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足どり

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翌朝朝食時 またラビが口をきった
「エリ あのマットでぬるぬるは良かったぞ、四人のフォーメーションができたな」
「喜んでもらえて良かったわ。みんなロイの魔力で充実してるわね」
「ミーナもつやつやにゃ」
「胸が少し育ったかも」

「魔性だな」
「天性ね」
「ロリータは存在そのものが、魔性にゃ」

そうこうしてる内に、ケンタが仲間を連れてやって来た

「俺たちは、パーティー「青い稲妻だ」俺はランクA剣士 ローズはランクB魔法使い メリッサがランクB弓使い そしてカールがランクA魔物使いだ
パーティーランクはBだ」

「メリッサ カール はじめまして、よろしく。
俺はパーティー「マーベル」のロイ ランクC遊び人だ、こっちはランクS+のラビ エリは魔法使いでA ミーナも戦士でランクはA クリネは精霊使いで、ランクはCだ
パーティーのランクはBだ」

「ロイ、ちょっと変更があったようよ。さっきギルド長が、クリネちゃんの映像見て変えるって」

「エリとミーナはSで、クリネちゃんはAだって、それでパーティーはAになるそうよ」

「ロイ、ちょつと待った。このエルフの子どもは何?昨日の隣にいた美人がこの子?」

「すまんすまん、クリネは幻術使いで、昨日の姿は仮で今見てるのが本物だよ
同盟する仲間には、仮の姿じゃ失礼だからね
ランクアップも不思議かもしれないから、クリネの映像を見せるよ」



「見ちゃダメ!ローズがケンタの目を覆った」

目の前には、俺とエンジェルたちとの夜の写真が写し出されていた。
右下には、「この続きの動画がご覧になりたいかたは、クリネまで」とクレジットが入っていた。


「あっ、間違えたのら。差し替えるのら」

「クリネ、後でちょっと話がある!」



映像は、ミーナがゴールデンゴーレムと戦うところからだ

戦闘を映像で見たことがないケンタが、声を出す「一人じゃ無理だ危ない!」

次の瞬間、ゴールデンゴーレムの腕が切り落とされ。そして、バラバラに
空を飛ぶエリからバラバラと雷が落ちて、アチコチでスクラップ状態のゴールデンゴーレム。ミーナが坑道に入って、爆発で山が半分ぶっ飛びミーナが飛び出してくる。

これが、昨日のパーティー「マーベル」だよ

「青い稲妻」メンバーは、呆然としている。

しばらくして、「同盟 喜んでよろしくたのむ だけど何なんだ この規格外の攻撃力は、力ずくで国も動かせるぞ」

「力ずくで、やっても、根本的な解決にならないよ。
みんなが納得する形にしなきゃ」

ローズが
「ロイさんに抱かれると、こんなこと出きるようになるんですか!」

「おい!ローズ なに考えてるんだ!」

「だってぇ~」

メリッサが口を開いた
「カール ケンタ これは浮気じゃないのよきっと! 強くなるために必要なことなのよ」

エリックはいきり立ってる
「ロイ!てめえ!ローズたちにスキル使ったろ!」

「使ってないよ、勝手に誤解しないでくれ。俺は他のパーティーメンバーの女性にまで手を出すつもりは無いよ。
そんな節操の無いことはしないよ
大体、一度繋がりができたら、そうそう切れないんだぞ」

「ケンタ 大丈夫、わたしは彼のスキルに落ちて無いから。でも、メリッサもわたしも、見たらわかるのよ、マーベルの女性みんなが艶々なのが、気も満ちてる。ラビさんの肌艶がクリネちゃんと変わらないのよ。普通年齢差を考えたら、あり得ないわ。」

ラビが自慢げに胸を揺らした。

「同盟は、成立でいいよな。俺たちは引き続きミーナの仲間の手がかりを探すよ。君たちはこれまで通りにしてくれていいから」

カールが口を開いた
「獣人の手がかりだが、役に立つかわからないが、
獣人狩りしてる奴らが、拠点をゲロの町に移すって言ってた。これって手がかりになるかい」

ミーナが
「ヒダの森 そうよヒダの森にライたち、きっと行ったにゃん」

「よし、俺たちもまず、ゲロの町を目指そう!」

「ゲロの町まで、みんなで飛んでいかない?」
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