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第一章/第一陣 元少年、チートな転生!
第7話 プロローグ⑦
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2人で商店街に足を運ぶとそこには感じたことのない雰囲気が漂っていた。お爺ちゃんの死は商店街にも影響を与えたのかもしれない。
「お姉さん、いつものください」
いつものように声をかけたにも関わらず、お姉さんがいつものような振る舞いを見せることはなかった。
どうして?思ったけど、いつも買っているお野菜を購入することは出来たのであまり深く考えることはしないようにする。
次はお肉屋さんに行こう。
この世界の肉は大きく分けて2種類ある。
獣の肉と魔物の肉だ。獣は牛とか豚とか、家畜などが一般的で魔物は全て野生だ。つまり、家畜か野生か、ということになる。
この世界に普通の動物は存在しない。生きとし生けるもの全てが魔力を持っているため、人間以外の生き物はほぼ全て「魔物」に分類される。
そんな中でもおとなしく家畜に出来る魔物というのが牛や豚ということだ。
でも、昔は魔力を持たない本物の牛や豚がいたらしい。昔、それまで平和だった世界に突如として魔物が現れた。
その時にほぼ全ての動物が駆逐されていき、今では魔物と魔力を持たない本物の動物の子孫ばかりで、魔力を持たない動物は皆無なのだ。
人は知恵を振り絞り武器を製造し、魔物への対抗が成功したため今も繁栄を続けている。何故魔物が現れたのかは今でもわかっていないとのことだ。
⋯⋯これらもお爺ちゃんから教わったことだ。
お肉屋さんに着くと、買うのは当然牛や豚と言った家畜類。
魔物の肉も食べてみたことはあるけど、質が悪いと物凄く不味い。味をつけてもまずさは不変で非常に不味い。
それでもおいしい物はあり、お爺ちゃん曰く「最低の味は魔物じゃが最高の味もまた魔物じゃ」とのことで、いつかはおいしい魔物を食べてみたいと思っている。
お肉屋さんのお兄さんも、お野菜のお姉さんと同じような素っ気ない態度だった。
何かあったのだろうか?そう思って道行く人に挨拶をしていく。普段はあちらからしているのにこちらからするのは変な気分だ。
でも、返事を返してくれる人は誰一人としていなかった。
それが不安に思えたのか、ミスティが僕の服の裾を掴んでいた。
よしよし、と頭を撫でて安心させていると、一人の面識のあるおばちゃんが近づいてきた。
「あんたらぁ、まだいたのかい。あんたんとこの爺さんがいたからあんたらには愛想振ってたんだ。爺さんがいない今となってはこれも必然⋯⋯ああ、これは独り言さね。誰に向けても言っていないんだがね。これが聞こえていたらこの街を出るべきだと思うけどねえ」
このおばちゃんはいつもほかの人よりもかわいがってくれていた。
そんな人までもが変わってしまうというはとても悲しい。周りを見てみると、おばちゃんの言葉に賛同している人しかいなくて力強く頷いていた。
そこには素っ気ない態度ではなく、本当に僕たちのことを心配してのことだと確信した。
一先ず、この街を出るというよりもこの街の冒険者ギルド周辺に行き、そこで過ごせば問題ないだろう。
冒険者ギルド周辺はギルドの御かげで不穏なことは一切なく、治安が一番いいところとして有名だ。そこには宿もいくつかあるからなんとかなると思う。
思い立ったが即行動だ。急いで家に戻りミスティに必要なものだけを整理して1階へ持って来させた。僕も必要な物は全て空間に収納している。
だからと言って、ミスティの分まで入れてはミスティの出したいときに出せない。
ミスティに空間へ収納する魔法を教えるとすぐに出来たみたいだ。ミスティは6歳の時に魔力が解放されて、既にいくつかの魔法を教えている。
主に身を守るための魔法ばかりで、攻撃系はあまり教えていない。魔法を教えるとすぐに出来たみたいで次々と物が消えていった。
そこへ突然の来客が来る。
「リステリア様の御宅ですね?入りますよ」
入ってきたのはこの街での不動産屋さんだ。この街を出て行くなら少しでもお金は多いほうがいいし、もう戻ってこない可能性もあるため売却してしまったほうが良い。
それに、変に心残りをしてしまえば悲しくなってしまうこともあるだろうし、お爺ちゃんのことを思いだしてこの家に戻りたくなるかもしれない。
戻る家がなければ戻ろうなんて思わない筈だ。
家を売却するに当たってミスティが口出しするかも、と身構えていたけど何も言ってこなかった。
商店街の空気に充てられたからか不気味に思えてきた。でも、今それを問い詰める必要はない。
査定が済むと家を出て鍵を閉じてその鍵を不動産屋さんに渡した。
もうこの家には入れないので、ミスティは今にも泣きそうな顔で「またね」や「元気でね」と言ったおよそ家に掛けるような言葉ではないもの言葉を言っていた。
家は高く売れた。それはもう、すごく高く。
なんと白金貨1枚と金貨3枚だったのだ。とりあえずお金は僕が保管しておくことにして、念のためお小遣いとして銀貨10枚を渡しておく。
8歳児のお小遣いにしては多すぎるけど、それを言ってしまえば僕の持つお金はどうなるんだ、ということになるので突っ込まない。
