1 / 12
第一章 もう恋愛はこりごりです
第一話 無能令嬢と呪い公爵①
しおりを挟む
庭に生えた柔らかい緑の葉がゆらゆらと手招きするように揺れた。光の粒が舞い、キラキラして見える。
つまんで優しく摘むと、その葉は朝露のような光を散らした。
これを一目で薬草だと見抜き、手のひらをかざして息を吹くように力をこめる。
すると、薬草はみるみるうちに柔らかく瑞々しい回復薬となって、手のひらから溢れ出した。
「これ、もしかしてポーション作りのスキルかしら」
あどけない少女、エリサ・アルヴィナは目の前で起きた現象に目を輝かせた。
(この能力があれば、きっとお父様もお母様も私を見てくれる!)
そう思ったのも束の間。立ち上がった拍子に、エリサの脳内にさまざまな記憶の濁流が渦巻いた。
ふらつく足。暗がり。路上。突然の強い光──衝突。
「……思い出した。私、あのとき、死んだんだ」
エリサ・アルヴィナ、八歳。前世の記憶を取り戻した瞬間だった。
***
うららかな春の陽が差し込む教会で、エリサ・アルヴィナは純白のドレスに身を包み、祝福の日を迎えていた。隣に立つのは、直視するのも憚られるような見目麗しい男性──今日この日より、夫となる若き公爵、アベル・アンベールがいる。
切れ長の目、凛々しい眉、透き通ったなめらかな肌、容姿端麗とはまさにこのことだ。外側にはねた襟足は鋭利な剣のようで、黒く美しい髪は光の加減で時折、青く艶めく。
(……完璧すぎるイケメンね)
エリサはベールの内側から、チラリと彼の様子を窺った。
すると、彼も視線に気づき、冷たい青い瞳でエリサを見る。その眼光は凍てつく氷のように恐ろしく、背筋に寒気を覚えたエリサはすぐに目をそらした。
(これが『青炎の死神』……王族から外された古の一族。その呪いを持つ人)
エリサは真正面を見て、神官の言葉を聞くフリをした。
「それでは、誓いのキスを」
現在、曲がりなりにも公爵と伯爵令嬢の結婚式真っ只中だが、この空間には侍従以外に双方の家族はいない。寒々しい結婚式を祝福するのは神だけだ。
「必要ない」
すぐさまアベルが言った。ここで初めて夫の声を聞いたエリサは彼の思わぬ美声に驚く。結婚式で誓いのキスもないなど前代未聞だが、アベルの冷徹な表情に神官は心得たように頷いた。
「エリサ」
アベルが言い、エリサはビクリと肩を震わせながら静かに彼の方を向いた。
すると、アベルはおもむろにエリサの首へペンダントをかけた。それは大ぶりな青い宝石がついた豪華なペンダント。なんなのだろう。しかし説明がない。胸元に光るそれが、おそらく婚姻の証なのだろう。エリサはそう解釈した。
こうして事務的な結婚式が淡々と終わり、二人はそのまま無言で屋敷へ向かった。もちろん、アンベール公爵家の屋敷だ。
ロズヴィータ国、王都ロンブス・シュタットより北へ遠く離れた国境付近のこの地は、アンベール公爵が治める領地、ノルデン・フェルトという。
都住まいだったエリサにノルデン・フェルトののどかでなだらかな平野は田舎に見えたが、町はそれなりに人々の暮らしも豊かでにぎやかだった。都会のような慌ただしさはなく、気楽に過ごせそうだ。
きっと公爵夫人として迎えられても、誓いのキスすらしない男。実家のアルヴィナ家と同じく、エリサをいないものとして扱うのだろうという予想ができ、エリサは気持ちを切り替えた。
(まぁ、暮らしはあんまり変わらないんだろうな……ほっとかれるのも慣れてるし、むしろそのほうがいいし、いつもみたいに町へ出て好きに過ごそう)
すると、屋敷に入った瞬間、大門が閉ざされた。広大な敷地内はなぜだか閉塞感が漂う。
横に広い四階建ての屋敷。アルヴィナ家よりも屋敷の大きさは倍ほどあり、庭も美しく整えられ、噴水まである。さすが公爵家だ。
馬車を降り、屋敷へ入れば、アベルは侍従にマントを投げるように渡し、スカーフもカフスも早々に取ってラフな格好になった。エリサも着替えのため、私室へ向かおうと足を踏み出す。
そのときだった。
「……エリサ」
アベルの深い声が、エリサの背中に当たる。冷たくも深く、心の臓を震わすような美声にエリサはなぜか怖気を覚えていた。
「はい、アベル様」
愛想よく笑顔を見せて振り返るが、アベルは冷ややかな表情でそっけない。
「これより屋敷から一歩も出るなよ」
「えっ……」
突然なにを言い出すのだろうか。
「えっと、一歩もというのは敷地の外ということでしょうか? それに『これより』っていうのは、今日からっていうことで……?」
「言葉通りだ。何度も言わせるな」
当然の疑問だと思うが、アベルは厳しい口調で遮り、それ以上の説明をしない。エリサは笑顔を引きつらせた。
(……まぁ、公爵様の妻だし、そうホイホイ外に出られたら厄介なのかな)
そう思案して己を納得させていると、アベルは念を押すように言った。
「わかったな。もし一歩でも外に出たら、君の実家がどうなるか」
手のひらから青い炎を出し、脅しをかけてくる。それを見て、エリサはしっかり頷いた。
「承知いたしましたわ」
(実家ねぇ……別にあの家に何かあっても私はどうでも……実際、これは政略結婚で実家に多額の支援がいってる。その支援がなくなると家族が怒鳴り込みにくる……かなぁ?)
思いを飲み込み、優雅に微笑むと、アベルは炎を消した。目をそらしてエリサを追い越す。そのまま執事を伴って私室へ向かった。
執事──美しいストレートな金髪を切り揃えた美青年が、チラッとエリサを見やり、無機質に会釈する。
やがてアベルが完全に見えなくなれば、その場にいたメイドたちがホッと息をついた。緊張の糸がわずかに緩み、皆が仕事に取り掛かる。
公爵といい、執事といい、使用人といい、公爵家の妻として迎えるはずのエリサに関心がない。
瞬間、エリサの脳内で一筋の稲光が走る。
「これが噂の白い結婚……!」
エリサは顎をつまみ、静かにつぶやいた。
(異世界のことは薄ぼんやりとしか知識がないけど、多分これが俗に言う白い結婚なんだ。なるほどなるほど、理解した)
エリサ・アルヴィナ──その生を受ける前、彼女は日本で暮らす一般女性だった。いわゆる転生者だ。
つまんで優しく摘むと、その葉は朝露のような光を散らした。
これを一目で薬草だと見抜き、手のひらをかざして息を吹くように力をこめる。
すると、薬草はみるみるうちに柔らかく瑞々しい回復薬となって、手のひらから溢れ出した。
「これ、もしかしてポーション作りのスキルかしら」
あどけない少女、エリサ・アルヴィナは目の前で起きた現象に目を輝かせた。
(この能力があれば、きっとお父様もお母様も私を見てくれる!)
そう思ったのも束の間。立ち上がった拍子に、エリサの脳内にさまざまな記憶の濁流が渦巻いた。
ふらつく足。暗がり。路上。突然の強い光──衝突。
「……思い出した。私、あのとき、死んだんだ」
エリサ・アルヴィナ、八歳。前世の記憶を取り戻した瞬間だった。
***
うららかな春の陽が差し込む教会で、エリサ・アルヴィナは純白のドレスに身を包み、祝福の日を迎えていた。隣に立つのは、直視するのも憚られるような見目麗しい男性──今日この日より、夫となる若き公爵、アベル・アンベールがいる。
切れ長の目、凛々しい眉、透き通ったなめらかな肌、容姿端麗とはまさにこのことだ。外側にはねた襟足は鋭利な剣のようで、黒く美しい髪は光の加減で時折、青く艶めく。
(……完璧すぎるイケメンね)
エリサはベールの内側から、チラリと彼の様子を窺った。
すると、彼も視線に気づき、冷たい青い瞳でエリサを見る。その眼光は凍てつく氷のように恐ろしく、背筋に寒気を覚えたエリサはすぐに目をそらした。
(これが『青炎の死神』……王族から外された古の一族。その呪いを持つ人)
エリサは真正面を見て、神官の言葉を聞くフリをした。
「それでは、誓いのキスを」
現在、曲がりなりにも公爵と伯爵令嬢の結婚式真っ只中だが、この空間には侍従以外に双方の家族はいない。寒々しい結婚式を祝福するのは神だけだ。
「必要ない」
すぐさまアベルが言った。ここで初めて夫の声を聞いたエリサは彼の思わぬ美声に驚く。結婚式で誓いのキスもないなど前代未聞だが、アベルの冷徹な表情に神官は心得たように頷いた。
「エリサ」
アベルが言い、エリサはビクリと肩を震わせながら静かに彼の方を向いた。
すると、アベルはおもむろにエリサの首へペンダントをかけた。それは大ぶりな青い宝石がついた豪華なペンダント。なんなのだろう。しかし説明がない。胸元に光るそれが、おそらく婚姻の証なのだろう。エリサはそう解釈した。
こうして事務的な結婚式が淡々と終わり、二人はそのまま無言で屋敷へ向かった。もちろん、アンベール公爵家の屋敷だ。
ロズヴィータ国、王都ロンブス・シュタットより北へ遠く離れた国境付近のこの地は、アンベール公爵が治める領地、ノルデン・フェルトという。
都住まいだったエリサにノルデン・フェルトののどかでなだらかな平野は田舎に見えたが、町はそれなりに人々の暮らしも豊かでにぎやかだった。都会のような慌ただしさはなく、気楽に過ごせそうだ。
きっと公爵夫人として迎えられても、誓いのキスすらしない男。実家のアルヴィナ家と同じく、エリサをいないものとして扱うのだろうという予想ができ、エリサは気持ちを切り替えた。
(まぁ、暮らしはあんまり変わらないんだろうな……ほっとかれるのも慣れてるし、むしろそのほうがいいし、いつもみたいに町へ出て好きに過ごそう)
すると、屋敷に入った瞬間、大門が閉ざされた。広大な敷地内はなぜだか閉塞感が漂う。
横に広い四階建ての屋敷。アルヴィナ家よりも屋敷の大きさは倍ほどあり、庭も美しく整えられ、噴水まである。さすが公爵家だ。
馬車を降り、屋敷へ入れば、アベルは侍従にマントを投げるように渡し、スカーフもカフスも早々に取ってラフな格好になった。エリサも着替えのため、私室へ向かおうと足を踏み出す。
そのときだった。
「……エリサ」
アベルの深い声が、エリサの背中に当たる。冷たくも深く、心の臓を震わすような美声にエリサはなぜか怖気を覚えていた。
「はい、アベル様」
愛想よく笑顔を見せて振り返るが、アベルは冷ややかな表情でそっけない。
「これより屋敷から一歩も出るなよ」
「えっ……」
突然なにを言い出すのだろうか。
「えっと、一歩もというのは敷地の外ということでしょうか? それに『これより』っていうのは、今日からっていうことで……?」
「言葉通りだ。何度も言わせるな」
当然の疑問だと思うが、アベルは厳しい口調で遮り、それ以上の説明をしない。エリサは笑顔を引きつらせた。
(……まぁ、公爵様の妻だし、そうホイホイ外に出られたら厄介なのかな)
そう思案して己を納得させていると、アベルは念を押すように言った。
「わかったな。もし一歩でも外に出たら、君の実家がどうなるか」
手のひらから青い炎を出し、脅しをかけてくる。それを見て、エリサはしっかり頷いた。
「承知いたしましたわ」
(実家ねぇ……別にあの家に何かあっても私はどうでも……実際、これは政略結婚で実家に多額の支援がいってる。その支援がなくなると家族が怒鳴り込みにくる……かなぁ?)
思いを飲み込み、優雅に微笑むと、アベルは炎を消した。目をそらしてエリサを追い越す。そのまま執事を伴って私室へ向かった。
執事──美しいストレートな金髪を切り揃えた美青年が、チラッとエリサを見やり、無機質に会釈する。
やがてアベルが完全に見えなくなれば、その場にいたメイドたちがホッと息をついた。緊張の糸がわずかに緩み、皆が仕事に取り掛かる。
公爵といい、執事といい、使用人といい、公爵家の妻として迎えるはずのエリサに関心がない。
瞬間、エリサの脳内で一筋の稲光が走る。
「これが噂の白い結婚……!」
エリサは顎をつまみ、静かにつぶやいた。
(異世界のことは薄ぼんやりとしか知識がないけど、多分これが俗に言う白い結婚なんだ。なるほどなるほど、理解した)
エリサ・アルヴィナ──その生を受ける前、彼女は日本で暮らす一般女性だった。いわゆる転生者だ。
51
あなたにおすすめの小説
溺愛王子の甘すぎる花嫁~悪役令嬢を追放したら、毎日が新婚初夜になりました~
紅葉山参
恋愛
侯爵令嬢リーシャは、婚約者である第一王子ビヨンド様との結婚を心から待ち望んでいた。けれど、その幸福な未来を妬む者もいた。それが、リーシャの控えめな立場を馬鹿にし、王子を我が物にしようと画策した悪役令嬢ユーリーだった。
ある夜会で、ユーリーはビヨンド様の気を引こうと、リーシャを罠にかける。しかし、あなたの王子は、そんなつまらない小細工に騙されるほど愚かではなかった。愛するリーシャを信じ、王子はユーリーを即座に糾弾し、国外追放という厳しい処分を下す。
邪魔者が消え去った後、リーシャとビヨンド様の甘美な新婚生活が始まる。彼は、人前では厳格な王子として振る舞うけれど、私と二人きりになると、とろけるような甘さでリーシャを愛し尽くしてくれるの。
「私の可愛い妻よ、きみなしの人生なんて考えられない」
そう囁くビヨンド様に、私リーシャもまた、心も身体も預けてしまう。これは、障害が取り除かれたことで、むしろ加速度的に深まる、世界一甘くて幸せな夫婦の溺愛物語。新婚の王子妃として、私は彼の、そして王国の「最愛」として、毎日を幸福に満たされて生きていきます。
お姫様は死に、魔女様は目覚めた
悠十
恋愛
とある大国に、小さいけれど豊かな国の姫君が側妃として嫁いだ。
しかし、離宮に案内されるも、離宮には侍女も衛兵も居ない。ベルを鳴らしても、人を呼んでも誰も来ず、姫君は長旅の疲れから眠り込んでしまう。
そして、深夜、姫君は目覚め、体の不調を感じた。そのまま気を失い、三度目覚め、三度気を失い、そして……
「あ、あれ? えっ、なんで私、前の体に戻ってるわけ?」
姫君だった少女は、前世の魔女の体に魂が戻ってきていた。
「えっ、まさか、あのまま死んだ⁉」
魔女は慌てて遠見の水晶を覗き込む。自分の――姫君の体は、嫁いだ大国はいったいどうなっているのか知るために……
貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後
空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。
魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。
そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。
すると、キースの態度が豹変して……?
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
【完結】広間でドレスを脱ぎ捨てた公爵令嬢は優しい香りに包まれる【短編】
青波鳩子
恋愛
シャーリー・フォークナー公爵令嬢は、この国の第一王子であり婚約者であるゼブロン・メルレアンに呼び出されていた。
婚約破棄は皆の総意だと言われたシャーリーは、ゼブロンの友人たちの総意では受け入れられないと、王宮で働く者たちの意見を集めて欲しいと言う。
そんなことを言いだすシャーリーを小馬鹿にするゼブロンと取り巻きの生徒会役員たち。
それで納得してくれるのならと卒業パーティ会場から王宮へ向かう。
ゼブロンは自分が住まう王宮で集めた意見が自分と食い違っていることに茫然とする。
*別サイトにアップ済みで、加筆改稿しています。
*約2万字の短編です。
*完結しています。
*11月8日22時に1、2、3話、11月9日10時に4、5、最終話を投稿します。
旦那様には想い人がいるようなので、私は好きにさせていただきます!
水川サキ
恋愛
君を愛することはできない。
なんて言われても、大丈夫です。
知ってますから~。
どうぞ愛人と仲良くね!
私は自由を満喫しまーす!
※他サイトに掲載
嫌われ公女に転生したけど、愛されたい願望を捨てたら全員がデレてきた
桃瀬さら
恋愛
嫌われ公女ナディアは、婚約破棄され学園で孤立し、家族からも見放されていた。
どれほど努力しようが周囲からは「嫌われ公女」と蔑まれ、誰も味方なんていない。
「もういい。愛されたいなんて、くだらない」
そう心に誓った瞬間から、状況が一変した。
第二王子が婚約破棄を撤回し跪き、寡黙な騎士団長が「君を守りたい」と熱く迫ってくる。
そして、冷ややかな兄まで「婚約など認めない。家を出ることは許さない」と……。
愛されることを諦めた途端、なぜか執着される。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる