は?勝手に召喚しといてそれですか?

Saeko

文字の大きさ
9 / 64
第2章 マコ巫女になる

チートにしてもらいました

しおりを挟む
子供達を寝かしつけ自分の部屋に入ると、私は女神にコンタクトを取る事にした。

「女神様?いらっしゃいます?」

思念みたいなので女神様に呼びかけてみる。
そんな簡単に呼び出せるの?とか自分自身で半信半疑な状態でやってみたのに、女神様はすんなりと現れてくれた。と言っても、光のかたまりみたいな状態なんだけどね。

『いるわよ、マコ。どうしたの?』

と聞かれ、

「ねぇ、女神様。私、魔法が使えるのよね?」

『そうよ。しかも魔法って言っても【聖魔法】が使えるわ。』

「聖魔法っていったらアレでしょう?怪我や病気を治す治癒魔法、体力回復の回復魔法、癒し魔法がそれよね?あ!あとは結界張るとか、失ったものを再生するとかの魔法よね?」

『そうね。主にはそれになるわね。』

「そか。ところで、この正魔法って、人間だけじゃなくて動植物にも使えるの?」

『勿論よ。生きとし生けるものであれば大丈夫よ。』

「そか、分かった。んで、それを発動するにはどうしたらいいわけ?呪文とかあるの?」

『あるわよ。』

そう言って女神は【聖女の為の魔法入門】という巫山戯ふざけたタイトルの本を3冊出してきた。
まぁ何も無い空間からいきなりにゅっと本が出てきたからびっくりしたけど…。

『呪文じゃなくて詠唱えいしょうって言うのよ。これ読んでやってみてね。魔法を展開する魔法陣の為の詠唱が全て載ってるから。あ!あと、単純な生活魔法も使える様にしとくわね。これは詠唱が無くても、念じただけで使えるから試してみてね。』

「生活魔法て何?」

『生活に必要な火とか水とか風とか使えるのよ。』

「そうなんだ。分かった。ありがと、女神様。」

『あ。それから例のあの子の事なんだけど。あの子…転生希望者だったらしくてね。其れを知った別の女神が勝手に召喚しちゃったんだって。一応聖女になってこの世界に来たかったらしいから、少しだけど聖魔法をあの子に与えたらしいのよ。』

「ふぅん、そうなんだ。まぁいいよ。私には関係ないしね。あのンコ王子と魔獣討伐とかして、勝手に仲良くやってくれたらいいし?」

『貴女、結構毒吐くわね。』

「当たり前じゃない。あんな仕打ちされて、頭来ない人いると思う?全く!ゲームじゃすっごい好青年キャラだったのに、実は残念キャラとかマジで無いから。」

『う~ん。貴女達にとっては此処ここはゲームの生活なのかもしれないわね。でもね?この世界はちゃんとあって、人々はここで生まれて、ここで生活をしているの。だからマコには、それを忘れないで欲しいわ。』

「そうなんだね。了解。取り敢えず、今の私はここの修道院の子供達を守る事にするって決めたの。その為に必要な力が私にあるのかを、女神様に確認とっておきたかったんだ。魔獣がどうのっていうのは、また別に考える事にするね。」

『そうなのね。分かったわ。』

女神様はそう言いながら、ポンッと綺麗な瑠璃るり色に輝くブローチを出し、私の胸元に付けてくれた。
(手指が見えない所を見ると、どうやら魔法で付けたのね。)

『貴女は‪私の愛し子。困った時は何時でもコレで呼んでね。』

と言うと、それに反応してブローチが輝く。

「ありがと女神様。そん時は宜しくね。」

そう私が言うと、女神様(光の塊)は一瞬輝きを大きくしてからフッと居なく(消えてなく)なりました。


さてと。明日から魔法の練習して、Lv上げでもやってこかな。
で、この街の人達ともコミュニケーションとって、この修道院てか孤児院の子供達の生活向上を目指すのよ。

「よ~し!!頑張るぞ~。」

私はそう言ってかったいベッドに潜り込んだのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

義妹がピンク色の髪をしています

ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。

夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。

古森真朝
ファンタジー
 「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。  俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」  新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは―― ※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。

英雄一家は国を去る【一話完結】

青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。 - - - - - - - - - - - - - ただいま後日談の加筆を計画中です。 2025/06/22

処理中です...