23 / 61
旅へ
盗賊との遭遇
しおりを挟む
私とヨシヒコは、旅立ち前に王立魔法学院に立ち寄った。
「ヨシヒコ王子様、モニカ姫様
ようこそいらっしゃいました。」
学院長から挨拶された
「モニカ姫様って、何か変な感じです」
「それは慣れてもらうしか無いな、伯爵家の令嬢である以上は」
やっぱり、そうか、仕方ないわね
「庶民のほうが楽だろう。王族や貴族のほうが、窮屈なんだよ」
ヨシヒコがわかったような口をきく
友だちたちは、みな卒業したようだ。誰か会えるかと少し楽しみにしていたけど、嬉しい誤算だった。
まずは、里帰りをかねて、実家に顔を出すことにした。
実家までは、国内とはいえ歩いて10日ぼどかかる。
これで、根をあげるようなら、王子は送り返そうと思って歩を進めた。
半日ぼど街道を歩いてると、人気の無い所に来た。
町の喧騒は無く、虫や鳥の鳴き声と、風でざわめく林、小川のせせらぎの音が心地よく感じる。
路肩には、山野草が花をつけ、歩くにあわせて、色んな香りがする。
山影に日が落ちようとしてる頃
「僕ちゃん お嬢ちゃん
君たち迷子かな~」
六人の男たちに取り囲まれた。
「と 盗賊か! 僕を誰だと思っている。僕は王子のヨシヒコだ!」
「アンタ バカァ? なんで自分でコマセ撒くのよ
この人たちがついて来てるのは、一時間位前から、
ずるっと丸っと、お見通しよ」
「おい、王子だってよ ハッハッハ こりゃ奴隷に売り飛ばすより、身代金とったほうが儲かるな
捕まえてふんじばれ!」
「女は殺すんですか?」
部下らしい男が聞いた
「ばか野郎!女は味見してから奴隷に売り飛ばす。
決まってるじゃねえか。
殺すんじゃねえぞ」
「キャー助けて~」
私は、わざとらしくヨシヒコの小さな背中に逃げ込んだ。
「な?! モニカお前は俺の護衛だろ。前に出て戦え!」
「命令するのは、私よ
お願い、助けて下さいって言えないの」
そうこう言ってるうちに、二人とも捕まって、縛られてしまった。
「女のほう、俺やってもいいですよね。」
盗賊の一人が私のスカートをたくしあげた。
「モニカに手を出すな、許さないぞ!」ヨシヒコが叫ぶ
「王子さん、どう許さないのかなあー」盗賊は構わず、私をまさぐる。
もうヨシヒコをビビらせるのは、十分だろう。
水弾で男をぶっ飛ばして、ウォーターカッターで縛ってる縄を解いた。
盗賊たちは、何があったが理解できずに驚いている。
水の槍で全ての盗賊の足を貫いた。
勝敗はあっけなく決した。
「ヨシヒコ!この者たちを縛りなさい」
ヨシヒコは、もたもたしている。
「何してるの!」
「どうやって縛るのかわからないんだ」
「ちょっとアンタ!この子に、教えながら、縛る所見せてあげなさい。
ちゃんとやったら、一番に治療受けさせてあげるから」
盗賊は、太ももから血を流しながら、ヨシヒコに説明した。
二人目はヨシヒコが縛ることになり、盗賊はコツを話していたが、途中で気を失った。
私は、治癒魔法を盗賊にかけてやった。
傷口は塞がったが、盗賊は気を失ったままだ。
「ちゃんと助けてよ。これじゃ死ぬかも知れない」
「私にできるのは、ここまでよ、冷たいようだけど、あとはその人の体力しだいよ」
「死なせたくない、この人盗賊だけど、僕に丁寧に縛りかた教えてくれたよ。
本当は悪い人じゃ無い気がするんだ」
盗賊の一人が口を開いた
「ボウズ、王子かなんか知らねえが、甘ったるいこと言ってるな。
こんな稼業やってたら、いつ死んだっておかしかねぇ。
こうして捕まりゃ、死刑か奴隷だ。死ぬ覚悟が無い奴は盗賊なんかにならねぇよ。
ボウズ、俺にとどめを刺せよ」
「断る!そして生きろ!
命令だ!生きて、僕に尽くせ」
私は、残りの盗賊たちも治療を施した。
「おもしれえボウズだな。
俺たちゃ後ろからでも、平気で人を刺すぜ、隙をみてアンタら殺して逃げるかもしれないぜ」
「そうしたければ、そうするがいい。僕もそれまでの人間だってことさ。
まぁ、このモニカがそうさせないだろうけどね。
僕は弱い人間だよ。周りの人に助けてもらわないと、何も出来ない。
こうして旅だってモニカに助けてもらわないと出来ない。」
「ボウズ。盗賊なめるな。」
そいつは、さっきモニカを犯そうとしてた奴にナイフを投げた。
ナイフは、胸に命中し、刺された奴は、口から血を吐いて、こときれた。
「仲間だって必要なら殺す。
それが盗賊だ。俺をさぁ殺せ」
私は、ヨシヒコの手をとった
「行くわよ!」
「モニカ、命令か?」
「そうよ」
「わかった」
「おいおい、とどめを刺してくれないのかよ。生きてたらお前を殺しに行くかも知れないぜ」
「この旅では、モニカの命令や決定に従うって誓ったんだ。
お前には、生きろって言った
その言葉を曲げるつもりはない」
「ヨシヒコ王子様、モニカ姫様
ようこそいらっしゃいました。」
学院長から挨拶された
「モニカ姫様って、何か変な感じです」
「それは慣れてもらうしか無いな、伯爵家の令嬢である以上は」
やっぱり、そうか、仕方ないわね
「庶民のほうが楽だろう。王族や貴族のほうが、窮屈なんだよ」
ヨシヒコがわかったような口をきく
友だちたちは、みな卒業したようだ。誰か会えるかと少し楽しみにしていたけど、嬉しい誤算だった。
まずは、里帰りをかねて、実家に顔を出すことにした。
実家までは、国内とはいえ歩いて10日ぼどかかる。
これで、根をあげるようなら、王子は送り返そうと思って歩を進めた。
半日ぼど街道を歩いてると、人気の無い所に来た。
町の喧騒は無く、虫や鳥の鳴き声と、風でざわめく林、小川のせせらぎの音が心地よく感じる。
路肩には、山野草が花をつけ、歩くにあわせて、色んな香りがする。
山影に日が落ちようとしてる頃
「僕ちゃん お嬢ちゃん
君たち迷子かな~」
六人の男たちに取り囲まれた。
「と 盗賊か! 僕を誰だと思っている。僕は王子のヨシヒコだ!」
「アンタ バカァ? なんで自分でコマセ撒くのよ
この人たちがついて来てるのは、一時間位前から、
ずるっと丸っと、お見通しよ」
「おい、王子だってよ ハッハッハ こりゃ奴隷に売り飛ばすより、身代金とったほうが儲かるな
捕まえてふんじばれ!」
「女は殺すんですか?」
部下らしい男が聞いた
「ばか野郎!女は味見してから奴隷に売り飛ばす。
決まってるじゃねえか。
殺すんじゃねえぞ」
「キャー助けて~」
私は、わざとらしくヨシヒコの小さな背中に逃げ込んだ。
「な?! モニカお前は俺の護衛だろ。前に出て戦え!」
「命令するのは、私よ
お願い、助けて下さいって言えないの」
そうこう言ってるうちに、二人とも捕まって、縛られてしまった。
「女のほう、俺やってもいいですよね。」
盗賊の一人が私のスカートをたくしあげた。
「モニカに手を出すな、許さないぞ!」ヨシヒコが叫ぶ
「王子さん、どう許さないのかなあー」盗賊は構わず、私をまさぐる。
もうヨシヒコをビビらせるのは、十分だろう。
水弾で男をぶっ飛ばして、ウォーターカッターで縛ってる縄を解いた。
盗賊たちは、何があったが理解できずに驚いている。
水の槍で全ての盗賊の足を貫いた。
勝敗はあっけなく決した。
「ヨシヒコ!この者たちを縛りなさい」
ヨシヒコは、もたもたしている。
「何してるの!」
「どうやって縛るのかわからないんだ」
「ちょっとアンタ!この子に、教えながら、縛る所見せてあげなさい。
ちゃんとやったら、一番に治療受けさせてあげるから」
盗賊は、太ももから血を流しながら、ヨシヒコに説明した。
二人目はヨシヒコが縛ることになり、盗賊はコツを話していたが、途中で気を失った。
私は、治癒魔法を盗賊にかけてやった。
傷口は塞がったが、盗賊は気を失ったままだ。
「ちゃんと助けてよ。これじゃ死ぬかも知れない」
「私にできるのは、ここまでよ、冷たいようだけど、あとはその人の体力しだいよ」
「死なせたくない、この人盗賊だけど、僕に丁寧に縛りかた教えてくれたよ。
本当は悪い人じゃ無い気がするんだ」
盗賊の一人が口を開いた
「ボウズ、王子かなんか知らねえが、甘ったるいこと言ってるな。
こんな稼業やってたら、いつ死んだっておかしかねぇ。
こうして捕まりゃ、死刑か奴隷だ。死ぬ覚悟が無い奴は盗賊なんかにならねぇよ。
ボウズ、俺にとどめを刺せよ」
「断る!そして生きろ!
命令だ!生きて、僕に尽くせ」
私は、残りの盗賊たちも治療を施した。
「おもしれえボウズだな。
俺たちゃ後ろからでも、平気で人を刺すぜ、隙をみてアンタら殺して逃げるかもしれないぜ」
「そうしたければ、そうするがいい。僕もそれまでの人間だってことさ。
まぁ、このモニカがそうさせないだろうけどね。
僕は弱い人間だよ。周りの人に助けてもらわないと、何も出来ない。
こうして旅だってモニカに助けてもらわないと出来ない。」
「ボウズ。盗賊なめるな。」
そいつは、さっきモニカを犯そうとしてた奴にナイフを投げた。
ナイフは、胸に命中し、刺された奴は、口から血を吐いて、こときれた。
「仲間だって必要なら殺す。
それが盗賊だ。俺をさぁ殺せ」
私は、ヨシヒコの手をとった
「行くわよ!」
「モニカ、命令か?」
「そうよ」
「わかった」
「おいおい、とどめを刺してくれないのかよ。生きてたらお前を殺しに行くかも知れないぜ」
「この旅では、モニカの命令や決定に従うって誓ったんだ。
お前には、生きろって言った
その言葉を曲げるつもりはない」
0
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる