愛犬は、ウサ耳ロリ獣人に転生してチートスキル持ち

烏帽子 博

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第1章 再会

ベス視点 ご主人様

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「悪かったわよ。アナタたちの縄張りだって知らなかったんだから~。直ぐに出てゆくから許してよ。」

「    」

ポコッ

「何とか言いなさいよ。いきなり体当たりとかしないでさぁ」

「    」

ジュー

「あっつー なに?
私に酸液掛けたの?
ちょっと、そっちのアンタ、そこ通してよ」

ポコッ

「もう!全く!何よアンタたち。
いいかげんにしなさいよ。」

ポコッ ポコッ ポコッ
ジュー ジュー ジュー

岩に変身して少し考えた。
コイツら口が聞けないのか、私と話す気がないのか分からないけど、私のことを殺す気でいるのは確かね。

岩の状態で諦めるまで好きに攻撃させても良いけど、どうしようかなぁ~

そう思ってると、比較的体が大きなやつが私を包み込もうとしてきた。

「やだ!気持ち悪!」

変身を解いて思いっきり尖った小石をぶつけてやった。
青いヤツは、ベチャッってなったから吸収してやった。

他の二匹が、ブルブル震えて逃げ出そうとしたので

「アンタたちも同罪よ。一度は、穏便に行こうとしたのに、それを無視しておいて、今更逃げられると思ってるの。バカね」

石礫をぶつけて倒して、吸収してやった。

「パチパチパチ」
「見事だったぜ、ピンクちゃん」

ピンクちゃん?
私のこと?
この人私のこと褒めてくれたのかな。
なんか嬉しいんだけど。
そばに行ってみよう。

「おいおい、俺のことも襲う気かよ。俺はそう簡単にはいかないぜ」

そう言って男は身構えた。

違う違う。
褒めてくれたのが嬉しくて、お礼が言いたかったのに~

あの位簡単よ!
昔ならドヤ顔する所よね。
え~っと どうやるんだっけ。
私、今顔が無いのよね。

そうだ!人形に変形して腰に手を当てて胸を張ってみた。

「プッ アハハハ スライムのドヤ顔、初めて見たよ。
面白い奴だなぁ」

うわ~
また喜んでくれた。
嬉しい嬉しい。
あ~尻尾を振りたい。ブンブンと嬉しいって尻尾を振って見せたい。
そうだ尻尾を作ろう。
つるんとした尻尾モドキしか作れないけど、ブンブン振ってみた。

私の中に撫でてもらいたい衝動がむくむくと湧き上がってきた。

尻尾モドキを振りながら少しずつ人間に近づいてみる。

彼は、警戒しながらも、撫でてくれた。

嬉しい!嬉しい!
撫でて貰えた。
お腹 お腹も撫でて~~


ゴロンと腹を見せるようにピンク回転した。

「ハハハ 犬みたいなヤツだなぁ
お前はスライムだから、ひっくり返ってもおなかにはならないな」

そうだ、小鳥になればお腹擦って貰えるはずだわ。

「へぇ~ 小鳥にも変身できるのか。お前すごいな」

ブルースは、そう言いながら人差し指で小鳥になった私の腹を擦ってくれた。

気持ちよくて薄まぶたを閉じちゃった。



「ごめんよピンクスライムちゃん。そろそろ行かなくちゃ。
元気でな」

そう言ってその人は、撫でるのをやめて歩き始めた。

えっ 待って!
彼の行く先に飛んで、ピンクスライムに戻った。

「お見送りしてくれるのか?ありがとうな」

彼の歩みに合わせて、足の周りで8の字に動いて纏わりついてみる。

「お前、俺の仲間になりたいのか?」


そうよ。
彼のこと大好きになった。
ピョーンピョーンと垂直に高く飛んでみせた。


彼は私のことををじっくり観察している。
ああやって見ると、私のことが何か分かるのかな?


「おいおい。凄いスキル持ちだなぁ~お前は。
俺よりずっとすごいじゃないか。
まじで俺が主人でいいのか。」


私は、またも高くピョーンピョーンと跳ねた。

私は心の中で元の主人の聖人マサトに謝った。

「ごめんなさい聖人。私出会っちゃいました。この人絶対離しちゃいけないって心が訴えかけるの。この人から聖人と同じような感じがするの。
この人に私ついて行きます。」

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