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美羽ルート
ブラコン姉妹は、天使だろうか? 美羽√(11)
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「――ありがとう、生徒会長っ!美羽、頑張るよ!」
「はい。頑張って下さいね」
「うん!ばいばい、すばるん!!!」
美羽は生徒会長である昴に『すばるん』というあだ名を付けて、手を振りながら生徒会室から離れて行った。生徒会長の前で廊下を走ると注意されるというのが頭に無いのか、気にせずにタンタンと走って行った。
やがて美羽の姿が見えなくなるのを見計らって、昴ことすばるんは俺の方へと身体を向けた。
「……どうでしたか?自分の妹の悩みを聞いた感想は」
「……どうって、反応に困るというのが本音だ。それに実妹じゃないんだから、悩みを打ち明けられないのは当然だろう?性別が同じなら分からないけどさ」
「それでも、たった今聞いたでは無いですか。それについては、何か感想は無いんですか?」
美羽の事を理解してなかったという事実はあるが、それでも美羽が悩みを抱えている事に驚いているぐらいだ。
そしてその悩みは、間接的に俺に関係しているから立場が無い。兄としては、失格かもしれない。
「感想って言われてもなぁ。俺があいつの事に対して、詳しくないってのが本音なんだよなぁ。家族として暮らしては居るけれど、俺もあいつとは血の繋がりが無いから何とも言えないぞ?」
「それは兄としては冷たいですね。妹さんが可哀想ですよ。というか、血が繋がっていなくても、家族は家族です。たまには親身になって、相談に乗るというのも一つの手ではありませんか?会長」
「……」
昔のように的確にアドバイスしてくれる奴だったが、皮肉を混ぜてくるようになったとはな。彼女もここ数年の間に変化を経て、成長しているという訳だ。それは彼女だけでなく、美羽や美咲だって同じなのだろう。
あいつらも成長して、自分の考えを尊重するようになる。今はワガママを言ったり、楽しそうに暮らしているけれど。それがいつまでも続くとは限らない。
結局、人間は必ず変化するから人間なのだろう。
「会長って言うな。っていうか、お前の悩みも面白かったけどな」
「あ、あれは本心ですよ?嘘偽りのない、ちゃんとした悩みです」
「『憧れの先輩が、私に優しくしてくれない。だから私がアピールしても、いつまで経っても振り向いてくれない』だっけか?よくもまぁ、そんな青春の1ページみたいな話をしたもんだな。まさかお前が恋してるとはな」
「……はぁ、分かっては居ましたけど。先輩って、なかなか鈍感ですよね」
「そうか?俺ほど、周囲の空気に敏感な奴は居ないぞ?」
「それでも鈍感ですよ。先輩は……(私の想いも含めて……)はぁ」
「どうした?溜息なんか吐いて」
何やら溜息を吐いて、生徒会長に用意された椅子に座る昴。そんな彼女の様子が気になって問い掛けたが、何故かムスッとした表情を浮かべられて追い出されてしまった。
良く分からないが、彼女も彼女で悩みがあるのだろう。
いつか、彼女の悩みも解決すると良いな。そう俺は願っておこう。
「……さて、帰るか」
俺は伸びをしながら呟いて、一人で廊下を進むのだった。
帰ったら美羽と話をしよう。そんな事を思いながら、歩いて行くのであった。
「はい。頑張って下さいね」
「うん!ばいばい、すばるん!!!」
美羽は生徒会長である昴に『すばるん』というあだ名を付けて、手を振りながら生徒会室から離れて行った。生徒会長の前で廊下を走ると注意されるというのが頭に無いのか、気にせずにタンタンと走って行った。
やがて美羽の姿が見えなくなるのを見計らって、昴ことすばるんは俺の方へと身体を向けた。
「……どうでしたか?自分の妹の悩みを聞いた感想は」
「……どうって、反応に困るというのが本音だ。それに実妹じゃないんだから、悩みを打ち明けられないのは当然だろう?性別が同じなら分からないけどさ」
「それでも、たった今聞いたでは無いですか。それについては、何か感想は無いんですか?」
美羽の事を理解してなかったという事実はあるが、それでも美羽が悩みを抱えている事に驚いているぐらいだ。
そしてその悩みは、間接的に俺に関係しているから立場が無い。兄としては、失格かもしれない。
「感想って言われてもなぁ。俺があいつの事に対して、詳しくないってのが本音なんだよなぁ。家族として暮らしては居るけれど、俺もあいつとは血の繋がりが無いから何とも言えないぞ?」
「それは兄としては冷たいですね。妹さんが可哀想ですよ。というか、血が繋がっていなくても、家族は家族です。たまには親身になって、相談に乗るというのも一つの手ではありませんか?会長」
「……」
昔のように的確にアドバイスしてくれる奴だったが、皮肉を混ぜてくるようになったとはな。彼女もここ数年の間に変化を経て、成長しているという訳だ。それは彼女だけでなく、美羽や美咲だって同じなのだろう。
あいつらも成長して、自分の考えを尊重するようになる。今はワガママを言ったり、楽しそうに暮らしているけれど。それがいつまでも続くとは限らない。
結局、人間は必ず変化するから人間なのだろう。
「会長って言うな。っていうか、お前の悩みも面白かったけどな」
「あ、あれは本心ですよ?嘘偽りのない、ちゃんとした悩みです」
「『憧れの先輩が、私に優しくしてくれない。だから私がアピールしても、いつまで経っても振り向いてくれない』だっけか?よくもまぁ、そんな青春の1ページみたいな話をしたもんだな。まさかお前が恋してるとはな」
「……はぁ、分かっては居ましたけど。先輩って、なかなか鈍感ですよね」
「そうか?俺ほど、周囲の空気に敏感な奴は居ないぞ?」
「それでも鈍感ですよ。先輩は……(私の想いも含めて……)はぁ」
「どうした?溜息なんか吐いて」
何やら溜息を吐いて、生徒会長に用意された椅子に座る昴。そんな彼女の様子が気になって問い掛けたが、何故かムスッとした表情を浮かべられて追い出されてしまった。
良く分からないが、彼女も彼女で悩みがあるのだろう。
いつか、彼女の悩みも解決すると良いな。そう俺は願っておこう。
「……さて、帰るか」
俺は伸びをしながら呟いて、一人で廊下を進むのだった。
帰ったら美羽と話をしよう。そんな事を思いながら、歩いて行くのであった。
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