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第6章 閲覧注意の糞便露天
第20話 ソープランド糞まみれ
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――話は、今から2年前にさかのぼる。
まだみのりが中学2年生だった頃。この廃屋を勝手に秘密基地にして、間もない頃の話だ。
「あんっ。んっ。ショウヘイ君。気持ちいいよぅ……んっ」
あの頃のみのりは、とにかく男子とセックスすることに夢中だった。それ以外が手につかなくなるくらい、たくさん乱交した。
「ショウヘイ。それ終わったら次、俺な」
「僕にもやらせて」
「俺ももう一回やりたい」
あの日もいつものように、ショウヘイやカズマ、それからヒサノブたちと一緒に、野外で輪姦を楽しんでいた。
ただ、いつもと違うことが起きてしまった。
「うわっ」
「どうしたショウヘイ」
「みのりが、ウンコ漏らした」
その言葉で、みんなが一斉にみのりを見る。ショウヘイが慌ててまんこからちんこを抜き、その場から離れた。
みのりのお尻には、べったりとウンコがついていた。気持ちよさでついお尻の穴が緩み、圧迫感のせいでお腹から押し出されてしまったのだろう。
「あ……ご、ごめん。苦しくて、気持ちよくて、つい――」
「い、いやいや。お腹つかんで動かしていた俺も悪いよな。ゴメン」
そう言ってくれるショウヘイだったが、彼もまた身を引くように下がっていく。その股間にぶら下がったものも、すっかり萎れていた。
誰もがエッチなんて気分じゃなくなった、その時だ。
「ふーん、エッチじゃん」
そう言ってくれたのは、ヒサノブだった。
彼はみのりのウンコを拾い上げると、その臭いを嗅いだ。
「もっとしてよ。ウンコ」
「え?」
「お尻の穴、俺の方に向けて……そのままいっぱい出して」
なんてことはない。彼はスカトロ好きだったのだ。みのりのウンコも、ウンコをひり出すみのりも、どっちも好きだったのである。
「恥ずかしい……ううう」
その日みのりは、親にも見せたことがない排便を、みんなの前で披露した。ヒサノブはそれを楽しそうに見る。
「みのりちゃんのお尻の穴、ぴくぴくしてて可愛いよ。ウンコ出すとき、そんなに広がるんだね。丸くてぽっかり開いて、とっても下品で綺麗」
などと、そんな感想を言われて初めて、自分でも見たことが無いものを見せた自覚が湧いてきた。
「ふ、ふえええん」
恥ずかしさから泣いてしまったみのりの頬を、彼はそっと撫でてくれた。彼の指についていたウンコが、みのりの頬を染める。
「お尻の穴に、入れていいよね?」
「え?いや、ダメっ。うぐっ、おごおおおお!?」
その日、みのりは初めてのアナルセックスをした。前の方の処女を失った時と比べれば痛みはないが、苦しくて圧迫感のある体験だった。
後にみのりは語る。
おまんこに入れるとおまんこだけが気持ちいいが、お尻に入れるとお尻よりお腹が気持ちいい……と。
――まあ、文字通りクソ回想を終えまして、物語は現在に戻る。
つまり、全裸にウンコだらけの格好で散歩していたみのりが、偶然にもヒサノブと再会したところからだ。
「絶対にみのりちゃんだと思ったよ。こんな寂れた神社で、そんなウンコ塗れの格好している全裸の痴女なんか、みのりちゃんしかいないからね」
というヒサノブの推理は、見事に的中していた。もっとも、名探偵と呼ぶにはあまりにヒントが多すぎたが。
「で、その格好はどうしたの?」
「えっと……じつはかくかくしかじかで――」
「なるほど。便槽から汲んできたウンコ風呂か。凄いことするね」
と、実際にはそこそこ時間のかかったみのりの解説はさておき、
「それ、俺も入りたいな」
「え?」
みのりは一瞬、自分の耳を疑った。耳垢でも溜まってるのかと思って指を突っ込んでみたら、ウンコがめちゃくちゃ詰まってた。思い切って指でかっぽじると、途端にいろんな音が鮮明に聴こえる。
「今、何て言ったの?」
「だから、俺もそのウンコ風呂に入りたいって言ったの。みのりちゃんと一緒に」
「えっ、と……あの、誰のうんちっちだか分からないよ。いつから溜まってたのかも分からないし、何が混ざってるのか保証もできないよ」
「最高だよ。みのりちゃんと一緒なら誰のウンコでも歓迎」
「うーん……」
せっかく身体を洗いに来たみのりとしては、また汚れるために山道を往復するのは面倒くさい。何よりそろそろお肌も限界で、いろいろ衛生的な不安も大きくなってきたのだが、
「お願いだよ。俺、みのりちゃんと変態プレイばかりしてたから、他の女とセックスする時あんまり興奮しなくなっちゃってさ。やっぱ俺にとって、彼女は他にいるけど、肉奴隷はみのりちゃんだけなんだ」
などと言われれば、みのりも断れない。
「わ、私が肉奴隷で、いいの?」
「いいよ。また一緒にセックスしよう。変態プレイ、いっぱいしよう」
「わわわわっ。私、男子から告白されるの、初めてかも――」
みのりにとって愛の告白が何なのかは知らないが、
「じゃあ、私のご主人様になってください。ヒサノブ君」
「ああ、いいよ。クソ豚」
ウェディングドレスの次くらいに着たかったウンコを着て、『お姫様』の次くらいに呼ばれてみたかった『クソ豚』と呼ばれたみのりは、胸を高鳴らせていた。この立派に育った姿を、大好きなお父さんに見せたいくらいだ。
「こっちだよ。足元、気を付けてね」
「つーか道なんか無いよね。よく裸足で歩けるもんだよ」
藪をかき分けて全裸で歩くみのりと、その後をそっと追いかけるヒサノブ。向かう先は、さきほどみのりが落下させた自転車もしくはウンコ風呂がある地点だ。
「その辺、棘とか刺さらないように気を付けてね。せっかくのダウンコートが台無しになっちゃうから」
「おっと。忠告ありがとう。みのりちゃんは大丈夫なの?」
「素肌だから、何日かしたら治るよ」
「あ、しっかり怪我はしてるのね」
「うん」
なぜか彼女は、とても綺麗な笑顔で頷いた。それは中学生のころと変わらない、よく冒険ごっこに全力を出していた頃の、キラキラとした笑顔だった。
「それじゃあ、服、脱いで」
「うん」
みのりに促されて、ヒサノブは恥ずかしそうに服を脱ぐ。季節は真冬で、昼でも気温が上がらない。そんな中で、なるべく汚れないようなところを探して、脱いだ服を置いていく。
「ちょっと、照れるね」
ヒサノブの身体は、筋肉は薄く、細身だった。もしかしたらみのりと同じくらい軽いかもしれない。背丈はヒサノブの方が少し高いので、みのりが相対的にむっちりして見える。
ギンギンに勃起したアレは、中学の頃よりも成長していたように感じる。いっそう伸びた陰毛も、より黒ずんだ陰茎も、真っ赤に光る先端も、全てが美しい。
そんな美しい身体を、今から自分と同じように、汚い糞まみれにする。それはとても背徳的で、みのりの身体を熱くした。
「ねえ。みのりちゃん」
「うん」
「俺のこと、みのりちゃんが汚してくれない?」
ヒサノブの外見は、世間で言うところのイケメンというカテゴリでは無かったが、それでもみのりは彼に惹かれていた。一緒にウンコ塗れになりたいだなんて、そんなことを言ってくれる男子は他にいない。
「私、頑張るね」
みのりは、彼を少しずつ、時間をかけて汚してみたいと思っていた。ひと思いに汚すのではなく、じわじわと自分の色に染めていきたい。なんて……
「じゃあ、そこに座って」
と、みのりが指さしたのは、その辺にあるいい感じの石だ。座るのには少しだけ高く、やや不安定でもある。とはいえ、ヒサノブは何も嫌がらなかった。
「これでいいの?」
「うん。まずは、足元から汚していくね」
胸の谷間に、にゅるにゅるとウンコを乗せていく。挟み込むようにしてほぐしたら、もう一度たっぷりウンコを乗せて、
「はい。私のおっぱい、足で踏んで」
「ああ」
ヒサノブが裸足で胸を踏む。みのりの胸は柔らかく沈み込み、ウンコが潰れてヌルヌルと滑った。裸足で踏みつける感触は、土や草を踏んだ時のそれと明らかに違う。ほのかに残る理性が、自分の足の裏を汚いと認識する。
「うわっ。ぞわっとする」
「そうでしょー。私も最初、便槽に足を突っ込んだ時、ドキドキしたんだ」
その足の指が、みのりの手の指と絡まって、恋人つなぎのように溶け合う。指の間までしっかりと、彼女の手のひらについたウンコが塗りつけられた。
「それじゃあ、一気に上がっていくね」
「え?うわっ」
彼の足を谷間に挟んだまま、みのりが体を滑らせる。脚と彼女の胸の間で、いくつもの粒が転がり、すり下ろされた。
「あっという間に、膝まで汚くなったね」
自分のお腹を彼の膝にこすりつけて、そっとささやく。
「今度は、降りて。座ってほしいな」
おまんこの奥までウンコを詰めたみのりは、楽しそうに鼻歌を歌いながら戻ってきた。
「それじゃあ、今度は手を汚しちゃうね。もし今、鼻が痒かったり、目を擦りたかったら、先に済ませておいて。手が汚れちゃったら使えないから」
そんな問いかけに、ヒサノブは迷わず両手を差し出してきた。彼はそういう人だ。やや口数は少ないが、自分の意思はハッキリしていて、常に覚悟が決まっている。
「そう……じゃ、入れるね」
本来なら、赤ちゃんを産むための穴。そこから他人のウンコを垂れ流したみのりは、ヒサノブの手のひらに座る。
「んっ。一本ずつ、好きな指から、入れていいよ。入れた指が、うんちっちでヌルヌルベトベトになるから」
「わかった」
「んっ」
彼の指が、押し入ってくる。最初は小指からだ。次は薬指。
ぐりぐりと押し込まれるたびに、その分のウンコがあふれ出る。逃げ場を失ったウンコが、膣内を押し広げて、ひだひだの隙間まで絡まる。
彼も喜んでくれているのだろう。指を動かして、少しでも多くのウンコを手に付けている。
中指も、人差し指も、ゆっくりと蜜壺へ、奥まで入れていく。もちろん、そう何本も同時に入るわけじゃない。指は一本入れるごとに、一本抜くのだ。爪の間までしっかり排泄物にコーティングされてくるのを、彼は喜んだ。
「じゃあ、今度はこの固まってるうんちっち、手に持ってて」
「あ、ああ」
右手に塊を持たせたみのりは、その上に跨って腰を動かし始めた。
「そうそう。お尻から手を回して、おまんこ触って。中にうんちっち入れるみたいにして、くりくりーって」
「こうだね」
「そう――っ。わぁ、気持ちいい」
実際に感触が気持ちいいというより、誰かにウンコを擦りつけられている背徳感が気持ちいい。怖さと気持ち悪さでドキドキするのが、より快感を強めていく。
「ねえ、私のおしっこ、かけていい?」
「もちろんだよ。最高のサービスじゃん」
「にゅふふふ。変態さんだね。それじゃあ、ちょっとずつおしっこしながら、うんちっち溶かしてみるね」
なるべく勢いをつけないように、我慢しながらおしっこをする。もどかしくて、膀胱の奥までむずむずする。そんな出し方だ。
尿道から出たおしっこを、直接ウンコにかけて、そのまますり潰す。彼の腕を太ももで挟み込んだまま、お尻を滑らせるようにして前後に擦る。
「んっ。んっ、んっんっ」
彼の手を引っ張りながら、お尻を彼の顔にぶつけるようにスライドさせる。すると彼の腕は、溶けたウンコでべったり。おまんこから出てくるウンコが、ねっとりと絡みついて伸ばされる。
「これ、私の尿道にもうんちっち入ってきてる……私のおしっこと、誰かのうんちっち、交換してる気分」
「そんなの分かるの?」
「うん。何となくわかるよ。冷たい異物が入ってくると、そこだけ体温が奪われてぞわぞわするの。それに、じわーって痛くなって、ビリビリする感じ」
「ああ、免疫が病原菌に反応してる感じ?」
「きっとそうだと思う。この痛いのが癖になるの。整うって感じ」
「整うってそんな感じなんだ」
「うん。お腹が痛くなって、あそこが痒くなるんだよ。ビラビラの隙間とか、クリの皮の裏とか、掻きづらいとこばっか痒くなるの」
もう片方の腕にも、股を擦りつけて放尿する。そろそろ出し切るころだ。最後まで大切に、しっかりウンコに染み込ませるように出して、股間ですり潰しながら塗りつけていく。
ちなみに、みのりの膣内に入る分が5割。こぼれるのが2割。ヒサノブの腕に塗りつけられるのが3割くらいだ。
「その、整うって感じ、俺にも体験できるかな?」
みのりが感じている、心地よくて怖い痛み……
「うん。体験させてあげるね」
大きくなったヒサノブのアレを、みのりがそっと擦る。
「うあっ。それ気持ちいい」
「ふふーん。本番はここからだよ?」
ウンコ風呂から拾ったウンコを口に入れて、さらに上に浮いている小便をすすって、口の中で噛むようにして混ぜる。舌を回転させてひっくり返しながら、まんべんなく噛みしめるのがコツだ。だんだん慣れてきたし、解ってきた。
口をもごもごさせたまま、みのりはヒサノブの竿を弄る。そして、
「んっ」
「おおお」
先端を口の中に入れて、くるくると弄り回した。
「こ、これはっ、たしかにっ、じんわり痺れるっ!?」
みのりの舌がカリ首をなぞると、そこからねっとりした柔らかくて優しい感触と、電気が走るような刺激が感じられる。尿道に舌をねじ込まれると、溶けだしたウンコが中に入り込んできた。
「それほど痛くないけど、たしかにぞわぞわするな。先入観のせいか?」
「んむ。んぬ」
「どっちなのか判らないけど、たぶん合ってるって言いたいんだよね」
もともと汚いところに汚いものを当てられているだけなのに、気持ち悪いとか汚いとか思うほど、神経が過敏になってしまう。痛いというより、痛くないのが逆にイライラするという感じだろう。
「あ、イキそう」
「んんっ!?」
みのりが驚いて、急に口を離した。
「あ、あれ?もうちょっとでイけそうだったのに……」
「ぺっぺっ。だ、ダメ。精子がもったいないよ」
「え?あ、そっか」
「うん……ぷへっ。ぺぺ」
みのりがウンコ塗れの顔で、苦しそうに汚物を吐き出す。その中には、まだ精子は混ざっていない。
「せっかくの精子だもん。ここに入れてほしいな」
脚を開いたみのりが、指をそっと筋目に沿わせる。そのまま左右にくぱぁっと開くと、そこには糞塗れの蜜壺があった。本来の赤みなど全く見えないほど、びっしりと糞だらけになった穴。
「赤ちゃんの部屋って言うより、便槽みたいだね」
「うん。どっちもだよ。ここで赤ちゃん産むんだもん。協力してくれるよね」
何十人もの男と、何百回もセックスしてきたみのりだが、その一回だってドキドキしなかったことはない。シチュエーションも感触も、相手の人柄もプレイの内容も、毎回すべてが違うのだ。
今回は、とびっきりぶっ飛んでる。
「ねえ、お風呂、一緒に入ろう」
「うん」
いよいよウンコ風呂に入らされるヒサノブは、さすがに一瞬だけ躊躇したが、すぐに覚悟を決めた。みのりの献身的なマッサージで、すでに腕も脚もウンコ塗れだ。ここから先はさほど怖くない。
「うわっ。冷たい……つーか、意外と液状?」
「うん。どうしても底に沈殿しちゃうみたいで、上の方はおしっこだけなんだ。あ、でも、その液体も便槽から持ってきたの100%だから、ちゃんと汚いよ」
「この自転車、あっちの道路から滑落したんだろ。よくこぼれなかったな」
「軟着陸だったからね。それに、あの時はうんちっちとシェイクされてたから、もっと粘り気があったんだよ」
そっと手を入れたみのりが、底の方をかき混ぜる。その手でそっとヒサノブの胸を撫でると、とろけたウンコが身体を覆った。
