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再び美優の訪問
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ある休日の午後。
博史と愛がいつものように部屋でのんびり過ごしていると、インターホンが鳴った。
「…誰だ?」
「え、ちょっと待って。アポなしは…」
愛(博史の体)はモニターを確認する。
そこに映っていたのは、愛の親友――美優だった。
「うわ、やばい!」
博史(愛の体)は立ち上がってウロウロし始める。
「どうする?まだ入れ替わったままだぞ!」
「とにかく、落ち着いて!」
愛が深呼吸する。
「私が対応する…いや、ヒロくんが愛として出ないとまずいのか…?」
二人はバタバタしながら、それでも美優が不審に思わないようにと、慌ててドアを開けた。
---
「やっほー、愛ちゃん!」
満面の笑みで美優が入ってくる。
「急にごめんね!近くまで来たから、顔出そうと思って!」
「う、うん…びっくりしたよ…」
博史(愛の体)はぎこちない笑顔を作る。
「…あれ?」
美優がふと首を傾げる。
「なんか、今日の愛ちゃん…声が違わない?」
「えっ!?そ、そんなことないよ!」
思わず博史の声がワントーン低くなり、愛が咳払いをしてごまかした。
「ちょっと風邪気味でさ…喉がね!」
「ああ、そっか~」
美優はにこっと笑ったけど、目が鋭い。
「…ヒロくんもなんか変だよね?」
「へ!?お、俺は…いつも通りだよ?」
愛(博史の体)は、声のトーンに気をつけながら答えたが、微妙に違和感がある。
---
リビングに座ってからも、美優の視線は妙に厳しかった。
「ねえ、最近…二人、何かあった?」
「な、なんにも…」
「ふーん…」
じっと愛(博史の体)の顔を見る美優。
「愛ちゃん、その座り方…すごい男っぽいよ?」
「えっ!?」
気づけば、足を広げて肘を膝に乗せるという、完全に男の座り方をしていた。
博史(愛の体)は慌てて脚をそろえ、両手を膝に乗せる。
「し、姿勢よくしないとね!最近姿勢矯正とか気にしてるの!」
「へぇ~…」
美優はじっと見ている。
---
そのとき、赤いポーチがテーブルに置いてあるのを美優が見つけた。
「…これ、愛ちゃんのポーチ?」
「そ、そうだよ!」
「じゃあ、中見せて?」
「え!?」
「なんか…気になるじゃん!女子力チェック!」
美優のノリは軽いが、視線は探るようだ。
「……」
博史は(このポーチの中、俺の用意したものじゃないよな…?)と冷や汗をかきながら、必死に考えた。
その瞬間、愛(博史の体)が割って入った。
「だ、だめ!それは…その、秘密のアイテムが…」
「秘密?」
「ひ、ヒロくんとの…夜の秘密グッズが…」
「……」
美優は顔を赤らめて、
「そ、そういうことなら、聞かなかったことにする!!」
と、急にソファに深く座り直した。
---
なんとかその場は切り抜けたが、美優は最後まで不審な目を向けていた。
「絶対、なんか隠してるよね~」
「な、何もないってば!」
ドアを閉めてから、二人はその場に崩れ落ちた。
「…心臓止まるかと思った…」
「美優、鋭すぎる…次はもっと気をつけよう」
---
そしてまた、新たな秘密を守るためのドタバタが始まるのだった。
博史と愛がいつものように部屋でのんびり過ごしていると、インターホンが鳴った。
「…誰だ?」
「え、ちょっと待って。アポなしは…」
愛(博史の体)はモニターを確認する。
そこに映っていたのは、愛の親友――美優だった。
「うわ、やばい!」
博史(愛の体)は立ち上がってウロウロし始める。
「どうする?まだ入れ替わったままだぞ!」
「とにかく、落ち着いて!」
愛が深呼吸する。
「私が対応する…いや、ヒロくんが愛として出ないとまずいのか…?」
二人はバタバタしながら、それでも美優が不審に思わないようにと、慌ててドアを開けた。
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「やっほー、愛ちゃん!」
満面の笑みで美優が入ってくる。
「急にごめんね!近くまで来たから、顔出そうと思って!」
「う、うん…びっくりしたよ…」
博史(愛の体)はぎこちない笑顔を作る。
「…あれ?」
美優がふと首を傾げる。
「なんか、今日の愛ちゃん…声が違わない?」
「えっ!?そ、そんなことないよ!」
思わず博史の声がワントーン低くなり、愛が咳払いをしてごまかした。
「ちょっと風邪気味でさ…喉がね!」
「ああ、そっか~」
美優はにこっと笑ったけど、目が鋭い。
「…ヒロくんもなんか変だよね?」
「へ!?お、俺は…いつも通りだよ?」
愛(博史の体)は、声のトーンに気をつけながら答えたが、微妙に違和感がある。
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リビングに座ってからも、美優の視線は妙に厳しかった。
「ねえ、最近…二人、何かあった?」
「な、なんにも…」
「ふーん…」
じっと愛(博史の体)の顔を見る美優。
「愛ちゃん、その座り方…すごい男っぽいよ?」
「えっ!?」
気づけば、足を広げて肘を膝に乗せるという、完全に男の座り方をしていた。
博史(愛の体)は慌てて脚をそろえ、両手を膝に乗せる。
「し、姿勢よくしないとね!最近姿勢矯正とか気にしてるの!」
「へぇ~…」
美優はじっと見ている。
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そのとき、赤いポーチがテーブルに置いてあるのを美優が見つけた。
「…これ、愛ちゃんのポーチ?」
「そ、そうだよ!」
「じゃあ、中見せて?」
「え!?」
「なんか…気になるじゃん!女子力チェック!」
美優のノリは軽いが、視線は探るようだ。
「……」
博史は(このポーチの中、俺の用意したものじゃないよな…?)と冷や汗をかきながら、必死に考えた。
その瞬間、愛(博史の体)が割って入った。
「だ、だめ!それは…その、秘密のアイテムが…」
「秘密?」
「ひ、ヒロくんとの…夜の秘密グッズが…」
「……」
美優は顔を赤らめて、
「そ、そういうことなら、聞かなかったことにする!!」
と、急にソファに深く座り直した。
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なんとかその場は切り抜けたが、美優は最後まで不審な目を向けていた。
「絶対、なんか隠してるよね~」
「な、何もないってば!」
ドアを閉めてから、二人はその場に崩れ落ちた。
「…心臓止まるかと思った…」
「美優、鋭すぎる…次はもっと気をつけよう」
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そしてまた、新たな秘密を守るためのドタバタが始まるのだった。
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