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第一章 忘却の通り魔編
06.見かけによらず
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「うーんこれもいまいちだな……」
「そうかい。持ってきた武器はこれで最後だったんだが……、どうするね」
小一時間ほど店主の持ってきた武器を試してみたが、しっくりくるものとは出会えていなかった。
「どれも合わないの~?」
アイヴィが退屈そうにふわふわとした声で話しかけてきた。
悪いと思いつつ振り返ってみると、アイヴィは気だるげに肩を落としていた。
だがだらりと垂れたアイヴィの腕は、そのままネオンへと抱き着いていた。
声がふわふわしていたのは、退屈だからではなくネオンといちゃつけて幸福だったからのようだ。
その下で、何かを訴えた気にネオンが見つめてくる。
嫌なら嫌と断ればいいのに……。助けに入ってやろうと考えたが、面白いのでそのまま放置する事にした。
「合わないという訳ではないが……どうも一癖あって使いにくい」
「ならさ、短剣とかどう? 短剣!」
アイヴィは腰から短剣を引き抜き、見せびらかすように頭の上で振っていた。
中央にはめられた赤い宝石が妙にカッコ良さを放っている。
短剣か……。
小回りの利く短剣と、大柄な自分は合うのだろうか。使い勝手についてさっそく考え始めようとした。
すると、どこからか嫌な視線がシキの額に突き刺さった。
振られている短剣の下から、腕と一緒に揺れるネオンがまたしてもこちらを見つめている。
アイヴィをずっと不快に感じているのだろう。無表情の顔から、もやもやと黒い感情が溢れている気がした。
流石に可愛そうだと思ったシキは、見かねて助け船を出す。
「おい、危ないだろう。ネオンに当たったらどうする気だ」
「ひぇ? あっ、ごめんねー。ネオンちゃん怖かったかな?」
アイヴィはゆっくりと手を下ろし、短剣を腰の鞘へと納めた。
これでよし。シキは再び短剣の使い方をイメージし始める。その時だった。
なんとネオンは、納められたアイヴィの短剣へと手を伸ばしたのだ。
「こらこらっ、おもちゃじゃないんだぞー?」
アイヴィはくねくねと身体をひねり、ネオンの手を避け続ける。
(いや……あれはあいつなりの仕返しだろう。あんなに鬱陶しい絡み方されたら、私なら一発手が出るかもしれん)
傍から見ればじゃれているような二人を見て、シキは乾いた笑いをこぼしていた。
「で、どうするよ兄ちゃん。短剣も見てみるかい?」
ひと茶番を終わったところを見て、店主はシキに声をかける。
「そうだなぁ。言われてみれば、癖のある物ばかりで一般的な剣を触っていないではないか。もっと短剣とか剣など、普通の剣の類いも試させてくれ」
「癖があるからこそ愛着が沸くってもんなんだがなぁ……」
拘りを否定された店主は、奥歯に何かが挟まったようなもやっとした表情をしていた。
「ならおっちゃん、昨日見せてくれたのとかどうー? 私がいらないって言ったでっかい奴!」
「おおそうだそうだ、それがあったな! 兄ちゃんちょっと待ってな!」
いらないって言った奴をおすすめするな。
自由過ぎるアイヴィにまた怒りが沸きそうになる。しかし、店主の持ってきた大剣を見てシキはアイヴィと同じ感想を持つ事となった。
ズシン……ッッ!!
大剣を置いた拍子に足元へ振動が伝わった。
「幅30センチ刃渡り1.8メートル重さ20キロ! 人呼んでウォールプレート!! こいつに目を付けるとは兄ちゃん分かってんねえ!!」
デカい。
バカデカい。
いや、ただのバカだ。
「ここまでくるとただの重りではないか! こんなの振り回す奴がどこにいる!!」
こん棒とかハンマーがある鍛冶屋という時点でおかしいとは思っていた。こんな鉄の塊を勧めてくるなんてこの店主絶対いかれた野郎だ。
しかも昨日、アイヴィにもこれを勧めたんだって? こんな重量の塊を彼女が使うとでも思ったのか。
目利きまで最悪と来ればもう微塵も信用出来ないのは明らかだ。錆臭い外観のように、店主の拘りも錆びついているに違いない。
店名はトバル・ブラックスミスといったか。良い鍛冶屋を聞かれた際はここだけは絶対行くなと言いふらしてやろう。
シキの感情は怒りを通り越し、呆れの域へと達していた。
「アイヴィ、ここはダメだ。悪いが別の店にしよう」
「おいおい兄ちゃんその言い方は酷いぜ!?」
「こんな鉄塊買う訳ないだろう! ぼったくるにしてももう少しマシな嘘をつけ!!」
「はぁ……いいから黙って持ってみろ」
ズシンッ……。
「お、おいッ!!」
店主から無理やりウォールプレートを渡される。
「……?」
おかしい。
これは20キロある鉄の塊だ。なのに……。
「重く……ない? いや、重さが逆に力へと変わっていく……?」
のしかかってきた重量を支えるべく全身に力が入る。するとどうだろう。体の底から力が沸き、気が付けば大剣は体の一部のように振りかぶる事が出来ていた。
「振ってみな」
店長に促され、シキは20キロの鉄塊を振りかぶった。
ブン……ッッッ!!