「こうやって、下の方から混ぜてみて」
「うわっ。これ臭いがキツイな。思った以上だ」
「でしょ?にゅふふふ」
ウンコを手に取ったみのりが、ヒサノブの顔にそっとその手を近づける。
「う……」
「あ、もしかして、首から上は抵抗ある?」
「うん」
「ご、ゴメン。そう、だよね」
みのりがしゅんとした。その表情はウンコが塗りたくられてて見えないが、それでもヒサノブは、みのりが寂しそうにしていることが分かった。
だから……
「えいっ」
「え?」
ぺちょ……
みのりの手に乗ったウンコに、顔面を擦りつける。不愉快な臭いと、嫌悪感が漂ってきた。それでもヒサノブは、自分の頭の中の変態スイッチを入れる。あるいは頭のネジを外す行為かもしれない。
「ぺっぺっ」
「あ、ああっ大丈夫?口に入った?」
「いや、口に入らないように気を付けたはずなんだけど、でもやっぱ気になる。ぺっ。おごぇ……」
ヒサノブが吐き出したものは唾液だが、こうなると自分の唾さえ気持ち悪い気がしてならない。それでも……
「ほ、本当に嫌だったら言ってね。私の変態趣味、あんまり身体に良くないから」
可愛い女の子が、もうすでに顔も髪も、口の中も糞まみれなのだ。
「俺も、みのりと同じになりたい。同じ変態になりたいな」
その気持ちは、みのりにとって何よりも嬉しかった。
頭からウンコを被ったヒサノブの上に、みのりが座るようにして入浴する。いよいよ本番だ。
「二人で入ると、やっぱり狭いね」
「うん。もともと私一人でも狭かったし、仕方ないかも」
二人の足は浴槽の外に投げ出されている。そうでもしないと、しっかり入れない。
みのりの背中に、ヒサノブの身体が当たる。彼に抱きかかえられるようにしてウンコ風呂に入るのは、思いもしなかったことだ。こんな趣味を誰かと共有できるなんて、お互いに今朝まで考えもしなかった。
いや、そもそもウンコ風呂そのものが、昨日まで思いつきもしなかったことだが。
「ヒサノブ君、アナルが好きだったよね。それともこっちにする?」
「そうだね。今日はそっちで」
「わかった」
どろどろのウンコの中で、二人の身体が繋がった。みのりが腰を下ろすと、奥までずぶずぶとヒサノブが入ってくる。
いつもなら、みのりのうねうねつぶつぶざらざらが迎えてくれるはずの中。今日はウンコ塗れで、その感触は少ない。
みのりも同じように感じていた。いつもならもっと引っかかったり、押されたりする内側の感触。それが今日はワンクッション挟まれているみたいで、どうしても刺激が足りない。
「ちょっと、物足りないかもね」
「うん。だね……」
ヒサノブの意見に、みのりも同意してしまった。刺激がもう少し欲しいところだ。とはいえ、
「でも、私は嬉しいよ。昨日からずっと、硬いの入れてなかったから、やっと何か入って来たーって感じ。お腹の中がぐりぐりーってなるの、久しぶり」
そう言われてみれば、締め付けられるような感触だけでも楽しいかもしれない。
「それじゃあ、今日は趣向を変えてみようか」
「え?」
「いつもみたいにセックスで中イキじゃなくてさ。みのりちゃんの身体、いっぱい触ってあげる」
ぐちゅっ、ぐちゅっ……
「んっ」
「おっぱい触られるだけでも、イけるんだよね。みのりちゃん」
「うん。基本的に、どこ触られてもイクよ。頑張って練習したから」
中学生のころ、毎日のセックスの中で、みのりの身体は満たされていた。そんなみのりが本格的にオナニーを再開したのは、中学を卒業してからだ。
ヒサノブや、カズマやショウヘイや、他の皆が、進学のために地元を離れた。一人で寂しくなったみのりは、自分の身体を一生懸命に開発して、いろんな部位や刺激でイけるようにセルフ調教したのである。
なので、今は――
「おっぱいでも、おへそでも、お耳でもイっちゃう。んっ――えへへ。誰かに見られちゃうかもって思ったら、想像の視線だけでイクこともあるんだよ。代わりに、誰にも見られないところだと、オナニーできなくなっちゃったけど」
「じゃあ、ここは最高だね」
「うん。怖くて、ドキドキする」
森の木々で隠れているとはいえ、よく見ればすぐに見つかる場所。まだ明るい時間で、そこそこ交通量もある。
実際、さっきからたまに車のエンジン音が聞こえては、遠ざかっていく。何台もの車が行き交っているのだ。歩道は反対側なので覗き込まれないとは思うが、もし声でも聞かれたら確実に見つかる。
そもそも、この異常な臭いだ。どこで気にされるかなど、分かったものではない。
「んっ――んんんっ」
みのりが脚をぱたぱたとさせて、身をよじらせ始めた。絶頂が近いのだ。
(こんなの……知らない。どうしよう?)
いつもなら彼の手に撫でられるとき、肌が手に吸い付いて、しっとりと触られる感触を楽しめる。しかし今回は違うのだ。
全身がウンコ風呂の効果でヌルヌルしているので、どこを触られても直接触れられている気がしない。腐った排泄物が、彼の手と自分の肌の間を滑らせる。ときどき溶け残ったボール状の塊や、不安定な食物繊維の残りがコロコロと転がる。
普段なら触られているだけで、目を閉じていても指の形まで判別できるのに、今は手の形すら不定形だ。当たっている突起が指なのか、それともウンコに混ざった不純物なのか、それすら解らない。
「あっ。んんんんー。んぁっ。ぁ……」
声を出しちゃいけないと思うほど、漏れる吐息は甘くて切なくなる。その声を聴いただけでも、ヒサノブは意識が飛びそうになった。
「も、もしかして、イった」
「っ――っ、っ」
声こそ出せないが、首だけは縦に振るみのり。今は呼吸さえ、なるべく喉を通せない。少しでも口に息を流し込んだら、我慢していたものが全部出てしまう。
(こんな感覚、知らないっ。いつもの『ふわー』でも『ぞわぞわ』でも『きゅううん』でも『とろーっ』でもない……何だろう?これ)
呼吸が苦しくなって、胸がドキドキして、でもなぜかそれを止めたくない。
鼻の穴からウンコの匂いを胸いっぱい吸って、むせかえりそうになって、咳をするのも必死に抑え込んで……
(バクハツしそう……んっ。しちゃうっ。したい――爆発したい)
身体の内側からあふれるエネルギーが、内側に全部溜まっていくみたいに、きゅうううっと膣が締まり、中のヒサノブを圧迫する。
「気持ちいい……」
ヒサノブがそう声を出した時、みのりは意外に思った。
「ほ、本当に?」
「うん。みのりちゃんの中、とっても気持ちいいよ」
「でも私、全然動いてないよ。腰振ってないし、んっ!ぱこぱこ、してない」
「でも、細かく中だけ動いているし、ぴくん、ぴくん、ってなってるよ」
「そ、それでいいの?」
「これだけでもいいかも。とっても気持ちいい」
みのりは、自分一人だけ気持ちよくなってたら申し訳ないと思っていた。だからこそ、少しでもヒサノブが気持ちいいなら、安心できる。
「ねえ、みのりちゃん。もっとイってよ。みのりちゃんがイクと、俺も気持ちいいからさ」
「え?でもイクのって結構大変で――っ!」
今度はおへそと、首筋だ。そっちも気持ちよくて、自分で触っててもたまに絶頂に達する。
今日は仲の良かったクラスメイトに弄られて、ウンコまで塗りつけられて、最高だ。
「あはっ。あ、んん――。んっ!」
また絶頂すると、今度はすかさず内ももを撫でられる。休憩はしてくれない。イってる最中でもお構いなし。むしろ狙ってやってくる。そこで彼女が果てると、今度は耳。またイかせたら、今度は脇の下。
こうなると、みのりは玩具だ。どんなに苦しくても、ただ好きなように弄られ続ける玩具。
それでもみのりにとって、ヒサノブはマッサージチェアみたいだった。どこを触られても嫌じゃない。喜んで身を捧げたくなる。
「――、――、――」
何回目の絶頂に達したか……みのりの身体はずっと痙攣し続けていて、このまま糞の中に沈んで、溶けてしまいそうだった。
「みのりちゃん、噛まないでね」
「あぇ?」
ヒサノブが彼女の口に、ウンコまみれの手を突っ込む。その小さな口は、指2本も入れば限界だ。本人が頑張って開けてくれればもう一本くらい入りそうだが、みのり自身もう意識を保てるギリギリだった。
「みのりちゃんの歯並びって、きれいだよね」
「ほーえお、あい……」
「綺麗だよ。確かにちょっと八重歯が前に出てるけど、奥歯の並び方とか、しっかり等間隔で左右対称でしょ」
改めてそんなところを評価されると、みのりも恥ずかしくなる。他に恥じるべきところが多いのは気にしない。そっちは今更だ。
顎の裏側も、歯の奥も、舌の付け根も、ウンコだらけの指が優しく愛撫する。口の中いっぱいに広がる不快感と拒絶反応が、みのりの中にぐんと込み上げてきた。
「おげぇええ」
「うん。吐いちゃうよね。でもみのりちゃん、お昼ご飯も食べてないでしょ。もう吐くものないよ」
優しくねちっこく声をかけられて、しつこく口の中を弄り回されて、みのりはゆっくりと天に上る準備が整っていた。
「あ、あー……」
言葉は出なかったが、股間にぴくん、と動きを感じる。
(ヒサノブ君も、イっちゃったね。でも、精子が届いた感触、ないなぁ。うんちっちに阻まれて、奥までどっぴゅんってならないのかなぁ)
さっきから、何度か出されている感触はあるのだ。もどかしいことに、膣内を満たすウンコを押しのけるほどの射精ではない。
ただ、中に入っている棒が跳ねる感触だけは伝わる。ちゃんと彼も気持ちよくなっている。その点だけは嬉しい。
「あっ」
ちゅるん……と、中からヒサノブが抜け落ちた。もう立たないのだろう。
(そっか。えちえちラブラブうんちっちだらけ野外セックス、終わっちゃうのか)
少し寂しいなと思いながら、みのりは身体を反転させる。そうしてヒサノブに覆いかぶさると、そのぬくもりを感じながら、眠りにつくのだった。
身体が冷えて、逆に暑いのか寒いのか解らなくなる。そんな瞬間がある。今まで真冬の海や川で遊んでいて、何度か経験したことだ。
みのりはそれを、ウンコの中でも体験した。
「んっ。ふあっ?」
「あ、起きた?」
ヒサノブの声が聞こえるが、姿は見えない。目を擦ろうとして、そこにびっしりこびりついた糞に気づく。どうやらこれが瞼を固着させているようだった。まつ毛の一本一本まで、しっかり絡みついて剥がれない。
「ああ、目が開けないか。えっと、水でも持ってくる?それともその浴槽の上の方の汁でいい?」
「お、おしっこ」
「浴槽の?」
「ヒサノブ君の」
しばしの間が空いたあと、希望通り彼の小便がかけられる。数時間ぶりにウンコから解放されたみのりの顔は、珍しく不細工だった。
「んんんっ」
ヒサノブは丁寧に、手で目をこじ開けて、眼球にも放尿してくれる。その水流が水晶体でバチバチと弾けて、とても痛い。
「ああ。ごめん。目が真っ赤になっちゃったね」
そこそこ本気で謝ってるヒサノブに、みのりは笑った。
「私がしてって言ったんだもん。大丈夫だよ。気持ちよかった」
「そ、そう?」
気づけば、ヒサノブはとっくに身体を洗って、服まで着ていた。周囲を見れば、もう夕暮れ時だ。わざわざ時間を訪ねなくても、大体16時くらいであるのは解る。
「冷えたでしょ?秘密基地に行こう。お湯を沸かしてるよ」
「あ、ありがとう」
みのりは差し出された彼の手を取ろうとして、自分の惨状を振り返る。こんな汚い手で今のヒサノブに触るのは失礼だろう。そっと手を引っ込めて、自力で立ち上がった。
(……ありがとう。スクリィブル15)
この露天風呂型の自転車も、これで最後だ。このまま放置していても勝手に腐るだろうが、後からしっかり解体して木片にしよう。そう心に決めたみのりは、今日ずっと付き合ってくれた愛車に別れを告げる。
秘密基地に戻った彼女は、ヒサノブと楽しく談笑して過ごした。先ほどまで変態行為に夢中になっていたのが嘘みたいに、今の学校の話とか、中学の頃の思い出とか、最近ヒサノブが飼い始めた猫の話とかを語り合った。
そうしているうちに、みのりの身体に付いたウンコは乾いて、少しずつひび割れていく。完全に乾くとポロリと剥がれ落ちて、みのりの白い肌が露出した。そこを指で擦ると、まだ薄く残っていた排泄物が、まるで垢のように擦り落とされる。
「今日は楽しかったね。みのりちゃん」
「うん。楽しかった」
池で水浴びをして、身体を清めながら、みのりは相槌を打つ。そろそろ体温も限界を下回りそうだった。
「俺、こんな気持ちいいことしたら、もう普通のプレイに戻れないかも」
「えへへ。私もだよ」
「じゃあ、今度また、一緒にやろう」
「……うん」
また今度の約束――それは、楽しい時間に終わりを告げることを意味していた。
いつかまた、こんな気持ちいい時間が来る。でもそれは、今日じゃない。
「そうだ。最後にお願い、してもいいかな?」
「ん?」
「ヒサノブ君、うんち、出る?」
――その後の話を、少しだけしよう。
池の水で身体を洗ったみのりは、それでも膣内を洗う気にはならなかった。そこにヒサノブの精子が残っている気がして、どうしても洗い落とせなかったのだ。
なので、それ自体はすべて持ち帰ることにした。
みのりが最後にヒサノブからもらったウンコは、精子が垂れ落ちないようにする栓のようなものだ。ウンコ風呂に使われた冷たい糞とは違う、出したてほやほやの硬くて暖かいウンコ。
みのりはそれを喜んで膣内に入れて、秘密基地にあった予備の着替えを着て家に帰った。もちろん、公園に寄って自転車を回収するのも忘れない。衣服も含めて、盗まれたものが何もなかったのは幸運である。
そして――
「うわっ。臭い。それに痒い。うううう」
翌朝みのりは、自分の身体から漂う悪臭で目を覚ました。慌ててベッドから飛び起きると、膣内に入れていた糞が逆流して大惨事だった。
シーツを剥がして洗濯するついでにシャワーを浴びるも、一度これほど染みついた臭いは消えない。皮膚にしっかり癒着して、しばらくは取れないだろう。
風呂場の鏡に、自分の裸身が映る。透き通るように滑らかだった肌は、赤く腫れあがっていた。全体がぼこぼこと湿疹で埋め尽くされ、その表面に毛穴が赤く浮き出ている。顔まで腫れ上がって、目や唇は異様な大きさになっていた。
「あ……」
スマホを見ると、ヒサノブからメッセージが入っていた。
『昨日は楽しかったね。またウンコだらけでセックスしよう。今度はみのりちゃんのウンコを塗ってほしいな。俺のウンコもまた入れてあげるから』
能天気なものである。ヒサノブはウンコ風呂に浸かっていた時間が短かったから、みのりほどの被害を受けていなかったのだろう。
「もー、ヒサノブ君ったら……変態」
みのりはクスっと笑うと、今の自分の身体を写真に撮って、ヒサノブに送った。あの美少女だった彼女の、変わり果てた姿である。
『私の身体、こんなに酷くなっちゃうから、今度は長期休暇の時に、ね』
その後、みのりは風邪を理由に高校を1週間ほど休学し、その間は父親とも顔を合わせないようにして、部屋に引きこもった。
膣内からはシャワーを浴びるたびに、茶色とも黒ともつかない色の水が3日ほど出ていた。きっと子宮の奥まで入ってしまった分だろう。たまに赤いのは、子宮内で炎症を起こしたからなのかもしれない。
幸いにして吐き気や頭痛は5日で収まり、ガビガビだった髪も2日で治った。翌週には生理もきちんと来たので、『膣内に異常がなかった』という安心半分、『また妊娠できなかった』という落胆半分といったところか。
