15 / 57
冒険者に
しおりを挟む
「おい 町に着いたぞ。これでお前も無罪放免だ、長らく拘束して悪かったな。
俺たちも、これが仕事だ、悪く思うな。
俺は、ケンタ 剣士のケンタだ。お前 名は?」
「俺はロイだ。あんたたちのことは恨んじゃいないよ。」
「ロイか お前この先どうするんだ」
「悪いが教えてくれないか。
俺は、一文無しで、身なりもこの通りだ。
見知らぬ町で放り出されてどうしたらいいかわからない。何かアドバイスをくれないか」
「ならギルドに行って、冒険者になるんだな。俺もそうだ。これから俺は、獸人狩り失敗の報告に行かなきゃならん。
連れてってやるからついてこいよ」
ギルドでは、さまざまなスタイルの人がいた。
見るからに魔導師とか僧侶とか、 やはりこの世界はそうなんだ
「俺はナースの列に行く。お前は登録だからラビの列な」ケンタにそう言われて、
ラビってなんだ?と思いながら、受付に行くと
受付の女性が二人いて、一人は看護師風でもう一人は、バニーガールそのままだった
聞くまでもないか!
俺の番になり
「はい、初めての人ね。そっちのテーブル使って、この用紙に記入して、その後採血よ」
職業、レベル、年齢、出身地、魔法系統、スキル
出身地は、不明で通るかな
魔法は、全然だから 無し
スキルは、素直に 魅惑 を記入した
受付の女性が、書類に目をとおして
「私はラビ、私受付やってて、三年になるけどスキルで 魅惑 初めてみたんだけど。どんなスキルなの? はい採血ね手を出して」
と言うと、俺の手を取って
「ちょっとチクッとします」と てきぱきと作業を進める。
「このスキルは、女性に対して有効で、触れ合ったり、そばにいると俺への好感度が時間と共にどんどんアップするんです。」
「えっ!」
手を放して、後退りして
「それってON OFF出来るの?」
「いや、常にON状態です。」
「それって、こうしてるだけで、否応なしに、私は貴方を好きになっちゃうってこと?」
「まぁ そうだけど」
「こんな低レベルな、しかも職業遊び人に、たくさんのハイレベルな人を見てきたわたしが、好きになるわけ無いと思うけど」
「男性の方に代わってもらっても、いいですけど」
「まぁ好きになったからって、何変わるわけでも無さそうだから、いいわ。続けます。」
少し血を採られ、何か判定されて、無事登録は終わった。
当選、最低のFランクだ。
ケンタたちのようにパーティーを組んで依頼を受けることも出来るそうだ
だが当然、職業遊び人で、ろくな戦闘スキルも無い奴に、パーティーのお誘いは、全く無い。
掲示板に貼られている仕事の依頼
を見ると、やはりFランク用の仕事でも、ある程度の戦闘能力は必要なものばかりだ。
景気良く酒をのんでるパーティーに話しかけ、ゴマスリながら、武勇伝を聞かせて欲しいと言うと、「お前も、座って飲めや」と、おごってもらうことに成功した。
夕方になってくると、ギルドは酒場の様相だ、アチコチで酒盛りが始まり、自慢話をする奴ばかりだ、おれのが凄い、いや俺だ。なんて奴ばかりだから
「へえ~ 凄いですね」
「そんなこと出来るんですね」
「勇気有りますね」
「カッコいいなあ、憧れますよ」
歯が浮いたような台詞が、ここでは有効だ
ただ酒、ただ食いしながら、情報収集だ。
ギルドで冒険者登録は、職業が何であろうと出来るようだ。
また逆に、剣士が農家とか魔法使いが八百屋をやってもいいのだ。
「ギルド 本日の受付は、これで終了します。」
ここから先は、ギルドも普通の酒場と変わらない。
飲んで食っては、世辞を言って、時間を潰した。
「お待たせ~」バニーガールから普段着になった?ホットパンツにタンクトップとより露出度が増えたラビが声をかけてきた。
俺たちも、これが仕事だ、悪く思うな。
俺は、ケンタ 剣士のケンタだ。お前 名は?」
「俺はロイだ。あんたたちのことは恨んじゃいないよ。」
「ロイか お前この先どうするんだ」
「悪いが教えてくれないか。
俺は、一文無しで、身なりもこの通りだ。
見知らぬ町で放り出されてどうしたらいいかわからない。何かアドバイスをくれないか」
「ならギルドに行って、冒険者になるんだな。俺もそうだ。これから俺は、獸人狩り失敗の報告に行かなきゃならん。
連れてってやるからついてこいよ」
ギルドでは、さまざまなスタイルの人がいた。
見るからに魔導師とか僧侶とか、 やはりこの世界はそうなんだ
「俺はナースの列に行く。お前は登録だからラビの列な」ケンタにそう言われて、
ラビってなんだ?と思いながら、受付に行くと
受付の女性が二人いて、一人は看護師風でもう一人は、バニーガールそのままだった
聞くまでもないか!
