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パーティー
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このまま、魔法使い娘を放してはダメだ!
また運の精霊ルーに頼る
「運をもう一つ使ってくれ!ルー」
「ルールルルー この娘にずいぶんご執心ね」
「魔法使いのお嬢さん、俺はロイだ、君の名前を教えてくれないか」
「エリエールよ。遊び人のロイさん」
「エリエールさん。ちょっとだけでいいから、俺の話を聞いてくれないか。
遊び人以外の、俺の能力についてだ。
それを聞いてからでも、やっぱり役立たずで不要だと思うなら、君の事は諦めるから」
今は、ラビに貰った金で買い揃えた服を着てるので、パジャマは上下とも、小さくして、ジャケットの内ポケットにしてる。
ミーナと会った時はパジャマを使うために、素っ裸にならなきゃならなかったもんなぁ。
でも今は違う
席を立った彼女の方に、パジャマを手の形に変えて、グラスに水を注いで、差し出した。
「へえ~」とエリエールはさらずに見ている。四角形 三角形 丸 ハート など色々な形にして見せる。
「面白い手品ね。冒険者じゃなくて、芸人に成れば!」
「じゃあ、ちょっと座ってくれる。それで、手を前に出して水をすくうような形にして」
「強引ね」そう言いながらも「こうかしら」と手を出して指示に従ってくれた
「ありがとう 見てて」
まずテニスボール状にして彼女の手に載せる。
次に、ウサギやシカの動物
そして人形劇の用にして小芝居、を見せた。
女性に花束を渡す男、ウサギと亀、マンモスを追いかけて右往左往する原始人。
彼女の手の上で次々と繰り広げられる世界に
エリエールは「面白~い」と喜んでくれた。
「あなたは悪い人では無さそう。でもこれでどう戦うの?」
少しスキル魅惑が効いてきたかな。少し態度が柔らかくなった。
「どう戦うか?だね え~っと 例えば~」
パジャマを縄にして、エリエールの手首を縛った。
エリエールは「えっ」と一瞬驚いて目を見開いた。
すぐに縄をほどき、網にして、彼女の前に広げた。網を自分に被せて、もがいて見せる。
自分の首に巻いて、首が締まるふりや、目隠しにしたりした。
「この他にも、いくつか特殊な能力が有るけど、こう人だかりが有るところで、出来れば見せたくないな」
人形劇のあたりから、二人の回りには見物人が集まって来てた。
「そうね、あなたのスキルは、かなり特殊みたいだから、奥の手を隠したい気持ちは、わかるわ」
「じゃあ、別の部屋にでも、場所を移そうか?」
「会っていきなり部屋に連れ込む気?」
「そうゆう意味じゃないよ。参ったなぁ、それじゃどうしたらいい?」
おかしい。もうとっくに魅惑のスキルで好感度MAXのはずだが
「ふふふ ちょっと意地悪したくなっただけよ。もういいわ パーティー組みましょ。私のことは、知らなくていいの?」
「職業は、身なりからして、魔法使いだよね。それ以外は、おいおい教えてくれればいいよ」
「パーティー名は決まってるの?」
「マーベル はどう?
前にいた国で見た演劇をやってるところの名で、特殊な力を持つひとたちが活躍するんだ」
「いい名前ね。それにしましょう。」
早速二人して、パーティー登録をしにラビの待っ受付に行った。
「良かったわね。」ラビはそう言うと、俺にウインクをした。
エリエールが、俺の袖を引っ張って
「なんか 怪しい 二人はできてるの?」
ちょっと目が怖い。
俺が気圧されてるのを見て、ラビは笑ってる。
そして、「もうとっくに終わった仲よ。心配しなくていいわよ。男の過去ほじくっても、ろくなこと出てこないわよ」
こうしてパーティー「マーベル」が誕生した
また運の精霊ルーに頼る
「運をもう一つ使ってくれ!ルー」
「ルールルルー この娘にずいぶんご執心ね」
「魔法使いのお嬢さん、俺はロイだ、君の名前を教えてくれないか」
「エリエールよ。遊び人のロイさん」
「エリエールさん。ちょっとだけでいいから、俺の話を聞いてくれないか。
遊び人以外の、俺の能力についてだ。
それを聞いてからでも、やっぱり役立たずで不要だと思うなら、君の事は諦めるから」
今は、ラビに貰った金で買い揃えた服を着てるので、パジャマは上下とも、小さくして、ジャケットの内ポケットにしてる。
ミーナと会った時はパジャマを使うために、素っ裸にならなきゃならなかったもんなぁ。
でも今は違う
席を立った彼女の方に、パジャマを手の形に変えて、グラスに水を注いで、差し出した。
「へえ~」とエリエールはさらずに見ている。四角形 三角形 丸 ハート など色々な形にして見せる。
「面白い手品ね。冒険者じゃなくて、芸人に成れば!」
「じゃあ、ちょっと座ってくれる。それで、手を前に出して水をすくうような形にして」
「強引ね」そう言いながらも「こうかしら」と手を出して指示に従ってくれた
「ありがとう 見てて」
まずテニスボール状にして彼女の手に載せる。
次に、ウサギやシカの動物
そして人形劇の用にして小芝居、を見せた。
女性に花束を渡す男、ウサギと亀、マンモスを追いかけて右往左往する原始人。
彼女の手の上で次々と繰り広げられる世界に
エリエールは「面白~い」と喜んでくれた。
「あなたは悪い人では無さそう。でもこれでどう戦うの?」
少しスキル魅惑が効いてきたかな。少し態度が柔らかくなった。
「どう戦うか?だね え~っと 例えば~」
パジャマを縄にして、エリエールの手首を縛った。
エリエールは「えっ」と一瞬驚いて目を見開いた。
すぐに縄をほどき、網にして、彼女の前に広げた。網を自分に被せて、もがいて見せる。
自分の首に巻いて、首が締まるふりや、目隠しにしたりした。
「この他にも、いくつか特殊な能力が有るけど、こう人だかりが有るところで、出来れば見せたくないな」
人形劇のあたりから、二人の回りには見物人が集まって来てた。
「そうね、あなたのスキルは、かなり特殊みたいだから、奥の手を隠したい気持ちは、わかるわ」
「じゃあ、別の部屋にでも、場所を移そうか?」
「会っていきなり部屋に連れ込む気?」
「そうゆう意味じゃないよ。参ったなぁ、それじゃどうしたらいい?」
おかしい。もうとっくに魅惑のスキルで好感度MAXのはずだが
「ふふふ ちょっと意地悪したくなっただけよ。もういいわ パーティー組みましょ。私のことは、知らなくていいの?」
「職業は、身なりからして、魔法使いだよね。それ以外は、おいおい教えてくれればいいよ」
「パーティー名は決まってるの?」
「マーベル はどう?
前にいた国で見た演劇をやってるところの名で、特殊な力を持つひとたちが活躍するんだ」
「いい名前ね。それにしましょう。」
早速二人して、パーティー登録をしにラビの待っ受付に行った。
「良かったわね。」ラビはそう言うと、俺にウインクをした。
エリエールが、俺の袖を引っ張って
「なんか 怪しい 二人はできてるの?」
ちょっと目が怖い。
俺が気圧されてるのを見て、ラビは笑ってる。
そして、「もうとっくに終わった仲よ。心配しなくていいわよ。男の過去ほじくっても、ろくなこと出てこないわよ」
こうしてパーティー「マーベル」が誕生した
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