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第二章
ダンジョン4
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この日以降、騎士学院成人クラスでの卒業単位は、ダンジョン攻略で取得するポイントとなる。
ダンジョンに潜る際の日数も2回目以後は一週間以内と制限が緩和される。
パーティに関しては、10層の中ボス攻略迄は、スタート時のままで固定。
それ以降は、3名ということ以外の性別等の制限は無くなる。
ダンジョンの階層に関しては、攻略済みの階層までは、入口の転移門からスキップして行くことができる。
キャロライナの『炎の剣士』の検証も兼ねて3日後に再びユリウスチームと一緒にダンジョン攻略することになった。
入口の転移門から一気に6層へと降りる階段に転移する。
カイトとルークが露払いをしながら、6層の中ほどまで進んだ。
「このあたりでやるか?」
「ここなら開けているからいいんじゃない。」
私は、キャロライナ用に土壁で囲んだ脱衣所を作った。
まずは、キャロライナ相手に全員がスパーリングをする。
キャロライナの最初の相手はカイトだ
「カイト 魔眼で見ないとキャロライナは追えないわよ」
「了解!」
最初は、キャロライナが押しながらも、カイトは上手にさばきながら、チャンスをうかがっていた。
しかし、キャロライナがグンとスピードを上げると、カイトは降参した。
「キャロライナ、まだいける?」
「大丈夫よ」
「じゃあ、次ルーク行って。勝てばキャロライナの炎消えるから」
「えっ?ってことは?
よし、頑張るぞー」
「ジーナどうゆうハッパのかけ方してるのよ。」
「ルークには、最大の効果だと思ったからよ
それじゃ 始め!」
「うぉー」
ルークの盾と体が一瞬光ったように見えた。
キャロライナの斬撃が雨のようにルークに降り注ぐ。
ルークは、その全てを受け止めている。
一瞬攻撃が緩んだ、そのすきにルークが反撃を試みようとした瞬間に、キャロライナは、ルークの後ろに回り、ルークの首筋をなで上げた。
「私の勝ちよ」
「あち あち あっつー」
「勝者 キャロライナ!」
「はぁはぁ もうだめ~」
キャロライナの炎が弱くなりつつあるのを見て。
ジーナは『転移』でキャロライナの元にゆき、再び『転移』で彼女を脱衣所に運んだ。
「大丈夫よ、今度は誰にも裸は見られてないから。
少しおやすみなさい。」
ジーナは、手刀を首筋に打ってキャロライナを気絶させた。
「ユウトお願い」
ユウトは、ジーナから出てキャロライナの体に入った。
ユウトの『自動回復』スキルでキャロライナの殆ど空になりかけた体力と魔力が戻ってゆく。
キャロライナのスキルをチェックしてみると
『炎剣士』となっている。
やはり身体強化のレベルアップとは別なようだ。
ほぼ満タンになったところで、服を着て、ジーナに戻った。
ジーナはキャロライナに気合を入れて、起した。
「キャロライナ、ごめんね、即効で回復してもらいたくて、気絶させた」
「えっ あっ そうなの?あっ本当、戦う前みたいに魔力も回復してる」
「男性陣も期待…じゃなくて心配してるだろうから、行きましょ。」
キャロライナの手を引いて土壁の脱衣所から外に出た。
「キャロライナは、もう大丈夫なの?
首筋を撫でられたとき、焼き殺されるかとゾッとしたよ」
ルークがそう言うとカイトが
「本当、途中でスピードアップされたときは熱量も凄いし速いし、どうにもなんなかったよ。」
「みんなも見てわかったと思うけど、キャロライナの『炎剣士』は、魔力を大量に急激に使う技です。
通常で3分、ギアを上げた状態ならその半分の時間が今の所限界のようです。
魔力枯渇したら『身体強化』も使えませんから、使用後安全に回復できる所も必要です。」
「対ボス戦まで温存する秘密兵器って感じかぁ~」
「魔力量が倍になれば倍だけ使えます。
皆んなのスキルも同様です。」
「でもさぁ、魔力量なんて増やせるの?
そんなの産まれつきの能力じゃあないのか?」
「これまで、意識して魔力を増やそうとした人がこの中にいる?
