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第一村人に出会った
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あれからどれほど走ったのだろうか。
息は絶え絶えになり、足は棒のようになっていた。
もう足はとっくに限界を迎えていたが、止まれるはずもない。
「あっ…⁉︎」
気づいた時には遅かった。
足が絡まった拍子に、俺は坂を転げ落ちた。
その衝撃で体のあちこちを痛めてしまったが、なんとか立ち上がる。
どうやら骨は折れていないようだ。
「痛たた…。なんで誰も助けてくれないんだよ。」
そのときようやく、二人がいないことに気がついた。
一体いつからはぐれたのだろうか。
まだ近くにいるかもしれないが、叫ぶわけにもいかない。
まさか、さっきの男に捕まって…。
そう思うと、俺はパニックになった。
「早く、警察に電話しないと!」
しかし圏外だったことを、すっかり忘れていた。
さらにパニックになり、スマホのライト機能で、あたりを必死に見渡した。
しまったと気づいた時には遅かった。
近くで足音が聞こえたのだ。
急いでライトを消し、木の裏に身を潜める。
足音は1人、ゆっくりとこちらに近づいてくる。
文也か春則かもしれないが、暗闇に慣れていないせいで、確認できない。
ヤバい、ヤバい!!
こう言う時こそ、なんとか落ち着かないと。
そうだ、俺はキノコだ。
木の根元に生えている、キノコだと思い込め!
俺はその場にしゃがみ込むと、息を殺した。
しかし無常にも足音は、俺が隠れている木の前で止まった。
俺は完全に運に見放されてしまったのだろうか。
こんなことなら、今日は大人しく、野球の中継でも見ておけばよかったと後悔した。
そして観念して、両手を上にあげて投降することにした。
するといきなり黒い人影に、肩を掴まれた。
もうだめだと覚悟して、俺は目を瞑った。
「おや?もしかして君が、文也くんが言っていた、翔馬くんかい?」
驚いた俺は目を開き、声の主を確かめた。
その正体は、着物みたいなものを着ている男性だった。
作業をしやすくするためか、膝上が見えるほど、裾を上げていた。
ここは江戸時代か⁉︎、と自分でツッコミをしたあと、なんで俺たちのことを知っているのか尋ねた。
すると村人は、文也に頼まれたからだと告げた。
話によると文也と春則は、俺より先に彼に会い、俺を探してくれるように頼んだのだという。
そして2人は、村人に俺をまかせると、彼らの村に行ったという。
てっきり、必死になって探してくれていると思っていたので、俺は愕然とした。
だが落ち込んでばかりもいられない。
一刻も早く2人に会いたい俺は、村人について行くことにした。
息は絶え絶えになり、足は棒のようになっていた。
もう足はとっくに限界を迎えていたが、止まれるはずもない。
「あっ…⁉︎」
気づいた時には遅かった。
足が絡まった拍子に、俺は坂を転げ落ちた。
その衝撃で体のあちこちを痛めてしまったが、なんとか立ち上がる。
どうやら骨は折れていないようだ。
「痛たた…。なんで誰も助けてくれないんだよ。」
そのときようやく、二人がいないことに気がついた。
一体いつからはぐれたのだろうか。
まだ近くにいるかもしれないが、叫ぶわけにもいかない。
まさか、さっきの男に捕まって…。
そう思うと、俺はパニックになった。
「早く、警察に電話しないと!」
しかし圏外だったことを、すっかり忘れていた。
さらにパニックになり、スマホのライト機能で、あたりを必死に見渡した。
しまったと気づいた時には遅かった。
近くで足音が聞こえたのだ。
急いでライトを消し、木の裏に身を潜める。
足音は1人、ゆっくりとこちらに近づいてくる。
文也か春則かもしれないが、暗闇に慣れていないせいで、確認できない。
ヤバい、ヤバい!!
こう言う時こそ、なんとか落ち着かないと。
そうだ、俺はキノコだ。
木の根元に生えている、キノコだと思い込め!
俺はその場にしゃがみ込むと、息を殺した。
しかし無常にも足音は、俺が隠れている木の前で止まった。
俺は完全に運に見放されてしまったのだろうか。
こんなことなら、今日は大人しく、野球の中継でも見ておけばよかったと後悔した。
そして観念して、両手を上にあげて投降することにした。
するといきなり黒い人影に、肩を掴まれた。
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驚いた俺は目を開き、声の主を確かめた。
その正体は、着物みたいなものを着ている男性だった。
作業をしやすくするためか、膝上が見えるほど、裾を上げていた。
ここは江戸時代か⁉︎、と自分でツッコミをしたあと、なんで俺たちのことを知っているのか尋ねた。
すると村人は、文也に頼まれたからだと告げた。
話によると文也と春則は、俺より先に彼に会い、俺を探してくれるように頼んだのだという。
そして2人は、村人に俺をまかせると、彼らの村に行ったという。
てっきり、必死になって探してくれていると思っていたので、俺は愕然とした。
だが落ち込んでばかりもいられない。
一刻も早く2人に会いたい俺は、村人について行くことにした。
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