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扉の先に待つものは
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褌野郎に言われた通りに進んでいくと、2階に続く階段が見えた。
確かこの先に、翔馬がいる部屋があると奴は言っていた。
焦る気持ちを抑えながら、俺は慎重に階段を登った。
すると目の前に、赤い両開きの扉が目に入った。
褌野郎が言っていたことは本当だったのかと思うと同時に、俺はある違和感を抱いた。
「どうしたの?春くん。急に立ち止まって。」
どうやらその様子だと、文也はまだ気づいていないようだった。
「いや、もしあの先に翔馬がいるとしたら、扉の前に見張の1人や2人置いておくものじゃないかと思ってだな……。」
「たっ、確かに。そういえば、さっきから誰とも会わないのもおかしい気がするよ。」
ひょっとしたら、なんらかの罠だろうか。
そう思うと、扉を開ける気にはなれなかった。
「でもさ、春くんすごく強いじゃん。だから、何があっても大丈夫だって!」
こいつ、いい加減なことばかり言いやがって。
さすがに腹が立ってきたので、少し痛い目に遭えばいいと思った。
「おい、文也。今からお前が、あの扉を開けてこい。その間、俺は見守ってやるから。」
思った通り、文也は目が飛び出すほど驚き慌てふためいた。
「えーーーっ!!無理無理!勘弁してよーーー。」
「もし、行かないと言うのなら……。」
俺は手の指の関節をポキポキと鳴らして、文也を脅した。
「わっ…わかったよ。行けばいいんでしょ、行けば……。」
文也はトボトボと歩いていき、扉の前にたどり着いた。
その間に俺は、壁の柱に身を寄せた。
そして文也が扉を開けるのを、黙って見ていた。
ガチャ
扉を開けた文也は、慎重に中を覗いた。
そして俺の方に振り向いてきた。
「ねえ、春くん。また道が続いてるよ。」
なんだ。
てっきりこの先は大広間か何かと思っていた。
すっかり気の抜けた俺は、文也の元へため息混じりに駆け寄った。
そして扉を思い切り開けて、中の様子を確認した。
「んー。確かにな。だがここから見たところ、一本道みたいだな。」
警戒は怠らないまま、俺は扉をくぐった。
「おい、何してる。早く来い!」
躊躇している文也の腕を掴んで、俺はズカズカと先を進んで行った。
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「どうしたの?春くん。急に立ち止まって。」
どうやらその様子だと、文也はまだ気づいていないようだった。
「いや、もしあの先に翔馬がいるとしたら、扉の前に見張の1人や2人置いておくものじゃないかと思ってだな……。」
「たっ、確かに。そういえば、さっきから誰とも会わないのもおかしい気がするよ。」
ひょっとしたら、なんらかの罠だろうか。
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俺は手の指の関節をポキポキと鳴らして、文也を脅した。
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