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番外編
◆番外編:初夏の小話
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夫のノアが、庭にしゃがみ込んでいる。
本日午後に客人を招いたガーデンパーティーを予定している。初夏の気持ちのいい風が吹く庭に、色とりどりの花やリボンの装飾と、フルーツや、フィンガーフード、飲み物が並ぶ。
名目上の主催はヴァンデンブルク家の次期当主であるノアだが、実際のパーティーの準備は女主人の仕事である。イリスはゲストのリストアップ、招待状の準備、そして当日のもてなしを完璧に整えた。
自身の着替えが終わり、あとはゲストの到着を待つだけ。
最後に一度会場を一周しようとしたところで、なぜか庭の片隅にしゃがみ込んでいるノアを見かけたのだった。
(まだ着替えが済んでないじゃない!)
イリスのドレスと揃いになるように、季節に合わせてグリーンとホワイトで衣装を仕立てた。
それは彼の目の前で小さな手を伸ばしている長男――エドリックも同じである。
二人は、午前中を過ごすためのリラックスしたシャツ姿。ノアに至っては腕まくりをしていて、作業員にでも混ざるつもりかといいたくなる。
「ちょっと」
「どっちだ?」
イリスが非難の気持ちを込めて声をかけようとしたところに、夫の楽しげな声がする。
彼は握り拳を二つ作って、それをエドリックの前に差し出した。イリスより紫みが近く、祖母によく似た瞳がその様子を興味深そうに見つめる。
小さな手が、握り拳をぱちんと叩く。
ノアがその手のひらをひらくと、中には赤い木の実が握られていた。
それを見た丸い瞳が誇らしげに輝く。
「正解! よく分かったね。じゃあこれはどう?」
ノアは手を後ろにした。その手元から、赤い実がころんと落ちる。
空の拳を二つ握って、また息子の前へ。
「次はどっちでしょう?」
イカサマされていることにも気づかず、エドリックは二つを見比べて、先ほどと同じほうを叩いた。
ノアが手を開くと、当然なにもない。
「残念」
すかさず、小さい手は反対側を叩いた。そして父の手を無理やり開かせる。そこに何もないことに気づくと、顔を上げる。
ノアが口角を上げた。
「あれ! 何もないぞ。どこに行ったんだろうね?」
紫の瞳はじっとノアを見つめていたが、やがてその顔がくしゃっとゆがんだ。
「えっ」
木の実が弾け飛ぶように、その予兆からエドリックの泣き叫ぶ声が庭に響くまでは一瞬。
ノアが慌てた様子で、小さな肩に手を伸ばした。
「待った、待った、エディ。ポケットを見てみて! もっといいものが……」
「ノア」
「イリス!」
ノアはイリスを見て助けを求めるような顔をした。
エドリックを抱き上げる。
「エディ、見て! お母様がきたよ。ほら、もう……そんなに泣いたら目が溶けてしまうよ」
小さな手が、イリスを求める。イリスはそれに応えて彼を受け止め、ひやりとした視線を夫に向けた。
「貴方が泣かせたんでしょう」
「えっ、見てた? 泣かせようと思ったわけじゃないんだけどさ……ねぇ、見てエディ。君の小さいポケットにいいものが入ってる。さっきの赤い木の実は妖精さんが欲しいって言ってたから、交換してあげたんだ」
ノアはエドリックのズボンのポケットを指差した。つんつんとそこをつつくが、エドリックは指よりもノアの顔を見ている。
彼はその反応に苦笑いしつつ、小さなポケットの中に手を入れた。
「ほら、これなんだ?」
ノアの手には、小さなお菓子。小麦と少量の砂糖を混ぜた柔らかい焼き菓子だ。
それを見たエドリックは顔を輝かせる。
「さぁ、どうぞ」
ノアの手の中で小さく見えた菓子も、息子の手の中に収まると与え過ぎではないかと思ってしまう。
それが丸い頬におさまると、喉に詰まるんじゃないかと心配になる。何度も食べているものなのでそんな心配をする必要はないけれど、イリスはエドリックが食事をしているのを見ると、毎回何か事故が起きるのではないかと、はらはらしてしまう。
「あぁ、よかった、やっと笑ってくれた。テーブルの上に興味津々だったから、気を逸らそうとしたんだけど……いきなり泣き出すからびっくりした。この前は同じことをしたのに喜んでたんだよ? エディは本当に気まぐれだな」
文句を言いつつも、ノアの表情はゆるい。もぐもぐと口を動かすエドリックの頭を撫でた。
エドリックは食事の邪魔をされても気にする様子はない。
「はは、かわいい」
ノアがふと顔を上げる。そして突然イリスの髪を撫でた。
「何よ」
「イリスも可愛いよ」
「……」
イリスは黙ったまま彼の手を頭から退けた。
