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第3話-式神 双葉火玉
少しの間考えに耽っていた。
そこで気づいたことがあった。
外が雪で真っ白になっているというのに、部屋が寒くないのはなぜだろうか?
それは、横に控えている、満成の式神がいるからだろうという結論に至った。
その理由は満成の明かされてはいない過去にあるはずだ。
彼らのことを知らないのは当然である。なぜなら、本編で悪役法師陰陽師は、彼らを従えていなかった。
二人の顔を眺めていると、満成としての情報を少し思い出した。
二人は双子の式神だった。双葉火玉と言った名であった。過去の満成曰く、灯籠のなかで双葉のような形で存在していたから、らしい。
よって彼らは火の精であることから、彼らの付近が温かいのだろうと推測する。
……んまあ、なんという安直さなのだろうか、自分の今後が心配になるぜ。まあ、普通にそうなんだろうけど。
光弘の時に式神というか、ファンタジーな存在に関心を持っていた事もあって、チラチラと覗き見していた。
右の男童はあかねといった。前で切りそろえられたストレートの黒髪と真っ直ぐの目がしっかりとしている様に見せる。
左の男童はあかりといった。モジャモジャ天パでよく見るとややタレ目、考えが顔に書いてあるかのように分かりやすい。
二人共正反対な十も満たない子供だ。
それにしても何故、あんなにも緊張して震えているんだ?
視線先にいる二人は、頬を強張らせながら額に汗をにじませている。二人から視線を逸らすと、彼らの肩が下がり、また視線を向けると肩が上がる。
主従関係っておもしろい! と思ったが、どうやら違うみたいだ。彼らの周りはなんというか、ぴりぴりとしている。そう感じるのは二人が式神だからだろうか?
特に意識せずモジャモジャ天パの左の童に視線を向けていると、右の童は対をちらりと見てから唇を噛んで、俺の近くへ二、三歩進んだ。
「満成様」
「なんだ?」
式神に声を掛けられて嬉しい、とつい顔がにやけるのを抑えた。
鈴のような声に返事をする変声期前の自分の声があたりに通ってから重い静寂が流れた。
ストレートの髪が前に揺れる童は眉間にシワを寄せ、苦しそうに辛そうな顔をして頭を下げた。
「申し訳のうございます! 不出来な私を消してくださいませ! それしか満成様に償える者はございませぬ!」
「……は?」
ポカーンとアホ面をしているだろう俺は、いきなりの事が続き過ぎて頭が追い付かなかった。
「私達は下級の式神、それでも受け入れて扱ってくれる満成様を御守りし、日々満成様のお力になれるように努めてきました」
「……では、何故?」
そう言うと急にあかりが弱々しく前に出て頭を下げる。
「僕が満成様を危険な目に遭わせてしまいました! どうか、僕だけを消してください!」
「あかり!」
「あかね兄さまは何も悪くございません!」
何が起こっているのか最初は頭が混乱したが、それは、先程の件に対してだということは分かった。
父の貴族の友人は自分の子と一緒に遊ぶのを頼むように満成を誘ったようだ。彼らは二人の目の届かないところで遊ぶことになった。
その子供は満成より年下で幼かった。そのため子供の面倒を見なければならず、満成は、面倒事が起きぬよう式神を瓶に収めた。
少ししてから屋敷で遊ぶのがつまらないと言った子供は裏の森に繋がる抜け道を見つけてしまい、満成は少しの間だけ付き合うことになった。
貴族の子供と二人で散策していると、いつのまにか奥の方へ入ってしまったらしく、妖力を帯びた大きな黒い影が急に二人の前に現れた。その影は空を飛んでいた鳥をぱくりと飲み込んでしまった。幼い子供は恐怖で足が動かなかった。その様子を見た満成は子供の腕を勢いよく引っ張った。
大きな黒い影は鳥の骨を地面に吐き捨て、標的を変え勢いよく二人に襲いかかってきた。
式神を連れてなかった満成は、子供を守りながらなんとか逃げていた。しかし、崖の方に追い込まれ、窮地に陥った。その時、この双子童が助けに来てくれたのだ。
主人が襲われているのを見て、双子童はためらいなく黒い影の存在を消した。ものの数秒だった。瞬きして視界が広がった時には、そこにはもう何も残っていなかった。
満成は無力な人間にとって恐ろしい妖を倒した式神を褒めていた。すると、その双子童が満成の式神だと知らずに、恐ろしい物まで見た貴族の子供は怪しい双子に守られている満成の仕業に違いないと断言し、満成を崖から突き落とした。
急な事で判断が鈍った双子だったが姿を変え、あかねは崖から落ちていった満成をなんとか助けることができた。しかし、落下時に脳が激しく揺れたせいで意識を失った満成はそのまま深い眠りについた。
双葉と火玉が謝るのは満成に怪我をさせた罪悪感からだろう。
だけど、実際この子達のせいではない。むしろ助けに来てくれたことに感謝すべきだ。
双葉に向かって言った。
「……美しき茜さす日が照らせど、日が落ちゆきて恐ろしい闇がある、なあ? あかねよ」
「満成様?」
沸々と怒りが湧いてきた。何に対しての怒りかは分からない。それが、この式神に対してではないことだけは理解した。無力だったのは己だったのだ、と本物の満成が心臓に刻み込んでいる気がした。それでも、彼の自尊心は下を向くことはなかった。
彼はいつまでも常に自分を信じていた。
「あの事は、俺の不注意だ。それに、誰の式神だと思っている。俺の式神だ。誰が決めた下級だろうがそんなもので俺の力など推し量れるか!」
この時、満成の心のなかで確かに本物の満成の脈を感じた。しかし、それは一瞬の出来事で、すぐにその脈は気配を消し、心の中は冷静さを取り戻した。
「美しい茜空が通り過ぎれば真っ暗闇だ……誰が道を照らしてくれるだろうか? 俺は灯りが欲しくなるなあ」
「……満成さまあ!」
「あかねがあるならあかりも一緒にあるのが誰にとっても嬉しい事ではないかと思うんだが。二人はどうだ?」
「ぐすっ、はい!」
「うぅ……ぶあいぃ!」
「ありがどうございまずぅ! ぼ、僕、もっと……もっど強くなりまず!!」
二人は、目を赤くして満成の前でもう一度姿勢を正した。
「「満成様!」」
「「我ら双葉火玉! これからも精進して満成様の道を明るく照らしましょう!!」」
ウンウンと大きく頷いた満成は、双子の側に寄って頭を撫でた。
頭を撫でられて気分が落ち着いてきたらしく、力強く満成に抱きついた!
「本当に、解かれるかと思いました!」
「僕、いつもの優しい満成さまが……僕の事を要らなくなったのかと……ヒック」
あかりは泣きながら満成の身体にしがみつく。
あーあ、あかりの涙と鼻水が衣に吸われてる。後で、着替えよう……ん?
「俺は、いつもあんな風じゃなかったか?」
「え? 違いますよ?」
あかねは大きな目を見開いて、頭をコテンと倒す。
泣き止んだあかりが言った。
「いつもはもっとふざけてて……ぶべぁ」
「あかり!」
あかねにすごい勢いで口を手で塞がれたあかりは、ぴえと泣きそうになっている。
「俺は、……そっか、ここか!」
あかりの言葉で本物の満成が何故式神に素っ気なかったのか、なぜかその背景が脳内に鮮明に広がり、やがて消えていった。
火玉達は、『恋歌物語』に登場しなかった。その代わり蛍火という式神を使っていた。
なるほど、ゲームの中では、この火玉達はあの貴族達によって陰陽師に消されるのか! この件のせいで!
急いで父の元へ向かおうとしたが、ふと気になったことを二人に尋ねた。
「しかし、どうして俺が裏の森に出たのを知ったのだ? 修行じゃないから主らは瓶に詰めたはずだが」
「ヴッ!」
双葉は声を揃えてダメージを受けたような声を出した。
そして、二人合わせて言った。
「性悪コケ地蔵が教えてくれました」
コケ地蔵――屋敷の坂下にある地蔵。満成の式神が地蔵様とお話しして(火玉の方が一方的に絡まれている)は、帰るときには傾いていることから付けられたあだ名。
二人の双葉はその日、閉じ込められた瓶から抜け出して満成がすでに修行に行ったと思ってコケ地蔵の前を通ったら、
「ふぉふぉふぉ、満成様なら、貴族の子供と裏の森に行ったようじゃぞ。もしやお主ら置いて行かれたのか? ついに捨てられたか! ふぉふぉふぉ」
と声をかけられ、双葉はそのまま火玉の姿でコケ地蔵にぶつかって主の元へ飛んでいった。
今度コケ地蔵の掃除でもしてやるか。
そこで気づいたことがあった。
外が雪で真っ白になっているというのに、部屋が寒くないのはなぜだろうか?
それは、横に控えている、満成の式神がいるからだろうという結論に至った。
その理由は満成の明かされてはいない過去にあるはずだ。
彼らのことを知らないのは当然である。なぜなら、本編で悪役法師陰陽師は、彼らを従えていなかった。
二人の顔を眺めていると、満成としての情報を少し思い出した。
二人は双子の式神だった。双葉火玉と言った名であった。過去の満成曰く、灯籠のなかで双葉のような形で存在していたから、らしい。
よって彼らは火の精であることから、彼らの付近が温かいのだろうと推測する。
……んまあ、なんという安直さなのだろうか、自分の今後が心配になるぜ。まあ、普通にそうなんだろうけど。
光弘の時に式神というか、ファンタジーな存在に関心を持っていた事もあって、チラチラと覗き見していた。
右の男童はあかねといった。前で切りそろえられたストレートの黒髪と真っ直ぐの目がしっかりとしている様に見せる。
左の男童はあかりといった。モジャモジャ天パでよく見るとややタレ目、考えが顔に書いてあるかのように分かりやすい。
二人共正反対な十も満たない子供だ。
それにしても何故、あんなにも緊張して震えているんだ?
視線先にいる二人は、頬を強張らせながら額に汗をにじませている。二人から視線を逸らすと、彼らの肩が下がり、また視線を向けると肩が上がる。
主従関係っておもしろい! と思ったが、どうやら違うみたいだ。彼らの周りはなんというか、ぴりぴりとしている。そう感じるのは二人が式神だからだろうか?
特に意識せずモジャモジャ天パの左の童に視線を向けていると、右の童は対をちらりと見てから唇を噛んで、俺の近くへ二、三歩進んだ。
「満成様」
「なんだ?」
式神に声を掛けられて嬉しい、とつい顔がにやけるのを抑えた。
鈴のような声に返事をする変声期前の自分の声があたりに通ってから重い静寂が流れた。
ストレートの髪が前に揺れる童は眉間にシワを寄せ、苦しそうに辛そうな顔をして頭を下げた。
「申し訳のうございます! 不出来な私を消してくださいませ! それしか満成様に償える者はございませぬ!」
「……は?」
ポカーンとアホ面をしているだろう俺は、いきなりの事が続き過ぎて頭が追い付かなかった。
「私達は下級の式神、それでも受け入れて扱ってくれる満成様を御守りし、日々満成様のお力になれるように努めてきました」
「……では、何故?」
そう言うと急にあかりが弱々しく前に出て頭を下げる。
「僕が満成様を危険な目に遭わせてしまいました! どうか、僕だけを消してください!」
「あかり!」
「あかね兄さまは何も悪くございません!」
何が起こっているのか最初は頭が混乱したが、それは、先程の件に対してだということは分かった。
父の貴族の友人は自分の子と一緒に遊ぶのを頼むように満成を誘ったようだ。彼らは二人の目の届かないところで遊ぶことになった。
その子供は満成より年下で幼かった。そのため子供の面倒を見なければならず、満成は、面倒事が起きぬよう式神を瓶に収めた。
少ししてから屋敷で遊ぶのがつまらないと言った子供は裏の森に繋がる抜け道を見つけてしまい、満成は少しの間だけ付き合うことになった。
貴族の子供と二人で散策していると、いつのまにか奥の方へ入ってしまったらしく、妖力を帯びた大きな黒い影が急に二人の前に現れた。その影は空を飛んでいた鳥をぱくりと飲み込んでしまった。幼い子供は恐怖で足が動かなかった。その様子を見た満成は子供の腕を勢いよく引っ張った。
大きな黒い影は鳥の骨を地面に吐き捨て、標的を変え勢いよく二人に襲いかかってきた。
式神を連れてなかった満成は、子供を守りながらなんとか逃げていた。しかし、崖の方に追い込まれ、窮地に陥った。その時、この双子童が助けに来てくれたのだ。
主人が襲われているのを見て、双子童はためらいなく黒い影の存在を消した。ものの数秒だった。瞬きして視界が広がった時には、そこにはもう何も残っていなかった。
満成は無力な人間にとって恐ろしい妖を倒した式神を褒めていた。すると、その双子童が満成の式神だと知らずに、恐ろしい物まで見た貴族の子供は怪しい双子に守られている満成の仕業に違いないと断言し、満成を崖から突き落とした。
急な事で判断が鈍った双子だったが姿を変え、あかねは崖から落ちていった満成をなんとか助けることができた。しかし、落下時に脳が激しく揺れたせいで意識を失った満成はそのまま深い眠りについた。
双葉と火玉が謝るのは満成に怪我をさせた罪悪感からだろう。
だけど、実際この子達のせいではない。むしろ助けに来てくれたことに感謝すべきだ。
双葉に向かって言った。
「……美しき茜さす日が照らせど、日が落ちゆきて恐ろしい闇がある、なあ? あかねよ」
「満成様?」
沸々と怒りが湧いてきた。何に対しての怒りかは分からない。それが、この式神に対してではないことだけは理解した。無力だったのは己だったのだ、と本物の満成が心臓に刻み込んでいる気がした。それでも、彼の自尊心は下を向くことはなかった。
彼はいつまでも常に自分を信じていた。
「あの事は、俺の不注意だ。それに、誰の式神だと思っている。俺の式神だ。誰が決めた下級だろうがそんなもので俺の力など推し量れるか!」
この時、満成の心のなかで確かに本物の満成の脈を感じた。しかし、それは一瞬の出来事で、すぐにその脈は気配を消し、心の中は冷静さを取り戻した。
「美しい茜空が通り過ぎれば真っ暗闇だ……誰が道を照らしてくれるだろうか? 俺は灯りが欲しくなるなあ」
「……満成さまあ!」
「あかねがあるならあかりも一緒にあるのが誰にとっても嬉しい事ではないかと思うんだが。二人はどうだ?」
「ぐすっ、はい!」
「うぅ……ぶあいぃ!」
「ありがどうございまずぅ! ぼ、僕、もっと……もっど強くなりまず!!」
二人は、目を赤くして満成の前でもう一度姿勢を正した。
「「満成様!」」
「「我ら双葉火玉! これからも精進して満成様の道を明るく照らしましょう!!」」
ウンウンと大きく頷いた満成は、双子の側に寄って頭を撫でた。
頭を撫でられて気分が落ち着いてきたらしく、力強く満成に抱きついた!
「本当に、解かれるかと思いました!」
「僕、いつもの優しい満成さまが……僕の事を要らなくなったのかと……ヒック」
あかりは泣きながら満成の身体にしがみつく。
あーあ、あかりの涙と鼻水が衣に吸われてる。後で、着替えよう……ん?
「俺は、いつもあんな風じゃなかったか?」
「え? 違いますよ?」
あかねは大きな目を見開いて、頭をコテンと倒す。
泣き止んだあかりが言った。
「いつもはもっとふざけてて……ぶべぁ」
「あかり!」
あかねにすごい勢いで口を手で塞がれたあかりは、ぴえと泣きそうになっている。
「俺は、……そっか、ここか!」
あかりの言葉で本物の満成が何故式神に素っ気なかったのか、なぜかその背景が脳内に鮮明に広がり、やがて消えていった。
火玉達は、『恋歌物語』に登場しなかった。その代わり蛍火という式神を使っていた。
なるほど、ゲームの中では、この火玉達はあの貴族達によって陰陽師に消されるのか! この件のせいで!
急いで父の元へ向かおうとしたが、ふと気になったことを二人に尋ねた。
「しかし、どうして俺が裏の森に出たのを知ったのだ? 修行じゃないから主らは瓶に詰めたはずだが」
「ヴッ!」
双葉は声を揃えてダメージを受けたような声を出した。
そして、二人合わせて言った。
「性悪コケ地蔵が教えてくれました」
コケ地蔵――屋敷の坂下にある地蔵。満成の式神が地蔵様とお話しして(火玉の方が一方的に絡まれている)は、帰るときには傾いていることから付けられたあだ名。
二人の双葉はその日、閉じ込められた瓶から抜け出して満成がすでに修行に行ったと思ってコケ地蔵の前を通ったら、
「ふぉふぉふぉ、満成様なら、貴族の子供と裏の森に行ったようじゃぞ。もしやお主ら置いて行かれたのか? ついに捨てられたか! ふぉふぉふぉ」
と声をかけられ、双葉はそのまま火玉の姿でコケ地蔵にぶつかって主の元へ飛んでいった。
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