15 / 16
第一章
遊び人の才能
しおりを挟む
数日後、アイラのスキルに剣術が加わった。
剣士の才能が開花したのだろう。
気がつけばエディもエスメラルダも、そして当然シンディもまるで歯がたたない。
「はぁ~ なんで私は遊び人なのかしら。女神様は、なんでそんな才能を私に授けたのかしら。」
シンディがそうボヤく
「まぁ そんなに落ち込むことはないよ。ぼくやエスメラルダだってアイラには剣で勝てないし、気にしても仕方ないよ」
「でも、エディさん達には魔法や他のスキルもあるでしょう。私なんか、遊び人ですよ、ただの役立たずですよ。
そのうち邪魔者扱いされて、捨てられるんだわ。きっとそうよ、娼館に売られるのよ。うわ~~ん」
「ちょっとちょっとシンディ
君のこと絶対に捨てたりしないよ。
シンディはぼくにとってもみんなにとっても大切な仲間だよ。そんな心配は必要無いよ。
だから泣かないでよ。」
エディは、そう言いつつもマゴマゴしている。
エスメラルダは、顎にグーで手を当てて考える人になっている。
そして、アイラはシンディを慰めようと抱き寄せようとしているが、シンディはそれをイヤイヤして拒絶して泣いている。
エスメラルダが、何か思いついたのか、はっとした表情をした。
「そうよ、シンディは遊び人なのに、真面目ちゃんだから、才能が発揮してないのよ。
遊べはいいのよ。そしたらスキルが覚醒するんじゃない。」
エディがパンと手を打った。
「そ そうか そうだよね
遊びにしちゃえばいいんだ。
分かったよ。
早速ギルドの依頼を見に行こう」
「ふ~ん エディは、やっぱりパインさんの窓口に行くんだ。」
女子3人からの冷ややかな視線を浴びて、エディはマゴマゴしている。
「だって、いつも同じ人に担当してもらった方がぼくらのことを分かってくれてて、いいと思うんだけど、嫌なら他の列でもぼくは」
「無理しなくていいわよ。パインさんのパインは見るだけだからね。
まったく~鼻の下伸ばして~」
暫くして、エディたちの順番が来た。
受付嬢のパインさんは胸をカウンターの上に載せた姿勢でいる。
「女神の微笑み の皆さんこんにちわ
今日は、どうなさいますか」
ニコッと微笑まれて、エディは思わずにへらーとしてしまい、エスメラルダに頬をつねられた。
「ニヤニヤしないのエディ」
「別にニヤニヤなんて」
「「してるわよ」」
アイラとシンディが声を揃えて言った。
エディは、自分で頬をパンパンとはたいてから
「パインさん ぼくたちのパーティーに合う依頼は有りませんか。」
「そうですね。Fランクの方もいらっしゃるパーティーですから、『迷子猫探し』『薬草採集』『スライム捕獲』などいかがでしょうか。
どれも報酬は安いですが、期限を限られてない依頼ですので、失敗の心配が有りません」
「パインさんありがとうございます。
その三つの依頼全部受けます」
エディたちパーティー女神の微笑み一行は、まず初めに西の森に薬草採集に向かった。
「エスメラルダ 草原じゃなくてこんな森の中に薬草が生えてるの」
「エディ、私はあんたと違っていきなりDランクスタートじゃないのよ。
ちゃんと下積みからはい上がって、ここまできたのよ。薬草採集なんか散々やったわよ。
任せなさい。」
「あ う うん、そうだよね。よろしくご指導お願いします」
エディが少しマゴマゴしながらそう言うと
「わかればよろしい」
とエスメラルダは胸を張った。
エディとエスメラルダがそんな会話をしていると
アイラとシンディが
「あった。ここもここも」などと言ってるのが聞こえた。
「ちょっと素人が、そんな簡単に取れるわけないでしょ。
確認してあげるから持って来なさい」
アイラとシンディが集めた薬草を持って来た。
「これは癒し草、こっちは毒消し草
どれも正解よ、よく知ってたわね。
じゃあこの調子でいっぱい集めましょう。」
再び採集に行こうとする二人にエディが待ったをかけた。
「ちょっと待ってみんな。
どうせならこの薬草採集をゲームにしょうよ。
誰が沢山集めるかの最多賞と珍しい薬草を集めるレア物賞ね。仕事じゃなくて、遊び気分でやってみようよ」
みんな目を輝かせて賛成して薬草採集が始まった。
