二度目の人生は魔法使い

烏帽子 博

文字の大きさ
30 / 61
チャイ国

襲撃

しおりを挟む
ミトの頑張りで、少し自由の幅が広がった。
昼間は交代で馬にも乗せてもらえることになった、但しエアコン係の私と砂塵避けのスケさんは例外だ。

道すがら、大尉から「どうせ知ることになる」と、この国の体制を聞いた。

雷帝、炎帝、水帝の3帝がトップの集団指導体制の国家で、その3人の下に2人ずつ、つまり6人の将軍がいるそうだ。

「この辺りは少々物騒なので」と両側を小高い丘に挟まれた所で、全員馬車に乗るように指示された。

案の定30人あまりの、私兵が襲ってきた。
前後を挟まれ、数の違いもあって、こちら側の敗北は時間もかからなかった。

馬車の中の私たちとホイ大尉以外、外にいた者は全員殺されたようだ。

「何も抵抗しないように!」
ホイ大尉が私たちに言った

馬車の扉が開けられた
「あなた方は、今から我々の捕虜です。
抵抗しなければ、捕虜としての身分は保証します。
全員外に出なさい。」

「ホイ大尉ですね。あなたはこちらに」と彼一人だけ他所に連れ去られた。

「あなた方には、私たちの拠点に来ていただきます。
馬車ではなく、各自、馬に乗っていただきます。」

「ホイ大尉は、どうなったの?」

「殺しはしませんよ。彼には、あなた方とは、また別の役目をやってもらいます」

「役目って?」

「これから、しばらくは、我々と一緒ですから、あわてずに。
拠点についてから、おいおい話をしましょう。」

馬で半日以上走ってから、日の暮れかかる頃、幌馬車に乗り換えた
少し走ってから

「この先は目隠しをしていただきます」
アジト行きの良くあるパターンだ。わざと何度か進む方向も変えてるようだ。

幌馬車から降りると、建物の中に連れて行かれ、いくつかの扉を越えて下へと続く階段を下りた。
周りの空気が冷たくなった。

「お疲れ様です」
目隠しを取ってくれた。

「もうお分かりでしょうが、私たちは、レジスタンス「自由への光」です。
私は、リーダーのコウロウです」

早速ミトが口を開いた
「私たちは、理不尽な扱いにも関わらず、あなた方の命令に従ってここ迄来ました。
それは、この国の本当の姿を見たかったからなの。
悪いけど、この程度の組織じゃあ国を相手になんて、とても無理
あなた方の正義が人に伝わるか話してみなさいよ」

「もしかして、ご自分の立場がわかっていらっしゃらないようですね。
あなた方の命は、私の手の中に有ることをわかってますか?」

「うーん どうしようかなぁ~」

ミト、心の声が言葉に出てるよ

「何が言いたいのですか?」

「まず、私たちの命があなた方の手の内の感違い。
それは逆よ
ここまで、私たちを連れて来てしまったら、この組織はおしまい。
敵対するならね。
そのかわり、味方にするなら、最強の助っ人になるわよ。」

「なにを根拠に?そんな」

「やってみる?試しに、この拠点の全員で、そこにいるモニカを殺せるか戦ってみれば。」

「捕虜が、なにを苦し紛れに言い出すかと思えば…」

コウロウさんが、お話し中だけど、彼を宙に浮かせてた上で、周りのレジスタンスたちも一緒に、呼吸が出来ないようにした。

少し間をおいてから、ジタバタ苦しそうなので、解放してあげた。

「もう少し見せてあげましょうね。
みんなでタイミングを合わせて、
短剣とか弓とかを的に撃ってみて!
モニカ的役お願いね」

「はーい、私が的でーす」
私は手を振りながら、周りの人にアピールした

「じゃあ いくよ」

その時一本の矢が飛んできた
ので、軽く手で払った

「駄目よフライングは。
3 2 1 ハイ」

矢が若干早く当たり、続けてナイフや短剣が当たった。

武器は、私の纏っている水の膜で全て床に落ちて散らばった。

「味方になって欲しかったら、頑張って説得してみるのね❤️」

しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

はじめまして、私の知らない婚約者様

有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。 見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。 けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。 ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。 けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。 この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。 悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに? ※他サイトにも掲載しています。

【完結】憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

私と母のサバイバル

だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。 しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。 希望を諦めず森を進もう。 そう決意するシェリーに異変が起きた。 「私、別世界の前世があるみたい」 前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ

如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白? 「え~…大丈夫?」 …大丈夫じゃないです というかあなた誰? 「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」 …合…コン 私の死因…神様の合コン… …かない 「てことで…好きな所に転生していいよ!!」 好きな所…転生 じゃ異世界で 「異世界ってそんな子供みたいな…」 子供だし 小2 「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」 よろです 魔法使えるところがいいな 「更に注文!?」 …神様のせいで死んだのに… 「あぁ!!分かりました!!」 やたね 「君…結構策士だな」 そう? 作戦とかは楽しいけど… 「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」 …あそこ? 「…うん。君ならやれるよ。頑張って」 …んな他人事みたいな… 「あ。爵位は結構高めだからね」 しゃくい…? 「じゃ!!」 え? ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

処理中です...