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弟
こんな事、許されないのに
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海斗の話を聞き終えた俺は、愕然と項垂れるしかなかった。
まさか海斗が、あの男のみならず、伊佐川さん、それに父さんと母さんまで殺したなんて、誰が信じられるだろうか。
それでもここまで鮮明に話すという事は、やはり事実なのだろう。
そして俺は気づいた。
海斗がこうなってしまった原因が──。
「俺の…せいで………こんな……。」
幼かったあの日に交わした約束のせいで、海斗が変わっていってしまった。
俺が安易な事を言ってしまったから、俺が海斗を裏切るような事をしたから、海斗は狂ってしまったのだ。
それでも俺は、もう手遅れだとしても、これだけは伝えたかった。
「………海斗。今更、虫のいい話かもしれないが、聞いてくれ。俺は、約束を忘れてたわけじゃない。」
「じゃあ何で、あの時兄さんは、僕を置いていこうとしたの?僕なんて、どうでも良かったって事⁉︎」
俺の言葉を遮った海斗からは、すでに笑顔が消えていた。
鋭い視線が刺さる中、それでも俺は言葉を続けた。
「そうじゃない!俺は……、海斗が俺を頼らなくても、生きていけるようになってほしかっただけなんだ。いくら俺たちが双子だからだって、いつまでも一緒にはいられない。だから──。」
「もういいよ、そんな事。どうせ僕は……ううん、僕たちは、堕ちていくしかないんだから。」
海斗は抑揚のない声でそう言うと、徐にポケットからカッターを取り出し、俺の胸に突きつけた。
一体何をしようとしているのか分からず、俺はただ身体を強張らせることしか出来なかった。
「兄さん、そのままじっとしていて。じゃないと、兄さんを傷つけちゃうから。」
そう言うと海斗は、俺のシャツを掴み、そしてカッターで一気に切り裂いた。
「──ッ⁉︎」
一瞬にして服を剥ぎ取られ、俺の上半身が露わになる。
これから何をされるか容易に想定でき、俺は顔から火が出そうだった。
「どうしたの?兄さん。恥ずかしがっちゃって。今まで何度も、僕に裸を見られてるじゃない。」
「そっそれとこれとじゃ……ッあん……っ。」
不意に乳首をつねられ、思わず声を上げてしまう。
「これくらいで反応するだなんて。やっぱり、そうとう調教されているんだね。」
調教という言葉に、思わず過剰に反応してしまう。
今まで幾度もなく繰り返されてきた、男たちとの行為が次々と鮮明に蘇り、さらに身体の熱が上がってしまった。
「ふふっ、兄さんったら。もうコリコリじゃないか。ほんと、美味しそうな乳首だね。」
すると俺の乳首から手を離した海斗が、今度は乳首に顔を寄せてくる。
「やっ…やめ……ッ…ああっ…んんっ!!」
俺の静止の声など聞くはずもなく、海斗はまるで母乳を飲むかのように、俺の乳首にしゃぶりついた。
さらに海斗は、吸う力加減をかえつつ、わざと音を出して、俺の羞恥心を煽った。
「やだ……あん…っ…こんなの……んんっ…。」
俺に淫らな事をする海斗が、そして何より、大切な弟に犯されて喘ぐ自分が何よりも嫌だった。
そんな俺の言葉を聞いてか、海斗は乳首を吸うのを止め、上目遣いで俺の顔を見た。
「そう…だよね。兄さんはもう、これだけじゃ満足出来ない……よね!」
「──ッ!!」
一瞬の隙を突かれた俺は、海斗にあっさりと、ズボンごと下着を下ろされてしまった。
そして強引に股を開かれる。
「やめろっ!!みっ見るな……っ!!」
それでも海斗は、露わになった俺のあそこをじっと見つめていた。
そして──。
「うぐっ!!……いっ…ううっ……!!」
まだ慣らしてすらいないあそこに、指2本を無理矢理捻じ込んできた。
あまりの痛さに、思わず身を捩ってしまう。
「あー。やっぱり濡れてないと無理かあ。それなら……。」
そう言いながら指を抜いた海斗は、今度は顔を寄せ、あそこの中に舌を入れてきた。
「やっ…ああ……ッ…そんな……とこ……。」
それでも海斗は、あそこの中を舐め回し続けた。
「あっ……ああ…っ……も…やめ………っんん……。」
そして気づけば、俺は無意識に腰を動かしており、身体は更なる快楽を求めていた。
「兄さん、嘘は良くないよ。ここも、こんなに大きくさせちゃってさ。」
「うがっ!!……はっ…う……っ…!!」
いきなり海斗に、ものを握られ、激痛で息が止まりそうだった。
「あらら、ごめんね兄さん。つい、力が入っちゃったよ。やっぱり、痛い事より、気持ちいい事の方がいいよね。」
ものから手を離され、痛みから解放された俺は、肩で呼吸をした。
「……それに、僕ももう、我慢できない。」
海斗は身体を起こすと、自らのズボンと下着を脱ぎ捨てた。
そしてそこから、すっかり隆起したものが現れ、俺は息を飲んだ。
「僕、兄さんの事を考えると、いつもこうなんだ。これを鎮めるために、何回オナニーした事か。」
見たくない、聞きたくない……。
それなのに、目を逸らすことが出来ない。
そして身体の疼きも抑えることが出来ないままの俺に、海斗が覆いかぶさった。
「僕ね、兄さんと違って、エッチの経験は無いから、そこのところは許してね。」
海斗はいつも通りの無邪気な笑顔を見せると、自身のものを、俺のあそこに充てがった。
「海斗っ!それだけは…やめてくれ。じゃないと俺たちは、もう戻れなくっ…あああッ!!」
容赦なくねじ込まれていくものに、堪らず甲高い声をあげてしまう。
「うあっ…!兄さんの中、熱くて程よく締め付けてきて、気持ちいい……。」
海斗は自身のものが全て、俺の中に入った事を確認すると、激しく腰を動かし始めた。
「うっ…ああ……ッ…あ……んんっ…。」
意識が快楽に押し流されないようにしながら、何とか声を抑えようとした。
それでも両手を塞がれている以上、限界があり、段々と堪え切れなくなる。
「あっ…あっ……ああっん…海……ッ…んああっ!!」
そしてとうとう海斗が、俺の一番弱い部分を捉えた。
「ふふっ、見つけた。兄さんの、前立腺……。」
海斗はまるで、俺の反応を楽しんでいるかのように、わざと明るい口調で告げた。
「やっ……そこ…ッ…あああっ…あんっ……!!」
何度も弱い部分を突かれ、次第に意識も快楽に飲まれていく。
「兄さん…の……中、さっきよりも…締め付けて……気持ち良すぎ………。」
海斗の腰の動きが次第に早まり、その律動によって、俺の限界も迫っていた。
それでも僅かに残った理性が、なんとか射精を留まらせた。
「往生際が悪いな…兄さん。……それとも、僕と一緒に………イキたいの?」
本当は、俺だってイキたい……。
それでも、愛する弟に犯されて、ましてやイク事なんて、兄として許せなかった。
「それじゃあ、一緒に…イこう。兄さんが…孕んじゃうくらい、たっぷりと……注いであげる。」
海斗は腰の動きはさらに速まり、激しく奥を突き上げた。
「やだ…ぁ……っん…イっ……ッあああああん!!」
奥深くまで注がれる海斗の精液。
その熱によって、俺も果ててしまった。
もう、弟にイカされたという罪悪感よりも、気持ち良さで頭がいっぱいだった。
「……兄さんのイッた顔、可愛い。」
もはや抵抗する気力もなく、俺は海斗の口づけを素直に受け入れた。
まさか海斗が、あの男のみならず、伊佐川さん、それに父さんと母さんまで殺したなんて、誰が信じられるだろうか。
それでもここまで鮮明に話すという事は、やはり事実なのだろう。
そして俺は気づいた。
海斗がこうなってしまった原因が──。
「俺の…せいで………こんな……。」
幼かったあの日に交わした約束のせいで、海斗が変わっていってしまった。
俺が安易な事を言ってしまったから、俺が海斗を裏切るような事をしたから、海斗は狂ってしまったのだ。
それでも俺は、もう手遅れだとしても、これだけは伝えたかった。
「………海斗。今更、虫のいい話かもしれないが、聞いてくれ。俺は、約束を忘れてたわけじゃない。」
「じゃあ何で、あの時兄さんは、僕を置いていこうとしたの?僕なんて、どうでも良かったって事⁉︎」
俺の言葉を遮った海斗からは、すでに笑顔が消えていた。
鋭い視線が刺さる中、それでも俺は言葉を続けた。
「そうじゃない!俺は……、海斗が俺を頼らなくても、生きていけるようになってほしかっただけなんだ。いくら俺たちが双子だからだって、いつまでも一緒にはいられない。だから──。」
「もういいよ、そんな事。どうせ僕は……ううん、僕たちは、堕ちていくしかないんだから。」
海斗は抑揚のない声でそう言うと、徐にポケットからカッターを取り出し、俺の胸に突きつけた。
一体何をしようとしているのか分からず、俺はただ身体を強張らせることしか出来なかった。
「兄さん、そのままじっとしていて。じゃないと、兄さんを傷つけちゃうから。」
そう言うと海斗は、俺のシャツを掴み、そしてカッターで一気に切り裂いた。
「──ッ⁉︎」
一瞬にして服を剥ぎ取られ、俺の上半身が露わになる。
これから何をされるか容易に想定でき、俺は顔から火が出そうだった。
「どうしたの?兄さん。恥ずかしがっちゃって。今まで何度も、僕に裸を見られてるじゃない。」
「そっそれとこれとじゃ……ッあん……っ。」
不意に乳首をつねられ、思わず声を上げてしまう。
「これくらいで反応するだなんて。やっぱり、そうとう調教されているんだね。」
調教という言葉に、思わず過剰に反応してしまう。
今まで幾度もなく繰り返されてきた、男たちとの行為が次々と鮮明に蘇り、さらに身体の熱が上がってしまった。
「ふふっ、兄さんったら。もうコリコリじゃないか。ほんと、美味しそうな乳首だね。」
すると俺の乳首から手を離した海斗が、今度は乳首に顔を寄せてくる。
「やっ…やめ……ッ…ああっ…んんっ!!」
俺の静止の声など聞くはずもなく、海斗はまるで母乳を飲むかのように、俺の乳首にしゃぶりついた。
さらに海斗は、吸う力加減をかえつつ、わざと音を出して、俺の羞恥心を煽った。
「やだ……あん…っ…こんなの……んんっ…。」
俺に淫らな事をする海斗が、そして何より、大切な弟に犯されて喘ぐ自分が何よりも嫌だった。
そんな俺の言葉を聞いてか、海斗は乳首を吸うのを止め、上目遣いで俺の顔を見た。
「そう…だよね。兄さんはもう、これだけじゃ満足出来ない……よね!」
「──ッ!!」
一瞬の隙を突かれた俺は、海斗にあっさりと、ズボンごと下着を下ろされてしまった。
そして強引に股を開かれる。
「やめろっ!!みっ見るな……っ!!」
それでも海斗は、露わになった俺のあそこをじっと見つめていた。
そして──。
「うぐっ!!……いっ…ううっ……!!」
まだ慣らしてすらいないあそこに、指2本を無理矢理捻じ込んできた。
あまりの痛さに、思わず身を捩ってしまう。
「あー。やっぱり濡れてないと無理かあ。それなら……。」
そう言いながら指を抜いた海斗は、今度は顔を寄せ、あそこの中に舌を入れてきた。
「やっ…ああ……ッ…そんな……とこ……。」
それでも海斗は、あそこの中を舐め回し続けた。
「あっ……ああ…っ……も…やめ………っんん……。」
そして気づけば、俺は無意識に腰を動かしており、身体は更なる快楽を求めていた。
「兄さん、嘘は良くないよ。ここも、こんなに大きくさせちゃってさ。」
「うがっ!!……はっ…う……っ…!!」
いきなり海斗に、ものを握られ、激痛で息が止まりそうだった。
「あらら、ごめんね兄さん。つい、力が入っちゃったよ。やっぱり、痛い事より、気持ちいい事の方がいいよね。」
ものから手を離され、痛みから解放された俺は、肩で呼吸をした。
「……それに、僕ももう、我慢できない。」
海斗は身体を起こすと、自らのズボンと下着を脱ぎ捨てた。
そしてそこから、すっかり隆起したものが現れ、俺は息を飲んだ。
「僕、兄さんの事を考えると、いつもこうなんだ。これを鎮めるために、何回オナニーした事か。」
見たくない、聞きたくない……。
それなのに、目を逸らすことが出来ない。
そして身体の疼きも抑えることが出来ないままの俺に、海斗が覆いかぶさった。
「僕ね、兄さんと違って、エッチの経験は無いから、そこのところは許してね。」
海斗はいつも通りの無邪気な笑顔を見せると、自身のものを、俺のあそこに充てがった。
「海斗っ!それだけは…やめてくれ。じゃないと俺たちは、もう戻れなくっ…あああッ!!」
容赦なくねじ込まれていくものに、堪らず甲高い声をあげてしまう。
「うあっ…!兄さんの中、熱くて程よく締め付けてきて、気持ちいい……。」
海斗は自身のものが全て、俺の中に入った事を確認すると、激しく腰を動かし始めた。
「うっ…ああ……ッ…あ……んんっ…。」
意識が快楽に押し流されないようにしながら、何とか声を抑えようとした。
それでも両手を塞がれている以上、限界があり、段々と堪え切れなくなる。
「あっ…あっ……ああっん…海……ッ…んああっ!!」
そしてとうとう海斗が、俺の一番弱い部分を捉えた。
「ふふっ、見つけた。兄さんの、前立腺……。」
海斗はまるで、俺の反応を楽しんでいるかのように、わざと明るい口調で告げた。
「やっ……そこ…ッ…あああっ…あんっ……!!」
何度も弱い部分を突かれ、次第に意識も快楽に飲まれていく。
「兄さん…の……中、さっきよりも…締め付けて……気持ち良すぎ………。」
海斗の腰の動きが次第に早まり、その律動によって、俺の限界も迫っていた。
それでも僅かに残った理性が、なんとか射精を留まらせた。
「往生際が悪いな…兄さん。……それとも、僕と一緒に………イキたいの?」
本当は、俺だってイキたい……。
それでも、愛する弟に犯されて、ましてやイク事なんて、兄として許せなかった。
「それじゃあ、一緒に…イこう。兄さんが…孕んじゃうくらい、たっぷりと……注いであげる。」
海斗は腰の動きはさらに速まり、激しく奥を突き上げた。
「やだ…ぁ……っん…イっ……ッあああああん!!」
奥深くまで注がれる海斗の精液。
その熱によって、俺も果ててしまった。
もう、弟にイカされたという罪悪感よりも、気持ち良さで頭がいっぱいだった。
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