2時間程経ったところで、終了の合図として、火炎弾をエディが打ち上げた。
結果は、明らかだった。
集めた量については、シンディが2位のエスメラルダより2割程多くてトップ。
そしてレア度もシンディが見つけた「絶倫ニンニク」が選ばれた。
「シンディ、何でそんなに色々沢山集められるのよ」
少し羨ましげにアイラが聞くと
「集め出したら、だんだんと薬草のある場所が光って見えたのよ、だから明かりを追っていって、どんどん採集したの。それだけよ」
エディが「チェック」スキルで見てみると、シンディに探知スキルが発生していた。
「シンディ、おめでとう。探知スキルを手に入れたね。」
「えっ、う うそ」
「うそじゃないよ。見つけたい物が光って見えるなんて、スキルじゃ無かったらなんなんだい」
「うわ~~ん うれじい~」
シンディは、アイラに抱き着いて泣いていて
抱き着かれたアイラも一緒になって泣いている。
暫くしてシンディたちが泣き止んだところで
「早速だけど、シンディのスキルを伸ばす為に『かくれんぼ』をするよ。
アイラ、エスメラルダ、走って隠れて
もちろんシンディが鬼ね
シンディは百迄数える迄待ってから探し始めるんだよ。
それじゃあ」
「エディ!私百までなんてまだ数えたことないし、数えられないわよ」
エディは、この世界の孤児に対する教育レベルの低さに驚いた。
剣士の才能が開花したのだろう。
気がつけばエディもエスメラルダも、そして当然シンディもまるで歯がたたない。
「はぁ~ なんで私は遊び人なのかしら。女神様は、なんでそんな才能を私に授けたのかしら。」
シンディがそうボヤく
「まぁ そんなに落ち込むことはないよ。ぼくやエスメラルダだってアイラには剣で勝てないし、気にしても仕方ないよ」
「でも、エディさん達には魔法や他のスキルもあるでしょう。私なんか、遊び人ですよ、ただの役立たずですよ。
そのうち邪魔者扱いされて、捨てられるんだわ。きっとそうよ、娼館に売られるのよ。うわ~~ん」
「ちょっとちょっとシンディ
君のこと絶対に捨てたりしないよ。
シンディはぼくにとってもみんなにとっても大切な仲間だよ。そんな心配は必要無いよ。
だから泣かないでよ。」
エディは、そう言いつつもマゴマゴしている。
エスメラルダは、顎にグーで手を当てて考える人になっている。
そして、アイラはシンディを慰めようと抱き寄せようとしているが、シンディはそれをイヤイヤして拒絶して泣いている。
エスメラルダが、何か思いついたのか、はっとした表情をした。
「そうよ、シンディは遊び人なのに、真面目ちゃんだから、才能が発揮してないのよ。
遊べはいいのよ。そしたらスキルが覚醒するんじゃない。」
エディがパンと手を打った。
「そ そうか そうだよね
遊びにしちゃえばいいんだ。
分かったよ。
早速ギルドの依頼を見に行こう」
「ふ~ん エディは、やっぱりパインさんの窓口に行くんだ。」
女子3人からの冷ややかな視線を浴びて、エディはマゴマゴしている。
「だって、いつも同じ人に担当してもらった方がぼくらのことを分かってくれてて、いいと思うんだけど、嫌なら他の列でもぼくは」
「無理しなくていいわよ。パインさんのパインは見るだけだからね。
まったく~鼻の下伸ばして~」
暫くして、エディたちの順番が来た。
受付嬢のパインさんは胸をカウンターの上に載せた姿勢でいる。
「女神の微笑み の皆さんこんにちわ
今日は、どうなさいますか」
ニコッと微笑まれて、エディは思わずにへらーとしてしまい、エスメラルダに頬をつねられた。
「ニヤニヤしないのエディ」
「別にニヤニヤなんて」
「「してるわよ」」
アイラとシンディが声を揃えて言った。
エディは、自分で頬をパンパンとはたいてから
「パインさん ぼくたちのパーティーに合う依頼は有りませんか。」
「そうですね。Fランクの方もいらっしゃるパーティーですから、『迷子猫探し』『薬草採集』『スライム捕獲』などいかがでしょうか。
どれも報酬は安いですが、期限を限られてない依頼ですので、失敗の心配が有りません」
「パインさんありがとうございます。
その三つの依頼全部受けます」
エディたちパーティー女神の微笑み一行は、まず初めに西の森に薬草採集に向かった。
