Devil Prince

絢仁

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第3話

子犬

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―1年B組教室―

優奈「はぁ…」
愛美「優奈、大丈夫??」
優奈「大丈夫じゃないよぉ…」

麻倉くんに犬になれと言われてから早1週間

日向「ジュース買ってこい」
日向「5時限目のノート書いといて」
日向「肩凝ったから揉んで」

などなど…
いちいち私を呼び出し雑用を押し付けられた
反論もしていたのだがうまく言いくるめられ1週間も立ってしまった…

優奈「つらぁ…」
隼人「なんであんなヤツのいうことなんか聞くんだよ」
優奈「だってぇ…」

命令されて腹立つけど、その命令をやった後に
笑顔で頭撫でられるのが癖になってしまった

私色々とやばいかも…

すると麻倉くんが私の元へ来た…

日向「橘さん。昼休み屋上に来てもらえる?」
そして耳元で
日向「ついでにジュースも買ってきてね?」
優奈「はい…」
どうしても逆らえない…

昼休み
―屋上―

日向「おせぇぞ駄犬」
優奈「ジュ、ジュース買ってたんだから仕方ないじゃない!」

麻倉くんは私のところに来て顔を近づけてこう言った
日向「ご主人様に口答えすんな」
そしてジュースを取り私の頭を撫でたあと私から離れた

ほんっと…腹立つ…
でも…こんな奴が私は好きなんだ


麻倉くんの方を見ると何かを食べていた

優奈「そ、それって…」
日向「ん?お前も欲しいのか?ドーナツ」
ミ〇タードーナツの限定商品…
ラズベリーチョコドーナツ!

優奈「それ、私食べたかったやつ…」
今にもヨダレがたれそうな程その限定商品をガン見した
すると麻倉くんは軽く笑い
日向「そうか、じゃ…」
ドーナツを持ってる手と逆の手を出した
優奈「へ?」
日向「分からないのか?お手だよ」

お、お手?

優奈「な、なんで私がそんなっ…」
日向「しないなら俺ひとりで食っちゃおー」

気がついたら私はお手をしていた…

日向「ぷっ…ほんとにしたよ笑」
麻倉くんは吹き出し私の口元にちぎったドーナツを近づけた
日向「はい。御褒美のドーナツ」
恥ずかしさのあまり顔が熱くなるのを感じながら差し出されたドーナツを食べた

甘酸っぱかった

本当に…悔しい…

キーンコーンカーンコーン
昼休みが終わるチャイムがなった
麻倉くんは立ち上がり屋上のドアに向かった
すると振り返り
日向「じゃあ5時限目と6時限目のノートお願いね?子犬ちゃん」
ニコッと笑い屋上から姿を消した


放課後
―下駄箱―
隼人「優奈また明日なー」
愛美「気をつけて帰るんだよー」
優奈「はーい!また明日ね!」
無事1日も終わり下駄箱を開けると紙が入っていた
優奈「なにこれ?」
紙を開いてみると

橘さんへ

いきなり手紙ごめんね
放課後時間あれば屋上に来てください
待っています

                                                Mより

優奈「なにこれ…」
もしかして…
とりあえず行ってみよう

こんなこと初めてだから緊張するなぁ

屋上に向かってる途中麻倉くんとすれ違った

日向「あ、橘さん一緒に…」
優奈「ごめん!私用事あるから!」

そう言って私は早歩きで向かった


日向「駄犬のくせに…」
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