せっかくの危険日に膣内に入ったのが、誰のものか判らないウンコばかりというのは、少しだけ後悔した。
まだみのりが中学2年生だった頃。この廃屋を勝手に秘密基地にして、間もない頃の話だ。
「あんっ。んっ。ショウヘイ君。気持ちいいよぅ……んっ」
あの頃のみのりは、とにかく男子とセックスすることに夢中だった。それ以外が手につかなくなるくらい、たくさん乱交した。
「ショウヘイ。それ終わったら次、俺な」
「僕にもやらせて」
「俺ももう一回やりたい」
あの日もいつものように、ショウヘイやカズマ、それからヒサノブたちと一緒に、野外で輪姦を楽しんでいた。
ただ、いつもと違うことが起きてしまった。
「うわっ」
「どうしたショウヘイ」
「みのりが、ウンコ漏らした」
その言葉で、みんなが一斉にみのりを見る。ショウヘイが慌ててまんこからちんこを抜き、その場から離れた。
みのりのお尻には、べったりとウンコがついていた。気持ちよさでついお尻の穴が緩み、圧迫感のせいでお腹から押し出されてしまったのだろう。
「あ……ご、ごめん。苦しくて、気持ちよくて、つい――」
「い、いやいや。お腹つかんで動かしていた俺も悪いよな。ゴメン」
そう言ってくれるショウヘイだったが、彼もまた身を引くように下がっていく。その股間にぶら下がったものも、すっかり萎れていた。
誰もがエッチなんて気分じゃなくなった、その時だ。
「ふーん、エッチじゃん」
そう言ってくれたのは、ヒサノブだった。
彼はみのりのウンコを拾い上げると、その臭いを嗅いだ。
「もっとしてよ。ウンコ」
「え?」
「お尻の穴、俺の方に向けて……そのままいっぱい出して」
なんてことはない。彼はスカトロ好きだったのだ。みのりのウンコも、ウンコをひり出すみのりも、どっちも好きだったのである。
「恥ずかしい……ううう」
その日みのりは、親にも見せたことがない排便を、みんなの前で披露した。ヒサノブはそれを楽しそうに見る。
「みのりちゃんのお尻の穴、ぴくぴくしてて可愛いよ。ウンコ出すとき、そんなに広がるんだね。丸くてぽっかり開いて、とっても下品で綺麗」
などと、そんな感想を言われて初めて、自分でも見たことが無いものを見せた自覚が湧いてきた。
「ふ、ふえええん」
恥ずかしさから泣いてしまったみのりの頬を、彼はそっと撫でてくれた。彼の指についていたウンコが、みのりの頬を染める。
「お尻の穴に、入れていいよね?」
「え?いや、ダメっ。うぐっ、おごおおおお!?」
その日、みのりは初めてのアナルセックスをした。前の方の処女を失った時と比べれば痛みはないが、苦しくて圧迫感のある体験だった。
後にみのりは語る。
おまんこに入れるとおまんこだけが気持ちいいが、お尻に入れるとお尻よりお腹が気持ちいい……と。
――まあ、文字通りクソ回想を終えまして、物語は現在に戻る。
つまり、全裸にウンコだらけの格好で散歩していたみのりが、偶然にもヒサノブと再会したところからだ。
「絶対にみのりちゃんだと思ったよ。こんな寂れた神社で、そんなウンコ塗れの格好している全裸の痴女なんか、みのりちゃんしかいないからね」
というヒサノブの推理は、見事に的中していた。もっとも、名探偵と呼ぶにはあまりにヒントが多すぎたが。
「で、その格好はどうしたの?」
「えっと……じつはかくかくしかじかで――」
「なるほど。便槽から汲んできたウンコ風呂か。凄いことするね」
と、実際にはそこそこ時間のかかったみのりの解説はさておき、
「それ、俺も入りたいな」
「え?」
みのりは一瞬、自分の耳を疑った。耳垢でも溜まってるのかと思って指を突っ込んでみたら、ウンコがめちゃくちゃ詰まってた。思い切って指でかっぽじると、途端にいろんな音が鮮明に聴こえる。
「今、何て言ったの?」
「だから、俺もそのウンコ風呂に入りたいって言ったの。みのりちゃんと一緒に」
「えっ、と……あの、誰のうんちっちだか分からないよ。いつから溜まってたのかも分からないし、何が混ざってるのか保証もできないよ」
「最高だよ。みのりちゃんと一緒なら誰のウンコでも歓迎」
「うーん……」
せっかく身体を洗いに来たみのりとしては、また汚れるために山道を往復するのは面倒くさい。何よりそろそろお肌も限界で、いろいろ衛生的な不安も大きくなってきたのだが、
「お願いだよ。俺、みのりちゃんと変態プレイばかりしてたから、他の女とセックスする時あんまり興奮しなくなっちゃってさ。やっぱ俺にとって、彼女は他にいるけど、肉奴隷はみのりちゃんだけなんだ」
などと言われれば、みのりも断れない。
「わ、私が肉奴隷で、いいの?」
「いいよ。また一緒にセックスしよう。変態プレイ、いっぱいしよう」
「わわわわっ。私、男子から告白されるの、初めてかも――」
みのりにとって愛の告白が何なのかは知らないが、
「じゃあ、私のご主人様になってください。ヒサノブ君」
「ああ、いいよ。クソ豚」
ウェディングドレスの次くらいに着たかったウンコを着て、『お姫様』の次くらいに呼ばれてみたかった『クソ豚』と呼ばれたみのりは、胸を高鳴らせていた。この立派に育った姿を、大好きなお父さんに見せたいくらいだ。
「こっちだよ。足元、気を付けてね」
「つーか道なんか無いよね。よく裸足で歩けるもんだよ」
藪をかき分けて全裸で歩くみのりと、その後をそっと追いかけるヒサノブ。向かう先は、さきほどみのりが落下させた自転車もしくはウンコ風呂がある地点だ。
「その辺、棘とか刺さらないように気を付けてね。せっかくのダウンコートが台無しになっちゃうから」
「おっと。忠告ありがとう。みのりちゃんは大丈夫なの?」
「素肌だから、何日かしたら治るよ」
「あ、しっかり怪我はしてるのね」
「うん」
なぜか彼女は、とても綺麗な笑顔で頷いた。それは中学生のころと変わらない、よく冒険ごっこに全力を出していた頃の、キラキラとした笑顔だった。
「それじゃあ、服、脱いで」
「うん」
みのりに促されて、ヒサノブは恥ずかしそうに服を脱ぐ。季節は真冬で、昼でも気温が上がらない。そんな中で、なるべく汚れないようなところを探して、脱いだ服を置いていく。
「ちょっと、照れるね」
ヒサノブの身体は、筋肉は薄く、細身だった。もしかしたらみのりと同じくらい軽いかもしれない。背丈はヒサノブの方が少し高いので、みのりが相対的にむっちりして見える。
ギンギンに勃起したアレは、中学の頃よりも成長していたように感じる。いっそう伸びた陰毛も、より黒ずんだ陰茎も、真っ赤に光る先端も、全てが美しい。
そんな美しい身体を、今から自分と同じように、汚い糞まみれにする。それはとても背徳的で、みのりの身体を熱くした。
「ねえ。みのりちゃん」
「うん」
「俺のこと、みのりちゃんが汚してくれない?」
ヒサノブの外見は、世間で言うところのイケメンというカテゴリでは無かったが、それでもみのりは彼に惹かれていた。一緒にウンコ塗れになりたいだなんて、そんなことを言ってくれる男子は他にいない。
「私、頑張るね」
みのりは、彼を少しずつ、時間をかけて汚してみたいと思っていた。ひと思いに汚すのではなく、じわじわと自分の色に染めていきたい。なんて……
「じゃあ、そこに座って」
と、みのりが指さしたのは、その辺にあるいい感じの石だ。座るのには少しだけ高く、やや不安定でもある。とはいえ、ヒサノブは何も嫌がらなかった。
「これでいいの?」
「うん。まずは、足元から汚していくね」
胸の谷間に、にゅるにゅるとウンコを乗せていく。挟み込むようにしてほぐしたら、もう一度たっぷりウンコを乗せて、
「はい。私のおっぱい、足で踏んで」
「ああ」
ヒサノブが裸足で胸を踏む。みのりの胸は柔らかく沈み込み、ウンコが潰れてヌルヌルと滑った。裸足で踏みつける感触は、土や草を踏んだ時のそれと明らかに違う。ほのかに残る理性が、自分の足の裏を汚いと認識する。
「うわっ。ぞわっとする」
「そうでしょー。私も最初、便槽に足を突っ込んだ時、ドキドキしたんだ」
その足の指が、みのりの手の指と絡まって、恋人つなぎのように溶け合う。指の間までしっかりと、彼女の手のひらについたウンコが塗りつけられた。
「それじゃあ、一気に上がっていくね」
「え?うわっ」
彼の足を谷間に挟んだまま、みのりが体を滑らせる。脚と彼女の胸の間で、いくつもの粒が転がり、すり下ろされた。
「あっという間に、膝まで汚くなったね」
自分のお腹を彼の膝にこすりつけて、そっとささやく。
「今度は、降りて。座ってほしいな」
おまんこの奥までウンコを詰めたみのりは、楽しそうに鼻歌を歌いながら戻ってきた。
「それじゃあ、今度は手を汚しちゃうね。もし今、鼻が痒かったり、目を擦りたかったら、先に済ませておいて。手が汚れちゃったら使えないから」
そんな問いかけに、ヒサノブは迷わず両手を差し出してきた。彼はそういう人だ。やや口数は少ないが、自分の意思はハッキリしていて、常に覚悟が決まっている。
「そう……じゃ、入れるね」
本来なら、赤ちゃんを産むための穴。そこから他人のウンコを垂れ流したみのりは、ヒサノブの手のひらに座る。
「んっ。一本ずつ、好きな指から、入れていいよ。入れた指が、うんちっちでヌルヌルベトベトになるから」
「わかった」
「んっ」
彼の指が、押し入ってくる。最初は小指からだ。次は薬指。
ぐりぐりと押し込まれるたびに、その分のウンコがあふれ出る。逃げ場を失ったウンコが、膣内を押し広げて、ひだひだの隙間まで絡まる。
彼も喜んでくれているのだろう。指を動かして、少しでも多くのウンコを手に付けている。
中指も、人差し指も、ゆっくりと蜜壺へ、奥まで入れていく。もちろん、そう何本も同時に入るわけじゃない。指は一本入れるごとに、一本抜くのだ。爪の間までしっかり排泄物にコーティングされてくるのを、彼は喜んだ。
「じゃあ、今度はこの固まってるうんちっち、手に持ってて」
「あ、ああ」
右手に塊を持たせたみのりは、その上に跨って腰を動かし始めた。
「そうそう。お尻から手を回して、おまんこ触って。中にうんちっち入れるみたいにして、くりくりーって」
「こうだね」
「そう――っ。わぁ、気持ちいい」
実際に感触が気持ちいいというより、誰かにウンコを擦りつけられている背徳感が気持ちいい。怖さと気持ち悪さでドキドキするのが、より快感を強めていく。
「ねえ、私のおしっこ、かけていい?」
「もちろんだよ。最高のサービスじゃん」
「にゅふふふ。変態さんだね。それじゃあ、ちょっとずつおしっこしながら、うんちっち溶かしてみるね」
なるべく勢いをつけないように、我慢しながらおしっこをする。もどかしくて、膀胱の奥までむずむずする。そんな出し方だ。
尿道から出たおしっこを、直接ウンコにかけて、そのまますり潰す。彼の腕を太ももで挟み込んだまま、お尻を滑らせるようにして前後に擦る。
「んっ。んっ、んっんっ」
彼の手を引っ張りながら、お尻を彼の顔にぶつけるようにスライドさせる。すると彼の腕は、溶けたウンコでべったり。おまんこから出てくるウンコが、ねっとりと絡みついて伸ばされる。
「これ、私の尿道にもうんちっち入ってきてる……私のおしっこと、誰かのうんちっち、交換してる気分」
「そんなの分かるの?」
「うん。何となくわかるよ。冷たい異物が入ってくると、そこだけ体温が奪われてぞわぞわするの。それに、じわーって痛くなって、ビリビリする感じ」
「ああ、免疫が病原菌に反応してる感じ?」
「きっとそうだと思う。この痛いのが癖になるの。整うって感じ」
「整うってそんな感じなんだ」
「うん。お腹が痛くなって、あそこが痒くなるんだよ。ビラビラの隙間とか、クリの皮の裏とか、掻きづらいとこばっか痒くなるの」
もう片方の腕にも、股を擦りつけて放尿する。そろそろ出し切るころだ。最後まで大切に、しっかりウンコに染み込ませるように出して、股間ですり潰しながら塗りつけていく。
ちなみに、みのりの膣内に入る分が5割。こぼれるのが2割。ヒサノブの腕に塗りつけられるのが3割くらいだ。
「その、整うって感じ、俺にも体験できるかな?」
みのりが感じている、心地よくて怖い痛み……
「うん。体験させてあげるね」
大きくなったヒサノブのアレを、みのりがそっと擦る。
「うあっ。それ気持ちいい」
「ふふーん。本番はここからだよ?」
ウンコ風呂から拾ったウンコを口に入れて、さらに上に浮いている小便をすすって、口の中で噛むようにして混ぜる。舌を回転させてひっくり返しながら、まんべんなく噛みしめるのがコツだ。だんだん慣れてきたし、解ってきた。
口をもごもごさせたまま、みのりはヒサノブの竿を弄る。そして、
「んっ」
「おおお」
先端を口の中に入れて、くるくると弄り回した。
「こ、これはっ、たしかにっ、じんわり痺れるっ!?」
みのりの舌がカリ首をなぞると、そこからねっとりした柔らかくて優しい感触と、電気が走るような刺激が感じられる。尿道に舌をねじ込まれると、溶けだしたウンコが中に入り込んできた。
「それほど痛くないけど、たしかにぞわぞわするな。先入観のせいか?」
「んむ。んぬ」
「どっちなのか判らないけど、たぶん合ってるって言いたいんだよね」
もともと汚いところに汚いものを当てられているだけなのに、気持ち悪いとか汚いとか思うほど、神経が過敏になってしまう。痛いというより、痛くないのが逆にイライラするという感じだろう。
「あ、イキそう」
「んんっ!?」
みのりが驚いて、急に口を離した。
「あ、あれ?もうちょっとでイけそうだったのに……」
「ぺっぺっ。だ、ダメ。精子がもったいないよ」
「え?あ、そっか」
「うん……ぷへっ。ぺぺ」
みのりがウンコ塗れの顔で、苦しそうに汚物を吐き出す。その中には、まだ精子は混ざっていない。
「せっかくの精子だもん。ここに入れてほしいな」
脚を開いたみのりが、指をそっと筋目に沿わせる。そのまま左右にくぱぁっと開くと、そこには糞塗れの蜜壺があった。本来の赤みなど全く見えないほど、びっしりと糞だらけになった穴。
「赤ちゃんの部屋って言うより、便槽みたいだね」
「うん。どっちもだよ。ここで赤ちゃん産むんだもん。協力してくれるよね」
何十人もの男と、何百回もセックスしてきたみのりだが、その一回だってドキドキしなかったことはない。シチュエーションも感触も、相手の人柄もプレイの内容も、毎回すべてが違うのだ。
今回は、とびっきりぶっ飛んでる。
「ねえ、お風呂、一緒に入ろう」
「うん」
いよいよウンコ風呂に入らされるヒサノブは、さすがに一瞬だけ躊躇したが、すぐに覚悟を決めた。みのりの献身的なマッサージで、すでに腕も脚もウンコ塗れだ。ここから先はさほど怖くない。
「うわっ。冷たい……つーか、意外と液状?」
「うん。どうしても底に沈殿しちゃうみたいで、上の方はおしっこだけなんだ。あ、でも、その液体も便槽から持ってきたの100%だから、ちゃんと汚いよ」
「この自転車、あっちの道路から滑落したんだろ。よくこぼれなかったな」
「軟着陸だったからね。それに、あの時はうんちっちとシェイクされてたから、もっと粘り気があったんだよ」
そっと手を入れたみのりが、底の方をかき混ぜる。その手でそっとヒサノブの胸を撫でると、とろけたウンコが身体を覆った。
「こうやって、下の方から混ぜてみて」
「うわっ。これ臭いがキツイな。思った以上だ」
「でしょ?にゅふふふ」
ウンコを手に取ったみのりが、ヒサノブの顔にそっとその手を近づける。
「う……」
「あ、もしかして、首から上は抵抗ある?」
「うん」
「ご、ゴメン。そう、だよね」
みのりがしゅんとした。その表情はウンコが塗りたくられてて見えないが、それでもヒサノブは、みのりが寂しそうにしていることが分かった。
だから……
「えいっ」
「え?」
ぺちょ……
みのりの手に乗ったウンコに、顔面を擦りつける。不愉快な臭いと、嫌悪感が漂ってきた。それでもヒサノブは、自分の頭の中の変態スイッチを入れる。あるいは頭のネジを外す行為かもしれない。
「ぺっぺっ」
「あ、ああっ大丈夫?口に入った?」
「いや、口に入らないように気を付けたはずなんだけど、でもやっぱ気になる。ぺっ。おごぇ……」
ヒサノブが吐き出したものは唾液だが、こうなると自分の唾さえ気持ち悪い気がしてならない。それでも……
「ほ、本当に嫌だったら言ってね。私の変態趣味、あんまり身体に良くないから」
可愛い女の子が、もうすでに顔も髪も、口の中も糞まみれなのだ。
「俺も、みのりと同じになりたい。同じ変態になりたいな」
その気持ちは、みのりにとって何よりも嬉しかった。
頭からウンコを被ったヒサノブの上に、みのりが座るようにして入浴する。いよいよ本番だ。
「二人で入ると、やっぱり狭いね」
「うん。もともと私一人でも狭かったし、仕方ないかも」
二人の足は浴槽の外に投げ出されている。そうでもしないと、しっかり入れない。
みのりの背中に、ヒサノブの身体が当たる。彼に抱きかかえられるようにしてウンコ風呂に入るのは、思いもしなかったことだ。こんな趣味を誰かと共有できるなんて、お互いに今朝まで考えもしなかった。
いや、そもそもウンコ風呂そのものが、昨日まで思いつきもしなかったことだが。
「ヒサノブ君、アナルが好きだったよね。それともこっちにする?」
「そうだね。今日はそっちで」
「わかった」
どろどろのウンコの中で、二人の身体が繋がった。みのりが腰を下ろすと、奥までずぶずぶとヒサノブが入ってくる。
いつもなら、みのりのうねうねつぶつぶざらざらが迎えてくれるはずの中。今日はウンコ塗れで、その感触は少ない。
みのりも同じように感じていた。いつもならもっと引っかかったり、押されたりする内側の感触。それが今日はワンクッション挟まれているみたいで、どうしても刺激が足りない。
「ちょっと、物足りないかもね」
「うん。だね……」
ヒサノブの意見に、みのりも同意してしまった。刺激がもう少し欲しいところだ。とはいえ、
「でも、私は嬉しいよ。昨日からずっと、硬いの入れてなかったから、やっと何か入って来たーって感じ。お腹の中がぐりぐりーってなるの、久しぶり」
そう言われてみれば、締め付けられるような感触だけでも楽しいかもしれない。
「それじゃあ、今日は趣向を変えてみようか」
「え?」
「いつもみたいにセックスで中イキじゃなくてさ。みのりちゃんの身体、いっぱい触ってあげる」
ぐちゅっ、ぐちゅっ……
「んっ」
「おっぱい触られるだけでも、イけるんだよね。みのりちゃん」
「うん。基本的に、どこ触られてもイクよ。頑張って練習したから」
中学生のころ、毎日のセックスの中で、みのりの身体は満たされていた。そんなみのりが本格的にオナニーを再開したのは、中学を卒業してからだ。
ヒサノブや、カズマやショウヘイや、他の皆が、進学のために地元を離れた。一人で寂しくなったみのりは、自分の身体を一生懸命に開発して、いろんな部位や刺激でイけるようにセルフ調教したのである。
なので、今は――
「おっぱいでも、おへそでも、お耳でもイっちゃう。んっ――えへへ。誰かに見られちゃうかもって思ったら、想像の視線だけでイクこともあるんだよ。代わりに、誰にも見られないところだと、オナニーできなくなっちゃったけど」
「じゃあ、ここは最高だね」
「うん。怖くて、ドキドキする」
森の木々で隠れているとはいえ、よく見ればすぐに見つかる場所。まだ明るい時間で、そこそこ交通量もある。
実際、さっきからたまに車のエンジン音が聞こえては、遠ざかっていく。何台もの車が行き交っているのだ。歩道は反対側なので覗き込まれないとは思うが、もし声でも聞かれたら確実に見つかる。
そもそも、この異常な臭いだ。どこで気にされるかなど、分かったものではない。
「んっ――んんんっ」
みのりが脚をぱたぱたとさせて、身をよじらせ始めた。絶頂が近いのだ。
(こんなの……知らない。どうしよう?)
いつもなら彼の手に撫でられるとき、肌が手に吸い付いて、しっとりと触られる感触を楽しめる。しかし今回は違うのだ。
全身がウンコ風呂の効果でヌルヌルしているので、どこを触られても直接触れられている気がしない。腐った排泄物が、彼の手と自分の肌の間を滑らせる。ときどき溶け残ったボール状の塊や、不安定な食物繊維の残りがコロコロと転がる。
普段なら触られているだけで、目を閉じていても指の形まで判別できるのに、今は手の形すら不定形だ。当たっている突起が指なのか、それともウンコに混ざった不純物なのか、それすら解らない。
「あっ。んんんんー。んぁっ。ぁ……」
声を出しちゃいけないと思うほど、漏れる吐息は甘くて切なくなる。その声を聴いただけでも、ヒサノブは意識が飛びそうになった。
「も、もしかして、イった」
「っ――っ、っ」
声こそ出せないが、首だけは縦に振るみのり。今は呼吸さえ、なるべく喉を通せない。少しでも口に息を流し込んだら、我慢していたものが全部出てしまう。
(こんな感覚、知らないっ。いつもの『ふわー』でも『ぞわぞわ』でも『きゅううん』でも『とろーっ』でもない……何だろう?これ)
呼吸が苦しくなって、胸がドキドキして、でもなぜかそれを止めたくない。
鼻の穴からウンコの匂いを胸いっぱい吸って、むせかえりそうになって、咳をするのも必死に抑え込んで……
(バクハツしそう……んっ。しちゃうっ。したい――爆発したい)
身体の内側からあふれるエネルギーが、内側に全部溜まっていくみたいに、きゅうううっと膣が締まり、中のヒサノブを圧迫する。
「気持ちいい……」
ヒサノブがそう声を出した時、みのりは意外に思った。
「ほ、本当に?」
「うん。みのりちゃんの中、とっても気持ちいいよ」
「でも私、全然動いてないよ。腰振ってないし、んっ!ぱこぱこ、してない」
「でも、細かく中だけ動いているし、ぴくん、ぴくん、ってなってるよ」
「そ、それでいいの?」
「これだけでもいいかも。とっても気持ちいい」
みのりは、自分一人だけ気持ちよくなってたら申し訳ないと思っていた。だからこそ、少しでもヒサノブが気持ちいいなら、安心できる。
「ねえ、みのりちゃん。もっとイってよ。みのりちゃんがイクと、俺も気持ちいいからさ」
「え?でもイクのって結構大変で――っ!」
今度はおへそと、首筋だ。そっちも気持ちよくて、自分で触っててもたまに絶頂に達する。
今日は仲の良かったクラスメイトに弄られて、ウンコまで塗りつけられて、最高だ。
「あはっ。あ、んん――。んっ!」
また絶頂すると、今度はすかさず内ももを撫でられる。休憩はしてくれない。イってる最中でもお構いなし。むしろ狙ってやってくる。そこで彼女が果てると、今度は耳。またイかせたら、今度は脇の下。
こうなると、みのりは玩具だ。どんなに苦しくても、ただ好きなように弄られ続ける玩具。
それでもみのりにとって、ヒサノブはマッサージチェアみたいだった。どこを触られても嫌じゃない。喜んで身を捧げたくなる。
「――、――、――」
何回目の絶頂に達したか……みのりの身体はずっと痙攣し続けていて、このまま糞の中に沈んで、溶けてしまいそうだった。
「みのりちゃん、噛まないでね」
「あぇ?」
