二度目の人生は魔法使い

烏帽子 博

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王立魔法学院

成人の儀式

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成人の儀式は、毎月満月の日に教会で行われる。
15歳の誕生日を迎えた若者は、最初の満月の日に町の教会に行ってこの儀式を受ける。

私と母はフェニックスの町の教会を目指した。

教会には100人位の若者が並んでいた。
私もその列に並んで、順番を待った。
儀式は、一人づつ行われて、魔力有りと判定されるのは、1/3位なようだ。
魔力有りと判定された人も、ほとんどは、初級限定で、その属性も一つか二つみたいだ。
私の前に一人だけ炎属性限定無しの女子がいた。

儀式は私の番になり女神像の前に置かれたプレートに手を置くように指示された。
目を閉じてプレートに手を置くと暖かなオーラが流れ込んでくる。そして、胸でパアッと弾けた
やがて弾けたオーラが少しずつプレートに戻って儀式は終了した。

判定は天使のララ様に聞いてた通りだった

水属性 限定無し
全属性 初級限定
その他 特異魔法あり

会場がどよめいた。

私の10人位後ろに並んでた男性が土属性 限定無し
他には、限定無しはいなかった。

限定無しの三人は残るように指示され、他の人は解散となった。

三人は、別室に案内され、そこで待つように言われた。

「しばらく待たされそうだから、自己紹介でもしようぜ
俺はトムだ。宜しくな!」

「私は、モニカです。宜しくお願いします。」

「私は、ジェリー あなたたちと馴れ合うつもりは無いわ。
名前くらいは、覚えておいてあげるわ」

「女子同士は「炎」と「水」か、対決して戦うなら、お互い相性悪いな、でも組んで戦えば相乗作用で強力になるぜ。」

「トムだっけ。分かりきったこと偉そうに。あんたとは、性格的に相性最悪な気がするわ」

「ジェリー そう言われると余計に君のこと追いかけたくなるぜ!」

「まあまあ二人とも、ここで仲間割れしても仕方ないでしょ、大人しく待ちましょう」と私が言うと

小声でジェリーが「だから仲間じゃ無いって!」

それっきり少し沈黙が続いた。

その後、また別の部屋に案内された。
その部屋では、このフェニックスの町の領主様と神父様それに母メアリーが待っていた。

領主様が口を開いた
「モニカ さすがロベルトとメアリーの子だね。特異魔法もちかぁ
ちょっと見せてもらえるかい?」

「ここの皆が他言無用にしていただけるのなら」

「……、よし 皆、他言無用だ良いな!」

「領主様の目の治療をさせていただきたいのですが、お側に行ってもよろしいですか?」

「モニカ!領主様に失礼ですよ!」母に注意されたが

「面白い やってみよ」と領主様がおっしゃった。

「目が少し熱くなりますが、我慢して下さい」私はそう言って、領主様のメガネを外し、目の上に両手をかざした。

「目を瞑ってください」

「アナライズ」

「今少しお待ちください」

「コンパウンド」

「終わりました。目をお開け下さい。」

「おっ! よく見えるぞ!
これは凄いな」

「領主様 今までかけておられたメガネをお貸し下さい。」

「ああ これはもう要らんからすきにするがいい」

「コンパウンド」

「領主様がわたくしたちとお会いになった後、突然長年かけてらしたメガネを外されたら、驚かれる方も居られるでしょう。それを隠すために、だて眼鏡に作り替えました。
どうかご面倒でしょうが、メガネをかけ続けて下さいますようお願いします。」

「ほう、メアリーの娘は策略にも長けた賢い娘よの」

「滅相もございません、おからかいを」
わたしはそう言って、一礼して元の場所に戻った。

「上手く つけ入るのね」ジェリーが私にしか聞こえない小声で言った。

「他の二人、待たせたな。本題に入ろう。
君たちには、都の王立魔法学院に入ってもらいたい。
私の推薦状で、学費、寮費は無料だ、小遣いまでは出さないがな。(笑) 強制ではないので、断っても構わない。
行く意志の有るものは、一歩前に出よ」

三人共 一歩前に出た。

「出発は、明朝!
やっぱりやめたと言う暇はないぞ。今日の宿からこちらで用意する。
諸君の健闘を祈る。以上だ!」

母は、見送るのが辛いからと、直ぐその足で帰って行った。

わたしは、その夜 密かに試したいことがあった。
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