6 / 6
⑥ だもんで
しおりを挟む渥美半島の養鶏場に勤めて3ヶ月が経った
相変わらず住込みで仕事に励んでいる
生活にも落ち着きが出てきた
仕事の方も慣れてきて日常業務を熟すにもヘトヘトとした疲労は感じなくなっていた
卵、鶏肉。
食卓で我々の味覚や視覚に嗅覚、触覚においてまで喜嬉に堪能させて頂いている
比内地鶏・薩摩地鶏・名古屋コーチン
ダイヤの従事している養鶏場ではその土地が誇る地鶏は扱ってはいない
スーパーなどで日常的に販売される肉用種をブロイラーと呼び白コーニッシュと言う品種を養鶏していた
採卵種をレイヤーと呼称して白色レグホン種を飼育している
2025/2/8
養鶏場へ入社したのは2024年11月8日だった
長らく無職であったが、3ヶ月仕事を継続することが叶ったのであれば、あることを未来の実行として決めていた
今その未来の地点に辿り着いて、その歩みを一時止めた
働の覚悟に隙を与えない為にスマートフォンは生活費に変えてきた
住込み寮に備え付けられている固定電話の受話器を手に取り右耳に構えた
「もしもし」
「タスイか。俺だがや」
「うん、久しぶりやね」
「元気か?」
「うん元気やで、働いてる?」
「おう、かしわやっちょるよ」
「えらいで、どう?」
「最初はどえりゃあ疲れたけど、慣れてきてやってるよ」
「そうか、良かったやん」
「うん、それ、で、だもんで」
「うん」
「付き合ってください。でら好きだがや」
6度目の告白も失敗した
仕事をすれば認めてもらえると思っていたのに、実らぬ想いがえらいトロクセャアなってしまって、
混迷の果てに仕事を辞めた
家のある名古屋市内へ向かう列車の中で、また甲斐性のない自分に戻ることを自ら諭し戒め、そのまま瀬戸市へ足を向けた
2025/2/8
立春の候
陶磁器の門を叩いた
#HAMIRU
#ダイヤ
#タスイ
#ダイヤの片想い
1.養鶏
2.瀬戸焼
恋の冷石,春の陽光,未だ溶けぬ
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる



