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二章-3
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教会に遺体の安置所があるのは、裏手に墓場があるからだ。埋葬のために親族や葬儀の参列者が集まりきるまで、遺体は安置所に置かれるらしい。
俺とサムスは安置所のドアの前で、雑草の生えた教会の庭を見回していた。昼時の空は曇天となり、やや薄暗くなっていた。
真正面に見えるのは地面に生えた雑草と教会の壁、そして農民や貧困層が暮らす区画に建つ、二階建ての家屋だ。
ソノリーやレイユ、マリルアの三人は、すでに街中の捜索へと出ていた。だけど、俺とサムスの組みは教会から出てもいない。
この組み分けに決まるまで、ソノリーは盛大に駄々をこねていた。だけど戦力的均衡などを踏まえて、この組み分けに決まったんだ。
あれから正午の鐘が鳴る前に、よく場が収まったものだと思う。
腕を組むサムスは、地面を見ながら庭を歩き始めた俺に話しかけてきた。
「なにをやっている?」
「あ、いえ。遺体を運ぶなら、足跡とか物を引きずったあととか、残ってないかと思って」
「……足跡の追跡ができるのか?」
「まさか。でも、故郷では小遣い稼ぎに、狩りの手伝いとかしてましたし。だから、なにかが移動したってあとくらは、三割くらいの確立で見つけられますよ」
「……三割」
サムスは少し呆れたように呟いた。まあ、殆ど素人って言ってるようなものだから、この反応は仕方が無い。
でも三割ってことは逆に言えば、やってみなきゃわからないってこと――だと思うんだよな。なにか一つでも痕跡を見つけることができれば、手掛かりになるかもしれない。
俺はその一点に期待を抱きながら、地面をジッと調べ始めた。遺体が盗難された日から雨が降っていないが、すでに周囲は踏み荒らされていて、足跡の区別はできそうにない。
だけど人がほとんど通らない場所、雑草に覆われた壁際に、草が踏まれたあと、そしてなにかを引きずったような痕跡が残っていた。
草の折れかたに規則的な方向性があるから、俺でも容易に判別ができる。多分だけど、なにかが這いずった痕跡だ。
その草の折れた先へと目をやると、壁との隙間に土が盛り上がった箇所がある。試しに土を掘り返してみると、横幅が二、三〇ツセチ(一ツセチは約二センチ)、縦穴が二〇ツセチ(約四〇センチ)に少し足りないくらいの穴が、ぽっかりと口を広げた。
サムス片膝をついて屈むと、穴を覗き込んだ。
「こんな穴から、出入りしたと?」
「可能性はありますけど……でも、痛みとかに鈍いヤツじゃないと辛いでしょうね。それに、身動きなんかできないと思います」
穴の大きさは、人が一人通るのがやっとの大きさだ。通るだけで全身が傷だらけになるだろう。
これは遺体を盗んだ犯人ではなく、ネズミとかが空けた穴かもしれない――そんな推測を伝えたんだけど、サムスは首を横に振った。
「いや……意外と正解かもしれん。人間じゃなければ、この穴を通るのは可能だろう。それに死体なら、痛みなど関係無い」
「人間じゃないって……ネズミやなんかが遺体を盗んだって言うんですか?」
流石に現実的じゃない――そう思ったけど、サムスは首を横に振った。
「いいや。悪魔――もしかしたら、魔王級のヤツかもしれん」
「魔王級って……この前とは別のヤツが、この都に入り込んでるっていうんですか?」
「いいや。この前の死骸から、本体が逃げたらしい。そいつがヴィネシスの遺体を盗んだのかもしれん」
「……なんですって?」
サムスの発言は、俺にとって晴れ間の雨――寝耳に水と同意――だ。俺にとっては初めての戦いだったが、あの一撃で斃したとばかり思っていた。
それなのに実は仕留め損なっていたのだとわかって、俺はしばらく呆然自失となっていた。
「それじゃあ、勇者ヴィネシスの遺体が盗まれたのは、俺のせい――」
「それは違う。あのあと、レイユやマリルアが死骸の検分をして、おまえに斃されたと判断をしたのだからな。むしろ魔王級との初陣で、あそこまでの成果を出せた者は、恐らく誰一人といないだろう」
そこまで告げたあと、サムスはワザとらしい咳払いをした。
「つまり――だ。今回の件は、おまえだけに責任があるわけじゃない。あまり落ち込むな」
「……はい」
慰めてくれたんだろうけど、それで俺の気持ちは晴れなかった。
もっと強くならないと、こうした被害が増えるってことだ。それで誰かが死んだりしたら――。
イヤな想像を頭から振り払うと、俺はサムスを見た。
「俺は、もっと強くなりたいです。だからこれからも、鍛えて下さい」
「もちろんだ。だが、今は遺体の捜索が先だ。この壁の向こう側――そこから捜索を開始しよう。ついてこい」
立ち上がったサムスに頷きながら、俺は土で汚れた手を払った。
俺とサムスが向かった区画は、背の低い建物ばかりだった。土台だけが石材で、あとは木材で建てられている。窓は小さく、暖炉の煙突は建物の中央部にある。
これが農民たちの住まいで、貧困層は碌な土台もない、木造建築の平屋に、集団で住んでいる様子だった。
考えてみれば、俺の故郷であるカラドには、こうした貧民たちの住む区画というのは存在しなかったと思う。
町の規模が小さかったこともあるが、町の人々は何かしらの仕事を熟していたし、仕事にあぶれる者など出ないくらい、どこも人手不足に悩んでいた。
興廃というと大袈裟だが、ここには活気がまるでない。物乞いなども目に付くが、みんなどこか落ち込んでいるように、俯いているだけだ。
そんな陰鬱とした雰囲気に不安を覚えていると、サムスが俺の背中を軽く叩いた。
「そんなに心配するな。この都には聖女様や我ら勇者がいるおかげで、荒くれや強盗などは滅多に入って来ない」
「そう……ですか」
「ああ。それより、教会の壁沿いから捜索を始めよう。あの穴の出口がわかれば、潜伏先を調べる範囲が限定できるかもしれん」
「……そうですね。わかりました」
穴の出口か……あの穴の中に入り込めたら楽なのに。でも、そんなヤツ――。
そこまで考えたところで、俺は心の中で(あ……)と呻いた。
昨晩に話をしたばかりだったネーレイスなら、穴の中に入れたんじゃなかろうか。あれっきり、話しかけてこないから、すっかり忘れていた。
しかし、最後に〝しばらくは無茶をするな〟と言われた気がする。このしばらくが、その程度の期間なのか、聞いておけば良かった……と、俺は少し後悔をしていた。
でも、もしかしたら。
これまで、こちらから接触をしたことはない。けど、心で会話をした実績がある現在、俺から接触をすることは可能なんだろうか?
そんな疑問を抱きながら、俺は心の中から呼びかけた。
(ネーレイス、聞こえるか?)
〝ああ、主様! ええ、聞こえますとも〟
俺の予想通り、ネーレイスの声が聞こえてきた。といっても、声だけだけど。
(姿は見せられないのか)
〝そーですねぇ。勇者さんが近くに居ますし。出来る限り、勇者を含めた教会……関係者の近くでは、迂闊に姿を出したくはありません。見つかると、厄介なことになるかもしれませんし。例えば悪魔の霊だ、とか言われて、主様共々に抹殺とか〟
(……確かに、それはイヤだよな)
〝ですよね! あ、それで。今日は、なんの御用でしょうか?〟
(それなんだけど)
俺は教会の庭で見つけた穴のことや、ヴィネシスの遺体が盗まれたことを伝えた。そして、その犯人を追っていることも。
その説明をした上で、俺は本題を述べた。
(ということで、ネーレイスに穴を潜って犯人の行き先を辿って欲しいんだけど……できないか?)
〝なるほど。難しいですね〟
あっさりと否定するネーレイスに、俺はがっくりと項垂れた。
(あー……無理?)
〝そーですねぇ。今の僕は主様の側から、離れられないんですよ。精々二、三リーくらいで〟
(二、三リー? それって、距離の単位なのか?)