自然と備わるものとか、産まれつきとか思ってない?」
「筋肉みたいに、鍛えれば魔力も裏切らないのか?」
「たぶんね。やる価値はあるんじゃない?」
「ジーナがそう言うなら、きっとそうよ。そうに決まってる。」
その時からパーティの全員が常時身体強化オンの状態をキープし続けることになった。
意外にも、最初にへたばったのはユリウスだった。
「無理だよこんな状態維持し続けるなんて!」
「戦場で後ろで指示出すだけの人はそれでいいかも知れないけど、最前線の兵士は、そんなこと、言ってられないわよ」
「そりぁあ そうかも知れないけど、僕は………
そうだよな、みんなに、助けてもらわないと、ぼくは、何もできないヤツなんだ。」
「あなたは、みんなの為に働く人よ、力は本来どうでもいいの。
力で人を従わせるのではなくて、みんなの為に働く姿をみせれば、みんなは、あなたの為に働くの。
最初にへばっても、恥じることないわ。」
その先、キャロライナ、ついでカイトがギブアップとなったが、その頃には10層の中ボス部屋の前に来ていた。
ダンジョンに潜る際の日数も2回目以後は一週間以内と制限が緩和される。
パーティに関しては、10層の中ボス攻略迄は、スタート時のままで固定。
それ以降は、3名ということ以外の性別等の制限は無くなる。
ダンジョンの階層に関しては、攻略済みの階層までは、入口の転移門からスキップして行くことができる。
キャロライナの『炎の剣士』の検証も兼ねて3日後に再びユリウスチームと一緒にダンジョン攻略することになった。
入口の転移門から一気に6層へと降りる階段に転移する。
カイトとルークが露払いをしながら、6層の中ほどまで進んだ。
「このあたりでやるか?」
「ここなら開けているからいいんじゃない。」
私は、キャロライナ用に土壁で囲んだ脱衣所を作った。
まずは、キャロライナ相手に全員がスパーリングをする。
キャロライナの最初の相手はカイトだ
「カイト 魔眼で見ないとキャロライナは追えないわよ」
「了解!」
最初は、キャロライナが押しながらも、カイトは上手にさばきながら、チャンスをうかがっていた。
しかし、キャロライナがグンとスピードを上げると、カイトは降参した。
「キャロライナ、まだいける?」
「大丈夫よ」
「じゃあ、次ルーク行って。勝てばキャロライナの炎消えるから」
「えっ?ってことは?
よし、頑張るぞー」
「ジーナどうゆうハッパのかけ方してるのよ。」
「ルークには、最大の効果だと思ったからよ
それじゃ 始め!」
「うぉー」
ルークの盾と体が一瞬光ったように見えた。
キャロライナの斬撃が雨のようにルークに降り注ぐ。
ルークは、その全てを受け止めている。
一瞬攻撃が緩んだ、そのすきにルークが反撃を試みようとした瞬間に、キャロライナは、ルークの後ろに回り、ルークの首筋をなで上げた。
「私の勝ちよ」
「あち あち あっつー」
「勝者 キャロライナ!」
「はぁはぁ もうだめ~」
キャロライナの炎が弱くなりつつあるのを見て。
ジーナは『転移』でキャロライナの元にゆき、再び『転移』で彼女を脱衣所に運んだ。
「大丈夫よ、今度は誰にも裸は見られてないから。
少しおやすみなさい。」
ジーナは、手刀を首筋に打ってキャロライナを気絶させた。
「ユウトお願い」
ユウトは、ジーナから出てキャロライナの体に入った。
ユウトの『自動回復』スキルでキャロライナの殆ど空になりかけた体力と魔力が戻ってゆく。
キャロライナのスキルをチェックしてみると
『炎剣士』となっている。
やはり身体強化のレベルアップとは別なようだ。
ほぼ満タンになったところで、服を着て、ジーナに戻った。
ジーナはキャロライナに気合を入れて、起した。
「キャロライナ、ごめんね、即効で回復してもらいたくて、気絶させた」
「えっ あっ そうなの?あっ本当、戦う前みたいに魔力も回復してる」
「男性陣も期待…じゃなくて心配してるだろうから、行きましょ。」
キャロライナの手を引いて土壁の脱衣所から外に出た。
「キャロライナは、もう大丈夫なの?
首筋を撫でられたとき、焼き殺されるかとゾッとしたよ」
ルークがそう言うとカイトが
「本当、途中でスピードアップされたときは熱量も凄いし速いし、どうにもなんなかったよ。」
「みんなも見てわかったと思うけど、キャロライナの『炎剣士』は、魔力を大量に急激に使う技です。
通常で3分、ギアを上げた状態ならその半分の時間が今の所限界のようです。
魔力枯渇したら『身体強化』も使えませんから、使用後安全に回復できる所も必要です。」
「対ボス戦まで温存する秘密兵器って感じかぁ~」
「魔力量が倍になれば倍だけ使えます。
皆んなのスキルも同様です。」
「でもさぁ、魔力量なんて増やせるの?
そんなの産まれつきの能力じゃあないのか?」
「これまで、意識して魔力を増やそうとした人がこの中にいる?
自然と備わるものとか、産まれつきとか思ってない?」
「筋肉みたいに、鍛えれば魔力も裏切らないのか?」
「たぶんね。やる価値はあるんじゃない?」
「ジーナがそう言うなら、きっとそうよ。そうに決まってる。」
その時からパーティの全員が常時身体強化オンの状態をキープし続けることになった。
意外にも、最初にへたばったのはユリウスだった。
「無理だよこんな状態維持し続けるなんて!」
「戦場で後ろで指示出すだけの人はそれでいいかも知れないけど、最前線の兵士は、そんなこと、言ってられないわよ」
「そりぁあ そうかも知れないけど、僕は………
そうだよな、みんなに、助けてもらわないと、ぼくは、何もできないヤツなんだ。」
「あなたは、みんなの為に働く人よ、力は本来どうでもいいの。
力で人を従わせるのではなくて、みんなの為に働く姿をみせれば、みんなは、あなたの為に働くの。
最初にへばっても、恥じることないわ。」
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