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ep2
騎士科
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学院には、騎士科、魔術師科、商人・職人科の3つのクラスがあり、別々のカリキュラムがおこなわれる。
パックに関して、どの科に配属するか教師陣の間でも色々な意見が交わされた。
「彼の攻撃魔法を切り裂いた剣さばき、身のこなしは、騎士科でより洗練したものになるはずです」
「いやいや、剣士系のスキルも格闘スキルも持って無いんだよ、全種類魔法適性持ちなんだから、魔術師科で才能を開花させるべきでしょう」
「魔法適性全種類といえど、ランクFですよ。伸ばすのなら、ランクAスキル『タマゴ』でしょう。
こんなユニークなスキルは他に有りませんよ。
強力な回復薬を作り出し、テイムも可能な力は稀有ですよ。
まだまだ引き出しは広がりSランクにも届く可能性があります。
特殊技能持ちは、商人・職人科がベストですよ」
最終的には、特例措置で本人の希望に沿ってどの科でもよいことになった。
パックは、父親のあとを継げるように、騎士科を希望し、配属が決まった。
また、スキル『タマゴ』のレベルアップの為に、商人・職人科の調理室の使用が希望どうり承認された。
騎士科には、パックの他パール、メーリールー、ミューラーの顔ぶれだ。それにムサシ先輩とテンホウ先輩も同じ騎士科だった。
この学院では、学年分けはなく科によるクラス分けがあるだけだった。
それというのも学年が上の人より下の人の方がスキルレベルが高いといったことがよくあるからだ。
シンディは魔法科で、パックとは離れてしまった。
同室のピーター先輩、マルク先輩は商人・職人科だった。
◇
騎士科の授業の内容は、朝8時から始まり、午前中は基礎体力アップを主眼にランニングや素振り筋トレを行なわれた。昼食を挟んで1時間ほどは座学で、騎士としての心得の授業があるが、ほとんどの生徒は、当然寝ている。
その後3時間は実戦形式の授業となる。
魔法攻撃への対処方法やスキル持ちへの対策などだ。
その日はミューラーの剣士スキル『さみだれ打ち』が例にあがった。
「ムサシ君 君なら『さみだれ打ち』にどう対処するかな」
「特に何も」
「というと」
「何もしません。Dランクのスキルで、しかも手数が頼りの技は、避けるまでも有りません。
何もせずとも受けきれます。」
ムサシの言葉の後、早速二人は手合わせすることになった。
ムサシは魔力で身体強化をしたようで、オーラが強くなったように感じられた。
ミューラーがスキル『さみだれ打ち』を発動する。
何発もの連続した剣撃がムサシを襲う。
が、ムサシは微動だにしない。
ミューラーの剣撃が止みそうになった瞬間
「セイッ」
ミューラーの剣は跳ね飛ばされ、ムサシの剣がミューラーの目の前にあった。
「それまで」
「それでは、ムサシ君以外で、ミューラー君の『さみだれ打ち』に対処出来る自信がある人は、居ますか」
メーリールー パール テンホウ先輩が挙手した。
「連戦は、大変でしょうから一人ずつどうするのか口頭で説明して下さい。
では、メーリールーさん」
「私なら、彼のスキル発動に合わせて自分のスキル『岩石崩し』で圧倒します」
「正攻法で正面突破ですね。
ではパールさん」
「私なら、彼がスキルを発動するより先に私の槍を彼に見舞うことができます。」
「速さで勝る点を十分に活かしての攻撃ですね。
では最後にテンホウ君」
「ぼくなら防御結界を築いて、一旦受けきってから攻撃に転じます」
「これも良いですね。
さて、かれらの攻め方を聞いてみて、それなら自分もと思う人は、手を上げて下さい」
パックの手があがった
「はい。パック君」
「ぼくなら、彼がスキルを使う前に、水魔法で彼の息を止めます」
パックのその言葉で、教室内がざわついた。
「パック君、確か君は魔法適性Fだったよね。大量の水で襲うとかは出来ないだろう。
どうやるのかな。私相手に、やってみれるかな」
教師は身体強化の魔力を纏った。
「さぁいつでも ぐはっ
ゲホゲホゲホ」
教師は、四つん這いになり床をタップした。
パックは教師の喉にコップ半分程の水を作り出したのだ。
パックが喉の水を取り去ると
