32 / 52
第2章
ラングレー
しおりを挟む
赤ん坊のクリスが包まれていたという毛布には、CRISの刺繍だけではなく紋章も刺繍されていた。
クリスとララが、キングミノタウロスの眼帯から得た能力は、魔力視だけではなかった。
『魔眼』
クリスの左目とララの右目には、その力が備わっていた。
『鑑定』『能力のコピー』『魔力譲渡』を可能にしクリスの『時空間』を除く全てのスキルをふたりは共有していた。
受け取った毛布についていた紋章は、魔眼で見ると『ラングレー家の紋章』だとわかった。
「私たちの旅の最初の目的地は、決まったわね。クリス・ラングレー様」
「ララ 止めてよその呼び方は」
そう『鑑定』が出来る様になって、直ぐにララもクリス自身もこの名に気づいていた。
だがクリスは、産まれて間もない頃から孤児として生きてきた。
クリスの出自を明らかにする事は、パンドラの箱を開ける行為に思え、ふたり共そこには触れずにしていたのだ。
「クリスの父親は、生きて居るのよ。名乗るべきよ」
「ぼくは、死んだはずの子なんだ。それにぼくは貴族なんかになりたくないよ。
人の上に立つような人間じゃないよ。
それともう一度今度は本気でぼくを殺そうとしてくるかも知れないし」
「クリスのことを殺せる人なんて居ないわよ。
それに私も居るんだし。
旅先には、いいんじゃない。
一度会って話をしてスッキリして見れば
私たちの結婚も、祝福してもらいたいしね。」
「ララは、楽観的だなぁ
ぼくは聞かなきゃよかった的な話になる気がするけどなぁ~
でも、どちらにしても、白黒つけに行きますか」
「伯爵夫人かぁ」
「えっ」
「ううん なんでもないわ」
☆☆☆☆☆☆
ふたりは、『ママンの宿ルーシー』を引き払って転移でラングレー領近くの森に瞬間移動した。
「馬車で10日の距離が一瞬って、旅してる感が無いわね」
「ここから町へは、空の旅 フライトと行こう」
ふたりは、前回同様手を繋いで空を飛んだ。
ギルドの玄関に降り立ち、中に入った。
前回『隠蔽』の依頼の時に担当してくれた、メラニーの受付に行った。
「メラニーさん こんにちは。
ぼくたちしばらくこの町で活動したいので、登録お願いします。」
ふたりは、ギルドカードを差し出した。
「そうなんだ、なんでまたこの町に」
「メリクレールでは、できることをやり尽くしちゃったからよ、特上ミノも何度か倒したしねークリス」
「特上ミノ?」
「ああ 特上ミノってのは、キングミノタウロスのことです。
ぼくたちの間では、そう呼んでるんですよ。
最後にボス部屋行った時は、自分から宝箱差し出して消えたよねーララ」
「そうそう、特上ミノと二匹の上ミノが、私たちがボス部屋に入ったら、肩寄せ合って、涙目だったわ」
「はぁ? あなたたちが満足するような魔物は、この町付近にもそうは居ないけど、いいの」
「ええ、また退屈したらよそに行きますから。」
「でしょうね」メラニーは、ギルドカードを二人に返した。
「あと、ぼくらが泊まるのいい宿を教えて下さい。できれば庶民的な感じの所で」
その時後から声がした。
「それならあたしが教えてやるよ。」
「ペローナさん!」
「手を繋いで空飛んで来る奴を見たからな。顔見てやろうと来てみりゃ、やっぱりお前らだったな。」
宿へと行く道すがら
「あたしはこれでもSランク冒険者だ。
お前たちは、あたしと戦ったら勝てると思うか」
「私はどうか分からないけど、クリスは勝つでしょうね。」
「では、ララ。ここで一戦どうだ」
「なんかさびれた所に来たと思ったら、そういうことだったんですね。」
「あたしは、バトルジャンキーじゃあ無いが強いヤツを見かけると血が騒いでな。
あたしに勝ったら二人をSランクに推薦してやる。
どうだ悪くない条件だろう。」
「だったら、もっといい場所がありますよ。
ペローナさんぼくに捕まって下さい。」
ララは、いつものようにクリスの腕にしがみついた。ペローナは、訝しながらもクリスの空いた方の腕にしがみつき、尻尾もクリスの腰に回した。
「空を飛ぶのか」
目の前の景色が一瞬で変わった。
「ここは、どこだ、幻術というやつか」
「ここは、メリクレールのダンジョン『魔の森』の中層で、現実ですよ。
ぼくのスキル『瞬間移動』で来ました。
もう、離してくれていいですよ。」
「そ そうか 空は飛ばないのか」
「帰りは、空も飛びましょうよ。クリスいいでしょ。ペローナさんも飛びたいみたいだし。」
「あ あたしは別に、どうしても空を飛びたいとは、言ってないが、体験するのも悪く無いと思っている。」
「それじゃあ いいかな
ルールは
殺し以外は、何でもあり、降参を除いて勝敗は、審判のぼくの判断で決めます。
二人は、一旦離れてください」
クリスは空に舞い上がって、二人を見下ろした。
上げた右手を振り下ろすと同時に
「始め」と言った。
ララは、矢を連発した。
全ての矢はペローナに向かった。
魔力を消して草むらの中に潜むペローナは、探知スキルが有っても捉えられないだろう。
しかし、ララの矢は全てペローナを補足し、追尾した。
「あたしを、見えていないはずなのに」
飛んで来る矢を捌きながらペローナは呟いた。
(タイマンするか)
魔力隠蔽を止めて、ララを探すとララの姿も、そして魔力も感じない。
(教えてやった技に苦しむとはな ハハハ)
「流水剣弓術 矢の瀑布」
見上げると大量の魔力矢で空は覆われている。
「あ 死んだわ 私」
ペローナは、剣を手から落として、呆然とした。
「勝者 ララ」
クリスが、ララの勝利宣言をすると同時に一切の魔力矢は消えた。
ペローナはヘナヘナとしゃがみこんだ。
「全く~あんなの無しよ~~~」
その時は、口から魂が抜け出たようなペローナだったが、帰りに空を飛んだ時にはキャッキャと子どものようにはしゃいでいた。
クリスとララが、キングミノタウロスの眼帯から得た能力は、魔力視だけではなかった。
『魔眼』
クリスの左目とララの右目には、その力が備わっていた。
『鑑定』『能力のコピー』『魔力譲渡』を可能にしクリスの『時空間』を除く全てのスキルをふたりは共有していた。
受け取った毛布についていた紋章は、魔眼で見ると『ラングレー家の紋章』だとわかった。
「私たちの旅の最初の目的地は、決まったわね。クリス・ラングレー様」
「ララ 止めてよその呼び方は」
そう『鑑定』が出来る様になって、直ぐにララもクリス自身もこの名に気づいていた。
だがクリスは、産まれて間もない頃から孤児として生きてきた。
クリスの出自を明らかにする事は、パンドラの箱を開ける行為に思え、ふたり共そこには触れずにしていたのだ。
「クリスの父親は、生きて居るのよ。名乗るべきよ」
「ぼくは、死んだはずの子なんだ。それにぼくは貴族なんかになりたくないよ。
人の上に立つような人間じゃないよ。
それともう一度今度は本気でぼくを殺そうとしてくるかも知れないし」
「クリスのことを殺せる人なんて居ないわよ。
それに私も居るんだし。
旅先には、いいんじゃない。
一度会って話をしてスッキリして見れば
私たちの結婚も、祝福してもらいたいしね。」
「ララは、楽観的だなぁ
ぼくは聞かなきゃよかった的な話になる気がするけどなぁ~
でも、どちらにしても、白黒つけに行きますか」
「伯爵夫人かぁ」
「えっ」
「ううん なんでもないわ」
☆☆☆☆☆☆
ふたりは、『ママンの宿ルーシー』を引き払って転移でラングレー領近くの森に瞬間移動した。
「馬車で10日の距離が一瞬って、旅してる感が無いわね」
「ここから町へは、空の旅 フライトと行こう」
ふたりは、前回同様手を繋いで空を飛んだ。
ギルドの玄関に降り立ち、中に入った。
前回『隠蔽』の依頼の時に担当してくれた、メラニーの受付に行った。
「メラニーさん こんにちは。
ぼくたちしばらくこの町で活動したいので、登録お願いします。」
ふたりは、ギルドカードを差し出した。
「そうなんだ、なんでまたこの町に」
「メリクレールでは、できることをやり尽くしちゃったからよ、特上ミノも何度か倒したしねークリス」
「特上ミノ?」
「ああ 特上ミノってのは、キングミノタウロスのことです。
ぼくたちの間では、そう呼んでるんですよ。
最後にボス部屋行った時は、自分から宝箱差し出して消えたよねーララ」
「そうそう、特上ミノと二匹の上ミノが、私たちがボス部屋に入ったら、肩寄せ合って、涙目だったわ」
「はぁ? あなたたちが満足するような魔物は、この町付近にもそうは居ないけど、いいの」
「ええ、また退屈したらよそに行きますから。」
「でしょうね」メラニーは、ギルドカードを二人に返した。
「あと、ぼくらが泊まるのいい宿を教えて下さい。できれば庶民的な感じの所で」
その時後から声がした。
「それならあたしが教えてやるよ。」
「ペローナさん!」
「手を繋いで空飛んで来る奴を見たからな。顔見てやろうと来てみりゃ、やっぱりお前らだったな。」
宿へと行く道すがら
「あたしはこれでもSランク冒険者だ。
お前たちは、あたしと戦ったら勝てると思うか」
「私はどうか分からないけど、クリスは勝つでしょうね。」
「では、ララ。ここで一戦どうだ」
「なんかさびれた所に来たと思ったら、そういうことだったんですね。」
「あたしは、バトルジャンキーじゃあ無いが強いヤツを見かけると血が騒いでな。
あたしに勝ったら二人をSランクに推薦してやる。
どうだ悪くない条件だろう。」
「だったら、もっといい場所がありますよ。
ペローナさんぼくに捕まって下さい。」
ララは、いつものようにクリスの腕にしがみついた。ペローナは、訝しながらもクリスの空いた方の腕にしがみつき、尻尾もクリスの腰に回した。
「空を飛ぶのか」
目の前の景色が一瞬で変わった。
「ここは、どこだ、幻術というやつか」
「ここは、メリクレールのダンジョン『魔の森』の中層で、現実ですよ。
ぼくのスキル『瞬間移動』で来ました。
もう、離してくれていいですよ。」
「そ そうか 空は飛ばないのか」
「帰りは、空も飛びましょうよ。クリスいいでしょ。ペローナさんも飛びたいみたいだし。」
「あ あたしは別に、どうしても空を飛びたいとは、言ってないが、体験するのも悪く無いと思っている。」
「それじゃあ いいかな
ルールは
殺し以外は、何でもあり、降参を除いて勝敗は、審判のぼくの判断で決めます。
二人は、一旦離れてください」
クリスは空に舞い上がって、二人を見下ろした。
上げた右手を振り下ろすと同時に
「始め」と言った。
ララは、矢を連発した。
全ての矢はペローナに向かった。
魔力を消して草むらの中に潜むペローナは、探知スキルが有っても捉えられないだろう。
しかし、ララの矢は全てペローナを補足し、追尾した。
「あたしを、見えていないはずなのに」
飛んで来る矢を捌きながらペローナは呟いた。
(タイマンするか)
魔力隠蔽を止めて、ララを探すとララの姿も、そして魔力も感じない。
(教えてやった技に苦しむとはな ハハハ)
「流水剣弓術 矢の瀑布」
見上げると大量の魔力矢で空は覆われている。
「あ 死んだわ 私」
ペローナは、剣を手から落として、呆然とした。
「勝者 ララ」
クリスが、ララの勝利宣言をすると同時に一切の魔力矢は消えた。
ペローナはヘナヘナとしゃがみこんだ。
「全く~あんなの無しよ~~~」
その時は、口から魂が抜け出たようなペローナだったが、帰りに空を飛んだ時にはキャッキャと子どものようにはしゃいでいた。
64
あなたにおすすめの小説
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる