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6.久し振りの国
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私とお祖母様は、無事にドナテロ王国に入国していた。
過酷なガムテット山を越えるということはやはり想定されていないらしく、国境警備などは行われていなかった。そのため、恐らく私達の不法入国は察知されていないだろう。
しかしながら、私もお祖母様もその道中でかなり疲弊していた。優れた魔法使いであっても、この道中はきつかったのだ。
という訳で、私とお祖母様はガムテット山の付近までなんとか赴き、そこで宿を取った。
しばらくここで休んで、山越えの疲労を癒す。それが私達の今の方針だ。
「まったく、年は取りたくないものだね。あの山を越えただけで、ここまで疲労するなんてね……」
「逆に昔は大丈夫だったんですか?」
「もちろんさ。まあ、あんたの場合はまだ若いから疲労しているんだろうさ。もう少し鍛錬して全盛期を迎えれば、あの山くらい軽いものさ」
「そうでしょうか……」
お祖母様はこう言ってくれているが、あの山はいつまで経っても厳しい気がする。というかできれば、もう山越えなんてしたくはない。
若い頃のお祖母様とは、一体どれ程優秀だったのだろうか。あの山を軽いものなんて言い切れるなんて、正直意味がわからない。
「それでお祖母様、これからどうするんですか?」
「しばらくここで休んで、王都に向かうことになるだろうね。まあ、道中はアタシに任せておきな。この国のことはよく知っているからね」
「お祖母様は、最後にドナテロ王国に来たのはいつなんですか? 年数が経っていると、ドナテロ王国も色々と変わっていると思うんですけど……」
私が物心ついてから、お祖母様はドナテロ王国に言っていないはずだ。
となると、十年以上こちらの国に来ていないということになる。そのため、道中が少々心配だ。無事に王都に辿り着けるのだろうか。
「あんたは心配性だね。ただ、あんたが言っていることも一理ある。アタシはもう三、四十年くらいこちらの国には来ていない。念のため情報収集しておく必要はあるかもしれないね」
「お、思ったよりも来ていなかったんですね。大丈夫ですか? そんな状態でいきなり国王様を訪ねて……」」
お祖母様は、かなり久し振りにドナテロ王国に入国したようだ。
それを聞くと、こちらの国の王族に顔が利くということも心配になってくる。訪ねても無下にされたりしないだろう。
「そう心配するんじゃないよ。これでも、結構信用されているからね。その程度の年数で揺らぎはしないさ」
「そういうものなのですか?」
「ああ、そうだとも。まあ、あんたは余計な心配はせず、アタシに任せておきな」
「は、はい……」
お祖母様のことは、私も信頼しているため、とりあえず細かいことは気にしないことにした。
今はとにかく、山越えの疲れを癒すことが重要だ。なるようにしかならないのだし、頭を空っぽにして休息するとしよう。
過酷なガムテット山を越えるということはやはり想定されていないらしく、国境警備などは行われていなかった。そのため、恐らく私達の不法入国は察知されていないだろう。
しかしながら、私もお祖母様もその道中でかなり疲弊していた。優れた魔法使いであっても、この道中はきつかったのだ。
という訳で、私とお祖母様はガムテット山の付近までなんとか赴き、そこで宿を取った。
しばらくここで休んで、山越えの疲労を癒す。それが私達の今の方針だ。
「まったく、年は取りたくないものだね。あの山を越えただけで、ここまで疲労するなんてね……」
「逆に昔は大丈夫だったんですか?」
「もちろんさ。まあ、あんたの場合はまだ若いから疲労しているんだろうさ。もう少し鍛錬して全盛期を迎えれば、あの山くらい軽いものさ」
「そうでしょうか……」
お祖母様はこう言ってくれているが、あの山はいつまで経っても厳しい気がする。というかできれば、もう山越えなんてしたくはない。
若い頃のお祖母様とは、一体どれ程優秀だったのだろうか。あの山を軽いものなんて言い切れるなんて、正直意味がわからない。
「それでお祖母様、これからどうするんですか?」
「しばらくここで休んで、王都に向かうことになるだろうね。まあ、道中はアタシに任せておきな。この国のことはよく知っているからね」
「お祖母様は、最後にドナテロ王国に来たのはいつなんですか? 年数が経っていると、ドナテロ王国も色々と変わっていると思うんですけど……」
私が物心ついてから、お祖母様はドナテロ王国に言っていないはずだ。
となると、十年以上こちらの国に来ていないということになる。そのため、道中が少々心配だ。無事に王都に辿り着けるのだろうか。
「あんたは心配性だね。ただ、あんたが言っていることも一理ある。アタシはもう三、四十年くらいこちらの国には来ていない。念のため情報収集しておく必要はあるかもしれないね」
「お、思ったよりも来ていなかったんですね。大丈夫ですか? そんな状態でいきなり国王様を訪ねて……」」
お祖母様は、かなり久し振りにドナテロ王国に入国したようだ。
それを聞くと、こちらの国の王族に顔が利くということも心配になってくる。訪ねても無下にされたりしないだろう。
「そう心配するんじゃないよ。これでも、結構信用されているからね。その程度の年数で揺らぎはしないさ」
「そういうものなのですか?」
「ああ、そうだとも。まあ、あんたは余計な心配はせず、アタシに任せておきな」
「は、はい……」
お祖母様のことは、私も信頼しているため、とりあえず細かいことは気にしないことにした。
今はとにかく、山越えの疲れを癒すことが重要だ。なるようにしかならないのだし、頭を空っぽにして休息するとしよう。
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