朝から忙しいのに、のんびりしている夫への苛立ちと、息子に対してヤキモチを妬いたと思われていることの不本意さ、それがあながち完全に間違いでもない気がして、それに対して追加で苛立ち、表情が消える。
「ついでに言ってるわけじゃなくて、いつも思ってる」
「いいから、早く着替えてちょうだい。エドリックも」
「あー、そうだった。エディ、お母様が選んでくれた素敵な衣装に着替えよう。きっと似合うよ」
二人は、服になど全く興味がなさそうな息子を乳母に預けて、室内に戻った。
二人になると、最終的なゲストの確認と、今日の立ち回りについて認識を合わせる。
招待客の選定や当日の立ち回りは、ゲストの立場や近況に合わせて繊細な気遣いが求められる。以前ノアはよくイリスにとっては重要な情報を伝え忘れて彼女に怒られていたが、一度その重要性を語ってからは、噂レベルのことからなにから、なんでも話すようになった。今日のところは配慮し漏れたことはなさそうである。
「じゃあ、私も着替えてくるから……あ」
「何?」
ノアは二つ拳を握った。無言でイリスに楽しそうな視線を向ける。
イリスは彼の足元に目を向けた。
「またイカサマをする気?」
「いいや、ちゃんと握ってる。どっちだ?」
「なぜ私が付き合わないといけないのよ」
「いいものが入ってるよ」
イリスは訝しげな顔で夫を見つめる。時間を引き伸ばしたいわけでもないので、右側を指差した。
開いた手のひらは空だ。
外れたことになんとなく面白くない気持ちになる。
次に反対側を指さそうとしたが、その前に夫の顔が目の前にあり、唇に柔らかいものがあたる。
イリスはぱちぱちと瞬きを繰り返した。
「……これで、“甘いもの”とでも言うつもり?」
不意打ちの口付けに対して、照れ隠しにしては刺々しい、冷たい声が出る。ノアはその反応に笑って彼女を腕の中に招き入れた。
「今のはしたくなったからしただけだよ。イリスは、私とのキスを甘いものだと思ってくれているんだね」
抗議しようとしたイリスの声は、唇が塞がれて音にならない。彼の唇ではなくて、もっと硬いもので。
「チョコレート……?」
「正解」
目が合うと、彼は朗らかに笑う。
チョコレートの甘さと、緊張感のないノアの笑顔で、イリスは肩の力を抜いた。
ノアがふざけるのは今に始まったことではないが、当初の印象より、そのタイミングは空気を読んで判断しているようだ。イリスは自分の行動の何が彼にそうさせているのか考えた。
「気が張っている感じがしたかしら」
イリスはその理由を自分の中で考えた。深く息を吐く。
「エドリックは大勢の人に囲まれるのが苦手な気がするのよ。かといって中止するわけにも、連れてこないわけにもいかないし」
「確かに、エディはちょっと心配性かもしれないけど……大丈夫だよ」
根拠のないその言葉に、イリスは納得できない顔をする。
「小さい子は人見知りするのが健全だよ。 さっき、今日はエディの知らない人ばかりだから、新しい友達を三人作ろうって約束したんだ。あとで一緒に挨拶をして回ろう」
イリスは彼の言葉に頷いた。
「分かったわ」
「エディの今日の任務は友達作りだ。私も、今日は真面目な顔をしてないとな」
ノアは気が重そうにため息をつく。
「口が滑って余計なことを言わないか、心配になってきた。イリス、うまくいくように励まして」
彼の手がイリスの頬に触れ、上を向かせる。
「甘いものが欲しい」
何か企むように、ブラウンの瞳が細まる。
イリスは彼のポケットに手を差し込み、予想どおりに見つけたチョコレートを彼の口に入れた。ノアが目を丸くする。
口を動かして飲み込んでから、抗議した。
「ひどい。やる気が地に落ちた」
「甘いものよ」
「私が欲しいのはこっちだよ。分かってるだろう?」
彼の指がイリスの唇に触れた。
イリスは拗ねた顔の夫の肩に触れる。
彼のポケットからもう一つチョコレートを取り出して、唇に挟んで渡してみようか――そんないたずら心が湧き上がったが、頬に口付けるに留める。実行するのに、日中の今は相応しくない。
それに早く着替えてもらわなければ。彼に似合うように選んだグリーンと白の衣装。ゲストに囲まれてはゆっくり見られない。
すぐに顔を固定される。唇が重なって、チョコレートの香りが口の中に広がった。
本日午後に客人を招いたガーデンパーティーを予定している。初夏の気持ちのいい風が吹く庭に、色とりどりの花やリボンの装飾と、フルーツや、フィンガーフード、飲み物が並ぶ。
名目上の主催はヴァンデンブルク家の次期当主であるノアだが、実際のパーティーの準備は女主人の仕事である。イリスはゲストのリストアップ、招待状の準備、そして当日のもてなしを完璧に整えた。
自身の着替えが終わり、あとはゲストの到着を待つだけ。
最後に一度会場を一周しようとしたところで、なぜか庭の片隅にしゃがみ込んでいるノアを見かけたのだった。
(まだ着替えが済んでないじゃない!)
