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90話 悪魔の提案
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カルツから受けた傷が全部治った後、ブリエンはさっそく偵察任務につくことになった。
他ならぬ、自分がそうお願いしたからだ。エルフである自分は、視野も広く通常の人間より何倍も感覚が鋭いから。
「……これといった動きはありませんな、ブリエンさん」
「確かに、その通りだね」
レジスタンスの3人は望遠鏡で、リエルは目で。
高い山で皇室を眺めながら、彼らは短い会話を重ねた。この山の頂上まで登れば、皇室の内部まではいかなくても外部の城壁くらいは確認できる。
そして、皇室の付近にあるこの山の下には小さな村があって、ブリエンたちはそこを拠点として活動していた。
その場所を勧めてくれたのは予言の悪魔―――いや、もはや一般市民たちの間では救世主とも呼ばれているカイだった。
『ちなみに、無理しなくてもいいから』
『え?』
『自分の命を大切にしろってことだよ。君が死ぬとクロエが悲しむから』
『……ふうん』
初めては、ただの殺すべき敵としか思ってなかった。
悪魔が世界を飲みつくすなんて予言はあまりにも不吉だし、黒魔法の力自体も気に食わないから。
あの厄介な力は、よく人を狂わせて常識離れした事件を起こす。自分がまだエルフの村にいた時からずっとそう教われてきたから、カイたちに対する認識もいいはずがなかった。
だけど、最近はその偏見に少しずつヒビが入っていた。ブリエンは、カイに見送られる時に交わした会話を思い出す。
『カイ、だっけ?お願いがあるんだけど、一つだけいい?』
『うん。できることなら』
『……アルウィンとクロエを守ってくれる?あの二人、私にとって大切な仲間だから』
クロエは途中からパーティーを抜けたし、カルツの死によって勇者パーティーは完全に解散してしまったが……情は残っている。
ブリエンは未だに、アルウィンもクロエも大好きなのだ。彼女たちと最初から重ねた時間は、決して短くはないから。
まさか、そんな仲間たちを悪魔に託すなんて想像もしてなかったけど。
とにかく、カイはあっさりと頷いてくれた。
『ああ、そうするよ。二人は俺がちゃんと守るから、君は偵察任務と自分が生き残ることだけ考えるように』
『……どうして?』
『うん?』
『どうしてそんなあっさり引き受けてくれるの?私、カルツのパーティーメンバーだったのよ?元はとなら、私はあなたの敵だけど』
『…………………ははっ、まぁ』
当たり前なことを言ったつもりなのに、カイは予想もしなかったとばかりに笑っていた。
その後にしばらく間を置いて、唇を濡らした後に……
『俺にもちゃんと大切な仲間がいるから、その気持ちは分かるんだよ』
到底悪魔だとは思えない、温もりに詰まった答えを出して。
そのおかげで、ブリエンはここに来てからずっとカイのことを思い浮かんでいるのである。
全く悪魔らしくない悪魔。彼はレジスタンスにも丁寧に接することで有名で、黒魔法という物騒な力とは真逆の優しい人物だと言う。
……ブリエンがカイを初めて見たのは、ゲベルスの地下実験室。あそこでカルツをコテンパンに殴っていたカイに、あんな一面があるなんて。
「……調子狂うな、もう」
とにかく大事なのは、彼が敵ではないことだ。いざ味方にしてみると、ここまで心強い仲間もそうそういない気もする。
自分はしっかり、自分の役目を果たさなければ―――そう思っていた矢先。
「……あれ?」
「ブ、ブリエンさん!あそこ見てください!」
「ええ、見てるわ。なんか土煙が上がっているけど、あれは………貴族の騎士団?」
ブリエンは目を見開く。日が沈んだ夜でも、彼女の目には兵士たちが持っている旗の紀章がちゃんと見えた。
昔、カルツと一緒に勇者パーティーとして活躍した時に見たもの。名前までは覚えてないけど、あれは確かどっかの伯爵家の紀章だったはず。
「ブリエンさん、東の方にも動きが……!!」
「に、西の方も見てください!!あれは、ビアン侯爵家の騎士団です!!」
「…………………」
なんなの、これ。なにが起きているの?
まるで招集命令でも出されたかのように、貴族の軍隊が次々と皇室の中に入っていく。こんな夜中に、あそこまでの兵力が……?どうして?
――――いや、あそこまで大軍が集まる理由なんて決まっている。
「………ブリエンさん、これは」
「ええ、これは今すぐにでもオーデルに戻って、彼に報告した方がよさそうね」
ブリエンはごくっと唾を飲み込んで、深い息をこぼす。
戦争、という二文字が頭をかすめていく。戦争、そうだ。戦争。
皇子は貴族たちと力を合わせて、完全にレジスタンスたちを抹殺するつもりなのだ。
ブリエンは下の唇を噛んだ後、真横にいる男に指示を出す。
「あなた、確か風邪魔使いだったよね?今すぐにでもオーデルに向かう準備を―――」
「ぶ、ブリエンさん!!皇室を見てください、皇室を!!」
急に驚愕したような声が鳴って、ブリエンは眉をひそめながらも皇室の建物に目を向ける。間もなくして、彼女も驚愕して口を開いてしまった。
「…………なに、あれ?」
ここから確認できる皇室の建物全部が、赤黒い霧で覆われていた。
見るだけでも背筋がゾッとして、本能的な恐怖感と嫌悪感を呼び寄せるような霧。不吉極まりないそれを見て、ブリエンは拳を握りしめた。
「……まずいわ!!私はここに残ってやつらの動きを見守るから、あなたたちだけでも早く戻りなさい!戻って、早くカイにこのことを伝え――――」
「――――あぁ、じゃこれも伝えてくれるか?」
ブリエンがさらに言葉を重ねようとした瞬間。
異変は、突然訪れた。感覚を最大限までみなぎらせたと言うのに、気配もなく……怪物が急に現れたのだ。
背中から響くおぞましい声に、ブリエンは顔を青ざめて振り返る。すると、そこには文字通りの怪物がいた。
大人の男性より二回りほど背が大きく、皮膚は腐っているのか歪んでいるのか、すべてがどす黒い。
小さくて黄色い瞳だけが光って、偵察隊の5人を見つめていた。
「あ………………ぁ……」
未知の存在を目の前にして訪れる、圧倒的な恐怖感。
ヤバい、殺される―――ブリエンがそう思いかけた時に、かの怪物は急に両手を上げて見せた。
「あいつに伝えるんだろう?今そこで行われている儀式を」
「……………………え?」
「なら、それを伝えるついでに俺の提案も伝えておいてくれ。お前たちが敬う、例の偽物の悪魔にな」
頭の中で状況が追い付かない。この化け物はなにを言っている?
そもそも、なんで私たちを殺さない?提案ってどういうこと?ブリエンの頭が煩わしくなったのを知って知らずか、怪物は裂かれている口先を上げてから言う。
「俺はさ、ヤツと二人きりで話し合いがしたいんだよ」
他ならぬ、自分がそうお願いしたからだ。エルフである自分は、視野も広く通常の人間より何倍も感覚が鋭いから。
「……これといった動きはありませんな、ブリエンさん」
「確かに、その通りだね」
レジスタンスの3人は望遠鏡で、リエルは目で。
高い山で皇室を眺めながら、彼らは短い会話を重ねた。この山の頂上まで登れば、皇室の内部まではいかなくても外部の城壁くらいは確認できる。
そして、皇室の付近にあるこの山の下には小さな村があって、ブリエンたちはそこを拠点として活動していた。
その場所を勧めてくれたのは予言の悪魔―――いや、もはや一般市民たちの間では救世主とも呼ばれているカイだった。
『ちなみに、無理しなくてもいいから』
『え?』
『自分の命を大切にしろってことだよ。君が死ぬとクロエが悲しむから』
『……ふうん』
初めては、ただの殺すべき敵としか思ってなかった。
悪魔が世界を飲みつくすなんて予言はあまりにも不吉だし、黒魔法の力自体も気に食わないから。
あの厄介な力は、よく人を狂わせて常識離れした事件を起こす。自分がまだエルフの村にいた時からずっとそう教われてきたから、カイたちに対する認識もいいはずがなかった。
だけど、最近はその偏見に少しずつヒビが入っていた。ブリエンは、カイに見送られる時に交わした会話を思い出す。
『カイ、だっけ?お願いがあるんだけど、一つだけいい?』
『うん。できることなら』
『……アルウィンとクロエを守ってくれる?あの二人、私にとって大切な仲間だから』
クロエは途中からパーティーを抜けたし、カルツの死によって勇者パーティーは完全に解散してしまったが……情は残っている。
ブリエンは未だに、アルウィンもクロエも大好きなのだ。彼女たちと最初から重ねた時間は、決して短くはないから。
まさか、そんな仲間たちを悪魔に託すなんて想像もしてなかったけど。
とにかく、カイはあっさりと頷いてくれた。
『ああ、そうするよ。二人は俺がちゃんと守るから、君は偵察任務と自分が生き残ることだけ考えるように』
『……どうして?』
『うん?』
『どうしてそんなあっさり引き受けてくれるの?私、カルツのパーティーメンバーだったのよ?元はとなら、私はあなたの敵だけど』
『…………………ははっ、まぁ』
当たり前なことを言ったつもりなのに、カイは予想もしなかったとばかりに笑っていた。
その後にしばらく間を置いて、唇を濡らした後に……
『俺にもちゃんと大切な仲間がいるから、その気持ちは分かるんだよ』
到底悪魔だとは思えない、温もりに詰まった答えを出して。
そのおかげで、ブリエンはここに来てからずっとカイのことを思い浮かんでいるのである。
全く悪魔らしくない悪魔。彼はレジスタンスにも丁寧に接することで有名で、黒魔法という物騒な力とは真逆の優しい人物だと言う。
……ブリエンがカイを初めて見たのは、ゲベルスの地下実験室。あそこでカルツをコテンパンに殴っていたカイに、あんな一面があるなんて。
「……調子狂うな、もう」
とにかく大事なのは、彼が敵ではないことだ。いざ味方にしてみると、ここまで心強い仲間もそうそういない気もする。
自分はしっかり、自分の役目を果たさなければ―――そう思っていた矢先。
「……あれ?」
「ブ、ブリエンさん!あそこ見てください!」
「ええ、見てるわ。なんか土煙が上がっているけど、あれは………貴族の騎士団?」
ブリエンは目を見開く。日が沈んだ夜でも、彼女の目には兵士たちが持っている旗の紀章がちゃんと見えた。
昔、カルツと一緒に勇者パーティーとして活躍した時に見たもの。名前までは覚えてないけど、あれは確かどっかの伯爵家の紀章だったはず。
「ブリエンさん、東の方にも動きが……!!」
「に、西の方も見てください!!あれは、ビアン侯爵家の騎士団です!!」
「…………………」
なんなの、これ。なにが起きているの?
まるで招集命令でも出されたかのように、貴族の軍隊が次々と皇室の中に入っていく。こんな夜中に、あそこまでの兵力が……?どうして?
――――いや、あそこまで大軍が集まる理由なんて決まっている。
「………ブリエンさん、これは」
「ええ、これは今すぐにでもオーデルに戻って、彼に報告した方がよさそうね」
ブリエンはごくっと唾を飲み込んで、深い息をこぼす。
戦争、という二文字が頭をかすめていく。戦争、そうだ。戦争。
皇子は貴族たちと力を合わせて、完全にレジスタンスたちを抹殺するつもりなのだ。
ブリエンは下の唇を噛んだ後、真横にいる男に指示を出す。
「あなた、確か風邪魔使いだったよね?今すぐにでもオーデルに向かう準備を―――」
「ぶ、ブリエンさん!!皇室を見てください、皇室を!!」
急に驚愕したような声が鳴って、ブリエンは眉をひそめながらも皇室の建物に目を向ける。間もなくして、彼女も驚愕して口を開いてしまった。
「…………なに、あれ?」
ここから確認できる皇室の建物全部が、赤黒い霧で覆われていた。
見るだけでも背筋がゾッとして、本能的な恐怖感と嫌悪感を呼び寄せるような霧。不吉極まりないそれを見て、ブリエンは拳を握りしめた。
「……まずいわ!!私はここに残ってやつらの動きを見守るから、あなたたちだけでも早く戻りなさい!戻って、早くカイにこのことを伝え――――」
「――――あぁ、じゃこれも伝えてくれるか?」
ブリエンがさらに言葉を重ねようとした瞬間。
異変は、突然訪れた。感覚を最大限までみなぎらせたと言うのに、気配もなく……怪物が急に現れたのだ。
背中から響くおぞましい声に、ブリエンは顔を青ざめて振り返る。すると、そこには文字通りの怪物がいた。
大人の男性より二回りほど背が大きく、皮膚は腐っているのか歪んでいるのか、すべてがどす黒い。
小さくて黄色い瞳だけが光って、偵察隊の5人を見つめていた。
「あ………………ぁ……」
未知の存在を目の前にして訪れる、圧倒的な恐怖感。
ヤバい、殺される―――ブリエンがそう思いかけた時に、かの怪物は急に両手を上げて見せた。
「あいつに伝えるんだろう?今そこで行われている儀式を」
「……………………え?」
「なら、それを伝えるついでに俺の提案も伝えておいてくれ。お前たちが敬う、例の偽物の悪魔にな」
頭の中で状況が追い付かない。この化け物はなにを言っている?
そもそも、なんで私たちを殺さない?提案ってどういうこと?ブリエンの頭が煩わしくなったのを知って知らずか、怪物は裂かれている口先を上げてから言う。
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