〝ああ、そうか。ええっと、大体ですが、四イマルから六イマル(一イマルは、約一メートル一〇センチ)が限度と考えて下さい〟
その程度しか離れられないなら、穴の中を追跡するのは無理か。
となると、別の方法か――。
「ヌアダ、どうした?」
思案する最中にサムスに声を掛けられて、俺は我に返った。
慌てて顔を上げた俺に、サムスは眉を寄せた。
「話の最中に、よそ事を考えるな」
「え? あ、すいません……穴を通って追跡できないか、考えていて」
「あの穴は、諦めろ。それより、聞き込みを優先するべきだ。俺と一緒に、怪しい者や生物を見ていないか、聞いて回るとしよう」
「わかりました」
近くにいた物乞いに、サムスは話しかけた。しかし、それから一〇人ばかり話を聞いたけど、めぼしい情報は何一つ得られなかった。
農民たちは、ほぼ畑仕事に出ている。残っているのは、物乞いか子どもたち、そして仕事を引退した老人くらいだ。
都の縁が見えてきたころ、農民や物乞いとは違う雰囲気を持つ男が近寄って来た。
腐った草や枝などのゴミの入った桶を持つ男は、俺たち――というより、勇者であるサムスに手を振ってきた。
半袖のチュニックに長ズボンという、至って普通の身なりだが、足元はずぶ濡れだ。中々に筋骨逞しい体格で、顔は髭で覆われた中年の男である。
男はにこやかな顔で、サムスに声をかけてきた。
「ああ、勇者様ではありませんか。お目にかかれて光栄です」
「いや、その……ありがとう」
なんとなく躊躇いがちなサムスは、咳払いをしてから、これまでしてきたのと同じ質問をした。
「この辺りで怪しい人物や、見慣れぬ生物を目撃していないか?」
「あやしい……いいえ。俺は水路の掃除や整備で、この辺りにはよく来ますがね。そういったのは、見たことがないですね」
「そうか。手間をとらせて、すまなかった」
「いいえ。頑張ってくださいよ!」
笑顔で手を振った男は、桶を手に去って行った。
なにやら大きな溜息を吐くサムスに、俺はふと気になったことを訊いてみた。
「どうしたんですか? あの人が苦手……とか?」
「いや、良くは知らぬ人物だから、それはない。ただ、褒められることが苦手なだけだ」
これはこれで、珍しい性格かもしれない。
だけど、この話題はここまでにしたほうが良さそうだ。微妙な空気感になってしまって、居心地が悪くなった俺は、別の話題を振ってみた。
「そういえば、東の都って水路があるんですね。どの辺りを流れているんですか?」
「……良くは知らんが。この区画のどこかに流れているかもしれんな」
「えっと……知らないんですか?」
「ああ。少なくとも、直接に見たことはない」
サムスの返答に、俺は戸惑うしかなかった。
まあ、一括りに東の都といっても、かなり広い。俺の故郷であるカラドなんて、この農民や貧民たちの住む区画よりも狭いだろう。
この日、俺たちは日暮れまで聞き込みを続けたが、手掛かりとなる情報はなにも手に入らなかった。
それに、水路なんかも見当たらなかったわけなんだけど。
あの人は、どこの水路で仕事をしているんだろう。余計な疑問かもしれないが、どこか気になってしまった。
教会に戻ったあと、ソノリーたちにも話を聞いたが、あっちもめぼしい手掛かりは手に入らなかったらしい。
そのまま夜になり、俺は寝るために小屋に戻った。
一度は寝かけたけど……俺は睡魔を強引に振り払いながら、起きあがった。そして例の穴に近寄ると、片膝をついて顔を寄せた。
(ネーレイス、聞こえるか?)
〝ええ。よく聞こえますとも〟
昼間と同じ調子で返答があると、俺は穴の縁に触れた。
(行けるところまででいいから、穴の中に入ってみてくれないか? 穴が奥まで続いているのか、それだけでも調べておきたいんだ)
〝主様が、そこまで言うなら。でも、過度な期待はしないで下さいね〟
(もちろん)
頷く俺の前に、白い異国風の衣装を着たネーレイスが姿を現した。そして穴の中に入り込むと、ものの数秒で帰ってきた。
〝只今、戻りました〟
(早っ!)
〝そりゃ……四ツセチ(約四メートル四〇センチ)くらいしか移動してませんし〟
鷹揚に肩を竦めたネーレイスは、両手の人差し指を穴の中に向けた。
〝穴は、まだ奥まで続いていましたよ。真っ暗で奥はよく見えませんでした。けど、微かに水が流れる音が聞こえました。地下水でも流れてるかもしれませんね〟
(地下水か……)
その言葉に、なにか引っかかるものを感じたけど、その正体まではわからかった――というより、眠気が勝って頭が考えることを拒否していた。
とりあえず、地下水があるかもって情報だけは覚えておこう。
そう決めたあと、俺は大人しく小屋へと戻った。明日も早朝から、サムスとの訓練が待っているわけだし、早く寝ないと身体が保たない。
俺は欠伸をしながら。小屋へと戻ることにした。
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本作を読んで頂き、誠にありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
こういう街中を捜索、調査することをメインにするのを、シティアドベンチャーと呼称しますね。特にTRPGでは。
とりあえず今回、そんな感じの話でした。
農民や貧民の家はコロニアルという、アメリカの入植者などが使った家を参考にしています。時代的にはかなりズレますが(汗
しかし、女っ気のない回ですね。ネーレイスも女性ではないですし(男性ですらないですが)。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
次回もよろしくお願いします!
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