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1章2節 狩人の目覚め
3-5,6 (34,35話)
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事件が解決したころ、警察と魔探偵は犯人と悪魔を確保。
それぞれの聴取を聞くこととなった。
けがをしていた2人はまだ深い眠りの中。
見たところけがをしているような気配は見当たらない。
一体シンは何をしたのだろうか。
「ご苦労だった、シン」
そう言い残して清一郎は事務所に戻って行った。
魔道は特殊な魔導書によって封印され、聴取の時に解放することになっている。
実はあの後の出来事。
警察と魔探偵が合流し、現場に駆けつけたのだ。
清一郎は特殊な武器で魔道を追い詰め、魔導書に捕獲。
警察は一斉に犯人を押さえ確保となった。
その時2人は深い眠りについていた。
どのようにして2人は犯人を問い詰めていったのだろうか。
銃も手にしていない警官2人がどんなことをしたのかはシンにしか知らない。
でも、いち早く気づいたのは清一郎だった。
シンの赤い目に気づいたらしく、すぐに替えの物を用意した。
それはコンタクトレンズ。
赤い目を隠していたのはコンタクトレンズだったのだ。
危険を察知したシンはコンタクトレンズを外して対応したのだと思っていた。
おそらく2人はシンの何らかのことをして、犯人を問い詰めたのだろう。
シンは替えのコンタクトレンズをして赤い目を隠した。
だが、時すでに遅し。
他の警察官が赤い目を見ておびえていた。
人間の目ではないことを知ってしまった瞬間。
「この2人はこっちで預かるから。心配しなくていいよ。意識が戻ったら帰すから」
そう言って警察官を横切ってにぎやかな街の中に消えていった。
2人は魔探偵が回収。
回復次第警察庁に戻す条件を出して車で事務所に戻って行った。
その後、警察の調べで犯人は妻の控訴が棄却されて、腹が立ってやったと容疑を認めた。
犯人は警察庁を退職、その他の警官には殉職処分もしくは3か月の謹慎にされたという。
証拠隠滅をした上司は3か月の謹慎で免れたようだ。
これで連続殺人は幕を下ろした。
でも、どのようにしてやったのかはまだわからないままだった。
犯人の供述では見えない何かに押しつぶされそうな殺気を感じたと供述。
これだけでは何のことかわからない。
それはあの魔探偵にしか知らない話だから。
一方の魔道の方は憎むような気配を感じ、その犯人の所に行って憑りついた。
話を聞いて気にいったのか殺人の話まで持ち出した。
その結果がこのザマ。
もともと持ち込んだのは魔道のほう。
でも、やったのは犯人。
一緒にやれと誘われやったと供述している。
これは犯罪に手を染めたの同然なのだから裁きを下す以外にない。
事務所には刑務所のような場所もあるが、そこに入るには大罪を犯すしかない。
大罪を犯している以上この魔道は刑務所に送るしかない。
清一郎は魔導書に封印をし、鎖をかけてある場所まで持っていった。
それから2日経った頃。西崎と岩城はまだ目が覚めない。
事件の後遺症が残ったのだろうか。
起きる気配が一向にない。
事務所の医務室に眠ったまま。
ピクリともしない。
いい加減に起きてもらいたいと思ったシンは自室に戻ろうとしていた時だった。
うめく声が聞こえ、振り向いた。
どこかで聞いたこの声。
奥の方が動いている。
そこにいるのは岩城の方だった。
真っ先に岩城の方に向かうと、ゆっくりと目を開けていた。
近くにあるイスに座って岩城の体調を確認する。
「やっと起きた?」
「ここはどこなんですか?」
「魔探偵の医務室。あんたのバディもそこに寝てるよ」
ゆっくりと横を振り返った。
西崎の姿がそこにはあった。
しかし、なぜここにいるのだろうか。
そのことを思い出すことは早かった。
「犯人!犯人はどないなったんですか?」
「捕まったよ、警察の人にね」
一安心したように肩を落とす岩城。
でも、どうやって犯人を追い詰めていたのだろうか。
なかなか思い出せない。
でも、このことは思い出した。
太ももの部分に銃を撃たれて、そのあとに何発も撃たれていたのを。
傷はないかどうかをくまなく調べた。
しかし、該当するような傷はどこにもなかった。
夢でも見ているのかと頬をつねるが、現実だとわかると安堵した。
「うっ・・・」
「西崎警視!」
ゆっくりと目を開けた。
2日ぶりの日の光。
まぶしそうな顔になって起きた。
「岩城・・・。そうか、俺は死んで・・・。えっ!?」
慌てて撃たれた箇所があるかどうか、体をくまなく調べた。
何もない。西崎にも傷1つ発見されることはなかった。
しかし、左腕には変なマークが浮かんでいた。
円形に真ん中がひし形。魂が飛んでいるようなマークが。
「これ・・・なんだ?」
西崎のマークを見てすかさず探した岩城。
どこか変わった場所はないだろうかとくまなく探す。
1つだけ変な場所があった。
西崎とは反対の右手に同じマーク。
このマークは一体何なのだろうか。
西崎はこのマークの事をシンに聞いてみた。
すると、意外な答えが返ってきた。
「それは契約紋章だよ」
「契約・・・紋章?」
契約なんてどこでしたのだろうか。
まったく覚えていない。
心当たりはあったが、まさかとは思っていた。
あの赤い目。あれが2人を助けたのだと。
そんなわけがないと思っていたのだが、改めてシンに確認をしてみた。
契約紋章のことについても。
「人間同士や悪魔と契りを交わす紋章さ。何かの目的で契約を交わしたのちの証みたいなものさ。あんたたちは今それが命の代わりになるってこと」
「命の代わり・・・」
でも、これが命の代わりというのなら誰が2人と契約を結んだのだろうか。
一度死んだ人間が今ここにいる。
じゃあ、誰が2人を蘇生したのだろうか。
「ならこれ誰がやったんです?僕が覚えてるのはあの赤い目だけで・・・」
シンは下を向いて何かをし始めた。
手にしているのはコンタクトレンズ。
前を向くと、左目には赤い目。
2人は驚愕していた。
まさか、2人を契約したのはこのシンだったことなど知らなかったのだから。
「お前・・・それ・・・」
「そうだよ。2人を契約させたのは俺だから」
それぞれの聴取を聞くこととなった。
けがをしていた2人はまだ深い眠りの中。
見たところけがをしているような気配は見当たらない。
一体シンは何をしたのだろうか。
「ご苦労だった、シン」
そう言い残して清一郎は事務所に戻って行った。
魔道は特殊な魔導書によって封印され、聴取の時に解放することになっている。
実はあの後の出来事。
警察と魔探偵が合流し、現場に駆けつけたのだ。
清一郎は特殊な武器で魔道を追い詰め、魔導書に捕獲。
警察は一斉に犯人を押さえ確保となった。
その時2人は深い眠りについていた。
どのようにして2人は犯人を問い詰めていったのだろうか。
銃も手にしていない警官2人がどんなことをしたのかはシンにしか知らない。
でも、いち早く気づいたのは清一郎だった。
シンの赤い目に気づいたらしく、すぐに替えの物を用意した。
それはコンタクトレンズ。
赤い目を隠していたのはコンタクトレンズだったのだ。
危険を察知したシンはコンタクトレンズを外して対応したのだと思っていた。
おそらく2人はシンの何らかのことをして、犯人を問い詰めたのだろう。
シンは替えのコンタクトレンズをして赤い目を隠した。
だが、時すでに遅し。
他の警察官が赤い目を見ておびえていた。
人間の目ではないことを知ってしまった瞬間。
「この2人はこっちで預かるから。心配しなくていいよ。意識が戻ったら帰すから」
そう言って警察官を横切ってにぎやかな街の中に消えていった。
2人は魔探偵が回収。
回復次第警察庁に戻す条件を出して車で事務所に戻って行った。
その後、警察の調べで犯人は妻の控訴が棄却されて、腹が立ってやったと容疑を認めた。
犯人は警察庁を退職、その他の警官には殉職処分もしくは3か月の謹慎にされたという。
証拠隠滅をした上司は3か月の謹慎で免れたようだ。
これで連続殺人は幕を下ろした。
