遊び人ロイはハーレムスキル

烏帽子 博

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レベル上げ

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今の二人の戦力では、とてもダンジョンに潜れない
簡単な依頼をこなしながらレベル上げるか
神様はエリエールが大化けするって言ってたしな


「ねぇねぇ。ロイってさぁ ちょっとイケメンじゃん。ラビさんの前に何人彼女いたの?」

この位の歳の娘の頭の中は恋愛が大部分かぁ

「あたしも、いつか捨てられるの?イヤよ、先に私から捨ててやるから。」

「さっきから、女の人ばかり見てるわね。私のほう見てなさいよ。」

あ~ ちょっと めんどくせー

「まったく!パーティー組んで、何で最初の仕事にトイレ掃除選ぶのよ。」

「二人のスキル考えたら、簡単に出来て、日銭稼ぐのにいいだろ」

「二人のスキル? 使うの私の魔法だけじゃない。よく二人って言えるわね~」

文句言いながらも、エリエールは、あっという間に、トイレをピカピカにした
朝の内に終わったので、続けて薬草採取の依頼を受ける事にした。
エリエールは、薬草採取の経験があって、風の魔法で薬草の香りを追って探せるそうだ。

「さっきのも、今度も、あたしの魔法だよりよね~ 感謝してる?
ほら あそこ 採ってきて」

「はいはい 女王様」俺はパジャマを手の形にして飛ばして、薬草を摘まんで取ってくる。

「今度は、あっちの岩蔭よ」女王は次々に見つけては、命令してくる

エリエールは、魔法の収納袋を持ってて、そこにドンドン入れてゆく

「便利な袋だなぁ。容量はどのくらい入れられるの?入れても重くなんないのか?」

「もう入らないって なったこと無いから
無限かな~ ぜんぜん重くなんないよ」

昼前には、依頼の量を十分こなした。
「草原の方に行って、ランチにしましょう」

草原に着くと、エリエールは何とテントを袋から出した。「入って来ないでよ」と言い残してテントに入って行った。
しばらくして、出てきたエリエールは、フリルの着いたピンク色のワンピースに麦わら帽子をかぶっている。
「可愛い」と言おうとしたが、それより早く「どう?可愛いでしょ」
会話の主導権も握られてる。
「ああ 可愛いよ 俺の姫様だ」
「何言ってんのよ。恥ずかしいじゃない!」
めんどくせー


エリエールが、魔法の袋から敷物や弁当を出して、ランチタイムとなった。
「便利だな。生活魔法もその袋も。助かるよ」
「魔法や袋じゃなくて、誉めるのは、あたしのことでしょ」
「君のおかげで、俺は幸せだ🎵」
「そんな 止めてよ、もう」エリエールは顔を赤くしてる

ピコン
「バカップル!見てられん!」

神様、わざわざメモよこす事か?そんだけのメッセージ!

ピコン
「その辺、魔獣がいる」
えーっ

「な~に?さっきから、変な音したり、取り出して見てるの」

「悪い、ちょっと説明してる暇は無い。
今すぐ全部片付けて」
俺の雰囲気で何か感じたのか、エリエールは文句言わずに片付け出した

角の生えたウサギ!
またこいつか!
パジャマを速攻で飛ばして、ネットにして捕獲。
パジャマの操作に慣れて来たので、以前より簡単に捕まえられた。

「なに なに? 何かあったの?」
テントから魔法使いスタイルに着替えたエリエールが出てきた
「えー 一角ウサギじゃない。上手く捕まえたのね。」

俺が石をぶつけて、殺そうとすると。
「止めてよ、もったいない」
エリエールは魔法で、一角ウサギの下の地面を掘り起こして、それから水攻めをした。

ピコン
「エリエールはレベルが上がった
任意の系統の魔法を威力をあげられます
どの系統にしますか?」

「じゃ 風で! ロイが捕まえた魔物仕留めたらレベル上がるって、ラッキー」

「何で風にしたんだい? 攻撃力なら、火とかを強化したほうが、良かったんじゃない」

「それはね。今迄はこの位」
風が彼女のスカートを下着が見えそうなギリギリ迄まくり上げた

「でも、今は…」
エリエールの体が、ふわっと浮いたかと思うと、空に飛びあがってる
「飛んで見たかったら 風にしたのよ」


「へえ~ いいな~」

「飛ばしてあげようか?」

「いやいや 遠慮しとくよ。」
面白がって落とされたら、たまったもんじゃない

エリエールは降りてくると
「一角ウサギしまうね」獲物を袋に入れた。

「血抜きとか、内臓処理しなくていいのか」

「この袋の中は、時が止まってるの、鮮度は落ちないわ。何でも入れたときの状態のまま取り出せるのよ」

「そりゃ便利だな。悪いが、この剣も袋に入れてくれるか?」

「色々働かせて、荷物持ちまでさせるの?
剣なんて、どうしたの?あなた装備できないでしょ。」

「そう言うなよ。容量無限で重くもならないんだろ。
剣は昨日博打でとった戦利品だよ」

「賭事じゃ、遊び人に挑むもんじゃないわよねー。剣士って、何でも自分が強いと思ってる人が多いから、あなたには、いいカモよね。」

「所で、このあたり、他にも魔物がいるか わかったりするかい」

「そんな都合のいい魔法、持って無いわよ
全部私に頼るつもり?
まぁ、レベルが上がれば、そんなことも出きるかも知れないけど」

「もう少し、この辺でレベル上げするか?それとも」と言ってる矢先

犬のような魔獣が現れた。それも三頭。
エリエールの魔法で、一頭は空高く巻き上げられた。
残りの2頭は俺の網に捕まって、もがいている。
エリエールに巻き上げられた魔獣が、降ってきた。さすがに、あの高さから落とされたら、魔獣とはいえ、たまらない。かろうじて頭を動かしてるが、虫の息だ

エリエールは、俺が捕まえてた内の一頭を、さっきと同じように、空高く巻き上げた。

俺はそいつの網を外して、残った一頭の口と鼻を塞いだ。
2頭目が空から降ってきた時には、もう、窒息寸前だ。

エリエールは、動けない2頭に対して、さっきと同じように水攻めをしてる。
今は次 来ないでくれよ。

ピコン
「ロイはレベルが上がった。
パジャマ分裂 パジャマ強化
どちらかを選択せよ」

「分裂で!」

「アンタ バカぁ」エリエールが、口をはさむ
「捕まえるだけで、なかなか倒せないアンタが、それ強化すれば武器にもなるのよ」

「今襲ってきたのが三頭だったけど、もっと多かったらどうなる?
枚数を増やせれば、戦術も変えられる
強化は次に機会があったらでいいだろ」

「それもそうね。いいわよ 分裂で!」
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