隣の芝は

Saeko

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隣りの晩ご飯は

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だとしてもだ。
結奈ちゃんだけでなく芽衣子さんまで連日我が家に上がり込むのは流石におかしいと思っていた。
別に、結奈ちゃんをお預かりするのは、娘も喜ぶし構わないと思っていたので、私は一度
「息子が帰ってくる16時頃に迎えに来て下されば良いですよ?芽衣子さんもお忙しいでしょ?なんなら私が、幼稚園からそのまま我が家に連れて来てもいいですし。」
と芽衣子さんに言ったのだけれど、
「それは申し訳ないし、そんなに忙しくないから大丈夫よ。」
と芽衣子さんに提案したのだけれど、キッパリ断られたことがあった。
その時はそんなものかしら?と思ったのだけれど、最近やっと芽衣子さんが我が家に上がり込む理由が判明したのだ。それは、我が家の晩ご飯のおかずのお裾分け狙いだった。
我が家の主人は毎日お弁当を持って行く為、私は前の日のおかずを多めに作って冷凍保存してストックするようにしている。

その日も、多めに作ったおかずを私がジップロックに入れて冷凍しようとしていると、それを目ざとく見つけたらしい芽衣子さんはキッチンにズカズカと入ってきて、
「あら、凛子さん。とっても美味しそうね。私も参考にしたいから、少し分けて貰えない?」
と言って来た。
まあその時は大した事では無いからと、「どうぞ」と言ってジップロックにおかずを入れてあげると、芽衣子さんは喜んで持って帰っていった。
それからというもの、芽衣子さんは私が料理をしているのをソファで寛ぎながらもチラチラと横目で見ては、出来上がったタイミングでキッチンに入ってきて、さも申し訳無さそうにおかずを持って帰る様になったのだ。しかも彼女は図々しくも、私の料理の味付けにまで注文をつけるようになったのには流石頭に来て、
「そんなにお口に合わないのなら、持って帰らなければ良いでしょう?主人はいつも私の料理を美味しいと言ってくれるのだから、芽衣子さんにとやかく言われたくありません。」
と言い返した事がある。
それには芽衣子さんも「しまった」と思ったらしく、直ぐに謝罪をしてきた為私もそれ以上は何も言わなかったし、彼女もそれ以降味付けに関しては何も言わなくなった。が、相変わらずおかずだけはしっかり持って帰る。
始めは週に一回だったのが二回になり三回になり…。どんどん頻度が増す様になってくると、流石に私も嫌になってきていた。

そんなある日
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