でも、どのようにしてやったのかはまだわからないままだった。
犯人の供述では見えない何かに押しつぶされそうな殺気を感じたと供述。
これだけでは何のことかわからない。
それはあの魔探偵にしか知らない話だから。
一方の魔道の方は憎むような気配を感じ、その犯人の所に行って憑りついた。
話を聞いて気にいったのか殺人の話まで持ち出した。
その結果がこのザマ。
もともと持ち込んだのは魔道のほう。
でも、やったのは犯人。
一緒にやれと誘われやったと供述している。
これは犯罪に手を染めたの同然なのだから裁きを下す以外にない。
事務所には刑務所のような場所もあるが、そこに入るには大罪を犯すしかない。
大罪を犯している以上この魔道は刑務所に送るしかない。
清一郎は魔導書に封印をし、鎖をかけてある場所まで持っていった。
それから2日経った頃。西崎と岩城はまだ目が覚めない。
事件の後遺症が残ったのだろうか。
起きる気配が一向にない。
事務所の医務室に眠ったまま。
ピクリともしない。
いい加減に起きてもらいたいと思ったシンは自室に戻ろうとしていた時だった。
うめく声が聞こえ、振り向いた。
どこかで聞いたこの声。
奥の方が動いている。
そこにいるのは岩城の方だった。
真っ先に岩城の方に向かうと、ゆっくりと目を開けていた。
近くにあるイスに座って岩城の体調を確認する。
「やっと起きた?」
「ここはどこなんですか?」
「魔探偵の医務室。あんたのバディもそこに寝てるよ」
ゆっくりと横を振り返った。
西崎の姿がそこにはあった。
しかし、なぜここにいるのだろうか。
そのことを思い出すことは早かった。
「犯人!犯人はどないなったんですか?」
「捕まったよ、警察の人にね」
一安心したように肩を落とす岩城。
でも、どうやって犯人を追い詰めていたのだろうか。
なかなか思い出せない。
でも、このことは思い出した。
太ももの部分に銃を撃たれて、そのあとに何発も撃たれていたのを。
傷はないかどうかをくまなく調べた。
しかし、該当するような傷はどこにもなかった。
夢でも見ているのかと頬をつねるが、現実だとわかると安堵した。
「うっ・・・」
「西崎警視!」
ゆっくりと目を開けた。
2日ぶりの日の光。
まぶしそうな顔になって起きた。
「岩城・・・。そうか、俺は死んで・・・。えっ!?」
慌てて撃たれた箇所があるかどうか、体をくまなく調べた。
何もない。西崎にも傷1つ発見されることはなかった。
しかし、左腕には変なマークが浮かんでいた。
円形に真ん中がひし形。魂が飛んでいるようなマークが。
「これ・・・なんだ?」
西崎のマークを見てすかさず探した岩城。
どこか変わった場所はないだろうかとくまなく探す。
1つだけ変な場所があった。
西崎とは反対の右手に同じマーク。
このマークは一体何なのだろうか。
西崎はこのマークの事をシンに聞いてみた。
すると、意外な答えが返ってきた。
「それは契約紋章だよ」
「契約・・・紋章?」
契約なんてどこでしたのだろうか。
まったく覚えていない。
心当たりはあったが、まさかとは思っていた。
あの赤い目。あれが2人を助けたのだと。
そんなわけがないと思っていたのだが、改めてシンに確認をしてみた。
契約紋章のことについても。
「人間同士や悪魔と契りを交わす紋章さ。何かの目的で契約を交わしたのちの証みたいなものさ。あんたたちは今それが命の代わりになるってこと」
「命の代わり・・・」
でも、これが命の代わりというのなら誰が2人と契約を結んだのだろうか。
一度死んだ人間が今ここにいる。
じゃあ、誰が2人を蘇生したのだろうか。
「ならこれ誰がやったんです?僕が覚えてるのはあの赤い目だけで・・・」
シンは下を向いて何かをし始めた。
手にしているのはコンタクトレンズ。
前を向くと、左目には赤い目。
2人は驚愕していた。
まさか、2人を契約したのはこのシンだったことなど知らなかったのだから。
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