「エスメラルダ 草原じゃなくてこんな森の中に薬草が生えてるの」
「エディ、私はあんたと違っていきなりDランクスタートじゃないのよ。
ちゃんと下積みからはい上がって、ここまできたのよ。薬草採集なんか散々やったわよ。
任せなさい。」
「あ う うん、そうだよね。よろしくご指導お願いします」
エディが少しマゴマゴしながらそう言うと
「わかればよろしい」
とエスメラルダは胸を張った。
エディとエスメラルダがそんな会話をしていると
アイラとシンディが
「あった。ここもここも」などと言ってるのが聞こえた。
「ちょっと素人が、そんな簡単に取れるわけないでしょ。
確認してあげるから持って来なさい」
アイラとシンディが集めた薬草を持って来た。
「これは癒し草、こっちは毒消し草
どれも正解よ、よく知ってたわね。
じゃあこの調子でいっぱい集めましょう。」
再び採集に行こうとする二人にエディが待ったをかけた。
「ちょっと待ってみんな。
どうせならこの薬草採集をゲームにしょうよ。
誰が沢山集めるかの最多賞と珍しい薬草を集めるレア物賞ね。仕事じゃなくて、遊び気分でやってみようよ」
みんな目を輝かせて賛成して薬草採集が始まった。
2時間程経ったところで、終了の合図として、火炎弾をエディが打ち上げた。
結果は、明らかだった。
集めた量については、シンディが2位のエスメラルダより2割程多くてトップ。
そしてレア度もシンディが見つけた「絶倫ニンニク」が選ばれた。
「シンディ、何でそんなに色々沢山集められるのよ」
少し羨ましげにアイラが聞くと
「集め出したら、だんだんと薬草のある場所が光って見えたのよ、だから明かりを追っていって、どんどん採集したの。それだけよ」
エディが「チェック」スキルで見てみると、シンディに探知スキルが発生していた。
「シンディ、おめでとう。探知スキルを手に入れたね。」
「えっ、う うそ」
「うそじゃないよ。見つけたい物が光って見えるなんて、スキルじゃ無かったらなんなんだい」
「うわ~~ん うれじい~」
シンディは、アイラに抱き着いて泣いていて
抱き着かれたアイラも一緒になって泣いている。
暫くしてシンディたちが泣き止んだところで
「早速だけど、シンディのスキルを伸ばす為に『かくれんぼ』をするよ。
アイラ、エスメラルダ、走って隠れて
もちろんシンディが鬼ね
シンディは百迄数える迄待ってから探し始めるんだよ。
それじゃあ」
「エディ!私百までなんてまだ数えたことないし、数えられないわよ」
エディは、この世界の孤児に対する教育レベルの低さに驚いた。
0
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最凶と呼ばれる音声使いに転生したけど、戦いとか面倒だから厨房馬車(キッチンカー)で生計をたてます
わたなべ ゆたか
ファンタジー
高校一年の音無厚使は、夏休みに叔父の手伝いでキッチンカーのバイトをしていた。バイトで隠岐へと渡る途中、同級生の板林精香と出会う。隠岐まで同じ船に乗り合わせた二人だったが、突然に船が沈没し、暗い海の底へと沈んでしまう。
一七年後。異世界への転生を果たした厚使は、クラネス・カーターという名の青年として生きていた。《音声使い》の《力》を得ていたが、危険な仕事から遠ざかるように、ラオンという国で隊商を率いていた。自身も厨房馬車(キッチンカー)で屋台染みた商売をしていたが、とある村でアリオナという少女と出会う。クラネスは家族から蔑まれていたアリオナが、妙に気になってしまい――。異世界転生チート物、ボーイミーツガール風味でお届けします。よろしくお願い致します!
大賞が終わるまでは、後書きなしでアップします。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」
その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ!
「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた!
俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる