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チャイ国
魔力発現?
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やるべきことは決まった。
ただ3帝に、どう近付くか?
できれば無駄な流血は避けたい。
そして、3帝のもつスキルとは何だろう?
今の状況だと、私たちが、自力でレジスタンスから逃げ出したと言う訳には行かない。
私たちに、それなりの戦力が有ることを教えるようなものだ。
「チャイ国軍が、私たちをレジスタンスから救い出して、本来の医療使節団として、3帝に近付くシナリオが描ければ、一番いいんだけど」
「それなら、いい手が有る。
こちらで手はずを整えよう
それと、また別の拠点に移動してもらうので、よろしく
そこで一週間位お待ちいただき、その後決行しましょう。」
別の拠点への移動中 ヨシヒコが「ぼくも、早く魔法が使えるようになりたい」といいだした。
「モニカは、成人前に使えるようになったんだろう。僕だってできるかも知れない。
それにこのままじゃあ、僕は足手まといだ。」
何もしないのも、かわいそうなので、ヨシヒコに魔力を流し込んでみることにした。
そして、ミトやスケさんカクさんにも、お願いした。
初日
「何か入って来たのかなぁ~
よくわからない」
2日目
「入って来たのは、感じるけど、すぐに消えちゃうよ」
3日目
「少しだけ、捕まえておけるようになったよ」
4日目
本格的訓練を始めた、受け取った魔力を、手に集めて、他の人に渡す。
魔力のボールのトス回しをした。
「この練習は、私たちにも難しかった」とミトさんたちが言った。
「自分の魔力をこねるのは、どうってこともないけど、他人の魔力となると、波長を合わせないと行けないから、大変」
だそうだ。
「ヨシヒコは、どうってるんだ?自分の魔力自体発現してないから、波長も何も無いよね」
「僕は魔法玉を、そのまま扱ってるだけだよ。
受け入れるか、誰かに渡すか、それだけだよ」
5日目
昨日の応用よ、攻撃を受け流す。もしできれば、跳ね返してみて。
怪我したら、ミトに治してもらうから。
私の水の槍が、ヨシヒコの腹に突き刺さった。
五回ほど、ヨシヒコを串刺しにしては治すのを繰り返した所で、ミトからドクターストップが、かかった。
「治癒には、本人の体力も使うから、この辺で今日は終りに」
夕食後、ヨシヒコが、私の部屋にやって来た。
「今日は疲れてるでしょ、どうしたの、早く寝なさい」
「モニカの魔力を流し込んで欲しい。慣れてきたら気持ちいいんだ。」
私は、その通りにしてやった
「これでいいわね。おやすみ」
「おやすみなさい」
6日目
「モニカ、これ返すね」
ヨシヒコが昨日の夜渡した私の魔力を返してきた
「あなた寝なかったの?」
「普通に、よく寝たよ。モニカの魔力に包まれてて気持ちいいなぁって。
それで、今朝起きたら、僕の中にモニカの魔力がまだ有ったんだよ」
「そこまでできたなら、自分の中の、魔力も感じられるんじゃない?」
「僕もそう思って、何度もトライはしてるけど、全然ピンと来ないんだ」
「もう一度、魔力を渡すから、手元に集めてから、水をイメージしてみて」
魔力の玉は、ムニョムニョと変形したが、結局水にはならなかった。
スケさんカクさんの作る魔力でも同じだった。
風も雷も起きなかった。
「所でヨシヒコ、もっとたくさんの魔力とか扱えそう?」
「多分大丈夫だと思う」
「スケさん。あなたの魔力、MAX近くまで、ヨシヒコに送り込んでもらえる。
ヨシヒコは、魔力が暴走しそうになったら、合図するのよ。」
スケさんの限界が近いようだ
「もう、そよ風位しか起こせませんよ」
「いつも扱ってる何倍もの魔力よ、違いはどう」
「スケさんの魔力をたくさん預かってるのはわかるけど、辛くないよ」
「半分だけスケさんに、返せる?」
ヨシヒコはスケさんと手をつなぎ、「半分はこのくらいかなぁ」といい魔力を返した。
「スケさんの魔力を預かってる状態で、他の人の魔力もあずかれそう?」
「多分問題ないと思う」
それから色々試した所、ミトとスケさんカクさん3人の、ほぼMAXの魔力を同時に貯めたり、自由に必要なだけ戻せることがわかった。
「こりゃあ、すごい。MAXで戦って、魔力切れになっても、ヨシヒコのバックアップが有れば即座に復活フルパワーだね」
「ヨシヒコ。本当に大丈夫?どこも体に変調は無い?」
「モニカの魔力も預かろうか?」
「そうね」ミトたちと同じ位の魔力を渡した。
「モニカの魔力もらうと、心地いいよ」
ただ3帝に、どう近付くか?
