七光りのわがまま聖女を支えるのは疲れました。私はやめさせていただきます。

木山楽斗

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26.新たなる未来へ

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「それで結局、この国の体制はどうなるのですか?」
「紆余曲折ありましたが、兄上が新たなる国王になるということが決まりました」
「それは叔父上……つまりは、ウェルメノン公爵も了承の上です」

 私はレムバル様とサリーム様に、今後のことについて聞いていた。
 色々とあった結果、私は王都にまだ留まっている。今の所、結界などといった聖女としての役目も私が担当中だ。
 しかしながら、それをいつまで続けるかなどは聞いておかなければならない。この中途半端な状況は、私にとって好ましいものではないからだ。

「今回の事件は、大衆からすれば悪魔が王女に取り憑き起った事件ということになっているのよ。まあ状況的に見れば、そうなるのは当然ではあるのだけれど」
「確かにそうですよね……悪魔がそう見えるように仕向けていた訳ですし」
「現在民衆は王族に対して、同情のような感情を抱いているわ。その状況で王族を倒しても民衆の反感を買うだけだとお父様は判断したようね」

 ウェルメノン公爵は、あくまでも大局を見て判断したようである。
 それは恐らく、賢明な判断であるだろう。民衆の反感を買ってしまったら、国が不安定になる。それは、公爵としても避けたい所だろう。

「えっと、ルドベルド様が新たな国王様になるという話はわかりました。それで、私はどうなるのでしょうか?」
「ラムーナさんには、その国の聖女となってもらいたいと思っています」
「……そうですか」

 レムバル様の言葉に、私はある程度納得していた。
 この国で聖女をこなせるのは、私かサリーム様だけである。彼女の感じからして、聖女の立場を受け入れそうではないため、やはり私が聖女を任せられるのだろう。
 それについては、特に問題はなかった。ロメリア様がああなった以上、断る理由もない。

「それから、ラムーナさんにはもう一つ頼みたいことがあるのです」
「あ、はい。なんですか?」
「僕と婚約してもらいたいのです」
「……え?」

 レムバル様の突然の発言に、私は思わず固まってしまった。そのようなことを言われるとは思っていなかったからだ。

「今回の件……いえ、それよりもずっと前から、僕はあなたに惹かれていたのです。僕は、あなたに妻になってもらいたい。そう思っています」
「レムバル様……私も、ずっとそうなったらいいと思っていました」

 少し驚いた私だったが、答えはすぐに出てきた。私も、ずっと良くしてくれていたレムバル様に惹かれていたからだ。
 だからこそ、彼の言葉は嬉しかった。彼の妻にしてもらいたいとそう思ったのだ。

「ありがとうございます。ラムーナさん」
「いえ、こちらこそありがとうございます」
「ふふ、おめでとうと言っておこうかしら?」
「あ、その……」
「あ、ありがとう……」

 私達の婚約を、サリーム様も祝福してくれた。
 それに少し照れながらも、私はレムバル様と顔を見合わせた。そして、自然とお互いに笑みを浮かべる。
 こうして私達は、色々なことを乗り越えて新たなる国で新たなる人生を歩むことになった。これからの未来は、きっと明るいものになるだろう。レムバル様の顔を見ながら、私はそのようなことを思うのだった。
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感想 4

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みんなの感想(4件)

メロン
2024.12.15 メロン

初めて投稿します。
誤字
あらすじないの、アナリヤとロメリア違いません?

2024.12.15 木山楽斗

ご指摘ありがとうございます。
修正させていただきます。

解除
manga⭐︎jirou

き、キレイなジャイ◯ン…!

2023.02.09 木山楽斗

感想ありがとうございます。
確かに同じような状況だと思います。

解除
YuMi
2023.02.07 YuMi

11話で聞きに晒されて→危機に晒されて
では無いかと

溺愛が怖い💦

2023.02.08 木山楽斗

ご指摘ありがとうございます。
修正させていただきます。
この作品で楽しんでいただけたら幸いです。

解除

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