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1章3節 欲まみれの浸食
3-2 (61話)
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シンを送り届けた2人は警察庁に戻り、ひと段落をしようとしていた。
ため息交じりの西崎はイスに座ってうなだれた。
岩城は相変わらずの冷静さでイスに座って資料を机に広げた。
「んたっくよぉ・・・あいつはどんな神経してんだってんだ。俺たちをタクシー代わりに使いやがって。悪いとも思っちゃいねぇじゃねーか。親をぶん殴りたい気分になってくる」
「まぁまぁ・・・助けてもらった恩もあるんですし少しは耐えてもええんちゃいます?」
「耐えに耐えてるっての!俺は毎回熊扱いっておかしくないか!お前に至っては何にも言われてないじゃねーか!この差がめちゃくちゃなんだよ!」
日頃の鬱憤を晴らす西崎をなだめる岩城。
恩は恩で返す主義の人間にとってはかなりの不満だったのだろう。
仕事に手がつかないくらいの怒りがこみ上げる。
そんな時、岩城の電話が鳴った。
電話の相手はシンだった。
何かの用があって電話をしてきたのだろうか。
岩城は電話をスピーカーの状態にした。
「ちゃんと仕事してます?もしかして、冬眠してるんじゃないでしょうね?それともサルみたいに働いてます?日頃の鬱憤たまり過ぎて仕事放棄までしないでくださいよ」
サルって何だ。
熊の次はサルという扱いか。
しかも、仕事放棄とはなんだ。
どこからそのイメージが出てくるんだ。
西崎は岩城の電話を取り上げて大声で叫んだ。
「冬眠なんかしてねーよ!それにサルって何だ!霊長類の祖先みたいに言うんじゃねぇ!」
「それだけ口が動いているんなら大丈夫そうですね」
悪口で大丈夫か確かめるなんてちょっと頭の悪い子供としか思えなくなってくる。
それでも事件を解決してくれるぐらいならこんな悪口なんて安いものだ。
西崎は岩城の席に電話を置いた。
「で、要件は何だ?またつまらんことに使う・・・」
「岩城さんに用があるんです」
西崎にではなく岩城に用があるなんて一体何だろうか。
岩城はシンの話に耳を傾けた。
なんでもある事件も調べてほしいということだった。
あの事件と今回の事件に関連するのだろうか。
西崎はシンに聞いてみた。
何やら引っかかることがあったらしく調べて欲しいということで電話をしたそうだ。
岩城はメモをとって確認をした。
分かり次第電話か直接事務所にまで来てほしいと言って電話を切った。
シンの言っていた事件を調べて欲しいなんて何かあるに違いないと思っていた。
そして、マスターの言葉も引っかかっていた。
本当にこの事件が解決するのだろうか。
西崎には不安しかなかった。
この方法で解決するのかどうか。
本来の事件からそれていっているのに何か関係があるのだろうか。
2人は何やら胸騒ぎがしていた。
本当の敵が誰なのかを模索するように。
ため息交じりの西崎はイスに座ってうなだれた。
岩城は相変わらずの冷静さでイスに座って資料を机に広げた。
「んたっくよぉ・・・あいつはどんな神経してんだってんだ。俺たちをタクシー代わりに使いやがって。悪いとも思っちゃいねぇじゃねーか。親をぶん殴りたい気分になってくる」
「まぁまぁ・・・助けてもらった恩もあるんですし少しは耐えてもええんちゃいます?」
「耐えに耐えてるっての!俺は毎回熊扱いっておかしくないか!お前に至っては何にも言われてないじゃねーか!この差がめちゃくちゃなんだよ!」
日頃の鬱憤を晴らす西崎をなだめる岩城。
恩は恩で返す主義の人間にとってはかなりの不満だったのだろう。
仕事に手がつかないくらいの怒りがこみ上げる。
そんな時、岩城の電話が鳴った。
電話の相手はシンだった。
何かの用があって電話をしてきたのだろうか。
岩城は電話をスピーカーの状態にした。
「ちゃんと仕事してます?もしかして、冬眠してるんじゃないでしょうね?それともサルみたいに働いてます?日頃の鬱憤たまり過ぎて仕事放棄までしないでくださいよ」
サルって何だ。
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しかも、仕事放棄とはなんだ。
どこからそのイメージが出てくるんだ。
西崎は岩城の電話を取り上げて大声で叫んだ。
「冬眠なんかしてねーよ!それにサルって何だ!霊長類の祖先みたいに言うんじゃねぇ!」
「それだけ口が動いているんなら大丈夫そうですね」
悪口で大丈夫か確かめるなんてちょっと頭の悪い子供としか思えなくなってくる。
それでも事件を解決してくれるぐらいならこんな悪口なんて安いものだ。
西崎は岩城の席に電話を置いた。
「で、要件は何だ?またつまらんことに使う・・・」
「岩城さんに用があるんです」
西崎にではなく岩城に用があるなんて一体何だろうか。
岩城はシンの話に耳を傾けた。
なんでもある事件も調べてほしいということだった。
あの事件と今回の事件に関連するのだろうか。
西崎はシンに聞いてみた。
何やら引っかかることがあったらしく調べて欲しいということで電話をしたそうだ。
岩城はメモをとって確認をした。
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そして、マスターの言葉も引っかかっていた。
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西崎には不安しかなかった。
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2人は何やら胸騒ぎがしていた。
本当の敵が誰なのかを模索するように。
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