「はぁはぁはぁ、素晴らしい。
恐ろしい技だね。
はい、ここからが重要だよ。
ミューラー君が、ムサシ君始め彼を攻略出来ると言う人たちに勝つにはどうしたらいいでしょう。」
パールがすぐに手を上げた。
「ムサシ君に勝つのは正直大変だと思いますが、体力魔力を向上して剣撃一発一発の威力を増して、ダメージが入るように出来ればいいと思います。
メーリールーや私に対しては、後の先(ごのせん)を取れれば、勝てるでしょう。自分から仕掛けるよりも、相手の技を出させて、それを躱すか、受けきってから勝負に出ればいいと思います。
パックの水魔法の窒息攻撃には、有効な対抗手段が思い当りません。息を止められる数秒間の内に勝負を決めるしか活路は無いと思います。」
パックもパールに続き手を上げて発言した
「ミューラーは、魔法による攻撃手段も有ります。今回ムサシ先輩との勝負では、敢えて剣撃のみで勝負しようとしたのが敗因でしょう。魔法と剣のコンビネーションを高めれば、もっと強いと思います」
「ミューラー君、どうかな?」
「パールさんの指摘を参考に基礎体力魔力の向上に励んで、上を目指します。
パックの言うように魔法ももっと使いこなしたいと思います。」
「そうだね。ここで大切なことは、自分の実力を知り、相手を知り最善の手を考えることです。
勝てない相手に突っかかるのは無謀としか言えません。
時には逃げることも必要でしょう。仲間と協力することも考えましょう。」
こうして、午後の授業は実戦を兼ねて色々な状況を想定しての訓練が行われた。
授業が終わり夕食時間までのひと時
ある者は風呂に入り、またある者は部屋でくつろいでいる。
そんな時間にパックは商人・職人科の厨房へと向かった。
「あれ、パックじゃないか。
騎士科も授業終わったの?」
ルームメイトで1年上の先輩 マルクが声を掛けてきた。
「ええ、ちょっと厨房を借りに来ました。」
「ピーター先輩は?」
「いつも『一区切りつくまで』とか言って、あの人中々作業が終われないんだよ」
「職人気質あるあるですね」
「それじゃあ、よろしく」
「えっ」
「俺風呂行くから」
「あっ はい いってらっしゃい」
パックは、刀を打っているピーターを横目に厨房に入った。
パックがこの日作ったのはタマゴ料理の定番オムライス。
味だけでなく見た目も美しく作ることにこだわって、作り続けていると、強烈な頭痛が襲ってきた。
パックに関して、どの科に配属するか教師陣の間でも色々な意見が交わされた。
「彼の攻撃魔法を切り裂いた剣さばき、身のこなしは、騎士科でより洗練したものになるはずです」
「いやいや、剣士系のスキルも格闘スキルも持って無いんだよ、全種類魔法適性持ちなんだから、魔術師科で才能を開花させるべきでしょう」
「魔法適性全種類といえど、ランクFですよ。伸ばすのなら、ランクAスキル『タマゴ』でしょう。
こんなユニークなスキルは他に有りませんよ。
強力な回復薬を作り出し、テイムも可能な力は稀有ですよ。
まだまだ引き出しは広がりSランクにも届く可能性があります。
特殊技能持ちは、商人・職人科がベストですよ」
最終的には、特例措置で本人の希望に沿ってどの科でもよいことになった。
パックは、父親のあとを継げるように、騎士科を希望し、配属が決まった。
また、スキル『タマゴ』のレベルアップの為に、商人・職人科の調理室の使用が希望どうり承認された。
騎士科には、パックの他パール、メーリールー、ミューラーの顔ぶれだ。それにムサシ先輩とテンホウ先輩も同じ騎士科だった。
この学院では、学年分けはなく科によるクラス分けがあるだけだった。
それというのも学年が上の人より下の人の方がスキルレベルが高いといったことがよくあるからだ。
シンディは魔法科で、パックとは離れてしまった。
同室のピーター先輩、マルク先輩は商人・職人科だった。
◇
騎士科の授業の内容は、朝8時から始まり、午前中は基礎体力アップを主眼にランニングや素振り筋トレを行なわれた。昼食を挟んで1時間ほどは座学で、騎士としての心得の授業があるが、ほとんどの生徒は、当然寝ている。
その後3時間は実戦形式の授業となる。
魔法攻撃への対処方法やスキル持ちへの対策などだ。
その日はミューラーの剣士スキル『さみだれ打ち』が例にあがった。
「ムサシ君 君なら『さみだれ打ち』にどう対処するかな」
「特に何も」
「というと」
「何もしません。Dランクのスキルで、しかも手数が頼りの技は、避けるまでも有りません。
何もせずとも受けきれます。」
ムサシの言葉の後、早速二人は手合わせすることになった。
ムサシは魔力で身体強化をしたようで、オーラが強くなったように感じられた。
ミューラーがスキル『さみだれ打ち』を発動する。
何発もの連続した剣撃がムサシを襲う。
が、ムサシは微動だにしない。
ミューラーの剣撃が止みそうになった瞬間
「セイッ」
ミューラーの剣は跳ね飛ばされ、ムサシの剣がミューラーの目の前にあった。
「それまで」
「それでは、ムサシ君以外で、ミューラー君の『さみだれ打ち』に対処出来る自信がある人は、居ますか」
メーリールー パール テンホウ先輩が挙手した。
「連戦は、大変でしょうから一人ずつどうするのか口頭で説明して下さい。
では、メーリールーさん」
「私なら、彼のスキル発動に合わせて自分のスキル『岩石崩し』で圧倒します」
「正攻法で正面突破ですね。
ではパールさん」
「私なら、彼がスキルを発動するより先に私の槍を彼に見舞うことができます。」
「速さで勝る点を十分に活かしての攻撃ですね。
では最後にテンホウ君」
「ぼくなら防御結界を築いて、一旦受けきってから攻撃に転じます」
「これも良いですね。
さて、かれらの攻め方を聞いてみて、それなら自分もと思う人は、手を上げて下さい」
パックの手があがった
「はい。パック君」
「ぼくなら、彼がスキルを使う前に、水魔法で彼の息を止めます」
パックのその言葉で、教室内がざわついた。
「パック君、確か君は魔法適性Fだったよね。大量の水で襲うとかは出来ないだろう。
どうやるのかな。私相手に、やってみれるかな」
教師は身体強化の魔力を纏った。
「さぁいつでも ぐはっ
ゲホゲホゲホ」
教師は、四つん這いになり床をタップした。
パックは教師の喉にコップ半分程の水を作り出したのだ。
パックが喉の水を取り去ると
「はぁはぁはぁ、素晴らしい。
恐ろしい技だね。
はい、ここからが重要だよ。
ミューラー君が、ムサシ君始め彼を攻略出来ると言う人たちに勝つにはどうしたらいいでしょう。」
パールがすぐに手を上げた。
「ムサシ君に勝つのは正直大変だと思いますが、体力魔力を向上して剣撃一発一発の威力を増して、ダメージが入るように出来ればいいと思います。
メーリールーや私に対しては、後の先(ごのせん)を取れれば、勝てるでしょう。自分から仕掛けるよりも、相手の技を出させて、それを躱すか、受けきってから勝負に出ればいいと思います。
パックの水魔法の窒息攻撃には、有効な対抗手段が思い当りません。息を止められる数秒間の内に勝負を決めるしか活路は無いと思います。」
パックもパールに続き手を上げて発言した
「ミューラーは、魔法による攻撃手段も有ります。今回ムサシ先輩との勝負では、敢えて剣撃のみで勝負しようとしたのが敗因でしょう。魔法と剣のコンビネーションを高めれば、もっと強いと思います」
「ミューラー君、どうかな?」
「パールさんの指摘を参考に基礎体力魔力の向上に励んで、上を目指します。
パックの言うように魔法ももっと使いこなしたいと思います。」
「そうだね。ここで大切なことは、自分の実力を知り、相手を知り最善の手を考えることです。
勝てない相手に突っかかるのは無謀としか言えません。
時には逃げることも必要でしょう。仲間と協力することも考えましょう。」
こうして、午後の授業は実戦を兼ねて色々な状況を想定しての訓練が行われた。
授業が終わり夕食時間までのひと時
ある者は風呂に入り、またある者は部屋でくつろいでいる。
そんな時間にパックは商人・職人科の厨房へと向かった。
「あれ、パックじゃないか。
騎士科も授業終わったの?」
ルームメイトで1年上の先輩 マルクが声を掛けてきた。
「ええ、ちょっと厨房を借りに来ました。」
「ピーター先輩は?」
「いつも『一区切りつくまで』とか言って、あの人中々作業が終われないんだよ」
「職人気質あるあるですね」
「それじゃあ、よろしく」
「えっ」
「俺風呂行くから」
「あっ はい いってらっしゃい」
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