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第十一部
三章-7
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砦の外にいた俺たちは、虹色の結界に包まれていた。
これは龍神・恒河様が現世に降臨されたときと、同じ状況だ。周囲を見回しながら緊張していると、頭上に穏やかな表情の青年が現れた。
万物の神アムラダ様や龍神・恒河様と同じく、神々の一柱であるマハヴィロチャナ様だ。
黒髪を結い上げ、上半身は裸体には左肩から右腰へ白い布が巻かれている。下半身はスカート状になった布を腰に巻いていた。
俺と瑠胡、それにセラ、リリンはマハヴィロチャナ様を見上げたが、魔霊の二体は結界の縁から動こうとしない。
この世界を護る魔霊とはいえ、好んで神に近寄りたくはないようだ。
マハヴィロチャナ様は俺たちに慈しむような目を向けると、静かに語り始めた。
〝ランドよ――おまえはゴガルンとの戦いで、神気が覚醒したのだ〟
「神気が、覚醒……?」
〝そうだ。龍神・恒河が現神として降臨した際、少量ではあるが彼の神の血を体内に取り入れたはずだ。これまで、おまえの魔力や生命力によって押さえつけられ、発現しなかった神気が、魔力の枯渇が続いたことにより、徐々に育ち初め――ようやく成長しきった、そう説明すればわかりやすかろう〟
「魔力の枯渇で、神気が育つ……」
ゴガルンのとの戦いで《異能》を使い過ぎ、俺の魔力は何度も枯渇しかけた。そのとき体内から湧き上がった違う力が、《異能》を使うための助けになったことは、確かに覚えている。
そうして魔力が枯渇するたびに、俺の中で神気が育っていたのか。
〝おまえの魔力や生命力は本能的に、異分子である神気を抑えることに働いていた。そのため《異能》を使う際に、魔力の消耗が多くなったと感じただろう〟
「確かに……」
マハヴィロチャナ様の説明にあった事柄には、俺にも思い当たる節がある。最近になって、魔力の限界を感じることが多くなった。それは《異能》を使う際の魔力が多いからだと思っていたが……そんな理由があったのか。
俺の中で神気が育った理由は、なんとなくだが理解できた気がする。だが、瑠胡の言動については、なにもわからない。
俺が横で悲しげな顔をする瑠胡に目を移したとき、マハヴィロチャナ様が口を開いた。
〝おまえの中で育った神気は、すでに荒人神と同格となった。これは現世に存在してい範疇を超えておる。瑠胡が不安を覚えておるのは、そこだろう〟
マハヴィロチャナ様がそう告げると、瑠胡は身体を震わせながら目を逸らした。
「瑠胡?」
「瑠胡様?」
俺とセラがほぼ同時に声をかけたとき、瑠胡はまるで崩れ落ちるように地面に両膝をつき、そのままペタンと座り込んだ。
「瑠胡お姉様?」
瑠胡の様子に不安を覚えたのか、リリンも駆け寄って来た。 ワナワナと口元を震わせる瑠胡が視線を上げたとき、マハヴィロチャナ様が静かに地表へと降りてきた。
〝天竜族の姫にして、《異能》の持ち主、瑠胡よ。おまえの気持ちは理解できる〟
「では――このまま、ランドが現世に住むことをお許し下さいませ」
両手を膝の前に添えながら、瑠胡が地面スレスレまで頭を下げた。
ゆっくりと降下してきたマハヴィロチャナ様は、相変わらず慈しむように――しかし、それだけに感情がないように思える声で瑠胡に告げた。
〝愛する者を想う、その願いは尊い〟
その言葉に微かな希望を観たらしい瑠胡が、顔を上げた。
「では――」
〝だが、それは叶わぬ〟
はっきりと願いを拒絶された瑠胡の顔から、表情が消えた。
マハヴィロチャナ様はまったく表情を変えぬまま、言葉を続けた。