僕たちはそうして、思い出と出発点である場所を去ることになった。まだ、この物語は始まったばかりだ。
「お姉さん、いつものください」
いつものように声をかけたにも関わらず、お姉さんがいつものような振る舞いを見せることはなかった。
どうして?思ったけど、いつも買っているお野菜を購入することは出来たのであまり深く考えることはしないようにする。
次はお肉屋さんに行こう。
この世界の肉は大きく分けて2種類ある。
獣の肉と魔物の肉だ。獣は牛とか豚とか、家畜などが一般的で魔物は全て野生だ。つまり、家畜か野生か、ということになる。
この世界に普通の動物は存在しない。生きとし生けるもの全てが魔力を持っているため、人間以外の生き物はほぼ全て「魔物」に分類される。
そんな中でもおとなしく家畜に出来る魔物というのが牛や豚ということだ。
でも、昔は魔力を持たない本物の牛や豚がいたらしい。昔、それまで平和だった世界に突如として魔物が現れた。
その時にほぼ全ての動物が駆逐されていき、今では魔物と魔力を持たない本物の動物の子孫ばかりで、魔力を持たない動物は皆無なのだ。
人は知恵を振り絞り武器を製造し、魔物への対抗が成功したため今も繁栄を続けている。何故魔物が現れたのかは今でもわかっていないとのことだ。
⋯⋯これらもお爺ちゃんから教わったことだ。
お肉屋さんに着くと、買うのは当然牛や豚と言った家畜類。
魔物の肉も食べてみたことはあるけど、質が悪いと物凄く不味い。味をつけてもまずさは不変で非常に不味い。
それでもおいしい物はあり、お爺ちゃん曰く「最低の味は魔物じゃが最高の味もまた魔物じゃ」とのことで、いつかはおいしい魔物を食べてみたいと思っている。
お肉屋さんのお兄さんも、お野菜のお姉さんと同じような素っ気ない態度だった。
何かあったのだろうか?そう思って道行く人に挨拶をしていく。普段はあちらからしているのにこちらからするのは変な気分だ。
でも、返事を返してくれる人は誰一人としていなかった。
それが不安に思えたのか、ミスティが僕の服の裾を掴んでいた。
よしよし、と頭を撫でて安心させていると、一人の面識のあるおばちゃんが近づいてきた。
「あんたらぁ、まだいたのかい。あんたんとこの爺さんがいたからあんたらには愛想振ってたんだ。爺さんがいない今となってはこれも必然⋯⋯ああ、これは独り言さね。誰に向けても言っていないんだがね。これが聞こえていたらこの街を出るべきだと思うけどねえ」
このおばちゃんはいつもほかの人よりもかわいがってくれていた。
そんな人までもが変わってしまうというはとても悲しい。周りを見てみると、おばちゃんの言葉に賛同している人しかいなくて力強く頷いていた。
そこには素っ気ない態度ではなく、本当に僕たちのことを心配してのことだと確信した。
一先ず、この街を出るというよりもこの街の冒険者ギルド周辺に行き、そこで過ごせば問題ないだろう。
冒険者ギルド周辺はギルドの御かげで不穏なことは一切なく、治安が一番いいところとして有名だ。そこには宿もいくつかあるからなんとかなると思う。
思い立ったが即行動だ。急いで家に戻りミスティに必要なものだけを整理して1階へ持って来させた。僕も必要な物は全て空間に収納している。
だからと言って、ミスティの分まで入れてはミスティの出したいときに出せない。
ミスティに空間へ収納する魔法を教えるとすぐに出来たみたいだ。ミスティは6歳の時に魔力が解放されて、既にいくつかの魔法を教えている。
主に身を守るための魔法ばかりで、攻撃系はあまり教えていない。魔法を教えるとすぐに出来たみたいで次々と物が消えていった。
そこへ突然の来客が来る。
「リステリア様の御宅ですね?入りますよ」
入ってきたのはこの街での不動産屋さんだ。この街を出て行くなら少しでもお金は多いほうがいいし、もう戻ってこない可能性もあるため売却してしまったほうが良い。
それに、変に心残りをしてしまえば悲しくなってしまうこともあるだろうし、お爺ちゃんのことを思いだしてこの家に戻りたくなるかもしれない。
戻る家がなければ戻ろうなんて思わない筈だ。
家を売却するに当たってミスティが口出しするかも、と身構えていたけど何も言ってこなかった。
商店街の空気に充てられたからか不気味に思えてきた。でも、今それを問い詰める必要はない。
査定が済むと家を出て鍵を閉じてその鍵を不動産屋さんに渡した。
もうこの家には入れないので、ミスティは今にも泣きそうな顔で「またね」や「元気でね」と言ったおよそ家に掛けるような言葉ではないもの言葉を言っていた。
家は高く売れた。それはもう、すごく高く。
なんと白金貨1枚と金貨3枚だったのだ。とりあえずお金は僕が保管しておくことにして、念のためお小遣いとして銀貨10枚を渡しておく。
8歳児のお小遣いにしては多すぎるけど、それを言ってしまえば僕の持つお金はどうなるんだ、ということになるので突っ込まない。
僕たちはそうして、思い出と出発点である場所を去ることになった。まだ、この物語は始まったばかりだ。
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