ヒサノブが彼女の口に、ウンコまみれの手を突っ込む。その小さな口は、指2本も入れば限界だ。本人が頑張って開けてくれればもう一本くらい入りそうだが、みのり自身もう意識を保てるギリギリだった。
「みのりちゃんの歯並びって、きれいだよね」
「ほーえお、あい……」
「綺麗だよ。確かにちょっと八重歯が前に出てるけど、奥歯の並び方とか、しっかり等間隔で左右対称でしょ」
改めてそんなところを評価されると、みのりも恥ずかしくなる。他に恥じるべきところが多いのは気にしない。そっちは今更だ。
顎の裏側も、歯の奥も、舌の付け根も、ウンコだらけの指が優しく愛撫する。口の中いっぱいに広がる不快感と拒絶反応が、みのりの中にぐんと込み上げてきた。
「おげぇええ」
「うん。吐いちゃうよね。でもみのりちゃん、お昼ご飯も食べてないでしょ。もう吐くものないよ」
優しくねちっこく声をかけられて、しつこく口の中を弄り回されて、みのりはゆっくりと天に上る準備が整っていた。
「あ、あー……」
言葉は出なかったが、股間にぴくん、と動きを感じる。
(ヒサノブ君も、イっちゃったね。でも、精子が届いた感触、ないなぁ。うんちっちに阻まれて、奥までどっぴゅんってならないのかなぁ)
さっきから、何度か出されている感触はあるのだ。もどかしいことに、膣内を満たすウンコを押しのけるほどの射精ではない。
ただ、中に入っている棒が跳ねる感触だけは伝わる。ちゃんと彼も気持ちよくなっている。その点だけは嬉しい。
「あっ」
ちゅるん……と、中からヒサノブが抜け落ちた。もう立たないのだろう。
(そっか。えちえちラブラブうんちっちだらけ野外セックス、終わっちゃうのか)
少し寂しいなと思いながら、みのりは身体を反転させる。そうしてヒサノブに覆いかぶさると、そのぬくもりを感じながら、眠りにつくのだった。
身体が冷えて、逆に暑いのか寒いのか解らなくなる。そんな瞬間がある。今まで真冬の海や川で遊んでいて、何度か経験したことだ。
みのりはそれを、ウンコの中でも体験した。
「んっ。ふあっ?」
「あ、起きた?」
ヒサノブの声が聞こえるが、姿は見えない。目を擦ろうとして、そこにびっしりこびりついた糞に気づく。どうやらこれが瞼を固着させているようだった。まつ毛の一本一本まで、しっかり絡みついて剥がれない。
「ああ、目が開けないか。えっと、水でも持ってくる?それともその浴槽の上の方の汁でいい?」
「お、おしっこ」
「浴槽の?」
「ヒサノブ君の」
しばしの間が空いたあと、希望通り彼の小便がかけられる。数時間ぶりにウンコから解放されたみのりの顔は、珍しく不細工だった。
「んんんっ」
ヒサノブは丁寧に、手で目をこじ開けて、眼球にも放尿してくれる。その水流が水晶体でバチバチと弾けて、とても痛い。
「ああ。ごめん。目が真っ赤になっちゃったね」
そこそこ本気で謝ってるヒサノブに、みのりは笑った。
「私がしてって言ったんだもん。大丈夫だよ。気持ちよかった」
「そ、そう?」
気づけば、ヒサノブはとっくに身体を洗って、服まで着ていた。周囲を見れば、もう夕暮れ時だ。わざわざ時間を訪ねなくても、大体16時くらいであるのは解る。
「冷えたでしょ?秘密基地に行こう。お湯を沸かしてるよ」
「あ、ありがとう」
みのりは差し出された彼の手を取ろうとして、自分の惨状を振り返る。こんな汚い手で今のヒサノブに触るのは失礼だろう。そっと手を引っ込めて、自力で立ち上がった。
(……ありがとう。スクリィブル15)
この露天風呂型の自転車も、これで最後だ。このまま放置していても勝手に腐るだろうが、後からしっかり解体して木片にしよう。そう心に決めたみのりは、今日ずっと付き合ってくれた愛車に別れを告げる。
秘密基地に戻った彼女は、ヒサノブと楽しく談笑して過ごした。先ほどまで変態行為に夢中になっていたのが嘘みたいに、今の学校の話とか、中学の頃の思い出とか、最近ヒサノブが飼い始めた猫の話とかを語り合った。
そうしているうちに、みのりの身体に付いたウンコは乾いて、少しずつひび割れていく。完全に乾くとポロリと剥がれ落ちて、みのりの白い肌が露出した。そこを指で擦ると、まだ薄く残っていた排泄物が、まるで垢のように擦り落とされる。
「今日は楽しかったね。みのりちゃん」
「うん。楽しかった」
池で水浴びをして、身体を清めながら、みのりは相槌を打つ。そろそろ体温も限界を下回りそうだった。
「俺、こんな気持ちいいことしたら、もう普通のプレイに戻れないかも」
「えへへ。私もだよ」
「じゃあ、今度また、一緒にやろう」
「……うん」
また今度の約束――それは、楽しい時間に終わりを告げることを意味していた。
いつかまた、こんな気持ちいい時間が来る。でもそれは、今日じゃない。
「そうだ。最後にお願い、してもいいかな?」
「ん?」
「ヒサノブ君、うんち、出る?」
――その後の話を、少しだけしよう。
池の水で身体を洗ったみのりは、それでも膣内を洗う気にはならなかった。そこにヒサノブの精子が残っている気がして、どうしても洗い落とせなかったのだ。
なので、それ自体はすべて持ち帰ることにした。
みのりが最後にヒサノブからもらったウンコは、精子が垂れ落ちないようにする栓のようなものだ。ウンコ風呂に使われた冷たい糞とは違う、出したてほやほやの硬くて暖かいウンコ。
みのりはそれを喜んで膣内に入れて、秘密基地にあった予備の着替えを着て家に帰った。もちろん、公園に寄って自転車を回収するのも忘れない。衣服も含めて、盗まれたものが何もなかったのは幸運である。
そして――
「うわっ。臭い。それに痒い。うううう」
翌朝みのりは、自分の身体から漂う悪臭で目を覚ました。慌ててベッドから飛び起きると、膣内に入れていた糞が逆流して大惨事だった。
シーツを剥がして洗濯するついでにシャワーを浴びるも、一度これほど染みついた臭いは消えない。皮膚にしっかり癒着して、しばらくは取れないだろう。
風呂場の鏡に、自分の裸身が映る。透き通るように滑らかだった肌は、赤く腫れあがっていた。全体がぼこぼこと湿疹で埋め尽くされ、その表面に毛穴が赤く浮き出ている。顔まで腫れ上がって、目や唇は異様な大きさになっていた。
「あ……」
スマホを見ると、ヒサノブからメッセージが入っていた。
『昨日は楽しかったね。またウンコだらけでセックスしよう。今度はみのりちゃんのウンコを塗ってほしいな。俺のウンコもまた入れてあげるから』
能天気なものである。ヒサノブはウンコ風呂に浸かっていた時間が短かったから、みのりほどの被害を受けていなかったのだろう。
「もー、ヒサノブ君ったら……変態」
みのりはクスっと笑うと、今の自分の身体を写真に撮って、ヒサノブに送った。あの美少女だった彼女の、変わり果てた姿である。
『私の身体、こんなに酷くなっちゃうから、今度は長期休暇の時に、ね』
その後、みのりは風邪を理由に高校を1週間ほど休学し、その間は父親とも顔を合わせないようにして、部屋に引きこもった。
膣内からはシャワーを浴びるたびに、茶色とも黒ともつかない色の水が3日ほど出ていた。きっと子宮の奥まで入ってしまった分だろう。たまに赤いのは、子宮内で炎症を起こしたからなのかもしれない。
幸いにして吐き気や頭痛は5日で収まり、ガビガビだった髪も2日で治った。翌週には生理もきちんと来たので、『膣内に異常がなかった』という安心半分、『また妊娠できなかった』という落胆半分といったところか。
せっかくの危険日に膣内に入ったのが、誰のものか判らないウンコばかりというのは、少しだけ後悔した。
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