イリスのドレスと揃いになるように、季節に合わせてグリーンとホワイトで衣装を仕立てた。
それは彼の目の前で小さな手を伸ばしている長男――エドリックも同じである。
二人は、午前中を過ごすためのリラックスしたシャツ姿。ノアに至っては腕まくりをしていて、作業員にでも混ざるつもりかといいたくなる。
「ちょっと」
「どっちだ?」
イリスが非難の気持ちを込めて声をかけようとしたところに、夫の楽しげな声がする。
彼は握り拳を二つ作って、それをエドリックの前に差し出した。イリスより紫みが近く、祖母によく似た瞳がその様子を興味深そうに見つめる。
小さな手が、握り拳をぱちんと叩く。
ノアがその手のひらをひらくと、中には赤い木の実が握られていた。
それを見た丸い瞳が誇らしげに輝く。
「正解! よく分かったね。じゃあこれはどう?」
ノアは手を後ろにした。その手元から、赤い実がころんと落ちる。
空の拳を二つ握って、また息子の前へ。
「次はどっちでしょう?」
イカサマされていることにも気づかず、エドリックは二つを見比べて、先ほどと同じほうを叩いた。
ノアが手を開くと、当然なにもない。
「残念」
すかさず、小さい手は反対側を叩いた。そして父の手を無理やり開かせる。そこに何もないことに気づくと、顔を上げる。
ノアが口角を上げた。
「あれ! 何もないぞ。どこに行ったんだろうね?」
紫の瞳はじっとノアを見つめていたが、やがてその顔がくしゃっとゆがんだ。
「えっ」
木の実が弾け飛ぶように、その予兆からエドリックの泣き叫ぶ声が庭に響くまでは一瞬。
ノアが慌てた様子で、小さな肩に手を伸ばした。
「待った、待った、エディ。ポケットを見てみて! もっといいものが……」
「ノア」
「イリス!」
ノアはイリスを見て助けを求めるような顔をした。
エドリックを抱き上げる。
「エディ、見て! お母様がきたよ。ほら、もう……そんなに泣いたら目が溶けてしまうよ」
小さな手が、イリスを求める。イリスはそれに応えて彼を受け止め、ひやりとした視線を夫に向けた。
「貴方が泣かせたんでしょう」
「えっ、見てた? 泣かせようと思ったわけじゃないんだけどさ……ねぇ、見てエディ。君の小さいポケットにいいものが入ってる。さっきの赤い木の実は妖精さんが欲しいって言ってたから、交換してあげたんだ」
ノアはエドリックのズボンのポケットを指差した。つんつんとそこをつつくが、エドリックは指よりもノアの顔を見ている。
彼はその反応に苦笑いしつつ、小さなポケットの中に手を入れた。
「ほら、これなんだ?」
ノアの手には、小さなお菓子。小麦と少量の砂糖を混ぜた柔らかい焼き菓子だ。
それを見たエドリックは顔を輝かせる。
「さぁ、どうぞ」
ノアの手の中で小さく見えた菓子も、息子の手の中に収まると与え過ぎではないかと思ってしまう。
それが丸い頬におさまると、喉に詰まるんじゃないかと心配になる。何度も食べているものなのでそんな心配をする必要はないけれど、イリスはエドリックが食事をしているのを見ると、毎回何か事故が起きるのではないかと、はらはらしてしまう。
「あぁ、よかった、やっと笑ってくれた。テーブルの上に興味津々だったから、気を逸らそうとしたんだけど……いきなり泣き出すからびっくりした。この前は同じことをしたのに喜んでたんだよ? エディは本当に気まぐれだな」
文句を言いつつも、ノアの表情はゆるい。もぐもぐと口を動かすエドリックの頭を撫でた。
エドリックは食事の邪魔をされても気にする様子はない。
「はは、かわいい」
ノアがふと顔を上げる。そして突然イリスの髪を撫でた。
「何よ」
「イリスも可愛いよ」
「……」
イリスは黙ったまま彼の手を頭から退けた。
朝から忙しいのに、のんびりしている夫への苛立ちと、息子に対してヤキモチを妬いたと思われていることの不本意さ、それがあながち完全に間違いでもない気がして、それに対して追加で苛立ち、表情が消える。
「ついでに言ってるわけじゃなくて、いつも思ってる」
「いいから、早く着替えてちょうだい。エドリックも」
「あー、そうだった。エディ、お母様が選んでくれた素敵な衣装に着替えよう。きっと似合うよ」
二人は、服になど全く興味がなさそうな息子を乳母に預けて、室内に戻った。
二人になると、最終的なゲストの確認と、今日の立ち回りについて認識を合わせる。
招待客の選定や当日の立ち回りは、ゲストの立場や近況に合わせて繊細な気遣いが求められる。以前ノアはよくイリスにとっては重要な情報を伝え忘れて彼女に怒られていたが、一度その重要性を語ってからは、噂レベルのことからなにから、なんでも話すようになった。今日のところは配慮し漏れたことはなさそうである。
「じゃあ、私も着替えてくるから……あ」
「何?」
ノアは二つ拳を握った。無言でイリスに楽しそうな視線を向ける。
イリスは彼の足元に目を向けた。
「またイカサマをする気?」
「いいや、ちゃんと握ってる。どっちだ?」
「なぜ私が付き合わないといけないのよ」
「いいものが入ってるよ」
イリスは訝しげな顔で夫を見つめる。時間を引き伸ばしたいわけでもないので、右側を指差した。
開いた手のひらは空だ。
外れたことになんとなく面白くない気持ちになる。
次に反対側を指さそうとしたが、その前に夫の顔が目の前にあり、唇に柔らかいものがあたる。
イリスはぱちぱちと瞬きを繰り返した。
「……これで、“甘いもの”とでも言うつもり?」
不意打ちの口付けに対して、照れ隠しにしては刺々しい、冷たい声が出る。ノアはその反応に笑って彼女を腕の中に招き入れた。
「今のはしたくなったからしただけだよ。イリスは、私とのキスを甘いものだと思ってくれているんだね」
抗議しようとしたイリスの声は、唇が塞がれて音にならない。彼の唇ではなくて、もっと硬いもので。
「チョコレート……?」
「正解」
目が合うと、彼は朗らかに笑う。
チョコレートの甘さと、緊張感のないノアの笑顔で、イリスは肩の力を抜いた。
ノアがふざけるのは今に始まったことではないが、当初の印象より、そのタイミングは空気を読んで判断しているようだ。イリスは自分の行動の何が彼にそうさせているのか考えた。
「気が張っている感じがしたかしら」
イリスはその理由を自分の中で考えた。深く息を吐く。
「エドリックは大勢の人に囲まれるのが苦手な気がするのよ。かといって中止するわけにも、連れてこないわけにもいかないし」
「確かに、エディはちょっと心配性かもしれないけど……大丈夫だよ」
根拠のないその言葉に、イリスは納得できない顔をする。
「小さい子は人見知りするのが健全だよ。 さっき、今日はエディの知らない人ばかりだから、新しい友達を三人作ろうって約束したんだ。あとで一緒に挨拶をして回ろう」
イリスは彼の言葉に頷いた。
「分かったわ」
「エディの今日の任務は友達作りだ。私も、今日は真面目な顔をしてないとな」
ノアは気が重そうにため息をつく。
「口が滑って余計なことを言わないか、心配になってきた。イリス、うまくいくように励まして」
彼の手がイリスの頬に触れ、上を向かせる。
「甘いものが欲しい」
何か企むように、ブラウンの瞳が細まる。
イリスは彼のポケットに手を差し込み、予想どおりに見つけたチョコレートを彼の口に入れた。ノアが目を丸くする。
口を動かして飲み込んでから、抗議した。
「ひどい。やる気が地に落ちた」
「甘いものよ」
「私が欲しいのはこっちだよ。分かってるだろう?」
彼の指がイリスの唇に触れた。
イリスは拗ねた顔の夫の肩に触れる。
彼のポケットからもう一つチョコレートを取り出して、唇に挟んで渡してみようか――そんないたずら心が湧き上がったが、頬に口付けるに留める。実行するのに、日中の今は相応しくない。
それに早く着替えてもらわなければ。彼に似合うように選んだグリーンと白の衣装。ゲストに囲まれてはゆっくり見られない。
すぐに顔を固定される。唇が重なって、チョコレートの香りが口の中に広がった。
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ori (kaori)様
感想ありがとうございます。
小話も読んでくださりありがとうございます。
上級者(笑)。好かれている自信があるのでだいぶ余裕があるかもしれないですね……!
彼らは幾つになっても同じような会話をしてそうですが、
お互いのことが色々分かって微妙に中身が変化していくだろうなと思う部分もあります。
ノアがノアのままでありつつ、ちょっと変わったと思っていただけて嬉しいです。
いまだに発売に対して実感がわかずにおりますが、私自身もお迎えするのを楽しみにしようと思います。
ありがとうございます!
書籍化おめでとうございます!
アルファポリス内の物語に出てくるカップルで
私の中ではベスト10に入る二人なので、なんだか自分事のように嬉しいです。
連載時、相手の言動に戸惑ったり傷ついたりしながらも
お互い向き合うことができて
だんだん素敵な夫婦になっていくさまを見守るように
過ごさせていただきました。
読み返しながらそれぞれの人物の思いを考えたり、
皆様の感想や作者様のコメントを読んで納得したりする時間も込みで
楽しかったです。感想欄のノアの嫉妬のお話も面白かったし、場面が目に浮かぶようでした。
fioretta7様
温かいお言葉をありがとうございます!
本作は予想外の反響をいただきまして、中には厳しいお言葉もあったので一時期は更新と向き合うのが怖くなってしまいました。それでも必ず二人のハッピーエンドを見届けたいと思って、色々迷いながら書き切ったお話です。
それをこうして書籍という形でもお届けできることや、二人を好きになってくださって、言葉にしてくれる方に出会えてとても嬉しいです。
ありがとうございます。
皆様からいただいた感想の返信をしながら、私自身二人のことを改めて考えるきっかけになり、
楽しくお返ししておりました。
その時間を一緒に楽しんでくださった方がいたことも、嬉しく思っています。
ノアは一度自分の嫉妬心に気づけば次もすぐ気づくと思うので、一緒にいる年月を重ねたらもっとはっきり嫉妬エピソードが出てきそうな気がします〜。
改めまして、最後まで読んでくださり、嬉しいお言葉の数々ありがとうございました!
完結おめでとうございます!🥳🎉🎊
とりあえずきりのいい所まで…と思いながら読んでいたら読む手が止まらず26話まで来てしまいました🥺
ノアくん〜〜〜!人が良く穏やかで、ちょびっと鈍感でイリスさんを傷付けてしまったけど、貴族の家同士の結婚から始まった関係なので仕方ない部分もあるよなぁと思ったし、挽回のためにすごく頑張って成長もしているのでは?と拍手してます。
イリスさんもあの事件から、ノアくんの前では淑女の仮面を捨てて自然に振舞ってるし(イライラも多いけどw)一歩引いて見ている読者としてはもどかしくも可愛らしいなぁとも思います☺️
あとは感情に任せて抱きしめちゃえよ!とエールを送っているところです。
ひとまず応援のコメント失礼します!は〜ノアくん頑張れ〜!
レイラさん🙌
ありがとうございます!
未熟者二人に温かいエールをいただき、とっても嬉しいです。
その人らしさを長所としては見てもらえないのは寂しいことなので、二人はお互いが一緒にいることで、自分らしさを周りの人との関係性の中で、いいところとして出したいってくれるといいな〜と思います。
応援ありがとうございました!