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第二章~魔女狩りの街で見る悪夢
一章-4
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マーカスさんの泊まる宿――というよりホテルは、かなり豪華な造りだった。石造りの四階建てで、窓はすべて透明なガラスが填め込まれている。
受付もカウンターがあり、品の良いホテルマンが、受付の対応をしてくれた。
マーカスさん……中央の役人だけあって、さすがに金持ちだなぁ……いいなぁ。
それはともかく。
宿泊の手続きを済ませた俺たちは、マーカスさんの部屋に集まっていた。
ベッドが一つに、椅子とテーブルが一つずつ。部屋の隅にはマーカスさんのと思しき、荷物が積まれていた。
俺とクリス嬢、クレストンはベッドの上、サーシャは椅子に腰を落ち着けた。マーカスさんは、テーブルの縁に凭れれただけだ。
テーブルにある燭台で、部屋の中は朧気ながらも照らされていた。
燭台を見ないよう、最大限の労力を費やしていた俺に、マーカスさんは分厚い羊皮紙の束を渡してきた。
「あの、これは?」
「この十日ほどで僕が調べ上げた、街の状況とか証言を纏めたものだよ。参考になるかと思って」
「へぇ……」
流石プロ……だと思う。色々な意味で。
まず……悪夢を見た人が出始めたのは、およそ半年前。夢の内容は、ある程度の差異はあるけど共通しているのは、毛むくじゃらの異形を崇拝していることだ。
その異形が悪魔かどうか確定するものはないが、姿形から邪なものを連想したのかもしれない。
それから数日後には、とある一家が悪魔崇拝の罪で教会に囚われた。
一家を捕らえたのは、教会の前で会ったシルドーム侍祭と、この街にいる教会の最高責任者、デルモンド司祭。あとは教会に従事する者たちだ。
シルドーム侍祭の過去の経歴もある――こいつ、元強盗? 殺しはないものの、十数件の強盗と傷害の罪があるようだ。
悪魔崇拝者を捕らえる流れは、ほぼ同一だ。
悪魔崇拝を調べるために灯された蝋燭の火が、緑に変わった。
それを悪魔崇拝の証として、家人は拘束。入り口に近い棚の中から、悪魔崇拝のシンボルであるメダリオンが見つかったことが、決定打となっている。
この一家を皮切りに、半年で約五〇名が囚われの身になっている。
これだけなら不満が噴出するところだが、この教会では同時期から不定期に奇跡が起きているようだ。
神が降臨した日、一人だけではあるが怪我が治るらしい。
今日会った、大怪我をした子を抱いていた母親が言ってたのは、どうやらこのことのようだ。
しかし……炎が緑に変わる、か。ふぅん……。
黙々と資料に目を通していた俺に、マーカスさんは指先で自分の左拳を叩きながら訊いてきた。
「その悪魔崇拝の調べ方、どう思う? 炎が緑色に変わるってところや、メダリオンが見つかったとかさ」
「どうって……銅でしょう、これ」
「銅って――金属の?」
「それ以外に銅ってあります?」
……この辺りの会話の流れ、日本語じゃなくて良かった。日本語だったら、会話が噛み合ってない自信がある。
顔を上げかけた俺は、直前で燭台のことを思い出し、資料に目を落としたまま話を続けた。
「金属だって、粉にすれば燃えますよ。銅なら、緑色になります。蝋燭に銅の粉を混ぜたんじゃないですか?」
前世の世界でのことになるが……有名なところでは、マグネシウムリボンは理科の実験でも有名だし、花火も色を変えるのに金属の粉が使われている。
アルミニウムに至っては、固体ロケットの燃焼になっていたはずだ。
「途中で炎が緑になっているって話だけど。それは、どういうことだと思う?」
「蝋燭の大きさにもよりますけど……芯の周囲に溝を作って、その中に銅粉を混ぜた蝋をある程度だけ流し込んで、固まったら普通の蝋で蓋をする。上の層が溶け終えると、銅の混ざった蝋で火が緑色に変わる……って方法が一番簡単かもですね。現物が無い以上は、想像でしかないですけど」
俺の発言を聞いて、マーカスさんは静かに息を吐いた。
「つまり、人為的な仕掛け?」
「だと思いますよ。そんな都合良く、悪魔崇拝を識別できたら苦労しませんって。メダリオンが家の中にあったのも、教会の関係者の細工だと思います。といっても、悪夢だけはわかりませんけど」
「そこは……やはり幻獣かな?」
「可能性は、なくはないって感じですよね。心理的なものとか、範疇外なんで。これ以外は思いつきません」
資料を読み終えた俺が、燭台を見ないように顔を上げると、どこか感心した表情のマーカスさんと目が合った。
「流石だね。ローウェル伯爵が欲しがるわけだ」
「流石ってわけでもないですけど……根っこが捻くれてますからね。こういうことを考えるのは……まあ、苦手じゃないです。これ以上のことを考えるなら、もう少し情報が欲しいですけどね」
「例えば、どんな情報だい?」
「そうですね……捕まった人から、色々と」
俺は立ち上がると、目を閉じながら出入り口へと身体を向けた。
周囲の視線を感じながら、俺はドアへ向かって慎重に歩いた。
「とりあえず、明日は教会に行ってきます。申し訳ないですけど、今日は寝ちゃいますね。朝も早かったですから」
「ああ、わかった」
マーカスさんの返答を聞きながら、俺は自分の部屋へ向かう……のだが、廊下の壁には、等間隔でランプが下がっているのだ。
炎の揺らめきが、俺に生前の記憶を思い起こさせる。ランプから目を逸らせば恐怖心は抑えられるが、歩くのには支障がある。
マーカスさんの部屋までは、マーカスさんやクレストンの背中を壁にしてたから良かったけど……一人での移動はきっついわ、これ。
「くっそ……」
壁に手をつきながら毒づいていると、背中と胸部に細い手が回された。
「……トト、大丈夫?」
クリス嬢が、俺の顔を覗き込んでいた。
俺は自嘲的な笑みを浮かべながら、「平気じゃないけど、大丈夫ですよ」と虚勢を張った。
クリス嬢は、俺の炎に対するトラウマを知っている。
俺がこうなることを察して、あとを追ってきてくれたようだ。
「すいません。部屋まででいいですから」
「……いやです」
クリス嬢は首を振ってから、真っ直ぐに俺の目を見た。
「少しだけでいいですから、お話とかしたい……です。わたくしと一緒にいるのは、お嫌ですか?」
「そんなこと……ないですよ」
ヤバイ。さっきまでとは別の意味で、心臓がドキドキとしてきた。
答えながら、俺はクリス嬢に見惚れていた。ほんのりと漂う香水の香り。ドレス越しに感じる、身体の柔らかさと体温。
健全な青少年には、どれも刺激が強すぎる。
部屋に戻ったら、手に入れた品の見定めとかするつもりだったけど――そんな考えも、完全に吹き飛んでいた。
「帰ったら、謝ろうとは思ってましたよ……その、昨日の夜は、なにかのお誘いをしに来たのかなって考えてて」
「トト……」
どこか嬉しそうに、クリス嬢は微笑んだ。
そんな愛らしい表情に、俺はさらにドギマギしていた。好き嫌いという感情はさておき、俺の理性がやばくなっている。
マーカスさんの部屋から、二つ隣の部屋に着いた俺は、ドアを開けると大きく息を吐いた。
明かりを灯していない部屋に入った俺がベッドに腰掛けると、クリス嬢もその隣に座ってきた。
「……トト。わたくしたち、もっとお話をするべきだと思うの。予定とか、そういうことも含めて」
「いやその……俺とそんなことしてたら、伯爵に怒られたりしませんか?」
「いいえ? むしろ、逆ですわ。今回のことだって、お爺様に『不甲斐ない』って怒られてしまって。その気があるなら、あとを追えって」
「……なにを考えてるんです、あの伯爵は」
呆れながら少々乱暴に頭を掻いた俺に、クリス嬢はフッと微笑んだ。
「気に入られてるんです、きっと。だから、大丈夫ですよ。それ以外に、なにか心配があるんですか?」
クリス嬢の質問に、俺は少しだけ迷ってから答えた。
「俺個人に、自信がないのもありますけど。ちゃんとやっていけるかどうか、とか。なんせ、捻くれ者ですからね。両親は幼い頃に死んで、爺さんに引き取られて。そんで爺さんが死んだら、胡散臭い奴らが近寄ってくるし」
「胡散臭い?」
「詐欺師とか、店を乗っ取ろうとか、そういう輩ですよ。俺が餓鬼なんで、騙しやすいって思ったんでしょうね。そんなわけで、俺は自分のことを護るのに必死過ぎて、どこかぶっ壊れたんだと思います。長い間、疑心暗鬼と警戒心だけで生きて、今では自分自身も信用できなくなってるんで」
「この前の事件のときには、そうは思えませんでしたけれど……幽霊騒動の仕掛けを解いたときだって、自信があったように思えました」
「えっと……悪党と関わり過ぎて、俺自身が悪党になってるんじゃないかってことです。元が恋愛音痴なんで、好みの顔立ちとか女性に優しくされたりすると、弱いんですけど……そこから先、ちゃんと人を好きになれるか、自信がないんですよ」
