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学園生活と魔族と冒険者
魔族の集落を魔物に襲わせてしまっ...魔物から救うことになったらしい
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※少々お下品要素と大量の虫注意
ついに魔族の住処へたどり着いてしまった俺。
だが、具体的にどうこうしようという目標があってきたわけではない。...どうしようか。
岩影に隠れ、遠くから村のような住処を眺めてみる。
小さい家が複数個あり、魔族らしき人々が畑仕事や井戸での水汲みをしている。...うん、普通の村の風景だ。
少し独特な生活をしているのではないかと期待してた分、少し残念な気持ちになってしまった。勝手に期待して、勝手に盛り下がる俺。
多分魔族も人間と同じで千差万別っていうし、町を築いてる魔族もいるよな!...多分。
もしかしたら、この村を越えた先にあるのかもしれないが、魔族達に見つからずにここに通るのは多分無理だし、そもそもこれ以上遠くへ行くと帰りが夜中になってしまう。
罪もない魔族達を驚かすわけにはいかないし、今日のところはコッソリと引き上げよう、そう思い踵を返すと、村の方から叫び声が上がった。
俺の隠れている岩の方向を見て、村人(村魔族?)が声をあげている。
俺が見つかったのかと少し焦ったが、後方から気配を感じて振り向いてみると、後ろの森から体高60cm位の大量の蟻のような虫型の魔物が大量に湧き出ており、それを指差しているようだった。100匹くらいか?
なんでこんなタイミングで魔物が湧いてくるんだ!...ん?
よく見ると蟻共の体が、なにかをぶつけられたかのように所々へこんでるような...蟻によってはなんか見覚えのある茶色い物体が体に付いているような...
うん、これあれだ。猿のウン○だ。つまりは...元を辿ると、多分俺のせいだ。
①俺が東の方に来るのに合わせて、猿共も俺を追いかけて東に来た。
↓
②元々東の方にいたであろう、蟻が猿に負けて追いやられる。
↓
③東から来た猿に追いやられた蟻は、東に来る。つまりここ。
俺のせいで村が襲われると思うと、ちょっと罪悪感が...仕方ない、俺も蟻と戦うとしよう。俺の〈本能〉によると、蟻はウルフよりは少し強い程度みたいだ。
魔族の村人達はキィナよりは弱い人ばかりだけど、ドリミドールの一般人よりは強いみたい。
取り敢えず蟻を鑑定して、引き付けるとしよう。
Lv15
名前:なし
種族名:グループアント
体力:180/180
魔力:30
攻撃:150
防御:150
魔攻:0
魔防:130
速さ:150
スキル
蟻酸Lv3 穴堀りLv5
何匹か鑑定してみたところ、個体差はあるが大体こんな感じのステータスだった。
あと、鑑定による不快感を蟻でも感じるのか、鑑定した蟻だけがいい感じに此方に向かってくる。途中からそれが面白くなってきたから、つい鑑定しすぎて7割方の蟻を引き付けることになった。
村から見たら、蟻の一部が何故か岩に群がり始めたと思うかもしれない。
因みに、鑑定は対象を見ながら少しだけ魔力を飛ばすようなイメージで使え、結構連射が効く。
例えると...ボタン長押しで連射できるシューティングゲーム的な感じ?
さて、君たちに罪はないし、なんなら猿を連れて蟻の縄張りを荒らした俺に罪はあるんだが、人命には変えられない。
蟻さん達は駆除されて頂こう。
向かってくる蟻を鳥の前足で踏み潰してみる。
メチバキィといった感じの音ともに蟻の甲殻が割れ、潰れて中身が出てくる。うまそう。
だが今は喰ってる場合ではない、我慢しよう。次々向かってくる蟻を、ひたすら鳥の前足で踏みつけ押し潰す。
このままワンパターン戦法で倒しきれれば楽だったのだが、何匹も同胞を潰された蟻は俺から距離を取り始めた。
蟻が横一列に並び、自身のケツ(腹部)を跨ぐようにして先っちょを此方に向けてきた。
蟻のこの姿勢に心当たりがある俺は真上に飛んだ。そして、俺が飛ぶと同時くらいに蟻がケツの先から黄色い液体を飛ばしてきた。
俺なら見てから避けても余裕くらいの速度で、俺がいた場所の地面に飛ばされ、ジュージューと音を立てて荒れ地を溶かす黄色い液体。その正体は蟻酸である。
「ウ○コの次はお○っこですねぇ?下ネタ大好きなのか、この森の魔物は...」と内心変な方向にキレながら〈ウィンド・ボール〉の魔法を使い、バランスボールくらいの風の玉2つを、蟻酸を放った蟻の列にぶちかます。
ウィンド・ボールの弾けた勢いで多くの蟻が吹き飛び、何匹かは岩に叩きつけられ即死する。
背後から驚いてる気配や、声が聞こえる。そういや蟻酸を避けるために、隠れてた岩を越えた高さを飛んだから、村の魔族達に俺の存在がバレてしまったな。
まぁ、向こうから攻撃してこない限りは無視だ無視、蟻をさっさと片付けてしまおう。
バレちまったなら仕方ない、とばかりに吹っ切れた俺は、〈眠羽〉をばらまきながら縦横無尽に飛び回り、蟻をライオンの後ろ足で足蹴にし、潰して回る。
純粋な脚力は、鳥の前足よりもライオンの後ろ足の方が強いから、飛び立つときも地面を蹴るのに凄く役に立つのよね。
蟻共は飛び回る俺に蟻酸を飛ばして攻撃するも、余裕で避ける。
あの蟻酸はあまり弾速が速くないし、連射はできないみたいだから、正直恐れることなどなかった。
しかも時間が経てば経つほど、眠羽の睡眠毒が効いてきて、蟻の動きが鈍くなるので虫を潰すだけの作業ゲーと化していった。
俺の方へ向かってきた蟻を全て潰し終えた。村の方を戦況を見ると、残りは数匹のようだ。
戦っている魔族達を良くみると、魔族だけじゃなく鎧を着た普通の人間もいるようにみえる。
あの鎧、ドリミドールの兵士の鎧っぽいな...どういう関係なんだろうか?
普通の人間と見分けのつかない魔族もいるらしいが、本能に聞いてみるとあれは人間の可能性が高いとのこと。
魔族との同盟の話があったけど、それの関係かな?
何はともあれ、彼らはもう放っておいても蟻にやられる心配はないだろう。
なので、俺はお暇させて頂こう...と思ったが眼前に広がるこの蟻の死体、少しくらい食べていってもいいよね...?
せめて魔物の体内にある赤い石だけでも食べよう。なんだか知らないがあの赤い石が旨いからな!
バリバリむしゃむしゃ...
俺が倒した蟻の数の半分以下である、30匹分くらいの蟻の赤い石を早食いしたところで、村の方の戦闘が終わりそうな様子だったので退散することにした。
村が襲われたのがほぼ俺のせいだから気まずいし、もしも「蟻の次はお前だ。」と襲って来られたら嫌だからな。
まぁ、今外に出ている魔族や人が全戦力ならば、襲われても返り討ちにして村滅ぼすくらいは出来そうだけど、無闇に殺したい訳じゃないし、そもそも人間との繋がりがあるっぽい彼らが、悪い魔族の可能性は低いと思うしな。
俺は村に背を向けて、自分の巣の方角である西へ飛んだ。西日が眩しい。
どうやら俺は魔族の村を救うことができた、らしい。
自分で魔物に襲わせてしまうことになったけど、自分で大半片付けたから許して欲しい。てか、そもそも着いてきた糞猿が悪い、俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!
あっヤメッ!○ンコ投げんな糞猿!!てめぇ!ぶっ殺すぞ!うわっくせぇ!
このときの俺は知らなかった。
この村の魔族が、西日に向かって飛びながら猿のウ○コを機敏に避ける俺に向かって、膝をついて祈るポーズをとっていたことを...
_____________________
○グループアント
体高約60cm、体長1m弱の黒い蟻の魔物。女王を中心とした群れで暮らしているが、群れの一員に擬態するため、パッと見ただけでは女王を見つけることは難しい。
肉や茸、果物を主食としている。
本来はいざというときに女王だけでも逃がすため、群れ全体を影武者として使うのだが、今回の群れは全滅させられたため、少し強い女王が1匹紛れてたが気がつかず、主人公に潰されている。
森の樹上や、土に穴を掘って生活する。今回は森に移住しに来たが、穴を掘る前に猿の群れにぶつかられた為、森の外に逃走した。
近くの魔族の村でも、この蟻が移住してきたことを問題視しており、同盟を組んだドリミドールと魔族の国が相談した結果、人間の兵士を何人か駐在させ協力する姿勢を見せていた。
○蟻酸
蟻がもつ酸性の毒。蟻系の魔物の強さにも寄るが、大体は木なら問題なく溶かせる威力。育ったグループアントは岩や砂すら溶かす。
○穴堀り
穴を掘る際の力が強化される。このスキルの効果で男同士でアーッ!するときも力強くなるとか、神様も実装するときに気がつけなかった致命的なバグ。
ついに魔族の住処へたどり着いてしまった俺。
だが、具体的にどうこうしようという目標があってきたわけではない。...どうしようか。
岩影に隠れ、遠くから村のような住処を眺めてみる。
小さい家が複数個あり、魔族らしき人々が畑仕事や井戸での水汲みをしている。...うん、普通の村の風景だ。
少し独特な生活をしているのではないかと期待してた分、少し残念な気持ちになってしまった。勝手に期待して、勝手に盛り下がる俺。
多分魔族も人間と同じで千差万別っていうし、町を築いてる魔族もいるよな!...多分。
もしかしたら、この村を越えた先にあるのかもしれないが、魔族達に見つからずにここに通るのは多分無理だし、そもそもこれ以上遠くへ行くと帰りが夜中になってしまう。
罪もない魔族達を驚かすわけにはいかないし、今日のところはコッソリと引き上げよう、そう思い踵を返すと、村の方から叫び声が上がった。
俺の隠れている岩の方向を見て、村人(村魔族?)が声をあげている。
俺が見つかったのかと少し焦ったが、後方から気配を感じて振り向いてみると、後ろの森から体高60cm位の大量の蟻のような虫型の魔物が大量に湧き出ており、それを指差しているようだった。100匹くらいか?
なんでこんなタイミングで魔物が湧いてくるんだ!...ん?
よく見ると蟻共の体が、なにかをぶつけられたかのように所々へこんでるような...蟻によってはなんか見覚えのある茶色い物体が体に付いているような...
うん、これあれだ。猿のウン○だ。つまりは...元を辿ると、多分俺のせいだ。
①俺が東の方に来るのに合わせて、猿共も俺を追いかけて東に来た。
↓
②元々東の方にいたであろう、蟻が猿に負けて追いやられる。
↓
③東から来た猿に追いやられた蟻は、東に来る。つまりここ。
俺のせいで村が襲われると思うと、ちょっと罪悪感が...仕方ない、俺も蟻と戦うとしよう。俺の〈本能〉によると、蟻はウルフよりは少し強い程度みたいだ。
魔族の村人達はキィナよりは弱い人ばかりだけど、ドリミドールの一般人よりは強いみたい。
取り敢えず蟻を鑑定して、引き付けるとしよう。
Lv15
名前:なし
種族名:グループアント
体力:180/180
魔力:30
攻撃:150
防御:150
魔攻:0
魔防:130
速さ:150
スキル
蟻酸Lv3 穴堀りLv5
何匹か鑑定してみたところ、個体差はあるが大体こんな感じのステータスだった。
あと、鑑定による不快感を蟻でも感じるのか、鑑定した蟻だけがいい感じに此方に向かってくる。途中からそれが面白くなってきたから、つい鑑定しすぎて7割方の蟻を引き付けることになった。
村から見たら、蟻の一部が何故か岩に群がり始めたと思うかもしれない。
因みに、鑑定は対象を見ながら少しだけ魔力を飛ばすようなイメージで使え、結構連射が効く。
例えると...ボタン長押しで連射できるシューティングゲーム的な感じ?
さて、君たちに罪はないし、なんなら猿を連れて蟻の縄張りを荒らした俺に罪はあるんだが、人命には変えられない。
蟻さん達は駆除されて頂こう。
向かってくる蟻を鳥の前足で踏み潰してみる。
メチバキィといった感じの音ともに蟻の甲殻が割れ、潰れて中身が出てくる。うまそう。
だが今は喰ってる場合ではない、我慢しよう。次々向かってくる蟻を、ひたすら鳥の前足で踏みつけ押し潰す。
このままワンパターン戦法で倒しきれれば楽だったのだが、何匹も同胞を潰された蟻は俺から距離を取り始めた。
蟻が横一列に並び、自身のケツ(腹部)を跨ぐようにして先っちょを此方に向けてきた。
蟻のこの姿勢に心当たりがある俺は真上に飛んだ。そして、俺が飛ぶと同時くらいに蟻がケツの先から黄色い液体を飛ばしてきた。
俺なら見てから避けても余裕くらいの速度で、俺がいた場所の地面に飛ばされ、ジュージューと音を立てて荒れ地を溶かす黄色い液体。その正体は蟻酸である。
「ウ○コの次はお○っこですねぇ?下ネタ大好きなのか、この森の魔物は...」と内心変な方向にキレながら〈ウィンド・ボール〉の魔法を使い、バランスボールくらいの風の玉2つを、蟻酸を放った蟻の列にぶちかます。
ウィンド・ボールの弾けた勢いで多くの蟻が吹き飛び、何匹かは岩に叩きつけられ即死する。
背後から驚いてる気配や、声が聞こえる。そういや蟻酸を避けるために、隠れてた岩を越えた高さを飛んだから、村の魔族達に俺の存在がバレてしまったな。
まぁ、向こうから攻撃してこない限りは無視だ無視、蟻をさっさと片付けてしまおう。
バレちまったなら仕方ない、とばかりに吹っ切れた俺は、〈眠羽〉をばらまきながら縦横無尽に飛び回り、蟻をライオンの後ろ足で足蹴にし、潰して回る。
純粋な脚力は、鳥の前足よりもライオンの後ろ足の方が強いから、飛び立つときも地面を蹴るのに凄く役に立つのよね。
蟻共は飛び回る俺に蟻酸を飛ばして攻撃するも、余裕で避ける。
あの蟻酸はあまり弾速が速くないし、連射はできないみたいだから、正直恐れることなどなかった。
しかも時間が経てば経つほど、眠羽の睡眠毒が効いてきて、蟻の動きが鈍くなるので虫を潰すだけの作業ゲーと化していった。
俺の方へ向かってきた蟻を全て潰し終えた。村の方を戦況を見ると、残りは数匹のようだ。
戦っている魔族達を良くみると、魔族だけじゃなく鎧を着た普通の人間もいるようにみえる。
あの鎧、ドリミドールの兵士の鎧っぽいな...どういう関係なんだろうか?
普通の人間と見分けのつかない魔族もいるらしいが、本能に聞いてみるとあれは人間の可能性が高いとのこと。
魔族との同盟の話があったけど、それの関係かな?
何はともあれ、彼らはもう放っておいても蟻にやられる心配はないだろう。
なので、俺はお暇させて頂こう...と思ったが眼前に広がるこの蟻の死体、少しくらい食べていってもいいよね...?
せめて魔物の体内にある赤い石だけでも食べよう。なんだか知らないがあの赤い石が旨いからな!
バリバリむしゃむしゃ...
俺が倒した蟻の数の半分以下である、30匹分くらいの蟻の赤い石を早食いしたところで、村の方の戦闘が終わりそうな様子だったので退散することにした。
村が襲われたのがほぼ俺のせいだから気まずいし、もしも「蟻の次はお前だ。」と襲って来られたら嫌だからな。
まぁ、今外に出ている魔族や人が全戦力ならば、襲われても返り討ちにして村滅ぼすくらいは出来そうだけど、無闇に殺したい訳じゃないし、そもそも人間との繋がりがあるっぽい彼らが、悪い魔族の可能性は低いと思うしな。
俺は村に背を向けて、自分の巣の方角である西へ飛んだ。西日が眩しい。
どうやら俺は魔族の村を救うことができた、らしい。
自分で魔物に襲わせてしまうことになったけど、自分で大半片付けたから許して欲しい。てか、そもそも着いてきた糞猿が悪い、俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!
あっヤメッ!○ンコ投げんな糞猿!!てめぇ!ぶっ殺すぞ!うわっくせぇ!
このときの俺は知らなかった。
この村の魔族が、西日に向かって飛びながら猿のウ○コを機敏に避ける俺に向かって、膝をついて祈るポーズをとっていたことを...
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○グループアント
体高約60cm、体長1m弱の黒い蟻の魔物。女王を中心とした群れで暮らしているが、群れの一員に擬態するため、パッと見ただけでは女王を見つけることは難しい。
肉や茸、果物を主食としている。
本来はいざというときに女王だけでも逃がすため、群れ全体を影武者として使うのだが、今回の群れは全滅させられたため、少し強い女王が1匹紛れてたが気がつかず、主人公に潰されている。
森の樹上や、土に穴を掘って生活する。今回は森に移住しに来たが、穴を掘る前に猿の群れにぶつかられた為、森の外に逃走した。
近くの魔族の村でも、この蟻が移住してきたことを問題視しており、同盟を組んだドリミドールと魔族の国が相談した結果、人間の兵士を何人か駐在させ協力する姿勢を見せていた。
○蟻酸
蟻がもつ酸性の毒。蟻系の魔物の強さにも寄るが、大体は木なら問題なく溶かせる威力。育ったグループアントは岩や砂すら溶かす。
○穴堀り
穴を掘る際の力が強化される。このスキルの効果で男同士でアーッ!するときも力強くなるとか、神様も実装するときに気がつけなかった致命的なバグ。
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