〝強すぎる神気が現世にあれば、その影響で周囲に住む人々は欲を忘れ、神への信仰に日々を捧げるようになる。しかし、それは緩やかな滅びとなろう。食欲を忘れれば日に日にやつれていき、睡眠を忘れれば病み、性欲がなければ子も産まれぬ。この世は獣の一部と虫、植物しか生存できぬ世界となろう〟
「お待ち……下さい。神気は、神々の持つ力なのでしょう? なのに、なぜそんなことが起きるというのです」
俺が世を滅ぼすと言われ、黙っていられなくなった。
マハヴィロチャナ様は俺の問いに、まったく表情を変えなかった。
〝どんなものでも、強すぎれば害になる――ということだ。それは瘴気だけでなく、神気とて同じこと。周囲に与える影響が強ければ、それは害でしかない〟
「害って……俺が?」
〝このまま、おまえが現世に留まった末の未来だ〟
マハヴィロチャナ様はそう断言すると、小さく上げた右手の人差し指の先を、真上に向けた。
そして掌を上面にして水平にした左手の上に、小さな光球を生み出した。その光球の中には、光に包まれた虚無の空間が映し出されていた。
〝新たに産まれた神界は、まだ主が不在のままだ。ランド・コールよ。おまえは神が一柱となり、この神界に移り住むのだ〟
「待って下さい。その神界には、なにもありません。食料や水――地面さえも。そんな場所で、俺は生きていけません」
〝按ずるな。今のおまえは肉体があるが故に荒人神としての神格を有しておる。だが、おまえの神気は、今の神格を遙かに凌駕しているだろう〟
マハヴィロチャナ様は神界を映す光球を消すと、今度は右手を頭上へと伸ばした。大きく広げた手の先に、忽然と光が生じた。
光は俺たちの前で長細くなり、一振りの直刀へと姿を変えた。
その直刀を見て瑠胡の顔が恐怖に彩られたが、マハヴィロチャナ様はそれを一瞥しただけだ。目を俺に戻すと、柄を握り締めた直刀を俺に差し出すように腕を差し出してきた。
〝ゴガルンとの一件が終わるまでは、待とう。そのあとは我が神剣を使い、更なる神格へと昇華せよ。さすれば、まだ形成されていない神界でも、不自由することはなかろう〟
「お待ち下さい……お待ち下さい! それだけは……どうか、それだけは! どうか、わたくしからランドを奪わないで下さい――」
瑠胡は再び、地面スレスレまで頭を下げた。
神界といっても、竜神・安仁羅様やほかの竜神たちと同様、家族は共に住めるんじゃ――そう考えていたんだが、瑠胡の悲壮感は尋常じゃない。
流石に、マハヴィロチャナ様の言う昇華に疑問を持ち始めた。
目を戻した俺は、瑠胡の訴えにも表情を変えていないマハヴィロチャナ様へ問いかけた。
「神界には、瑠胡やセラたちと一緒ではないのですか?」
〝おまえとて、昇華せねばならぬのだ。今の神界では、瑠胡やセラは生きていけぬ。この神剣で昇華するためには、神気がそれ相応まで育たねばならぬ。そして神剣で自らの心の臓を貫き、肉体の束縛を離れた神霊へと昇華すれば、まだ虚無である神界で暮らすことができる。そして、おまえに相応しい神界を構築して初めて、他の者を迎え入れることができるのだ。それまで――数百の年月がかかるだろう。だが、悲しむことはない。神霊とった直後は、すべての記憶が失われる。そして神々の神気と交わり成長すれば、新たな自我が芽生える。過去の哀しみは、無縁となる〟
「そんな……」
俺はここにきて、瑠胡の悲壮感を理解した。俺が昇華するということは、瑠胡やセラたちと今生の別れになるのと同義ってことか。
それに……心の臓を神剣で貫くというのは、俺に死ねということに他ならない。
ゴガルンと戦うのは、俺や俺に関わる者たちの身を護るためだ。奴との戦いに勝ったとしても、待っているのは死――そんなの、承服できるわけがない。
昇華なんか、してたまるか。
瑠胡やセラ、それにリリン――俺を慕ってくれる者たち、それに俺と友情を育んでくれるレティシアやアインたちを捨ててまで、神になる意味も意義もない。
その意志を口に出そうとした直前、俺の中に清浄なる気配が入り込んできた。今ではそれが、神気だとわかる。そして、その神気がマハヴィロチャナ様のものだと理解したとき、頭の中に声が響いた。
〝ランドよ……神々は神気によって深いところで繋がっている。おまえもその繋がりを理解し、神々の意志と同調せよ〟
神々と繋がっていると言われても、俺はなにも感じない。それよりも今は、昇華なんかしないという、意志を告げる、ことが――。
そうした思考が、清らかさと荘厳さの入り混じったもの――マハヴィロチャナ様の神気によって染め上げられていく。
「……ランド?」
震える瑠胡の声に呼ばれ、俺はハッと我に返った。
視界が戻ると、深い呼吸を繰り返しながら周囲を見回した。真正面は、マハヴィロチャナ様。右横にはセラとリリン、そして地面にへたり込んでいる瑠胡。周囲を取り囲む虹色の結界の近くに、魔霊であるユバンラダケとウァラヌが佇んでいた。
俺はまっすぐに見つめてくるマハヴィロチャナ様に目を戻すと、ゆっくりと跪いた。
「昇華の件、慎んでお受け致します」
「ランド……」
愕然とした顔をする瑠胡に向きなおると、瞳に浮かんだ涙を指で拭った。
「そのような顔をするな。瑠胡たちのことは、絶対に忘れない」
その確証はないが、少しでも慰めになればよい。
今は魔に堕ちたゴガルンを滅ぼし、昇華をせねばならない。神々の恩寵を受けた今、その意志に従うことこそが今の責務であり、最優先事項だと理解した。
瑠胡から目を離したあと、使命感を胸に――我は立ち上がった。
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本作を読んで頂き、まことにありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
ここで三章は終わり。次回から四章に突入です。
それにしても本作主人公……王都からメイオール村に追放されてから、瑠胡の婿として天竜族に昇華、神殿の巫女長への逆玉的なことを経て、ついに神への一歩を……いやあ、シュッセシタモノデスネ。
神々の神格ですが、本作では上から
最高神・・・・・・・アムラダや恒河、マハヴィロチャナ
霊的最高位で、基本的に肉体はない
最氏神・・・・・・・最高神には及ばないが、高位の神で、魔神なんかもここ
肉体はない
神霊・・・・・・・・肉体はなく、完全な霊体となった下位の神
小神・・・・・・・・豊穣や鍛冶、山神など、最高神や最氏神に従う、なにかを司る
神々で、肉体は霊体の入れ物として必要
竜神・氏神・・・・・自然や人々の生活などを護るとされている神
肉体はあるが、霊体との繋がりが希薄なため、そのままでは現
世にでられない。
-------ここまで神界にいる存在
荒人神・現神・・・・神界にいる神々が、擬似的に肉体を得て降臨した存在
肉体はあり
亜神・・・・・・・・肉体を持つ神気の強い神
半神・・・・・・・・神の生物(人など)が交わって産まれた存在で、神気の強い存
在で肉体はあり
瑠胡の兄やムンムなど
眷属神・・・・・・・半身と同様の産まれで神気の弱い存在、または神々の力によっ
て神に昇華した存在
肉体的には生物と変わりない
主(ヌシ)・・・・・生物と変わりないが、僅かな神気の影響で長寿を得た存在
人の場合は仙人みたいなもの
って感じです。本編にはここまで詳細に出ませんが、設定的にはこんな感じ。まあ、こんな種類を本編には出しませんが。
こちらは業務連絡的なやつですが、予定通り次回は水曜日がお休みの、10月26日のアップとなります。職場関係の都合でもありますので、御了承のほどよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
次回も何卒、よろしくお願いします!
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