魔法使いフウリン

烏帽子 博

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第三章

半年待って

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リタとの隷属の儀式を終えて約半年、次の満月にはリタも晴れてサキュバスとなる。

「リタ、もう数日で満月ね。楽しみでしょ」

「もちろんです。ご主人様! あ!イタタ」

「ご主人様はやめてよって言ったわよね。頭が痛いのは命令違反だからよ。」

「だってぇ、師匠の奴隷となったんですし~」

「サキュバスになったら、フウリンと呼ぶこと。
師匠も、ご主人様も無し!
これは命令よ!」

「えー そんなぁ~ 恐れ多いですよ これからも従者として尽くしますから、せめてフウリン様と 様付けにさせて下さいよ。」

「従者かぁ そうね、フウリン様でいいわ」

「師匠 師匠!」

「リタ!何なのよ。今決めたばかりなのに!」

「だって、今のうちだけですよね、師匠って言えるのは、だから、いっぱい言っておこうかと思って!」

「まぁ、いいわ。リタはリタで呼び方にこだわりが有るのね。
所で、サキュバスになったら、最初の夜の相手は、やっぱりヒューリにするの?」

「師匠もあれからヒューリとしてませんよね。」

「ああ、なんかマリアに悪くてな」

「マリアは、納得してて、ヒューリは乗り気なんですよね。だったらそんなに気にしなくてもいいと思いますけど」

「リタは、馬小屋でやった男の子が他の女を抱くのは抵抗無いかしら?」

「今はもう終わった仲ですし、特にどうこう思いませんけど、当時二股とかだったら、怒ったかも」

「だろう。マリアはヒューリと現在進行中の仲よね。
理解有る女として、頭では納得してても、心の底ではどうかしら」

「ヒューリが、知らない女と浮気するよりは、いいんじゃないですか?」

「それもそうだな」

「ヒューリとしたら、ガチガチに縛られたら、いくらマリアのことが好きでも、つらくなると思いますよ。」

「そんなものかな」

「そうですよ。思いが重いってなりますよ。
だから、たまに師匠とやれば息抜きにちょうどいいんですよ。」

「私の価値は、たまの息抜きかぁ~」

「ダメですよ、それ以上望んじゃ。ヒューリもマリアも師匠もみんなで不幸になりますよ。」

「そうよね。で、リタもそこに絡んでくるのかしら?」

「そうですね、ヒューリのハーレムに入るのは嫌じゃ無いです。
だけど、私にとっては記念日ですから、第三の女としてがデビューは、ちょっと抵抗があります」

「そうね。でも、私の知り合いの男性は、みんな私と関係が既にあるから、駄目よね。二番になるから。自分で探す?」

「師匠 一人いるじゃないですか。」

「えっ 全然思い当たる人、いないわよ」

「ヒントです。私は会ったことない人です。」

「えー 嘘ー ホントにぃー
彼がいいの?」

「強くて、魔力も多くて、師匠と関係持ってない人は、他に居ませんよ」

「わかったわ。
でも、向こうが了解してくれるかどうかは、別よ。出来るだけやってみるね」

「お願いします師匠」

ー ビアンカ! ビアンカ!ー

ー う~ん あ~ん アハ~ん  そこよ もっと~ ー

ー フウリンよ。取り込み中ね。終わったら、連絡ちょうだい。ー



ー フウリンちゃん。久しぶり~ 元気? 何か用かしら ー

ー リタが、次の満月にはサキュバスになります。
それで、サキュバスになってからの最初の男にジンを指名したいって言うの ー

ー へえー、ジンをね。でもあの子フウリンに振られてから、女を寄せ付けて無いみたいよ。ー

ー やっぱり、チェリーボーイのままですか?難しいかな?ー

ー でも、それこそ それを破るいい機会よね。ジンを捕まえてそっちに連れてくわ ー

ー ありがとう。やっぱりビアンカは頼りになるわ。わたしのママ ー

ー ママは、やめなさい。恥ずかしいわよ ー
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