその立場だった場合、恐怖で判断が鈍ってしまうかもしれない。まず、そこからだ。
「〔イグニスアスタリスク〕!」
刀身が真っ赤に燃え、四連続攻撃を発動させる。
武技も今後使うことになるだろう。今出せる全てを先頭にぶつける。
空中に蜘蛛の巣のように、赤い剣の軌跡が残る。
「わしに炎は……効かぬ!」
「だよね、でも……〈落雷〉」
「なんじゃとぉ!?」
炎を掻き分け進んできたドレイクに対し、一つの羊皮紙を向ける。
詠唱と共に羊皮紙は燃え尽き、そこから魔法陣が現れ〈落雷〉が発動する。
羊皮紙に魔法を閉じ込めたアイテム、スクロール。これを使うことで【魔術師】以外でも強力な魔法を使用することができる。
「スクロール……! それも第四魔法……!?」
カリウスが驚くのも無理はない。
この世界でのスクロールはせいぜい第二魔法まで。
俺は第五魔法のスクロールも所有しているので、【剣士】のまま【魔術師】の最高魔法を使用できる。
スクロールなので威力は下がるが、一々『職業の書』を使う必要がないので、一つ弱点が無くなったと言える。
〈落雷〉の電撃により、ドレイクの身体が痺れ動きを封じることに成功する。
今のうちに強力な武技で……!
「それっ! 紅蓮の炎じゃ!」
「うあっ!?」
こちらから攻撃を仕掛けようとしたその時、ドレイクが真っ赤な炎を放出し、攻撃してきた。
咄嗟に避けることができなかった俺は、その炎に巻き込まれてしまう。
耐性があるため大きなダメージにはならないが、前がよく見えない。
「そこじゃあ!」
「がはっ……!」
いつの間にか回り込まれていたドレイクに、がら空きの背中を正拳突きされる。
肺の空気が一気に抜け、口から出る。
完全に強力な一撃だ。炎も纏っていたのか背中が燃えるように熱い。
「そこまで。ドレイクの勝ちだ」
「はっはっはー! まだまだじゃのぉ!」
「うっ、悔しい……」
近接戦闘はまだまだだとは理解していたが、まさかここまで出し抜かれるなんて。
ゲーム内と違ってよりリアルな戦闘、緊張感だけでなく恐怖も強く感じる。
簡単にビビって判断力を失ったのだ。まだ俺には戦闘能力が足りない。
「お疲れ、ゆっくり休んどけ。ドレイク、悪いけど連続でできるか?」
「もちろんじゃ!」
かぁー! 自信を取り戻すだけじゃ足りないなぁ。
実際に戦闘に慣れる。これが目標になりそうだ。
ストレージからポーションを取り出し、それを飲みながら二人の戦闘を見学することにした。
今までどこか焦りがあったためか、村が近づいてきて安心する。
帰ってきたんだな。ここで自分が強くなれたと確信できれば、自信を取り戻すことができるかもしれない。
「領主様、シャムロットの外交、大丈夫だったっぺか?」
「割と何とかなったよ」
「流石領主様だべ!」
あったけぇ……
村人たちが出迎えてくれるのでにこやかに対応した。
挨拶を済ませた村人たちは農作業に戻り、再び村の日常が動き始める。
ほんの少しだけシャムロットに行っていただけなのに、なんだか久しぶりな感じだ。
今日はもう休んで、明日から頑張ろうかな……
「レクトおおおおおおおおおお!!」
「おうわっ!?」
なんて思っていたら、ドレイクが全速力で突進してきた。
これは休めそうにない。
「寂しかったのじゃぞ! すんごい暇じゃった!」
「そんなこと言われてもなぁ」
「じゃから遊べ!」
「……!」
遊ぶ、か。
ドレイクの基準の遊ぶはシャレにならないが、丁度いい。
一刻も早く自信を取り戻さなければならないのだ、今日から修行を初めてもいいだろう。
「よし、なら相手してくれる?」
「相手じゃと?」
「うん。剣の腕を鍛えたくてさ。戦ってよ」
武器を取り出し、ドレイクに真剣な眼差しを向ける。
「おいレクト、大丈夫なのかよそれ」
「考えてみてよ。あの炎竜ドレイクの相手をするんだ、格段に強くなれる気がしない?」
「それは……そうだな」
『トワイライト』とは違って、この世界ではレベルの概念がない。だが、それに似たものは存在している。
鍛えれば筋肉はつくし、戦闘訓練をすれば強くなれる。つまり、戦って相手を倒さなくても経験値は手に入るのだ。
相手が炎竜ドレイクならば成長速度も上がるだろう。質のいいポーションを作ればより経験値が入るように、質のいい戦闘をすればより経験値が手に入るのだ。
俺にそれが適用されるのかは疑問だが、少なくとも人型人外での最上級の戦闘訓練にはなるだろう。
「いいじゃろう。思えば剣を扱うお主の相手は初めてじゃな」
「カリウスも、よろしく頼む」
「任せろ。無理はするなよ」
「なるべく頑張るよ」
広場では目立つ。戦闘を行うなら、裏の森だろう。
俺、カリウス、ドレイクの三人で裏の森に移動し、木が少なく開けた場所で戦闘を行うことにした。
「まずは、どうする?」
「レクトからじゃ!」
「よしきた。じゃあやろう」
初戦はカリウスが見学だ。
「待て待て。本気の殺し合いもいいが、ルールを決めた方がいい。最初に強力な一撃を加えた方が勝ち、これでどうだ?」
「つまりどういうことじゃ?」
『トワイライト』で言う初撃決着モード、ってやつか。
PVPの時によく使われるシステムで、ギルド内でもよくやっていた。
タンク職とか魔法使いが不利だからレアアイテム分配の時にはやらなかったけどね。
「最初の一撃で終わる殺し合いかな?」
「そんな感じだな。殺し合いだと思ってくれて構わないが、勢い余って本当に殺しちまったら元も子もない」
「なるほど、完全に理解したのじゃ」
殺す気で行っていいけどあくまで最初の一撃で終わることは忘れるなってことだね。
まあ、その最初の一撃が致命傷になれば死ぬのだ。そんな一撃を入れられた時点で実力不足なので、もしそうなったら受け入れよう。
むしろ、こっちから攻めるくらいの気持ちで行かねば。
「道具の使用は?」
「構わない。むしろ使ってくれ、それがお前の強さでもあるんだろ」
「……だね」
道具、アイテムの使用許可が出た。
確かに、俺は他の人と違って装備も道具も最強の物が揃っている。
それを使いこなせるか、それが今後の課題でもあるだろう。
「用意……」
ドレイクが拳を握りしめ、俺はストレージから取り出した剣……いや、刀を構える。
ジャスター戦で使用した『ツムカリ』である。今までの二刀流での乱暴な戦いはやめだ。今回からは技術を要する軽さ、扱いやすさを優先した武器を選んだ。
ちなみに、『竜殺剣グラム』も使おうと思えば使えるが、本気で殺すための戦闘ではないのでドレイク相手には流石に使えない。
さあ戦闘が始まる。いざ尋常に……
「始め!」
勝負!
「はああああああ!!!」
叫びながら、刃先をドレイクに向け突撃する。
大きな動きはせずに刀を見たまま避けたドレイクは、しゃがみ込んで俺の身体の内側に潜り込んでくる。
「甘い、のじゃ!」
「ぐっ……!」
流石は伝説のドラゴン、凄まじいパワーだ。
しかし一撃は受けていない、ドレイクの拳が俺の腹に触れる直前に後ろに飛んだのだ。
『トワイライト』でよく使われていた相手をひるませる、怖がらせるための作戦だったが、ドレイクには通用しなかった。
戦闘中に、そんなことで恐怖しないのだ。俺がその立場だった場合、恐怖で判断が鈍ってしまうかもしれない。まず、そこからだ。
「〔イグニスアスタリスク〕!」
刀身が真っ赤に燃え、四連続攻撃を発動させる。
武技も今後使うことになるだろう。今出せる全てを先頭にぶつける。
空中に蜘蛛の巣のように、赤い剣の軌跡が残る。
「わしに炎は……効かぬ!」
「だよね、でも……〈落雷〉」
「なんじゃとぉ!?」
炎を掻き分け進んできたドレイクに対し、一つの羊皮紙を向ける。
詠唱と共に羊皮紙は燃え尽き、そこから魔法陣が現れ〈落雷〉が発動する。
羊皮紙に魔法を閉じ込めたアイテム、スクロール。これを使うことで【魔術師】以外でも強力な魔法を使用することができる。
「スクロール……! それも第四魔法……!?」
カリウスが驚くのも無理はない。
この世界でのスクロールはせいぜい第二魔法まで。
俺は第五魔法のスクロールも所有しているので、【剣士】のまま【魔術師】の最高魔法を使用できる。
スクロールなので威力は下がるが、一々『職業の書』を使う必要がないので、一つ弱点が無くなったと言える。
〈落雷〉の電撃により、ドレイクの身体が痺れ動きを封じることに成功する。
今のうちに強力な武技で……!
「それっ! 紅蓮の炎じゃ!」
「うあっ!?」
こちらから攻撃を仕掛けようとしたその時、ドレイクが真っ赤な炎を放出し、攻撃してきた。
咄嗟に避けることができなかった俺は、その炎に巻き込まれてしまう。
耐性があるため大きなダメージにはならないが、前がよく見えない。
「そこじゃあ!」
「がはっ……!」
いつの間にか回り込まれていたドレイクに、がら空きの背中を正拳突きされる。
肺の空気が一気に抜け、口から出る。
完全に強力な一撃だ。炎も纏っていたのか背中が燃えるように熱い。
「そこまで。ドレイクの勝ちだ」
「はっはっはー! まだまだじゃのぉ!」
「うっ、悔しい……」
近接戦闘はまだまだだとは理解していたが、まさかここまで出し抜かれるなんて。
ゲーム内と違ってよりリアルな戦闘、緊張感だけでなく恐怖も強く感じる。
簡単にビビって判断力を失ったのだ。まだ俺には戦闘能力が足りない。
「お疲れ、ゆっくり休んどけ。ドレイク、悪いけど連続でできるか?」
「もちろんじゃ!」
かぁー! 自信を取り戻すだけじゃ足りないなぁ。
実際に戦闘に慣れる。これが目標になりそうだ。
ストレージからポーションを取り出し、それを飲みながら二人の戦闘を見学することにした。
1
あなたにおすすめの小説
神様転生~うどんを食べてスローライフをしつつ、領地を豊かにしようとする話、の筈だったのですけれど~
於田縫紀
ファンタジー
大西彩花(香川県出身、享年29歳、独身)は転生直後、維持神を名乗る存在から、いきなり土地神を命じられた。目の前は砂浜と海。反対側は枯れたような色の草原と、所々にぽつんと高い山、そしてずっと向こうにも山。神の権能『全知』によると、この地を豊かにして人や動物を呼び込まなければ、私という土地神は消えてしまうらしい。
現状は乾燥の為、樹木も生えない状態で、あるのは草原と小動物位。私の土地神としての挑戦が、今始まる!
の前に、まずは衣食住を何とかしないと。衣はどうにでもなるらしいから、まずは食、次に住を。食べ物と言うと、やっぱり元うどん県人としては……
(カクヨムと小説家になろうにも、投稿しています)
(イラストにあるピンクの化物? が何かは、お話が進めば、そのうち……)
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる