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ブラコン姉妹は、天使だろうか?(3)
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神楽坂美羽、天真爛漫で活発な少女。姉妹の姉であり、その性格を体現するように体を動かす行動を好んでいる。そしてその身体能力で数々の大会を総ナメにして、多くの賞を持っている。
神楽坂美咲、物静かなで礼儀正しい少女。姉妹の妹であり、姉の美羽とは正反対の性格の持ち主である。音楽や絵の才能が凄まじく、その業界で食べていける程の実力を持っている、
そんな姉妹が揃いも揃って、同じ言葉を口にする瞬間がある。それは……。
「一番好きな事?兄者と過ごす時間かなぁ。だって優しいし、カッコイイし、ずーっと一緒に居たいもん!」
「私が好きなのはお兄様ただ一人、この命が尽きるまでお傍に居たいと思っています」
インタビューの際、彼女たちがそう告げていた。躊躇いもせず、自分の好きな事については真っ直ぐな彼女たち。だがしかし、思い通りにならない事に関して膨れるのは、まだまだ子供である。
「美咲ぃ、今ズルしなかったぁ?!」
「そんな事してません。美羽こそ、イカサマをしていたのでは無いですか?」
「なにをー!」
「何ですか!」
テレビゲームをしている最中、白熱した状態になれば、負けず嫌いがお互いに発動される。その為、度々こうして言い争いの喧嘩が勃発するのだ。
「美羽、美咲、何を騒いでるんだ?」
「あ、兄者!聞いてよ、美咲がね!」
「なっ!お兄様に頼るなんて卑怯です!お兄様、美羽の話よりも私の話を聞いて下さい!」
「待て待て待て、二人一緒に話し掛けて来るな。とりあえず状況を説明してくれ……」
そして説明する事、約十分後――彼女たちは、幸一に正座をさせられるのだった。
「……喧嘩の理由が小さ過ぎるだろお前ら。たかがゲームで大声を出すなよ?近所迷惑にもなる。といっても、喧嘩を止めるのは俺の役目だ。お前らの話に答えてやる」
「お、お兄様、一体何を?」
「何って、ゲームだよ。勉強してたけど、それを中断して相手してやる」
「兄者がゲームしてくれるの!?やったぁ!へへー、美咲とやるより絶対楽しくなるぞー!わーい!わーい!」
「何を言ってるんだ?俺は『お前ら』って言ったんだぞ。やるのは、お前ら二人と俺の対戦だよ」
「「何で!?」」
「同時に反応するな。今のお前らなら、俺でも簡単に勝てるぞ。本気出して来いよ、ほれ」
そう言いながら、彼は彼女たちに開始するように促す。対戦ゲームを二対一の設定にして、スタートした瞬間に彼は、ニヤリと笑みを浮かべる。
しばらくして数時間後、頬を膨らませる彼女たちが出来上がったのである。そして彼は、そのままの状態である提案をするのだった。
「次がラストにするから、特別ルールを作ってあげよう。このラストでもし、俺に勝ったらご褒美をあげよう」
「「……っ」」
「俺が出来る範囲で、何でも言う事を聞いてあげよう。ただし、最低条件はお前らのチームワークを活かす事だ。当然、裏技といった行動は無し。さぁ、スタートするぞ?」
幸一がそう言うと、彼女たちは目の色を変えてコントローラーを握り締めた。キッと睨むように画面を見据えるその姿は、紛れも無く本気を出すという意気込みさえ感じられる。
ちなみにこの勝負の結末は、幸一の敗北である。その際、彼女たちは喜びながら、ハイタッチを交わしているのだった。
「グッジョブ、美咲!」
「美羽も!」
そんな彼女たちを眺める幸一は、口角を上げていたのであった――。
神楽坂美咲、物静かなで礼儀正しい少女。姉妹の妹であり、姉の美羽とは正反対の性格の持ち主である。音楽や絵の才能が凄まじく、その業界で食べていける程の実力を持っている、
そんな姉妹が揃いも揃って、同じ言葉を口にする瞬間がある。それは……。
「一番好きな事?兄者と過ごす時間かなぁ。だって優しいし、カッコイイし、ずーっと一緒に居たいもん!」
「私が好きなのはお兄様ただ一人、この命が尽きるまでお傍に居たいと思っています」
インタビューの際、彼女たちがそう告げていた。躊躇いもせず、自分の好きな事については真っ直ぐな彼女たち。だがしかし、思い通りにならない事に関して膨れるのは、まだまだ子供である。
「美咲ぃ、今ズルしなかったぁ?!」
「そんな事してません。美羽こそ、イカサマをしていたのでは無いですか?」
「なにをー!」
「何ですか!」
テレビゲームをしている最中、白熱した状態になれば、負けず嫌いがお互いに発動される。その為、度々こうして言い争いの喧嘩が勃発するのだ。
「美羽、美咲、何を騒いでるんだ?」
「あ、兄者!聞いてよ、美咲がね!」
「なっ!お兄様に頼るなんて卑怯です!お兄様、美羽の話よりも私の話を聞いて下さい!」
「待て待て待て、二人一緒に話し掛けて来るな。とりあえず状況を説明してくれ……」
そして説明する事、約十分後――彼女たちは、幸一に正座をさせられるのだった。
「……喧嘩の理由が小さ過ぎるだろお前ら。たかがゲームで大声を出すなよ?近所迷惑にもなる。といっても、喧嘩を止めるのは俺の役目だ。お前らの話に答えてやる」
「お、お兄様、一体何を?」
「何って、ゲームだよ。勉強してたけど、それを中断して相手してやる」
「兄者がゲームしてくれるの!?やったぁ!へへー、美咲とやるより絶対楽しくなるぞー!わーい!わーい!」
「何を言ってるんだ?俺は『お前ら』って言ったんだぞ。やるのは、お前ら二人と俺の対戦だよ」
「「何で!?」」
「同時に反応するな。今のお前らなら、俺でも簡単に勝てるぞ。本気出して来いよ、ほれ」
そう言いながら、彼は彼女たちに開始するように促す。対戦ゲームを二対一の設定にして、スタートした瞬間に彼は、ニヤリと笑みを浮かべる。
しばらくして数時間後、頬を膨らませる彼女たちが出来上がったのである。そして彼は、そのままの状態である提案をするのだった。
「次がラストにするから、特別ルールを作ってあげよう。このラストでもし、俺に勝ったらご褒美をあげよう」
「「……っ」」
「俺が出来る範囲で、何でも言う事を聞いてあげよう。ただし、最低条件はお前らのチームワークを活かす事だ。当然、裏技といった行動は無し。さぁ、スタートするぞ?」
幸一がそう言うと、彼女たちは目の色を変えてコントローラーを握り締めた。キッと睨むように画面を見据えるその姿は、紛れも無く本気を出すという意気込みさえ感じられる。
ちなみにこの勝負の結末は、幸一の敗北である。その際、彼女たちは喜びながら、ハイタッチを交わしているのだった。
「グッジョブ、美咲!」
「美羽も!」
そんな彼女たちを眺める幸一は、口角を上げていたのであった――。
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