チョコ王子─どん・び〜・レ〜ト─

ケーニッヒ

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1.登場人物とちょっとの蛇足

登場人物

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 チョコ王子

 可笑しなお菓子の博物館に展示されている身体がチョコレートで出来た王子様の像。

 身体を動かす事も言葉を話す事も出来ない毎日を窮屈に感じているが自分を作ったセンセイのお小言や働いている人達の愚痴を聞いたり、自分や他の作品を見に来たお客さん達の笑顔や自分に背を向けて展示されている飴細工で出来た少女を見つめてみたりとやる事はたくさんあり、意外と寂しくはない。

 ある日のある出来事をキッカケに人間と同じく言葉を話したり、歩いたりが出来るようになり、小さな博物館を飛び出して短い旅に出る。

 飴細工の少女像

 チョコ王子の前に背を向けて展示されている全身が透き通った綺麗な飴細工でできている少女の像。

 話す事は愚か、どのような顔なのかも王子には判別できないが、その美しい姿で彼だけではなく博物館を訪れるお客さん皆を魅了していた。

 カミサマ 

 ある事件が起きた夜。チョコ王子が星明かりに祈りを捧げた時、天から声をかけて来た謎の存在。

 不思議な魔法の力によってチョコ王子に人間と同じ話したり動いたりする事が出来るように命を7日間、条件付きで吹き込んでくれた。

 しかし、それはチョコ王子の為では無くちょっとした暇潰し。チョコ王子の様子を空の上から眺めてスポーツ観戦の気分を味わう為であり、決して優しい神様というわけではない。

 チュン

 カミサマの使いの小さな小鳥。語尾にチュンをつけて話すちょっとだけ騒がしい奴。

 忙しいカミサマに代わり、王子の旅の実況とルール違反をしないかをチェックする為に同行する。

 ウォルター先生

 可笑しなお菓子の博物館の館長、そして芸術家。チョコ王子や、飴細工の少女の生みの親でお菓子を加工して展示品を作るのが得意。

 とてもワガママな怒りん坊でその性格のお陰で友達がいないけれど、自分の作った作品達には孫が大好きなおじいちゃんのように甘々に接する。

 トム

 嘘つきで見栄っ張りでいい加減で面倒くさがりなウォルター先生の助手。

 作品を雑に扱ったり目立たない部品をもぎ取って食べちゃったりする事から展示品の皆の天敵。

 でも、どういう訳か王子の事がお気に入りらしくウォルター先生への愚痴をいっつも応じに溢している。でも、王子はやっぱりトムの事が嫌いだ。

 アンジェリカ

 可笑しなお菓子の博物館で受け付けのアルバイトをしているとってもやる気の無い女の子。パンクな感じのファッションでいつもガムを噛んでいて少し怖い。

 王子は滅多に彼女の姿を見かける事が無いのだがトムのガールフレンドだった時期があるらしくいろいろ訳アリでトムに強烈なビンタをかまして別れたらしい。でも、この物語にこのエピソードはあまり必要ない。

 この他にも博物館から飛び出した王子は色んな人と出会い、色々な事を学び、経験していく。
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