できれば無駄な流血は避けたい。
そして、3帝のもつスキルとは何だろう?
今の状況だと、私たちが、自力でレジスタンスから逃げ出したと言う訳には行かない。
私たちに、それなりの戦力が有ることを教えるようなものだ。
「チャイ国軍が、私たちをレジスタンスから救い出して、本来の医療使節団として、3帝に近付くシナリオが描ければ、一番いいんだけど」
「それなら、いい手が有る。
こちらで手はずを整えよう
それと、また別の拠点に移動してもらうので、よろしく
そこで一週間位お待ちいただき、その後決行しましょう。」
別の拠点への移動中 ヨシヒコが「ぼくも、早く魔法が使えるようになりたい」といいだした。
「モニカは、成人前に使えるようになったんだろう。僕だってできるかも知れない。
それにこのままじゃあ、僕は足手まといだ。」
何もしないのも、かわいそうなので、ヨシヒコに魔力を流し込んでみることにした。
そして、ミトやスケさんカクさんにも、お願いした。
初日
「何か入って来たのかなぁ~
よくわからない」
2日目
「入って来たのは、感じるけど、すぐに消えちゃうよ」
3日目
「少しだけ、捕まえておけるようになったよ」
4日目
本格的訓練を始めた、受け取った魔力を、手に集めて、他の人に渡す。
魔力のボールのトス回しをした。
「この練習は、私たちにも難しかった」とミトさんたちが言った。
「自分の魔力をこねるのは、どうってこともないけど、他人の魔力となると、波長を合わせないと行けないから、大変」
だそうだ。
「ヨシヒコは、どうってるんだ?自分の魔力自体発現してないから、波長も何も無いよね」
「僕は魔法玉を、そのまま扱ってるだけだよ。
受け入れるか、誰かに渡すか、それだけだよ」
5日目
昨日の応用よ、攻撃を受け流す。もしできれば、跳ね返してみて。
怪我したら、ミトに治してもらうから。
私の水の槍が、ヨシヒコの腹に突き刺さった。
五回ほど、ヨシヒコを串刺しにしては治すのを繰り返した所で、ミトからドクターストップが、かかった。
「治癒には、本人の体力も使うから、この辺で今日は終りに」
夕食後、ヨシヒコが、私の部屋にやって来た。
「今日は疲れてるでしょ、どうしたの、早く寝なさい」
「モニカの魔力を流し込んで欲しい。慣れてきたら気持ちいいんだ。」
私は、その通りにしてやった
「これでいいわね。おやすみ」
「おやすみなさい」
6日目
「モニカ、これ返すね」
ヨシヒコが昨日の夜渡した私の魔力を返してきた
「あなた寝なかったの?」
「普通に、よく寝たよ。モニカの魔力に包まれてて気持ちいいなぁって。
それで、今朝起きたら、僕の中にモニカの魔力がまだ有ったんだよ」
「そこまでできたなら、自分の中の、魔力も感じられるんじゃない?」
「僕もそう思って、何度もトライはしてるけど、全然ピンと来ないんだ」
「もう一度、魔力を渡すから、手元に集めてから、水をイメージしてみて」
魔力の玉は、ムニョムニョと変形したが、結局水にはならなかった。
スケさんカクさんの作る魔力でも同じだった。
風も雷も起きなかった。
「所でヨシヒコ、もっとたくさんの魔力とか扱えそう?」
「多分大丈夫だと思う」
「スケさん。あなたの魔力、MAX近くまで、ヨシヒコに送り込んでもらえる。
ヨシヒコは、魔力が暴走しそうになったら、合図するのよ。」
スケさんの限界が近いようだ
「もう、そよ風位しか起こせませんよ」
「いつも扱ってる何倍もの魔力よ、違いはどう」
「スケさんの魔力をたくさん預かってるのはわかるけど、辛くないよ」
「半分だけスケさんに、返せる?」
ヨシヒコはスケさんと手をつなぎ、「半分はこのくらいかなぁ」といい魔力を返した。
「スケさんの魔力を預かってる状態で、他の人の魔力もあずかれそう?」
「多分問題ないと思う」
それから色々試した所、ミトとスケさんカクさん3人の、ほぼMAXの魔力を同時に貯めたり、自由に必要なだけ戻せることがわかった。
「こりゃあ、すごい。MAXで戦って、魔力切れになっても、ヨシヒコのバックアップが有れば即座に復活フルパワーだね」
「ヨシヒコ。本当に大丈夫?どこも体に変調は無い?」
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