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1章4節 幸せの居場所
2-1 (87話)
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警察署特別魔道対策室に戻ってきた2人。
1日調査も体にしみてくる。
わからないことだらけで苦労している人間。
1日災難にあった人間。
疲れ果てた2人は机から1歩も離れることはなかった。
「頭が痛てぇ・・・」
「体全体痛いわ・・・」
動く気にもならない。
1日視察なんて聞いたことがない。
わからない単語やら不審死やら。
整理がつかない。
それだけで済むならそれでいいかもしれない。
2人を送っていくだけでも体力がいるなんていつ以来になるのだろうか。
動きたくなくなるくらいの体力を使うなんて。
頭を使い、体を使い、足を使う。
警察もだてじゃないことを知る。
知識だけじゃなにもならないことを。
そんな世の中にいるのだと痛感する。
「なぁ、岩城。後でいいから介護用語教えてくれね?ちょっと勉強するわ。あいつになめられたら俺のメンツがつぶれる」
「やったら僕もお願いしたいんですけど、体全体に湿布貼ってくれません?だいぶ痛いんですよ。節々痛くて困ってるんですわ」
お互いの願いが成立すると、そこから沈黙の数時間が始まった。
1分1秒が静かすぎて何が出てくるのかわからない。
逆に静かすぎて違和感を覚える。
それだけ2人は疲れているのだ。
話す気力もないくらいに。
今は体力を回復するしかない。
少しでも体が持つようにしなければいけない。
どんなことがあってもいいように。
「動くか・・・岩城、湿布貼ってやるからどこが痛いか言えよ。足と腕は自分でやるんだな」
西崎はゆっくりと席を立ち、救急箱を持って岩城のところへ向かった。
ワイシャツを上に上げて肩甲骨に2枚、背中に2枚湿布を貼った。
残った湿布は岩城の机に置いて救急箱を片付けた。
岩城の机に置いてあった人形が倒れているのを見つけると、数体を立てておいた。
「岩城、介護の本どこにあるんだ?」
「僕の机の引き出しにあります。上から2つ目の引き出しの中に。それと・・・湿布ありがとうございます・・・」
そう言って深い眠りに入ってしまった。
腕にも足にも湿布を貼らずに。
優しそうな顔で岩城の眠りを見届けた西崎は上から2段目の引き出しを開けて本を取り出した。
分厚い介護の本。
付箋紙がいくつも貼られている。
岩城もそんなこんなで介護のことを勉強をしていることを知った。
頑張りを見せて成果を出そうとしている姿に少しだけ誇らしいと思ってしまった。
あの時の怯えた顔はどこにもないようにも見える。
だけど、まだまだ未熟なところもある。
それを埋めていくのも西崎の仕事。
上司と部下の関係。
いつまで続くかわからない。
そんな束の間の夜を2人は過ごしていた。
1日調査も体にしみてくる。
わからないことだらけで苦労している人間。
1日災難にあった人間。
疲れ果てた2人は机から1歩も離れることはなかった。
「頭が痛てぇ・・・」
「体全体痛いわ・・・」
動く気にもならない。
1日視察なんて聞いたことがない。
わからない単語やら不審死やら。
整理がつかない。
それだけで済むならそれでいいかもしれない。
2人を送っていくだけでも体力がいるなんていつ以来になるのだろうか。
動きたくなくなるくらいの体力を使うなんて。
頭を使い、体を使い、足を使う。
警察もだてじゃないことを知る。
知識だけじゃなにもならないことを。
そんな世の中にいるのだと痛感する。
「なぁ、岩城。後でいいから介護用語教えてくれね?ちょっと勉強するわ。あいつになめられたら俺のメンツがつぶれる」
「やったら僕もお願いしたいんですけど、体全体に湿布貼ってくれません?だいぶ痛いんですよ。節々痛くて困ってるんですわ」
お互いの願いが成立すると、そこから沈黙の数時間が始まった。
1分1秒が静かすぎて何が出てくるのかわからない。
逆に静かすぎて違和感を覚える。
それだけ2人は疲れているのだ。
話す気力もないくらいに。
今は体力を回復するしかない。
少しでも体が持つようにしなければいけない。
どんなことがあってもいいように。
「動くか・・・岩城、湿布貼ってやるからどこが痛いか言えよ。足と腕は自分でやるんだな」
西崎はゆっくりと席を立ち、救急箱を持って岩城のところへ向かった。
ワイシャツを上に上げて肩甲骨に2枚、背中に2枚湿布を貼った。
残った湿布は岩城の机に置いて救急箱を片付けた。
岩城の机に置いてあった人形が倒れているのを見つけると、数体を立てておいた。
「岩城、介護の本どこにあるんだ?」
「僕の机の引き出しにあります。上から2つ目の引き出しの中に。それと・・・湿布ありがとうございます・・・」
そう言って深い眠りに入ってしまった。
腕にも足にも湿布を貼らずに。
優しそうな顔で岩城の眠りを見届けた西崎は上から2段目の引き出しを開けて本を取り出した。
分厚い介護の本。
付箋紙がいくつも貼られている。
岩城もそんなこんなで介護のことを勉強をしていることを知った。
頑張りを見せて成果を出そうとしている姿に少しだけ誇らしいと思ってしまった。
あの時の怯えた顔はどこにもないようにも見える。
だけど、まだまだ未熟なところもある。
それを埋めていくのも西崎の仕事。
上司と部下の関係。
いつまで続くかわからない。
そんな束の間の夜を2人は過ごしていた。
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