半ば自嘲的に喋っていると、クリス嬢が俺の首根っこに抱きついてきた。
「わたくしを助けて、お爺様を助けて――そんなトトですもの。大丈夫ですわ。悪党なんかじゃありませんし、他人を愛すことだってできますよ。例えば、トトは……わたくしのこと、どう思ってます?」
「どうって……好きか嫌いか?」
「好きか、嫌いか――そうですね。どうです?」
「いや、あの……どちらかといえば、好き、ですけど……」
俺の照れまくった返答にクリス嬢は、クスッと笑った。
「良かった……それを聞けて、安心しました」
俺から身体を離したクリス嬢は月明かりの下、互いに顔が見える位置で俺と目を合わせた。
「ゆっくりと、やっていきましょう? 急がなくていいですわ。ただ、その……わたくしのことは、そのまま好きでいてくださいね?」
「えっと……はい」
俺は、頷くことしかできなかった。
俺から身体一つ分だけ離れたクリス嬢は、どこか安心したような表情だった。
「それで、明日からのことですけれど。トトは教会に行ってどうするのですか?」
「えっと……そうですね。囚われた人たちがどこにいるかも気になりますけど……まずは色々と見てみないと」
行き来する人や建物――家捜し以外にも、見るべきところは沢山ある。
長居はできないだろうけど、そこは運に頼るしかない。今はまだ、危険を冒すだけの根拠もないわけだし。
そんな俺の考えを聞いて、クリス嬢は僅かに身体を寄せてきた。
「なにか、お手伝いできることはある?」
「そうですね……揃えたい道具はありますけど。どこで売っているか、わかれば」
「……トト? そういうときは、買ってきて欲しいって言って下さい。あなたの役に立ちたいって、思ってるんですから」
少し拗ねたような、しかし優しい眼差しに、俺は胸の奥が熱くなった。
お礼だけは言わなくちゃ――と思ったが、俺の口から出たのは、まったく別のことだった。
「俺はクリス嬢のために、なにをすればいいですか?」
俺自身、自分の発言に驚いていた。クリス嬢も、これは予想外だったようだ。驚いたように目を丸くしたあと、胸元の前で両手を合わせながら、はにかむような顔をした。
「無事に――わたくしの元へ帰って来て下さい。心配させたら……イヤですよ?」
「わかりました。何があっても、ちゃんと帰ってきます。その、クリス嬢のために」
俺が頷くと、クリス嬢は泣き笑いのような表情になった。
約束なんかじゃない。申し合わせたわけではないが、これは俺とクリス嬢だけの誓いだった。
本当にクリス嬢を好きなのか――俺自身、まだ自信がない。ただ言えるのは、俺はこの人を大切にしたい、という思いだ。
これだけは多分、間違いがなかった。
クリス嬢が落ち着いた頃、不意にガランが話しかけてきた。
〝ところで、少しいいか?〟
そういえば、ガランには俺たちの会話が筒抜けなの忘れてた――俺だけでなく、クリス嬢もこのことに気づいたのか、二人して顔を真っ赤にさせていた。
俺は半ばきょどりながら、竜の指輪を手に取った。
「え? あっと、なに?」
〝構造上、この部屋の外になると思うが……三人ほど会話を聞いているものがいるようだ。注意したほうがいいだろう〟
ガランの忠告に、俺とクリス嬢は顔を見合わせた。
三人――となれば、その人物たちは容易に想像がつく。
「あんあたら、なにを出歯亀してやがるんですか!!」
俺の怒声で、三つの足音――マーカスさんに、クレストン、そしてサーシャのものだ――が、逃げ出していった。
……あの三人、明日になったら説教してやる。
そう心に決めた俺は、クレア嬢を部屋に帰してからベッドに潜り込んだ。
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本作を読んで頂き、ありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
ほんのり理科ネタ回、そしてイチャコラ回です。
タグにラブコメを入れてないけど……いいですよね?(滝汗)
次回は、木曜日を目標にしています。遅れたら、仕事がトラブったと思って下さい。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
次回もよろしくお願いします!
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