振り降ろされた重量は、空気を切断する。そして発生した衝撃破が辺りへビリビリと響き渡った。
「……フ、フフ」
あまりの衝撃に、思わず笑みが零れる。
「フーハッハッハ!! 見つけた。やっと見つけたぞ。私の相棒よ!!」
「フッ……、言ったろ。癖があるほど愛着が沸くって」
「色々と文句を言って悪かった。全くもってその通りのようだ……!!」
鉄の塊だと否定していた大剣。しかし、一度手に取ればその印象は180度変わっていた。
錆びついた外観のように、この武器は店主の拘りがぎっしりと詰まっているのだろう。
店名はトバル・ブラックスミスといったか。良い鍛冶屋を聞かれた際は絶対ここに行けと言い広めてやろう。
「トバル・ブラックスミス……トバルの鍛冶屋、か」
見かけだけで判断してはならない。人生に大切な事を、この店主は大剣を通して教えてくれた。
「アイヴィ、いい武器が見つかった。感謝する」
アイヴィは間違っていなかった。この鍛冶屋を紹介してくれた彼女に感謝を述べる。
続けてシキは店主を指差し、高らかに宣言した。
「そしてトバルよ! この大剣、見事使いこなして見せよう!!」
「…………は?」
「……ん?」
……?
「……あ。うち、チェーン店っす……へへっ……」
シキは真顔で固まる。
トバルとは創業者の名前である。この店主はただの雇われ店長に過ぎないのだ。
気まず沈黙が鍛冶屋の中へ広がっていく。
シキはゆっくりと大剣を下ろし、そのまましばらく動けないでいた。
ガチャ……ガチャ……と風で揺れる武器の音が虚しく響き渡った。
恥ずかしさのあまり動けないでいるシキの隣に、ネオンがするりと寄ってきた。
そしてネオンは、シキの顔をじっと見つめ始めた。
「……何を見ている」
「…………」
ネオンは無表情のままだ。
眉すらピクリとも動きはしない。
だけど、その瞳の奥にうっすらと別の感情が見えた気がした。
「そんな目で私を見るなああああああああ!!」
武器に迷ったらあなたもここへ! 『トバル・ブラックスミス』いろんなところで営業中!!
「そうかい。持ってきた武器はこれで最後だったんだが……、どうするね」
小一時間ほど店主の持ってきた武器を試してみたが、しっくりくるものとは出会えていなかった。
「どれも合わないの~?」
アイヴィが退屈そうにふわふわとした声で話しかけてきた。
悪いと思いつつ振り返ってみると、アイヴィは気だるげに肩を落としていた。
だがだらりと垂れたアイヴィの腕は、そのままネオンへと抱き着いていた。
声がふわふわしていたのは、退屈だからではなくネオンといちゃつけて幸福だったからのようだ。
その下で、何かを訴えた気にネオンが見つめてくる。
嫌なら嫌と断ればいいのに……。助けに入ってやろうと考えたが、面白いのでそのまま放置する事にした。
「合わないという訳ではないが……どうも一癖あって使いにくい」
「ならさ、短剣とかどう? 短剣!」
アイヴィは腰から短剣を引き抜き、見せびらかすように頭の上で振っていた。
中央にはめられた赤い宝石が妙にカッコ良さを放っている。
短剣か……。
小回りの利く短剣と、大柄な自分は合うのだろうか。使い勝手についてさっそく考え始めようとした。
すると、どこからか嫌な視線がシキの額に突き刺さった。
振られている短剣の下から、腕と一緒に揺れるネオンがまたしてもこちらを見つめている。
アイヴィをずっと不快に感じているのだろう。無表情の顔から、もやもやと黒い感情が溢れている気がした。
流石に可愛そうだと思ったシキは、見かねて助け船を出す。
「おい、危ないだろう。ネオンに当たったらどうする気だ」
「ひぇ? あっ、ごめんねー。ネオンちゃん怖かったかな?」
アイヴィはゆっくりと手を下ろし、短剣を腰の鞘へと納めた。
これでよし。シキは再び短剣の使い方をイメージし始める。その時だった。
なんとネオンは、納められたアイヴィの短剣へと手を伸ばしたのだ。
「こらこらっ、おもちゃじゃないんだぞー?」
アイヴィはくねくねと身体をひねり、ネオンの手を避け続ける。
(いや……あれはあいつなりの仕返しだろう。あんなに鬱陶しい絡み方されたら、私なら一発手が出るかもしれん)
傍から見ればじゃれているような二人を見て、シキは乾いた笑いをこぼしていた。
「で、どうするよ兄ちゃん。短剣も見てみるかい?」
ひと茶番を終わったところを見て、店主はシキに声をかける。
「そうだなぁ。言われてみれば、癖のある物ばかりで一般的な剣を触っていないではないか。もっと短剣とか剣など、普通の剣の類いも試させてくれ」
「癖があるからこそ愛着が沸くってもんなんだがなぁ……」
拘りを否定された店主は、奥歯に何かが挟まったようなもやっとした表情をしていた。
「ならおっちゃん、昨日見せてくれたのとかどうー? 私がいらないって言ったでっかい奴!」
「おおそうだそうだ、それがあったな! 兄ちゃんちょっと待ってな!」
いらないって言った奴をおすすめするな。
自由過ぎるアイヴィにまた怒りが沸きそうになる。しかし、店主の持ってきた大剣を見てシキはアイヴィと同じ感想を持つ事となった。
ズシン……ッッ!!
大剣を置いた拍子に足元へ振動が伝わった。
「幅30センチ刃渡り1.8メートル重さ20キロ! 人呼んでウォールプレート!! こいつに目を付けるとは兄ちゃん分かってんねえ!!」
デカい。
バカデカい。
いや、ただのバカだ。
「ここまでくるとただの重りではないか! こんなの振り回す奴がどこにいる!!」
こん棒とかハンマーがある鍛冶屋という時点でおかしいとは思っていた。こんな鉄の塊を勧めてくるなんてこの店主絶対いかれた野郎だ。
しかも昨日、アイヴィにもこれを勧めたんだって? こんな重量の塊を彼女が使うとでも思ったのか。
目利きまで最悪と来ればもう微塵も信用出来ないのは明らかだ。錆臭い外観のように、店主の拘りも錆びついているに違いない。
店名はトバル・ブラックスミスといったか。良い鍛冶屋を聞かれた際はここだけは絶対行くなと言いふらしてやろう。
シキの感情は怒りを通り越し、呆れの域へと達していた。
「アイヴィ、ここはダメだ。悪いが別の店にしよう」
「おいおい兄ちゃんその言い方は酷いぜ!?」
「こんな鉄塊買う訳ないだろう! ぼったくるにしてももう少しマシな嘘をつけ!!」
「はぁ……いいから黙って持ってみろ」
ズシンッ……。
「お、おいッ!!」
店主から無理やりウォールプレートを渡される。
「……?」
おかしい。
これは20キロある鉄の塊だ。なのに……。
「重く……ない? いや、重さが逆に力へと変わっていく……?」
のしかかってきた重量を支えるべく全身に力が入る。するとどうだろう。体の底から力が沸き、気が付けば大剣は体の一部のように振りかぶる事が出来ていた。
「振ってみな」
店長に促され、シキは20キロの鉄塊を振りかぶった。
ブン……ッッッ!!
振り降ろされた重量は、空気を切断する。そして発生した衝撃破が辺りへビリビリと響き渡った。
「……フ、フフ」
あまりの衝撃に、思わず笑みが零れる。
「フーハッハッハ!! 見つけた。やっと見つけたぞ。私の相棒よ!!」
「フッ……、言ったろ。癖があるほど愛着が沸くって」
「色々と文句を言って悪かった。全くもってその通りのようだ……!!」
鉄の塊だと否定していた大剣。しかし、一度手に取ればその印象は180度変わっていた。
錆びついた外観のように、この武器は店主の拘りがぎっしりと詰まっているのだろう。
店名はトバル・ブラックスミスといったか。良い鍛冶屋を聞かれた際は絶対ここに行けと言い広めてやろう。
「トバル・ブラックスミス……トバルの鍛冶屋、か」
見かけだけで判断してはならない。人生に大切な事を、この店主は大剣を通して教えてくれた。
「アイヴィ、いい武器が見つかった。感謝する」
アイヴィは間違っていなかった。この鍛冶屋を紹介してくれた彼女に感謝を述べる。
続けてシキは店主を指差し、高らかに宣言した。
「そしてトバルよ! この大剣、見事使いこなして見せよう!!」
「…………は?」
「……ん?」
……?
「……あ。うち、チェーン店っす……へへっ……」
シキは真顔で固まる。
トバルとは創業者の名前である。この店主はただの雇われ店長に過ぎないのだ。
気まず沈黙が鍛冶屋の中へ広がっていく。
シキはゆっくりと大剣を下ろし、そのまましばらく動けないでいた。
ガチャ……ガチャ……と風で揺れる武器の音が虚しく響き渡った。
恥ずかしさのあまり動けないでいるシキの隣に、ネオンがするりと寄ってきた。
そしてネオンは、シキの顔をじっと見つめ始めた。
「……何を見ている」
「…………」
ネオンは無表情のままだ。
眉すらピクリとも動きはしない。
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