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15.父親からの糾弾
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私は、王城の玉座の間に来ていた。国王様に、呼び出されたのである。
王城の間は現在、異様な雰囲気だ。それは当然のことだろう。今ここでは、王国が始まって以来の一大事が起こっているのだから。
「レヴァール、お前の行動は目に余る。イルセア嬢との婚約を破棄した一件、オービス侯爵家へ私が送った手紙を握りつぶした一件――さらには舞踏会での一件も含めて、これ以上お前を自由にさせるべきではないことを、私は悟った」
「父上、僕は……」
国王様の言葉に、レヴァール殿下は焦ったように声を出した。
しかし彼は、途中で言葉を止める。それは父親である国王様から向けられた鋭い視線に、怯んだからだろう。
「今更何を言い訳しようという? お前の行った数々の行いは――お前自身は軽い気持ちでやったことなのかもしれないが、全てにおいて王族としての意識にかけたものだといえる。どうやら私は、お前の育て方を間違えたらしいな」
「う、くっ……」
国王様は、深くため息をついた。レヴァール殿下は、それに表情を歪めている。彼にとって父親から詰められることは、かなり恐ろしいことであるようだ。
レヴァール殿下が、どうしてあのように育ってしまったのか、それはわからない。彼の兄である王子殿下二人や姉の王女殿下は真っ当な王族だと聞いている。その中で彼だけが、こうなってしまったのだ。だからこそ国王様は、とても心を痛めているのだろう。
しかし国王様は、厳正な判断ができる人である。彼はこの国の統治者として、然るべき決断を下そうとしている。
玉座の間にいる誰もが、国王様の次の言葉を待っている。それはこの国にとって、前代未聞の言葉となるだろう。
「レヴァール、私はお前を王族という括りから除外する」
「父上、それは……」
「私としても考えた結果だ。残念ながら、これはもう揺るぎはしない。お前には罰を与えなければならないのだ。そうでなければ社交界に――オービス侯爵家に示しがつかない」
「父上、お待ちください! 僕は心を入れ替えます! だからどうか……」
「今のお前の言葉など、信用には値しないものだ。せめて自らの過ちを反省するのだな。幸いにも時間はあるのだから……」
国王様の言葉に、レヴァール殿下は崩れ落ちた。
王族という立場をいいことに好き勝手振る舞っていた彼は、それを剥奪されてしまった。それは自業自得だ。彼に対して同情する気持ちは、私の中にはない。
しかし国王様に対しては、少しだけ可哀想だと思ってしまう。実の息子に対して、あのような言葉を述べるのは苦しかっただろう。その表情からも、深い悲しみが読み取れた。
王城の間は現在、異様な雰囲気だ。それは当然のことだろう。今ここでは、王国が始まって以来の一大事が起こっているのだから。
「レヴァール、お前の行動は目に余る。イルセア嬢との婚約を破棄した一件、オービス侯爵家へ私が送った手紙を握りつぶした一件――さらには舞踏会での一件も含めて、これ以上お前を自由にさせるべきではないことを、私は悟った」
「父上、僕は……」
国王様の言葉に、レヴァール殿下は焦ったように声を出した。
しかし彼は、途中で言葉を止める。それは父親である国王様から向けられた鋭い視線に、怯んだからだろう。
「今更何を言い訳しようという? お前の行った数々の行いは――お前自身は軽い気持ちでやったことなのかもしれないが、全てにおいて王族としての意識にかけたものだといえる。どうやら私は、お前の育て方を間違えたらしいな」
「う、くっ……」
国王様は、深くため息をついた。レヴァール殿下は、それに表情を歪めている。彼にとって父親から詰められることは、かなり恐ろしいことであるようだ。
レヴァール殿下が、どうしてあのように育ってしまったのか、それはわからない。彼の兄である王子殿下二人や姉の王女殿下は真っ当な王族だと聞いている。その中で彼だけが、こうなってしまったのだ。だからこそ国王様は、とても心を痛めているのだろう。
しかし国王様は、厳正な判断ができる人である。彼はこの国の統治者として、然るべき決断を下そうとしている。
玉座の間にいる誰もが、国王様の次の言葉を待っている。それはこの国にとって、前代未聞の言葉となるだろう。
「レヴァール、私はお前を王族という括りから除外する」
「父上、それは……」
「私としても考えた結果だ。残念ながら、これはもう揺るぎはしない。お前には罰を与えなければならないのだ。そうでなければ社交界に――オービス侯爵家に示しがつかない」
「父上、お待ちください! 僕は心を入れ替えます! だからどうか……」
「今のお前の言葉など、信用には値しないものだ。せめて自らの過ちを反省するのだな。幸いにも時間はあるのだから……」
国王様の言葉に、レヴァール殿下は崩れ落ちた。
王族という立場をいいことに好き勝手振る舞っていた彼は、それを剥奪されてしまった。それは自業自得だ。彼に対して同情する気持ちは、私の中にはない。
しかし国王様に対しては、少しだけ可哀想だと思ってしまう。実の息子に対して、あのような言葉を述べるのは苦しかっただろう。その表情からも、深い悲しみが読み取れた。
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