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まだ、重大な問題が残っている件
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あれから数週間が経ち、二学期が始まった。
あの後、無事に村から脱出した俺と春則は、普段の生活へと戻れた。
………というのは、嘘である。
あれ以来、俺は春則を見ると身体が熱くなるようになってしまい、まともに目も合わせられなくなってしまった。
春則にキスされた、という事がきっかけだと思うが、根本的な理由は明白だった。
そこで、ある人物にその事を打ち明けると──。
「ええっ⁉︎翔馬、天音ちゃんに女の子にされてたの⁉︎」
そう言って文也は、目が飛び出そうなほど驚いた。
実は俺たちが村から逃げ出した後、綺礼が村人たちを説得させ、その結果文也も無事帰って来たのだ。
ついでに、天音と婚約を果たして……。
「女の子ってわけじゃ……って、文也。お前から天音に何とか言ってくれよ。」
本当は春則にも相談したかったが、今の状態じゃ、満足に話せそうにない。
だからこそ、文也だけが頼りだった。
「もちろん!だって友達だもんね。」
いや、元はと言えば、文也のせいでもあるんだけど……。
つい、口が滑りそうだったので、慌てて口を塞いだ。
これで天音が協力してくれて、元の体に戻れればいいのだけど……。
※ 『変態高校生♂~俺、親友やめます!~』に続きます。
あの後、無事に村から脱出した俺と春則は、普段の生活へと戻れた。
………というのは、嘘である。
あれ以来、俺は春則を見ると身体が熱くなるようになってしまい、まともに目も合わせられなくなってしまった。
春則にキスされた、という事がきっかけだと思うが、根本的な理由は明白だった。
そこで、ある人物にその事を打ち明けると──。
「ええっ⁉︎翔馬、天音ちゃんに女の子にされてたの⁉︎」
そう言って文也は、目が飛び出そうなほど驚いた。
実は俺たちが村から逃げ出した後、綺礼が村人たちを説得させ、その結果文也も無事帰って来たのだ。
ついでに、天音と婚約を果たして……。
「女の子ってわけじゃ……って、文也。お前から天音に何とか言ってくれよ。」
本当は春則にも相談したかったが、今の状態じゃ、満足に話せそうにない。
だからこそ、文也だけが頼りだった。
「もちろん!だって友達だもんね。」
いや、元はと言えば、文也のせいでもあるんだけど……。
つい、口が滑りそうだったので、慌てて口を塞いだ。
これで天音が協力してくれて、元の体に戻れればいいのだけど……。
※ 『変態高校生♂~俺、親友やめます!~』に続きます。
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