俺の番になり
「はい、初めての人ね。そっちのテーブル使って、この用紙に記入して、その後採血よ」
職業、レベル、年齢、出身地、魔法系統、スキル
出身地は、不明で通るかな
魔法は、全然だから 無し
スキルは、素直に 魅惑 を記入した
受付の女性が、書類に目をとおして
「私はラビ、私受付やってて、三年になるけどスキルで 魅惑 初めてみたんだけど。どんなスキルなの? はい採血ね手を出して」
と言うと、俺の手を取って
「ちょっとチクッとします」と てきぱきと作業を進める。
「このスキルは、女性に対して有効で、触れ合ったり、そばにいると俺への好感度が時間と共にどんどんアップするんです。」
「えっ!」
手を放して、後退りして
「それってON OFF出来るの?」
「いや、常にON状態です。」
「それって、こうしてるだけで、否応なしに、私は貴方を好きになっちゃうってこと?」
「まぁ そうだけど」
「こんな低レベルな、しかも職業遊び人に、たくさんのハイレベルな人を見てきたわたしが、好きになるわけ無いと思うけど」
「男性の方に代わってもらっても、いいですけど」
「まぁ好きになったからって、何変わるわけでも無さそうだから、いいわ。続けます。」
少し血を採られ、何か判定されて、無事登録は終わった。
当選、最低のFランクだ。
ケンタたちのようにパーティーを組んで依頼を受けることも出来るそうだ
だが当然、職業遊び人で、ろくな戦闘スキルも無い奴に、パーティーのお誘いは、全く無い。
掲示板に貼られている仕事の依頼
を見ると、やはりFランク用の仕事でも、ある程度の戦闘能力は必要なものばかりだ。
景気良く酒をのんでるパーティーに話しかけ、ゴマスリながら、武勇伝を聞かせて欲しいと言うと、「お前も、座って飲めや」と、おごってもらうことに成功した。
夕方になってくると、ギルドは酒場の様相だ、アチコチで酒盛りが始まり、自慢話をする奴ばかりだ、おれのが凄い、いや俺だ。なんて奴ばかりだから
「へえ~ 凄いですね」
「そんなこと出来るんですね」
「勇気有りますね」
「カッコいいなあ、憧れますよ」
歯が浮いたような台詞が、ここでは有効だ
ただ酒、ただ食いしながら、情報収集だ。
ギルドで冒険者登録は、職業が何であろうと出来るようだ。
また逆に、剣士が農家とか魔法使いが八百屋をやってもいいのだ。
「ギルド 本日の受付は、これで終了します。」
ここから先は、ギルドも普通の酒場と変わらない。
飲んで食っては、世辞を言って、時間を潰した。
「お待たせ~」バニーガールから普段着になった?ホットパンツにタンクトップとより露出度が増えたラビが声をかけてきた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる