消耗品扱いの発掘技師は、元クールビューティーな魔造少女と世界を救う

わたなべ ゆたか

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消耗品扱いの発掘技師は、元クールビューティーな魔造少女と世界を救う

二話 地獄と鎧の少女

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 二話 地獄と鎧の少女

 それは、高さだけで一〇リン(約九メートル二〇センチ)はありそうな、巨大な箱だった。箱という表現をしたのは、僕から見て正面に、真っ直ぐで一本の隙間があって、左右の面にはかなり大きな蝶番っぽいのが見えるからだ。
 正面が扉だとしたら、その左側の板には、紋様がいくつも刻まれている。
 発掘技師たちが、手持ちの梯子や足場を組んで調べている。その側では、ダントとラントが、技師たちを急かすように怒鳴り散らかしていた。


「うわ……」


 嫌悪感と苦手意識から、僕は思わず唸るような声をあげていた。
 僕を待っていたエディンが、巨大な箱を指さした。


「あれを開けたいんだって」


「開けるったって……あんな大きなもの、どうやって開けるの?」


「それを調べてるんだけど……なんとかなりそう?」


 エディンはすがるような目を向けてきたけど……こんなの人間に開けられるの?
 僕は遠目から巨大な箱を観察してみたけど、幅と奥行きが八リン(約七メートル二〇センチ)はありそうだ。扉の奥行きもニリン(約一メートル八〇センチ)あるし、人間が引っ張っただけでは開けられないような気がする。
 エディンに促されて、僕は気が進まないまま巨大な箱に近づいた。
 ダントとラントが僕を睨んできたが、とりあえず無視することにした。下手に関わって、また面倒なことになるのは避けたいし。
 僕は先ず、左側にある紋様に近づいた。一つが三〇ルト(約二七センチ)もある紋様は、一つ一つの形状が違う。それに、土で埋まっている部分が多いから、正確な形状がわかりにくかった。
 でも、僕は紋様の形に見覚えがあるような気がしていた。ハケを取り出して丁寧に土を取り除くと、魔導器に使われる魔術文字の一つが、はっきりと見えてきた。


「これ、全部が魔術文字? エディン、この紋様っぽいの、魔術文字だ。これを調べてみたら良いんじゃ無いかな」


「魔術文字……確かに見覚えはあるけどさ。これをちゃんと翻訳できる人って、そうはいないんじゃない? 僕も魔導器の修理をすることはあるけど、魔術文字の意味まで理解してないしさ」


「僕は少し分かるよ。ほかにも分かる人はいると思うし。技師の人たちに頼んで、この文字に詰まった土を取り除いたほうがいいと思う」


 いつもの僕なら、こういった発見をすると興奮するんだけど……今回は何故か、胸中に不安というか、畏れみたいなものがある感じがして、まったく昂ぶらなかった。
 エディンが所属する班の発掘技師たちが、一時間ほどの時間をかけて、すべての文字を露出してくれた。
 その内容を読んだ僕は、背筋に冷たいものが走った。


『何人もこれに触れるなかれ。封印されしものは、地獄そのものなり』


 そして、その文字の最期に刻まれていたのは、六つの丸に、蝋燭に巻き付いた蛇――それは紛れもなく、我が家に代々伝わっている紋章だった。
 僕はエディンを振り返ると、震えながら首を振った。


「ダメだ……これは、開けちゃダメなんだ」


「え? どうしたんだよ、アウィン」


 戸惑うエディンの両肩を掴みながら、僕は巨大な箱の周囲にいる発掘技師たちに叫んでいた。


「みんな、それから離れて! それはなにか、恐ろしいものを封印しているんだっ!! 開けるための仕組みなんか、きっと存在しないよ!!」


 僕の声を聞いて、ほとんどの技師たちは作業を止めた。
 発掘技師をしていると、こうした危険とは隣り合わせだ。掘り出した魔導器が爆発したり、無差別に襲いかかってきたり――発掘技師が、消耗品と言われる所以だ。
 それだけに経験を積んだ技師ほど、発掘には慎重になるんだ。

 僕が荒い息を吐いていると、怒りを露わにしたダントが近づいて来て、僕の胸ぐらと掴んだ。


「てめぇ、なにを勝手に作業を中断させてやがる」


「き、危険だからだよ! あの文字には、この中にあるのは地獄そのものだって書いてあるんだ。あれは――掘り出してはいけないものだったんだ!」


 僕はダントへの嫌悪感も忘れて、巨大な箱について説明したけど――ダントは聞く耳を持たなかった。
 力を込めた左手で僕の頬を掴みながら、怒鳴ってきた。


「ご託はいいんだよ! 地獄を造るくらい、すごい兵器ってことじゃねぇか! 消耗品が何人死のうと、俺には関係ねぇ。今すぐ、これを開けろ!」


「ダメだ! あれは……きっと兵器なんかじゃない。もっと怖いものなんだ!」


「ふざけんな!!」


 ダントは怒鳴りながら、僕の顔面を殴った。僕が地面に倒れるのを横目に、ダントは巨大な箱の周囲にいる発掘技師たちへと大声を張り上げた。


「てめぇら、作業を続けろ! ビビッて逃げるようなら、俺がぶっ殺してやる!!」


 ダントの脅しに、発掘技師たちは調査を続けた。
 騒動を聞きつけたのか、仲間を連れたファインさんがやって来た。巨大な箱、そして鼻血を出して倒れている僕を見ると、ダントへと柳眉を釣り上げた。


「あんた、なにをしてるわけ!?」


「うるせぇな! 今からあの箱を開けて、凄い兵器を出すんだよ」


「だからって、無理矢理にやらせてどうするのよ! 発掘に関しては、技師の判断が優先のはずでしょ!? 坑道や人員に被害が出たら、どう責任をとるつもり!?」


 ファインさんの忠告に、ダントは一瞬だけ気まずそうにしながらも、すぐに睨み返した。


「わかったよ! そこまで言うなら、俺が勝手にやるぜ。それならいいだろ!」


「そういう問題じゃないでしょ!? やめなさいよ!」


 ダントはファインさんの言葉を無視して、大剣を構えた。それを見たラントが、にやけた笑みで銃を構えた。


「はっはぁ! こりゃ面白くなってきたぜ」


 ラントは銃を構えながら、右の親指で深紅のクリスタルに触れた。
 僕の記憶が正しければ、あれは魔導器に貯めた魔力を一気に放出する攻撃だ。ラントは本気で、あの箱を破壊しようとしている。


「やめてくれっ!!」


 僕の叫びなど気にする気配もなく、ラントは引き金を引いた。
 ライフルの銃口から、青白い魔力弾が放出された。水流のように尾を引く魔力が、巨大な箱の下部に命中した。爆発こそないが、並の魔物なら、巨大な竜族ですら一撃で貫通する威力だ。
 だけど、その魔力弾を以てしても、巨大な箱は貫通できなかった。命中した箇所が、熱で赤く変色しただけだ。
 そこへ、大剣を振りかぶったダントが突進した。大剣の柄にあるクリスタルを人差し指で触れると、赤く染まっていた刀身から、赤い光が漏れ始めた。
 威力増強の魔力を最大にまで増幅させたダントが、まだ赤さを残した箇所へ、大剣を振り下ろした。
 金属同士が激しくぶつかる音が、大広間内に響いた。
 音に耐えきれず耳を塞いだ僕は、絶望的な光景を見た。巨大な箱の、ほんの一部分だけど、亀裂が入っていたんだ。


「――っち。なんて堅さだ」


 舌打ちをしたダントが、もう一度大剣を振りかぶろうとしたそのとき、巨大な箱が小刻みに振動を始めた。
 それに少し遅れて、僕の耳にあの声が聞こえ始めた。


〝警告、音声命令によって直ちにすべての機能を回復し、状況に対処して下さい〟


「機能の回復って――」


 籠手の紋章が再び光り出していたけど、僕にはなにをどうすればいいか、わからなかった。
 僕が戸惑っていた数秒のあいだに、巨大な箱の内部から、扉を激しく叩く音が響き出した。
 内部からの音が響くたび、巨大な箱の扉が僅かに開いていった。そして――十数回目の音が響いた直後、巨大な箱から地獄が姿を現した。

 地獄をひと言で形容するなら、巨大な白い蜘蛛だ。高さは八リン(約七メートル一〇センチ)ほど。八本ある脚の先端は鋭く尖り、胴体は見るからに固い外皮で覆われていた。
 そして本来なら頭部があるはずの場所には、それだけで五リン(約四メートル六〇センチ)ほどもある、赤茶けた肉塊が聳え立っていた。
 ウネウネとうねる二本の触手を生やした肉塊の表面では、目や口のようなものが、不規則にその位置を変えていた。
 常軌を逸したその姿に、大広間は悲鳴と怒号に包まれた。
 一番近くにいたダントが威力を最大にした大剣で、大蜘蛛の胴に斬りかかった。しかし、その一撃は大蜘蛛の外皮に傷一つ与えることもできずに、弾かれてしまった。
 逆にダントは、大蜘蛛の脚に薙ぎ払われた。
 数リンは吹っ飛んだダントは、しかし無傷だった。魔導器の鎧に備わった、攻撃を受けた際に発動する障壁によって、大蜘蛛の一撃を辛うじて防いでいた。

 その横では、ファインさんとその仲間たちが、発掘技師たちを避難させていた。
 先ほどの一撃から、大蜘蛛は動いていない。周囲を見回すように肉塊の表面の目を、上下左右、ときには左右を入れ替えるように動かしていた。
 ダントはラントと合流すると、周囲へがなるように言いながら後退を始めた。


「おまえら、足止めしておけよ! 俺たちは応援を呼んでくるからな!!」


「あんたら――っ!!」


 ファインさんが怒鳴ったときにはもう、二人は大広間の出入り口から出ていた。
 僕は目の前の地獄を呆然と見つめながら、耳に聞こえてくる無機質な声を聞いていた。


〝すべての機能を回復して下さい。すべての機能を回復して下さい。すべての――〟


 繰り返し同じ事を告げる声は、次第に大きくなっていった。
 その声に我慢できなくなってきたとき、再び大蜘蛛が動き出した。
 緩慢な動きで前に出ると、一番前の脚をファインさんに突き出した。しかしファインさんは盾の障壁で身を護りながら、寸前でその一撃を躱した。
 鎧に備わった肉体の能力を増幅する魔力による、常人を超えた素早い動きだ。しかし、死角から振り下ろされた触手が、ファインさんを吹っ飛ばした。
 悲鳴すらあげることもできず、ファインさんは僕の前まで転がって来た。鎧の障壁で護られたにも関わらず、苦悶の表情を浮かべたファインさんは、立ち上がることも出来ずに跪いてしまった。


「ファインさん、大丈夫ですか!?」


「アウィン……逃げて。逃げるの、早く!!」


 ファインさんが切羽詰まった声をあげたとき、大蜘蛛が僕らのほうへと進み出した。
 大蜘蛛が左の前足を振りかぶったのを見て、僕はファインさんを突き飛ばしていた。
 無機質な声は、まだ続いていた。


〝すべての機能を回復して下さい。すべての機能を回復して下さい。すべての――〟


 まだ動けていない僕に目掛けて、大蜘蛛は前脚を振り下ろした。
 死にたくない――そう思った僕は、ほとんど無意識に叫んだ。


「なんでもいい、機能回復して助けてっ!!」


〝音声命令認識――防御、接続、保守、すべての機能は正常に起動しました〟


 無機質な声の言う内容が変わった、その瞬間、僕はなにかに押されたように前につんのめった。
 ガチンッ――なにかが激しくぶつかった衝撃と、地面が抉れる音が聞こえてきた。

 僕は、まだ生きていた。

 もしかしたら即死して、もうあの世なんじゃ――そんな考えを頭に浮かべながら、僕は恐る恐る顔をあげた。
 僕の目の前には、魔導器と思しき巨大な鎧が立っていた。
 高さだけで、約五リン(約四メートル六○センチ)。あの人形に似た頭部を持ち、両腕はやや長めだ。左腕には手首のない指が四本ついているが、右腕には指はない。その代わり、手首にあたる場所からは、光の刀身が伸びていた。
 両脚は太く、足首から前方向に二本のつま先(もしかしたら指かもしれない)、踵にも同様のつま先がある。
 黒が多めの、赤色とのツートンカラーで、胴体の腹にあたるところには、緑色のクリスタルみたいなものがついていた。
 光の刀身で大蜘蛛の前足を弾いた巨大な鎧は、大蜘蛛を前に身構えた。
 大蜘蛛は逸れて地面に突き刺さった前脚を引っ込めると、巨大な鎧に目を向けた。



「貴様も復活していたか――」


 大蜘蛛が発した嗄れた老婆のような声に、僕だけじゃなく周囲にいた人たちも驚いた顔をしていた。
 巨大な鎧を注視しながら、大蜘蛛は後退を始めていた。


「なれば、今は無理は出来ぬ。いいか、覚えておれ――貴様だけは、必ず破壊してやる」


 大蜘蛛はそう言い終えるよりも早く、八本の脚を折り曲げた。その途端、大蜘蛛は音もなく、まるで溶け込むように地中へと潜ってしまった。
 地面には、なんの痕跡も残っていない。静まり返った大広間では、巨大な箱だけが大蜘蛛の存在を主張していた。
 大蜘蛛が完全に消え去ったあと、巨大な鎧の表面が解け始めた。

 中から現れたのは、一人の少女だ。
 赤と黒を基調とした鎧は胴と肩、それに腕、脹ら脛の部分を覆い、右の前腕には前面に開口部のある長方形のパーツが付いていた。それに、肩の装甲は左のほうが二回りほど大きかった。鎧の左胸には、僕の家に伝わる紋章が刻印されていた。
 背中の真ん中あたりまで伸びた髪は白銀っぽかったが、光の当たり具合で薄い緑色に見えていた。
 緑の瞳を持つ顔立ちは整っているけど、無表情だからか、どこか冷たい印象だ。
 だけど、僕はこのとき――恐怖や驚きすらも忘れて、この少女に見惚れていた。きっと、女神とか妖精がこの世にいるなら、きっとこんなに綺麗なんだろう。
 少女は僕を振り返ると、まるで鈴の音のような心地良い声で言ってきた。


「あなたが、接続者ですね。魔神アイホーントが復活を果たしました。わたくしと共に、世界を救って下さい」


 僕は少女がなにを言っているのか、すぐには理解できなかった。
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